2017年06月14日

打ち込み始めた長男

「長男と全然話してないなぁ」って旦那が私に言うので、長男に「全然話してない」って父さんが言ってますと私から伝えました。
自分から電話でもラインでもしてみたらいいのに、わざわざ私を間に挟んで言わせる。親父の威厳とか、そういったものでしょうかね?
で、長男がビデオコールしてきました。
一通りの前置きトークの後、無言でカメラに向けて差し出した長男の両手の平
全ての指の付け根の皮がむけてベロベロになっている。
「わ〜」とこちらで画面を見ていた親子三人が思わずハモったら、自信ありげに「デッドリフトでね、ふふっ」と。
デッドリフトとは、多分重いバーベルを持ち上げたり下ろしたりする動作のことだと思われます。
長男は本当は美しい筋肉を作り上げるボディービルをやりたいわけですが、大学のウエイト部がパワー系なため、まぁ一回くらいそういう大会にも出てみようかってことで、どんどん重いのを持ち上げていこうと頑張っているようなのです。
まぁ「へ〜〜」てまたこっち3人はハモりました。

電話をきった頃に次男もやってきて「兄ちゃん何だって?」って言うから「こうこうで手の皮が剥けてもやってるみたいよ」って話したら、次男が「良かったねぇ」と。
「ねぇ〜」ってまた3人ハモって、今日はすごい息が合ってて怖いんだけど。
そんな風に何かに打ち込んだことのない人です。
危ないことには近づかず、辛くなったら逃げ、無理も努力もしない。
また、そんなチャンスにも恵まれない人生でした。
その長男が、痛くても辛くても負けずに頑張れることを見つけ、そしてそれを一緒にやれる仲間に出会えたこと、これはもう本当に喜ばしいことで。
私には、この時点でもう家を出て行った目的が果たせたような気さえする。
弟も妹も兄のことを母と同じような目線で見ていたから、兄の手がベロベロで超痛そうなのに「良かったねぇ」なんてコメントになるんだろうと思います。
ただ学校は、無理しないで結構休んでるみたい・・・



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2017年05月10日

5月病になったときのために

連休で長男が帰省して来ました。
もう何度か行き来した覚えのある道順であろうに、やっぱり緊張して新幹線の時間の3時間ほど前に東京駅に到着してしまったそうです。
「暇で困ったよ〜」と言いながらも、家族用のお土産と妹には大好きなトトロのぬいぐるみを選んでくれていました。
一人で食べる食事はやはり味気ないのか、こちらにいる頃には自分で考えて色々なもの作って食べていたのに、今はただ豚か鶏肉を焼いて食べるだけだと3キロやせていました。
でも、ウエイトトレーニング部に入部したことで、家でやっていた時とはまた違う筋肉の発達の仕方をしていて、下半身はやたらごつくなっている。
都会に出て行くのだからと、何着か買い揃えてやったちょっとお高いパンツ類はもう入らないのか?似合わないのか?ジャージしかはかない人になっていた。
でもおしゃれジャージってその辺のジーパンとかよりも高くつくでしょ?まいったな。

「気負って行ったけど、案外大丈夫だった」と自信気に言い、「まだ一回しか休んでいない!」とも。
はぁ〜やっぱりもうすでに一回休んでんのかと思う一方、まぁこの人にしては頑張ってるほうなのかなとも思える。
「洗濯がなかなかできない」のが困りごとだそうで、文系学部は授業少なくて時間があるって言ってたのになんでかなと思ったら、「朝7時から洗濯機回すのはやっぱり面倒で」という。
私が朝にしか洗濯しないから、それをずっと見てきた長男は洗濯は朝しかしちゃいけないと思い込んでいたってのがおかしくて。
「時間空いてるときに何時でも洗っていいんよ、そのために部屋干しのポールも買ってあげたのに」って教えてやったら唖然としてた。
そんなことも、一つ一つ一一人暮らしをしなければわからなかった勉強だよね〜って笑った。
朝起きれば朝ごはんがあって、服は洗濯籠に放り込めば綺麗になって返ってきて、それを全部自分でやらなければならないってことはわかって行った筈だけど、簡単に出来ると思っていたことがけっこう大変なようで、そういう話を聞くとやっぱり一人暮らしはさせるもんだなぁって。

「勉強をするために行ったのだから」とやる気のなっかたバイトも、「仲良くなった友達と海外旅行をする話をしているからお金を貯める」と意欲的になっていたり、「何も持たないまま就職活動するのは怖いから」と授業とは別に資格を取る講習に出てみたり、自分の考えをしっかりと持って成長してくれているようです。
がんばれ。

地元の友人たちとも何度か会い、美味しいものもいっぱい食べて充実したゴールデンウイークを過ごして、今の自分の生活の場へと帰って行きました。
駅まで送っていく車の中「4月は気を張ってたじゃろ?ここで岡山に帰って気持ちが緩んで。」
「こっからが長男の正念場だと思うよ」と伝え「高校に入ったときも5月がきつかったよなぁ、またあんな風に気持ちが落ち込むことがあると思う。その時には『あぁこれは5月病だ』と思いなさいよ、5月病は6月になったら治るって経験者なんだから、わかってるよね?」って暗示にかけてやりました。
ほかの人の5月病は6月に治るのかどうか知りませんが、長男のは前治ったからね。
おとなしく「そうだね」と母の言葉を聞き入れていましたよ。





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2017年04月24日

好スタート

長男から届いた入学式の写真
そこには地元の幼馴染たちといる時と変わらない笑顔で、新しく出会ったばかりの友人4人と共にポーズをとっている長男がいた。
妹がそれを見て「ほっとするわ」と。
全く同感です。
とにかく、勉強よりも自炊よりも何よりも頑張って欲しいと願っていた友達作り
落ちましたが推薦で受けた大学は、上品というかお洒落というかまぁそんな感じで、田舎育ちの長男では気後れしていまい中々馴染めないのでは?という雰囲気であったので、合格できなくてちょうど良かったなと。
本人は一般入試でもそこを狙おうとしましたが、母は第二志望であった今の大学のほうを強く推しました。
都会なのに何となく岡山と似ている街の感じが暮らしやすいように思えたし、入学式より前に行われる学生たちに友達を作らせるために計画されたイベントにものすごく魅力を感じたからです。
そりゃぁ名前の通った大学に行くほうが就職だとか、その後の人生だとかには有利なのかもしれません。
でも、長男の場合はとにかく毎日学校に通うこと、無事に卒業することが最大の目標
入れたって出られない大学ではしょうがない。

