寒いから外出なんてしたくなかった。
そして熱々のルゥーのかけられた出来立てのカレーライスが食べたかった。
飯を炊こう。
本気(?)で美味いカレーライスを食べたい時には、ガラスの重いフタの付いた鍋を使って飯を炊くのが僕のこだわりである。
飯の炊き上がるまでの様子を透明なフタから観察しながら、火加減を慎重に調節する。
作りたてで、とろみの弱いカレーと合わさったときにザクザクとした食感、固めで、お焦げができる寸前の炊き上がりが僕の理想だ。
土鍋で炊いた飯がうまいといわれるが、普通の鍋と土鍋で炊いた場合とで大きな違いを感じたことはない。そして、微妙な加減を加えられるフタ付き鍋のほうが安心して飯を炊くことができる。
そして今日のカレーは、《男の子の贅沢!夢の野菜なしカレー》である。
お子チャマの嫌いなニンジンなんて入っていません。
それに、足りない材料を買うために外出なんてしたくなかった。。
冷蔵庫の中で、2日前に消費期限の過ぎた鶏モモ肉を塩コショウとカレー粉で炒めて投入することでエコにリサイクル!!
あと、冷凍庫の中にあった冷凍ミックスシーフード(海老、イカ、アサリ)をひと袋、
チクワを4本。。。
今回のカレーに、鶏モモ肉が入っているのは特殊な理由であることは、理解して頂けていると思うのですが…
いつものカレーは冷凍ミックスシーフードとチクワだけで作ることが多い。
冷凍シーフードだって、あくまでもカレーの出汁にする為なので大量に入れる必要はない。大盛カレー4杯ぶんに対して100グラムもあれば充分なのです。
適当な鍋にバターを溶かして、凍ったままの冷凍シーフードミックス100グラムを投入して炒める。
大量の水を加えて10分ほど煮込みます。。
きっと、ここで不安な気持ちになることでしょう。
《具がすくねえぞ!おい!》
安心してください!チクワが入りますから!
元々は、冷凍シーフードミックスを使ったコンソメスープが好きで、ときどき作っていたのです。短時間煮込んだだけでも濃厚な出汁が出て美味しいですよ。
そして、あるとき、この冷凍シーフードコンソメスープにルゥを加えてカレーを作ろうと閃いて作ったのが始まり。
シーフードの出汁が利いてうまい。
・・・けど、具が貧弱すぎる。。
でもさあ、10分もかからず美味しく作れるカレーに野菜を加えて炒めたり煮込んだりと手間を増やすことはやりたくない。
そして考えついたのが火を使わずに食べられる食材を具として加えること。色々と試行錯誤を繰り返してたどり着いたのが《ちくわ》。。。
ウインナーなども試したのですが、シーフードとの相性がイマイチだった。
やっぱ、うめえよお!