今のところ、大学選びは成功であったようです。
学校側の思惑どうりイベントで出来た最初の友人との関係のおかげで、ほかの人にもす〜と話しかけることができる自信がつきました。
誰でも笑う鉄板ネタとなってしまった『大学まで徒歩2分』であることも、本人はとても気楽だそうで。
朝勉強しに行って、家かえって昼食べてまた夕方から部活しに出かけて行ってと、高校の頃では考えられないくらいに学校に気軽に行けます。
先日弟が長男の学年の進路の先生だった方と話す機会があり「長男はちゃんと大学行ってんのか?あいつ何か言っちゃぁすぐ学校休むから」と言われてきたところです。
担任でもなく選択している科目でもないあまり関わりの無い先生からそんな風に思われていたと言うことは、職員室では長男は休む男だと知れ渡っていたと言う事だろう。
母まずまずのショック それが現実なのだけれど。
まぁそういうことなので、学校に行くための引っ掛かりを少しでも少なくしておかねばならないのです。
楽しいって思えることが、めんどくさい嫌だなって思うことよりも少しでも上回り、気持ちが落ちて家から出たくなくかることが無いように。
好スタートで始められたから、私の清々しさも倍増なのかもね。















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2017年04月22日

使命は果たした。

あの感動的な別れから3週間
ばったりと出会う知り合いたちから「お兄ちゃんいなくなって寂しいでしょう」と言われますが、自分でも不思議なほど寂しさはないのです。
むしろ、清々しい毎日かも
きっと、長男を毎日学校に送り出すことは私の中のすごく重要なことであったのだろう。
口では「少しぐらい休んだって」「学校なんか行けなくたって」なんて言い、とっても心の大きい寛容な母のふりをしていたけれど、本当の私は、やっぱり、どうしても『子どもを毎日きちんと学校に行かせることが出来るお母さん』でいたかったんだ。
誰にも一言も責められたことなどないが、長男を学校に行かせる全責任は私のあるのだと無意識に自分を縛ってきた。
夜更かし癖のある長男が夜中にトイレに行く音を聞いては目覚め、またこんな時間まで起きてる、朝起きられないのに、頭痛いって、休もうかって言うに違いない、なんて馬鹿な子なんだろう同じことばかり、って一人腹を立て眠れない日がいく晩あったろうか。
大体、長男は眠らないのではなく、眠れないだったのに。
そのことはちゃんと知っていた。
夜になると不安になるんだ、昼には大丈夫って思ってることが布団に入ってから思い出され、どうにかしようと勉強してみたり調べまわってみたりしてしまうんだとよく言っていたんだから。
だのに、規則正しく毎日同じ時間に起き、同じ時間にご飯を食べさせ、同じ時間に眠らせるということが、長男を産み母になってからの私の一番大切にしていた子育ての基本であったから、
それを守らない息子にいらだち、注意ばかりしてずいぶんとお互い窮屈に暮らしていたのかもしれない。
現に妹が「兄ちゃん晩御飯のときに兄ちゃんの席にパソコン置くから、Skypeしながら一緒に食べよう、そしたら寂しくないよ」ってやさしさからくる言葉をかけた時「え〜やっと自由な時間にご飯食べられると思ったのに」と本音が出た。

勝手なもので、目の前にいなければ、長男がどんな生活をしていようとイライラしない。
大学生だからそんなもんだって、心から言える。
でも、彼を自宅から通う大学生にしていたら、絶対にそんなこと思えなかったろう。

長男は一人で進み始めた。
もう私は、あの子を学校に行かせるという使命を果たしたのだ。



neko_yuta at 09:48|PermalinkComments(0)

2017年04月19日

今生の別れ

無事に送り出してきました。
ぎっくり腰→引越し&観光のために休みを使いきっていた私は、今日までめいっぱいで働いていたもので、今頃になってあの劇的な別れのシーンを思い返し綴っておきます。

引越し初日は妹・母と本人の三人で。
相当な倍率の狭き門を努力の甲斐ではなく、単に実家が遠いという理由で当選できた学生寮の鍵をもらい、ついに長男一人暮らしの始まりです。
実家からの荷物が届き、近所の大型店で電化製品も買い揃え、何となく長男の明日からの生活風景が見え始めたところで、次男と父もはるばる4時間半の行程にて合流。
んじゃぁ最後の晩餐に行きましょうよと、バスで少し行ったところにある大きな駅の近くの料理屋へ
父は寂しさのせいでしょう、ずっと何だか平常心ではなく、ここでもちょと飲みすぎました。
名残は尽きませんが、まぁそろそろと店を出て、長男が来た道を帰るために乗るバスのバス停へ向かいます。
バスロータリーは地下道をくぐった先に円形に作られています。
「じゃぁ」と手を上げ長男はその地下道に降りていきました。
「ばいば〜い」って、この時には難なく明るく別れたのですが。
まぁバスが出るまで待とうかってことになり、長男がどのバスに乗るのかなぁって目を凝らして待っていたら、道を挟んだちょうど真向かいに長男がいるのを見つけた。
向こうは気づいていない。
初めての駅のはずなのに、えらく自信ありげにすっと立っている。
あんなに大人びた顔をしていたかな、もう都会の人みたいだねなんて田舎に帰っていく4人でひそひそ話していたら、長男がこちらに気付いた。
ここに残る一人と、ここに一人を残していく4人が向かい合う、バスが行きかう道路を挟んで。
この家族を隔てる3mの距離が、誰かがわざわざ我が家のこの時のために作り上げたのではないかと思えるくらいにドラマチックにクライマックスを演出
姿は見えるけれど、話し声は聞こえない距離
『バスまで12分もあるけど』って長男からラインが来た。
じゃぁこっちチームはもうホテル帰ろうかってなって『じゃぁね〜』ってラインを送り返して、みんなで手を振った。
そこで妹が泣き出した。
「兄ちゃん、兄ちゃん」ってバスと涙に邪魔されて、見えたり見えなくなったりする兄の姿を必死で探して「兄ちゃん、兄ちゃ〜ん」って。
人生8年しか経験してないこの子にとっては、いくら説明しても本日この時が兄との今生の別れでなくしてなんであるのか?としか思えないらしい。
続いて、本当は一番自分が辛いことを誰にも悟られず隠し通してきたつもりの父さんが、「がんばれよ〜〜〜〜〜」って大きな震える声で叫んだんだ。
都会の喧騒にもバスのクラクションにも負けないくらいの、応援団長みたいな大きな声で。
届いたのかな?長男が少しうつむいたので、私は妹の手をぐっと引っ張って反対方向に歩き出しました。
本泣きの父と、もらい泣きの次男が後ろからついてくる。
「これからは、、、4人だね」と妹がつぶやいて、、、つづく

neko_yuta at 17:20|PermalinkComments(0)

2017年03月27日

あと4日

巣立ちの日が刻々と迫っています。
一人暮らしに必要なものを買い揃え、荷物をまとめ、着々とこの家を出て行く準備が進んでいる。
本人はどんな気持ちなのかな?
妹は「あと何日かでお別れなんて考えたくも無い」と一番寂しがっている。
弟は、兄の使っていた自分よりも広い部屋への引越しのことばかり夢見ている。
父さんは、何かにつけ「これが最後の父さんの焼き鳥で」とか、「もう寿司なんか食べれんぞ」とか食べ物のことをよく言ってるなぁ 
母は、長男が一人暮らしをする心配や寂しさなんかよりも、本当に配達指定日に引越しの荷物が着くのだろうか?ってことが心配で心配でたまらない。
今しがたゆうパックで送るために郵便局に行ったら、複数割引だの持ち込み割引だのですごいお得なことになって、もうそんな割引いらないから配達員の待遇を改善してあげてよって思ったもの。

今は最後の過保護に、長男が好きだったもののレシピ集を作っている。
とにかく体を大きくしたい長男にとって、自炊は必須だから。
そして、学生寮のあのせま〜い台所に分厚い体の長男が立ち、頑張って鶏肉を焼いている様子を想像する。始めはきっと焼きすぎてぱさぱさにするだろうなぁ、まずいのを誤魔化すためにマヨネーズをいっぱいかけてご飯と一緒にほおばっている姿が目に浮かぶ。一人きりの部屋で、動画でも観ながら。

まさか、こんな日が来るだなんてね。
あんなに小さくて弱弱しくて怖がりで、何をするにも不安でしょうがなかったあの子が。
「あれも買っておかないと不便じゃない?」って母が言えば、「大丈夫だよ、そんなのどこででも買えるから」って言い返してくる。
「大丈夫だよ」って「心配ないよ」って何度も何度も何度も言い続けて大きくしたあの子のほうから、「大丈夫だよ」って。
本当に大きくなったなぁ  
何か、涙出てきた・・・・今日もう終わり。






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2017年02月16日

一日に6食

自由参加の補習なんて行かなくて当然です。
だって長男は家で一人でいる時間が大好きなんですから。
なんて思えるようになったのも、学校でインフルエンザが大流行していたから。
「家から出ないことが安全」と言う彼の意見を取り入れてしまいました。
「休みます」の電話をかけなければならない苦痛も無いので。

推薦入試で進路が決まった子以外は、受験本番に向け毎日登校し、補習に加え自主学習などもして一日を高校で過ごしている人間のほうが多い。
残り少ない級友との時間も大切であろうし。
友達も自分の居場所も出来たはずの高校だけど、やっぱり一般的な人とは感覚が違うんでしょうね。
「もう終わる関係の人たちと意味も無く過ごしても時間の無駄だ」みたいなことを言います。
仲良くなった数人が何度も誘ってくれたクラスのライングループにも頑なに入りませんでした。
だから何となく話をしたりした級友なんかとは、今後連絡をとることなどないし、その必要も無いと。
寂しいような気もするが、現実的で理知的であるような気もする。
ラインなんてものが無く、子供が個々に電話番号を持っていなかった時代には、それが当たり前のことだったのだものね。

じゃぁ毎日家で一日中何をやっているのか?まさか勉強漬け?
いやいや、それがもうねぇ すごいんです。
『一日に6食食べる』が、センター試験が終わった日に掲げた彼のスローガン
大学に入ったら本気でボディビルダーになるつもりです。
朝ご飯→筋トレ→軽食→じっとして栄養を身に付けねばならぬ時間についでに勉強→昼ご飯→筋トレ
と言うような生活です。
どんどん大きくなっていきます。
入学式のためのスーツはいったいどんなサイズを買ってやればよいのかと悩みます。
もう大人なのに、中学入学の時のようにどのくらい育つかわからないからと大きめサイズを買わねばならないのでしょうか。
うあぁその前にもしかして!卒業式に制服が入らなくなってるんじゃないのだろうか・・・・
ほかの家族は受験生の長男のために、家庭に病気を持ち込まないように一生懸命マスク着用、うがい手洗い必須で気を使っていると言うのに、本人はいつもタンクトップ一枚で「筋肉は発熱するので寒くない」と鳥肌を立てながら暮らしています。

何でこんな風になったのかしらと思いつつも、食べろ食べろとがりがりの少年に言い続けた日々は遠い過去であり、何であれ自分の目標を持って毎日がんばっている息子を見るのは幸せであるなぁと感じています。
「体に肉が付いたら、やっぱり元気だね」と私がつぶやいたら「元気なのは学校に行かなくてもいいからじゃろう」と毒舌ばあちゃんがつぶやきを重ねてきた。

neko_yuta at 08:24|PermalinkComments(0)

2017年01月26日

負けない心

落ちたときのショックで立ち直れなくなって、と受験生母先輩が推薦入試に落ちた娘のことを話していた。同じ大学になんてもう一般入試でも絶対に入れない・・・と希望をなくし集中して勉強もできなくなって志望校にはいけなかったそうだ。

うちの長男の場合は、推薦入試で落ちたことが功を奏した。
中学時代、部活をしていないので試合などもなく、高校受験では安易に近くの余裕で合格圏内の学校を選んだ長男は大きな失敗をしていない、そのせいで今回の大学入試ってものも今までのようになんとなくやってたら何とかなるんじゃないか?って感じでいた。
その甘い考え方をぶち壊してくれたのが推薦不合格の通告
「このやろう俺を落とすだんなて〜くそ〜絶対に一般で受かってやる!!」って、今までに見たことのない姿で勉強し始めた。
合格発表から二日間は一日に6時間くらいやったかな?
三日目には案の定飽きて「俺勉強向いてないわ」と言ったけれど、それでも学年一位の勉強量の少なさを職員室に呼ばれてまで怒られていたあの人が、毎日2〜3時間こつこつやるようになった。
岡山は雪で交通網が乱れる事もなく、無事に受けて帰ったセンター試験では、自分の過去最高の点数を出し、高校に帰って自己採点してみると文系では校内一位の成績であった。

小学生の頃には、小さな失敗を親や先生が助けてやれるうちにたくさんさせてやりたいと思い、色々な経験をさせてきた。
辛いできごとがおこれば、ゆったり話を聞き、受け止め、一緒に考えてきた。
その小さな積み重ねがあったから、大きな失敗に負けなかったのかもしれない。
長男の心はしっかりと成長している。

二次試験まで一ヶ月
彼の敵はもうインフルエンザだけである。強敵だけど・・・



neko_yuta at 11:31|PermalinkComments(0)

2016年12月15日

受験シーズン突入

12月の始めに第一志望の大学に受験に行ってきました。
日曜日ののんびりした時間出発だし、駅に行ってから新幹線の切符買えばいいやって呑気に構えて行ったら、その日は丁度年末に帰省や旅行する人たちが買いたい早得切符の解禁日
みどりの窓口は超混んでます。
スタート地点から、長男の決めた行程に一時間も遅れが生じてしまった。
大誤算、参ったなぁ・・・って思ったけど、初一人旅への緊張を超えた緊張で、もうこれ以上はないという精神状態だったため、本人はそれほど焦らない。
まぁ本日は大学の下見して、宿泊先の叔父さんとこまで行けばいいだけなのだからね、暗くなってたら迎えに来てもらってもいいしなんて誤魔化しながら一緒に列に並んだ。
母の見守りのもと、一人で新幹線の切符も買えて、新幹線の中で食べるお弁当も買って、まだちょっと早いけど改札で別れた。
案外自信ありげな足取りで「じゃ」って颯爽と行っちゃったから、残された妹の方は急激に寂しくなって、泣き出した。

うちの長男は歓待してくれる小さないとこ付きの叔父さん家に泊めてもらえるから、わいわいお正月みたいに盛り上がってドキドキする間もない試験前の一晩を過ごせるけれど、ほかの受験生たちは初の一人ホテルの夜を体験してるんだなぁって、大変だよね。

妹はまだまだ何かの拍子で涙ぐんで「にいちゃ〜ん」とか言ってる間に、目的の駅に着いたと連絡が来た。「僕は無事です」と。
翌日受験を終え帰宅した顔は晴れ晴れとしている。
すげ〜やりきった!って感じ。
でもちゃんと胃が痛くてご飯は食べられないんだけど。

次の日くらいまではすごくテンションが高くて、これで合格してないわけないだろうみたいな。
こんな状態で不合格だったらどうなるんだろう?って怖くなるくらい。
でもその次の日には真っ暗な顔して一言も口を利かなくなった。
そのまま3日、妹が「兄ちゃん怖くて話できない」って辛がる。
周りの友人たちがガンガン不合格を出していくのを見て、推薦ってそんなもんかって思ったり、三者懇談で「センターでいけるぞ」と上げられたりして気持ちが落ち着いてきて、またセンターの過去問に取り組んでみたりし始めた。
そして今日、合格発表
受験した当初には、「その日は休む」って言い張ってたのに、早い時間に勝手に起きてきて登校していった。
今日の長男ならば、残念な結果でも乗り越えてくれそうな気がするんだけどなぁ
希望的観測か・・・





neko_yuta at 13:30|PermalinkComments(0)

2016年11月08日

緊張してみよう

推薦入試まで一ヶ月を切りました。
先週までは第一関門の『志望理由書』の作成で相当に頭を悩ませておりました。
書くことは思い浮かび箇条書きまでは持っていけるのだが、指定の字数内でどこまで書いていけばいいのかどうかで思考がストップしてしまい、中々書き始められない。
毎晩3時を過ぎる頃まで部屋に電気がついていて、朝は朦朧とした状態で起きてきて無理やりに登校です。
毎日下書きを担任に見せ添削してもらわなければならないことになっているので、休まずに行けます。
土日には模試もあったのに、10月は欠席なしでございます。すばらしい。

どんどん受験への準備が進み気持ちが不安定になっていく中で、それでも体調をあまりくずさずに生活できるようになったことが、母としては本当に喜ばしい。
胃薬も整腸剤も下痢止めも飲んでません。
筋トレのやりすぎで胸がテーピングだらけなのだけが今の不調
この時期に勉強じゃなくて筋肉のトレーニングをしすぎることの意味は不明ですが。

受験に行く行程の話を早目から詰めることでいったん緊張を高めて、一人で新しいことをしなきゃならないことのドキドキを前体験させられるかな?と思い、細かく話し合ってみました。
夏にオープンキャンパスに行ったときとは道順が変わるので、前入りした日に当日通る駅のホーム、乗降場所などを確認に行くこと、切符の買い方、それらの行動にかかる時間を計ってみることなどを事細かに想像
何かを見るときメモる時は突然真ん中で立ち止まらない、迷った気がしたら悪化する前に恥ずかしがらず駅員に聞く、自分も一緒に歩いている気持ちになって、引っかかることを出来るだけつぶしておきたい。
最近ではこんなに長男の行動に立ち入ることなどなくなっているので、小学生の頃のようでなんだか母は懐かしい気持ち、「つまづきそうな石を先回りして全部拾っておく行動」よくやってたなぁ。
長男のほうは想像以上に緊張感疑似体験が大成功で、「緊張するからあんまり言わないで」と言っている。緊張させるために言ってんだよ! 
そのうちすご〜く不安な顔になってきて、「そんなんでどうするのよ、母さん付いていったほうがいいの?」って冗談で聞いたら、素直に「うん・・・」って言う。
「平常心でいられる自信が無い」と。
まぁみんなそうよ、初めてづくしのことなんだからさ。

でも何を言おうと今回は絶対について行かないよ。
その後一人で生活できるのかどうかを試せるいい機会だし,自分の力でやってみないといけないときだと思うしね。
準備はしっかり手伝ってあげるから、がんばっておいで。







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2016年10月05日

父の愛の呪縛

長男の気持ちは今とても揺れ動いています。
もしかしたら、関東の大学は『行けたらいいなぁ』って遠く思うくらいの存在であったのかもしれない。
都会に住んで、なりたい未来のために学業以外のことも色々と体験して学んで、ちょっと垢抜けた雰囲気になりながら一人で立派にやっていけている自分を想像して、夢を見ていただけだったのかも。
だのに、母に騙されたように入会した塾が思いのほか肌に合い、自分でも笑っちゃうくらいに成績が伸びて、夢だった志望校に手が届いてしまうかもしれない状態になっちゃっているのだ。
このままだと俺は本当に一人暮らしをしなければなくなるのか・・・なんて感じなのかな?

私はもうすっかり吹っ切れているので、行き先がどこになろうと長男の思うようにやってもらえばいいと思っているが、旦那はまだまだ自分のそばから離したくない気持ちマンマン
長男の欲しがる筋トレグッズを、自分も使うからと言う名目でどんどんと買い揃える。
先日届いたけんすい器なんか、一人暮らしの狭いアパートになんかもう絶対に置けない大きさで、長男がうれしそうにぶら下がるたびになる軋み音が「お前はこのすばらしくトレーニンググッズのそろった家から本当に出て行けるのかなぁ〜?」って旦那のささやきにさえ聞こえる。

そうそう、最近の長男は、まじめにきちんと会社に勤めるが、服を脱いだら実はボディビルダーだったという大人になりたいことになってます。
高校入学当初はガリガリだった薄い胸板は、今ではアイロンをかけ忘れたカッターシャツでもピーンと張ってしまうくらいに分厚く、腕もTシャツが捲り上げられないくらいに太くなっています。
正直あんまりムキムキマンすきじゃないけれど、たくさん食べるようになって15キロも体重を増やしたことや、毎日毎日辛い筋トレを誰も強制していないのに続けてきた努力はすごいと思う。
運動部の子たちが引退して体が貧相になっていく中、ひたすらに体を大きくしている長男はクラスの中でも目立つ存在となり、「初心者が20キロのダンベルを買うのは重過ぎでしょうか?」なんて相談がきたりして、ジミーズ(地味男子)たちのカリスマ・筋トレのパイオニアなんてあだ名まで付いているらしい。
でも体力面と精神は相変わらず弱いんだけどね。
見た目と同じようには育ちません。やはりちょこちょこ欠席してます。

ってことで、俺はこの今まで以上に住み心地の良くなった家から出て一人暮らしなんかできるのかな?
母の作るたんぱく質多量のバラエティに富んだ料理を自炊で再現することは可能なのか?
二人で一緒にトレーニングしている時のあの父の幸せそうな顔を置いて本当に出て行けるのかな?
そもそも、俺一人で大丈夫のかな?
と、悩める日々です。
日は刻々と過ぎていきますが・・・

neko_yuta at 11:25|PermalinkComments(2)

2016年09月10日

自分で作った自分の居場所

今日は、眼科医も尻尾巻いて逃げ出すような極度のドライアイの私の目にも、うっすらと涙が浮かんだすばらしい日である。
有志で組んだ4人組バンドは、みな受験生であるがゆえ塾の集中夏期講習通いで忙しい中、時間の許される限りの回数をスタジオに通いつめ、技術・歌唱力についてはさておくが、チームワークであったり、バンドの目指す方向制であったりが練りこまれた感が心地よい仕上がりの、とても良い発表のできた文化祭であった。
「運動部出身のメンバーの顔が広いから」と長男に聞いていたので、けっこうな人数の観衆にはビックリしなかったのに、うちの一番の心配の種の長男が自作した何かのキャラを模した変なTシャツでメンバー中の最後に舞台に上がったときの「うおぉぉぉぉぉぉ」ってどよめき
その後に、今時の高校生には絶対にありえない玉置浩二と思いっきり漢字で書いてあるライブタオルをぱっと広げて見せた後に頭に巻いた時のこの日一番の歓声
当人からすれば、計算どうりに『うけた』なのかもしれないが、母は本当に相当に感動してしまったのである。
長男の言動を観ようとする人がいる。
長男の名前を呼んで応援しようとしてくれる人がいる。
一人二人ではない、たくさんいる。
三年かかったけれど、この子は自分の居場所を自分の力でここに作れたんだなぁってね。
うれしくてうれしくてうれしくて。
今日は、もう言葉がありません。
「酔っているから言うけれどね」と言い訳しながら、長男本人にもこの母の燃え上がるような感動をついつい伝えてしまいました。
きっと一人離れて遠い土地に行っても、この子は大丈夫だって思わせてくれる大切な一日でした。

neko_yuta at 21:08|PermalinkComments(0)

2016年07月27日

17歳、生まれて初めての塾へ行く

綿密な計画を立てて母動き、やっとマンツーマンの塾へ長男を入らせることに成功しました。
あまり偏差値の高くない自分の高校の中しか知らなかった長男は、しっかり勉強している他校の人たちと接っしたことでとても刺激を受け、自宅学習のやり方も時間もはっきりと変わってきた。
第一志望まであと一歩の頑張りが必要なこの夏休み、ぜひぜひ必死になって頑張ってほしい。
多額の費用を投じた塾にも結果を出して欲しいところです。

その塾の初日のこと
生まれて初めての塾
知らない場所、狭い教室、3年生のこんな時期に塾になんか入ってきてしまった自分への気後れ 
たくさんの不安に精神を圧迫され、また小さな頃のように『檻の中のくま行動』が出た。
先日の音楽スタジオへ行くときの興奮してのうろうろ行動とは違う。
夕食もろくに喉を通らず、早くから塾用のかばんを抱えあっちへ歩く、腕時計を見る、こっちへ来る、今度は壁掛け時計を見て、「時計狂ってるよ母さん、もう行かなきゃ」と叫ぶ、しかし母がまだ動かない、玄関のほうへ歩く、また呼びに戻ってくる、繰り返し。
せっかく自転車で行ける場所の塾を見つけたんだけれど、初日は無理だと送迎をお願いされていた。
自分のこと分かってるね。
車で送っていく途中「絶対に出発が遅れた、遅刻だ・・・初日から遅刻だ・・・最悪だ・・何もかも遅すぎた・・・」とぶつぶつ、ぶつぶつ。
何だかとても懐かしいなぁこの感じ、とても成長したように思えても、やっぱり根っこはしっかり残ってるんだなぁとの思いにふけり無言で運転し続ける母の後ろ、次の信号を過ぎればもう到着なことにも気付かずひたすらに焦り続ける長男
「ほら10分も早くに着いたよ、余裕でしょう?まだまだ何もかも余裕ありよ」と送り出す。
そんな言葉無視「行ってきます」車のドアも閉めずに行っちゃった。

帰宅して迎えまでの時間、次男と二人になったので兄ちゃん相変わらずだったのよと報告した。
「何でそんななのに遠くの大学行って、一人暮らししようなんて言うのか分からんな。母さんいなくて一人でどうする気なんかなぁ無理じゃろ絶対、母さん反対したらいいのに」って心配している。
「このまま家にいたら、ずっとあのままだと思うよ、自分もそれが分かってるから家を出ようとしてるんじゃないの?ダメになったらダメになったときに次のこと考えたらいいよ」
母も自分にそう言い聞かせて心配を打ち消してるんですよ。




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2016年07月06日

バンド結成

家から近いことばかりに重点をおいて入学を決めた今の高校には、長男の『高校生になったら一番やりたいこと!』だったギターを弾ける部活動や同好会がなかった。
それでも、高校生ぐらいになれば色んなところから集まってきてる色んなやつらの中に何人かは音楽に興味ある人いるんじゃないの?そんな子らと仲良くなれれば文化祭も楽しくなるよって言ってた1年生2年生の頃には、全然仲間見つけられなかったのにね。
やっぱり3年生が主役の今年は、みんな「何かしときたい」ってな気持ちになるのかな?秋の文化祭に向けての話が出始めてすぐに、バンドを組めるだけの基本的人数が集まったみたい。
けど長男の口から出るメンバーの名前を聞いていたら、あれ?それ1年生の時に弾けるやついるけど気が合いそうに無いとか、叩けるけどジャンルが違うとかって文句しかいってなかった人たちじゃんか〜となりました。
つまりあれだよね、長男に、少し自分とは考えが違う人でもあっても歩み寄ってみようという気持ちが芽生えてきたから集まれたってことよね?って言ってやったら、「ですね」って認めた。
そして、やっぱり仕切りたいのです。
練習日を決めたり、どんな曲をどういう順番で演奏するかを考えたり。
一応それぞれが違う楽器が弾けてバンドの形になってるとはいえ、アニメソングお宅とハードロック系と洋楽好きと古めの邦楽ロッカーと、この面子でいったい何やったらいいんだってよって最初は困惑気味だったけれど、「見てくれる人たちもみんなそれぞれに好きな歌違うんだから、聞き手の聞きやすい感じに新旧邦洋色々織り交ぜてやることで、結果筋が通るんだ」というところに行き着いた。
始めは誰か一人の好きなジャンルにバンドの傾向を揃えてかないとおかしいって思い込んでいたから、けど他のメンバーは何か我慢をしたままで練習していくってのは楽しくないしね。
楽しむためにやるんだから、みんなの自分勝手な『やりたい』をつぶさないまま、それでいてただただ訳わからない選曲でやってる風に見えないようにまとめていくんだ!って、いいね、それ。
そんな考え方持てたなんて、尊敬しますよ。
実際どんなふうになってくかは、これからだけどね。

廊下をうろうろ、ギターを背負ったまま階段を上がったり下がったり、やっと出発予定時刻がやってきて、初のスタジオ練習に出かけていきました。



neko_yuta at 15:03|PermalinkComments(0)

2016年06月27日

弟のほうが大きくなる説

ある日突然に次男の食欲が猛烈になりました。
運動大好きなのにあまり食べなくて、ウエストなんて65CMしかなくて、いつも「食べろ食べろ」と言い続けてきた食卓ともこれでおさらば。
特に食欲が盛り上がるのが昼食なのだが手持ちの弁当箱は普通サイズばかり、良いビック弁当箱を見つけるまでの間をしのぐため、いつものお弁当におにぎり&パンを追加する。でも「まだ足りないよ」だなんて、母は嬉しい悲鳴があがるわ。
そんな母弟の会話を横目で見ていた長男 次男がいなくなったら寄ってきて「頼むから弟の弁当を増やさないでくれ」と懇願
「俺より大きくなったら困る」んだそうです。
現在の身長差は2cm
高校3年生もう成長も止まったのでは?と思われる長男にとって、自分のほうが大きいお兄さんでいるためにはもう弟の成長を食い止める以外に方法は無いのであった。
ここでばあちゃんが「大体弟のほうが大きくなるもんよ、あきらめな」と言い放つ。
「中川家見てごらん」と。
中川家は確実に弟礼二がでかいです、でもそこのデータだけでそんなに自信たっぷりに言い放つ?って思ったので、目に付く二人兄弟をちょっと調べてみる。

兄のほうが好きな松田兄弟 龍平183cm翔太181cm  
体操池谷兄弟       幸雄166cm直樹164cm
演歌大御所      鳥羽一郎170cm山川豊178cm
石原軍団        渡哲也181cm渡瀬恒彦174cm
弟のほうがじじ臭い   はなわ175cmナイツ塙173cm
チェッカーズ    藤井フミヤ164cm尚之171cm
昔は仲良かったのに   若乃花180cm貴乃花183cm
弟お亡くなりになった 鳩山由紀夫177cm邦夫175cm

とまぁ、こんな感じです。
男兄弟、弟のほうがでかくなる説は立証ならず!
私ひまなんかしら・・・

そんな地味な闘い中の我が家の兄弟 今日は仲良く風邪で欠席です。
長男はもう病んでから6日になります。
下痢止まらず、頭痛と腹痛に悩まされ寝たきりウイダin生活 4キロ落ちたそうで。
悪い風邪流行ってるんで、皆さんもお気をつけて

neko_yuta at 11:27|PermalinkComments(0)

2016年05月31日

兄としての助言

次男はなんだかやたらと運動神経が良い
兄と同じ高校に進学し、中学からやっているテニス部に入部することにしたのだが。
意気込んで参加した初部活、面白くないわ〜って顔で帰宅。
事情を知らないまま、「まぁ1年の進入部員なんて玉拾いからで打たせてもらえないよね〜」とあんたの気持ちはわかってるよ風に話しかけたら、なんと「弱すぎる」って返答が来た。
ここの高校のテニス部が弱いとは知っていたが、通学時間のかかる強豪校に行く性根が無くてわかっていて選んだのではある。しかしそれにしても弱すぎるんだと。
一番気に入らないのは、みんな弱いくせにその弱い小さな世界の中で俺のほうがうまい、あいつは下手だと陰口を叩いてみたりして人間の程度が低い、なんて一端のセリフを。
中学の頃からテニス部なのにテニスが下手な人を見下すようなところがある次男、注意したい部分ばかりの訴えである。
やっぱりここの高校なんか行くんじゃなかったって完全にふてくされてる今の状態では、彼の言い分を否定してもうまくはいかないだろうなと、母はだまってしばらく聞いていたところ、兄がひょっと出てきた。
「俺も高校入学したての頃、そうやって上からみんなのこと見下してだめな部分ばっかり探して、こいつバカじゃなぁとか、こいつとは話せないなぁとかしか思ってなかったよ」って言い始めた。
「そんなんで友達できるわけないのにな」って。
「そこから、こいつはバカだけど面白いところがあるとか、すげぇぶさいくだけど優しいなとか少し思えるようになって、何となく話せるようになって、そんなもんよ。お前(弟)ってどんだけ偉い人なんよ?え?まぁ俺もじゃったけどな・・・・」
そう言えばそうだったね。
長男も入学したての頃は次男と同じように、クラスのやつらがバカばっかりだって毎日文句ばかり言っていた。
勉強が出来るできない出来ないではなく、話しが低級だとか考え方のレベルが低いだとかね、ほんとお前何様だよって感じだったわ
それに気付いて考え方を変えられて、今のちょっと楽しい学校生活ができるようになったんだもんね。
「まぁみんな一緒よ、他の高校行ったところで何かしら気に入らないことはあるし、隣の芝生は青いもんじゃ。意気込まず気楽に行け」と言ってやっていた。
年の近い同じ高校の先輩となる兄の意見は弟の心を動かしたようで、その後で数日で次男は部活動にもクラスにもあっという間に馴染み、当たり前のように毎日元気に登校しています。
ありがとう長男



neko_yuta at 12:08|PermalinkComments(0)

2016年05月09日

自立へ

高校3年生になりました。
理系クラスはあまり構成員の変動が無く、なんとか無事に進級できた不登校気味の友人君とはまた前後の関係
そんなあまり代わり映えのしない毎日ではありますが、大学受験はぐっと身近になってまいりました。
母の会仲間の1学年上の子を持つ方々の経験と意見を参考にさせてもらいながら、早め早めに手を打っていこうと意気込んでみたものの、長男にはあまり響く言葉を投げかけられないまま、1ヶ月が過ぎちゃった。
どうしてもどうしても塾や予備校に行きたくない。
自分でこれだけやるからと、とっても立派な自宅学習計画表を作って見せてくれたけど、実行はできてないみたい。
学年一自主学習時間が少なくて職員室に呼び出されるような人が、急に平日4時間休日9時間なんて出来るわけはないですから、計画倒れになるのは完全に本人も想定内。
されど、計画を大きな声で言い放っておいて何も変わらない状況を自由にしておくのも癪に障る。
詰め寄ってみたら「結果でお答えします」と言い残し自室に逃げ帰った。
次回の模試で志望校に良い判定結果出てたら、まぁ許そうかな・・・

発達障害仲間の子どもたちは、なんだか外に出たがるようで。
とにかく自立できますようにと小さな頃から願い育てた親の気持ちが子どもに通じ、早く独り立ちしようと強く思うからなのか、それとも、普通の子どもたちにはない高レベルの家族の見守りがうっとうしく感じられて家から出て行きたくなるからなのか。
最近は仲良し親子が増え経済的な問題などもあって、自宅から通える大学に進学する子がとっても増えている中で、実家から離れた遠くに飛び立っていこうとするわが子らの気持ちは、世の中に逆行しているのかしら。

しかしながら、社会の知識人たちのほうは親離れ子離れをしない親子を憂うと共に、若者にもっと見識を広げて欲しいと望んでいるようです。
ちょいちょい耳にしますが、同じような地域の同じような進学校からの新入生ばかりが集まってしまって困ると悩んでいる関東圏の一流大学
そこの教授先生が、「多様な環境で育った様々な考え方を持つ人間たちが集まり、刺激しあうことでこそ新しい発想が生まれ、豊かな人間性が育まれるのだ。」というような事を言われていました。
本当は遠くで一人暮らしをさせることに不安のほうが大きくて、本気で長男の志望に賛成しきれていなかった私の心を動かしてくれたのはこの言葉でした。
私の気持ちが固まり、一人暮らしをしたことの無い旦那の、一人暮らしなんか絶対反対!を長男と共に説得しました。
がつんと決まったは「俺ここで家を出て行かなかったら、一生この家におるよ」って言うひとこと。
大げさでも冗談でもない真実味がありすぎるこの言葉で、旦那もあきらめたみたい。

父さん17年間二人でこの大変な息子をここまでしっかり育て上げたよねぇ
人間としての基本はちゃんと身につけられたはず。
こっから先のことは、もう親や家族だけでは無理。
外の世界に出して、社会に育ててもらいましょうよ。


neko_yuta at 11:20|PermalinkComments(0)

2016年01月28日

待つ人に。

あ、私ってブログやってたんだ〜って自分で見つけておどろいてしまうほど間が空いた。
この日記を書くページがもうなんだか懐かしい。

相変わらずぼちぼちの欠席を挟みながらも、まぁ平和に高校生活を送っていました長男
10月の定期テストの前の休日に突然「友達と勉強してくる」って、ちょっと自転車で走った場所にあるファミレスに出かけていった。
「友達って?」と聞く間もないほど急いで。
それから午後の半日を過ごして帰宅した長男は、やたら充実した顔をして「人目があるとやる気がでるなぁ」などと言いながら笑っている。
入学したときから出席番号が前後ろで、席替えの無い高校ではずっと席も前後の二人は自然と話す機会が増え、ついに学校外で約束をして会えるよう特別なクラスメイトに発展したのです。
その後も二度ほど図書館などでお勉強会は実施されました。
親のほうもただ友達ができたって言うだけでもうれしいことなのに、まさか勉強一緒に出来る友達だなんてもう本当に喜ばしい限りだなと思っていた。
ところがある日、始まってしまったのです、彼の不登校が。
長男ではなく、友達のほう。

どうやら小学生の頃から、不登校の気があった子なようで、だとすれば長男と仲良くなったのは偶然ではなく必然だったのかもしれない。
やっとできた友人が学校に来ない、それは長男にとって相当なダメージで。
ラインで話しかけても返答の無い時期にはとても心配をし、少し友人の気持ちが回復しておちゃらけたことを言ってくるぐらいになった時には「あいつは休むことに対する感覚が甘い」なんて怒ったり。
あんまり来い来いって言っても駄目だろうし、でも何も言わないでいたらそれもあれだろうしねぇって悩みながら。
「長男も周りをそんな気持ちにさせてきたんだよねぇ」って言ってやったら、「俺はここまで続けて休んでない!」って怒ったけど、「でも待ってるのもきついな」って感じてくれたみたい。
それから、前みたいに簡単に休まなくなった。
「学校で待ってなきゃ」って長いことがんばって登校した、でもまだ友は来ない。
そんな折、長男のじいちゃんが急死した。
前日まで普通に暮らしていた人が心筋梗塞で突然に逝ってしまったので、家族はもうバタバタで、長男も葬儀などのために欠席した、ら、その日だけ友人は登校していたらしい。
すれ違う二人

それからも長男の前の席が空いたままの状態は続き、いよいよ進級に支障をきたすような日数になってきたと担任に聞いて、そうだ学校外で話してみようということになり、二人で待ち合わせてどこかへ出かけていった。
帰宅して「彼はとても卑屈な人間になっていた、でも学校に行けない理由をいくつか話してくれた」と。
日曜日にその理由の1つを解決する努力をして、月曜には学校に行くって約束したけどね・・・どうかなぁって。
そして月曜日、彼は来なかった。
ここでとうとう長男のがんばりの糸も切れてしまい、次の日には休んでしまった。
長男の悲しみやむなしさは、目で見てもわかるくらいにどよ〜んと長男の部屋に漂っていて、こちらも息苦しくなるくらい。
夕方まで飲まず食わずで寝て過ごしていたようだが、母の帰宅する少し前に、なんと本日は登校できた友人がうちの家を知っているクラスメイトと共に見舞いに寄ってくれたんだという報告を妹から聞かされた。
なんというドラマチックな展開でしょう。
それから「俺やっと学校行けたのに、お前何休んでんだよ」アピールをしにきた友人は次の日も登校してきて、二人でもう休まないという誓いをたてたんだそうです。
めでたしめでたし・・・


neko_yuta at 10:46|PermalinkComments(0)

2015年09月24日

夜に慣れる

いくら学校での楽しい時間が増えたからといって、毎日元気に登校できるもんではない、と言うことです。
連休明けの雨だもの、前日に天気予報を見たあたりからすでに「なんだか気分が悪いかも」と言っていたのだから、じゃーじゃー雨の音がする朝に起きてくるわけは無いのです。

残念なことに我が高校は二学期制ならしく、すごく頑張って登校し続けた7月までの結果が通知表に記録されることはなかった。
長男人生初の欠席0の文字を見られないままの8月、欠席にはならない補習授業を頭痛で休んでからは、もう皆勤賞頑張るぞ!の意気込みが消えてしまい、続けてではありませんが、ぽろぽろと、ちょっとの体調不良でも休んでしまう人に戻ってしまいました。
ここのところは、また少し気持ちの浮き沈みがわかりやすく見て取れるような状態になっているので、安定しないんだろうなぁしばらく・・・

そんな母の気持ちも重めな薄暗いこんな日には、たまには登場の次男の話でも。
ずっと家に居たい兄とは真逆で、とりあえず家から出たいタイプの次男は、受験生として部活動を引退後、放課後や休日にできてしまった空き時間をどうしたらよいものか持て余し気味
今まで遊んだことの無い部類の友達からの誘いも受けて、出かけていくように。
先日はあまり節度の無いご家庭の友人3人と大型ショッピングモールへ。
朝から出かけていき「晩飯も食って帰る」との電話があったのは5時前
それから連絡の取れない状態になったままPM10時を過ぎ、相談したら出張中のだんなも電話の向こうでイライラし始めたので、次男が乗ってった電車の最寄り駅まで行ってみる事にしました。そんな気がしてたから、今日の私はノンアルコール
田舎の夜は真っ暗けです、すれ違う車も数えられる程度
自転車をこいで帰る次男たちの姿が無いかと、街灯もろくに無い自転車道をちらちら見ながらゆっくり運転して、駅に着いた頃にはもうPM11時前
あった、次男の自転車  まだここまでたどり着いてもいないのか・・・と、その時ちょうど電車がやってきた。
すーっと入ってきた電車の明るい車内から、何かの危険を察知したのか一人きょろきょろとホームの様子をうかがっているのがうちの息子です。
そして、見つけた!薄暗いホームに鬼のような形相で立つノーメイクの母を。
あの瞬間どう思ったのかしら?やっぱり!だったのか?まじで?だったのか・・・。

友達の前だけど、まぁまずこの状況なら「遅くなりました」と詫びから入るべきです。
だってどう見ても目の前に居るおかんは相当に怒っているんだから。
心配が大きかった分、無事だったとわかった瞬間に転じた腹立ちの気持ちもはんぱないよ。
しかし間抜けな中学生はいきなり言い訳を始めてしまったので、予定外に、人が振り返るほどの大きな声で怒鳴ってしまったわけです。
その火の粉は、この親子の横をこそこそと通り過ぎようとした友人たちにも大いに降り掛かりました。

尾木ママが、先日中学生二人が夜にうろうろしてて殺された事件のことで言ってました。
「子どもたちも親も夜に慣れすぎてしまった」と。
小学生の子でも塾や習い事で夜の9時10時に家に居ないことも、ちっとも珍しいことではなくなった世の中です。
都会ではそれも親の送迎なしで子どもだけで電車やバスなどで行き来することも多々あるでしょう。
本当は良くない筈ですよね?
小学生は9時に寝ろってどこの学校だって言うでしょ?
中学生だってどこの県にも制定されてる青少年育成条例で夜間の外出は禁止されています。
でも現実には、子どもが夜に家に居ないことがどんどん当たり前になっていっている。

うちも次男の場合は(長男はありえない)習い事から自転車で夜10時以降に帰ってくるのは有りな生活だったから、今回のことも本人はそれほど悪いことだとも遅くなったなぁとも思っていなかったようです、怒りの母を見るまではね。
んで、旦那と、自転車で友達と習い事に行くことを、迷いながらも許してきたのは間違いだったなぁって反省しました。
やっぱり子どもが遅くまで外に出ていることは良くないことだ、と、私は思うので。



neko_yuta at 08:52|PermalinkComments(2)

2015年09月09日

息子の学校での姿

長男の学校の公式ホームページは、すごい頻度でブログが更新される。
ブログはホームページ担当の職員ではなく、クラス担任、部の顧問、部長、委員会の委員長などが、検閲を受けさえすれば自由に書き込めるシステムだから、そうなるんでしょう。
皆平等に必ず書かなければならないということもないので、こういうの好きって人がいる部やクラスの記事は自然と多くなる。
んで、今年度の長男の担任の若い男性先生は、こういうのとっても好きな人
何かの行事の時には、親や知ってる人じゃないとわからない程度の大きさに生徒が写った写真をひっつけて、どんどん記事をあげてくれます。
だから学校でどんな風に長男が過ごしているのか、1年生のときよりもだいぶわかりやすいんです。
春の研修、修学旅行の写真では、いつもの友人たちと、そこそこまぁ楽しそうな顔をした長男が見られた。
そうかそうか、いい雰囲気で過ごせているんだなぁって安心させてもらえたが。
今回の文化祭の前日の様子を写した写真を見たときには、「えぁあ?!」って、すごくびっくりしてしまった。

理系なのでクラスの4分の1ほどの人数しかいない女子たち、少ないながら頑張ってクラスの制作物をしあげたよ「いぇ〜い!」ってな集合写真の後ろに、ポーズを決めた男子が一人こっそり入ってる。
そんな訳無いけど・・・でもこれはうちの息子だよな・・・
って何度も、娘のお道具箱から虫眼鏡を拝借してまで確認した。
間違いない・・・・長男だ。
文化祭の出し物については、計画性がないだの求めるクオリティが低すぎるだのと、ほぼ文句しか聞いていなかった、なのに・・・・
この人は現在、学校でいったいどんな立ち居地に立っているのであろうかと、頭がぐるぐるしていたところへ、ちょうど次男が通りかかったので、あんたちょっとこれ見てくださいとお願いした。
「うん、間違いない、兄ちゃんだ。」と。
そして「そういえば・・・」と、先日兄の通う高校のオープンスクールに行ったときの話を始めた。
部活動体験にて、兄のクラスメートの女子にたまたま弟だとばれてしまったが、なんとその女子が「長男君クラスですごい面白いのよ〜」って言ったんだそうで。
次男はそれを聞き、この人いい人なんだろうなぁって思ったと言いました。
こういう場面で兄弟のことを良く言ってくれて、親近感をわかせて自分をこの場に打ち解けやすくしてくれているんだろうなって。
つまり、全くこの女子の本心から出た言葉ではないと決め付けていたわけです。
そして二人で「まさか」って思わず見つめあってしまったのだが。

本人にもろもろを確認してみたところ、出し物の監修をされたのがなんと長男監督であった。
もしかしたら今、長男は家族が思っているのとは遥かにかけ離れたレベルで、学校を満喫できているのかもしれない・・・・



neko_yuta at 11:07|PermalinkComments(0)学校