
私とパインが出会ったのは2007年6月24日。
私と家族になった15周年の記念日の翌日に亡くなりました。15歳1か月16日の生涯を終えました。
大きな介護もなく、最後まですごく親孝行な娘でした。
明日はパインの3回目の月命日ですが、毎日お水をあげて、お花を飾っています。
背中の毛が、束になって少しずつ抜けるようになったのは1年半ぐらい前のことで、血液検査などをしても大きな問題も出なかったので様子を見たりしていました。
回復したり、また禿げたりを繰り返していましたが、元気でした。
亡くなる2週間前ぐらいでしょうか。下痢をするようになり、赤いウンチをして、その後2日後ぐらいに黒いウンチになって。
いつもの病院に連れて行ったけど、よくわからない対応だったので、整腸剤だけお願いして様子をみました。
そこで、元住んでいた場所の病院に連れていくことを決めて、検査をしたら腎臓に腫瘍、肺にも転移をしているからおそらく余命1カ月だろうといわれ、好きなものを食べさせてくださいとのことでした。
4年ぶりぐらいでしょうか。先生がパインが2カ月のころから10年ぐらい診てくださっていたので、ちゃんと名前を憶えていてくれてすごくうれしかったです。
流動食の食べさせ方や、注射器での薬のあげかたをおしえてくださったり。
何かあったときにモルヒネをくださいましたが、それは使わずに済みました。
仕事が忙しくて、夕方に会社を金曜日に1時間早退して病院に連れていけたのですが、その夜から呼吸が荒くなり、土曜日の朝お散歩に行きたがったので少し歩かせちゃんとウンチもしました。
その後もちゃんと自分でトイレもして、でも息がずっと荒くなって、唇が白くなってきました。
「もう苦しまなくて大丈夫だよ。パインありがとう。大好きだよ」と胸に抱きしめていたら、13時すぎにおしっこが出て、私の腕の中で息を引き取りました。
すごく優しい寝顔で亡くなりました。眠っているみたいで本当に亡くなったとは思えないぐらいでした。
大きな仕事も入っていたので、日曜日に火葬を済ませ、月曜日には出社しました。
パインは、ちゃんと私がいるときに亡くなって、お別れもなぜ病気だったかも教えてくれて、仕事も休むことなく、考えてくれたんだと思います。
親孝行すぎて驚き、それもまた泣けてきます。
食事をしていても、最初は涙が止まらなくて、心に穴が開くということが初めてわかりました。
今は3カ月経って少しパインがいないことに慣れてきたけど、ふと思い出しては泣いています。
私には人間の子供は授かりませんでしたが、パインという素敵な娘と家族になれたことを宝物に思います。
パインがいなくなっても、これからもきっとそばにいるんだと思って、これからも思い出を大切にしていきたいと思います。
先日パインを飼ったサッポロファクトリーのペットランドに行ったら、接客してくださった方がいらっしゃって、「あのー、私こちらで15年前にワンちゃんを飼ったのですが・・・。先日亡くなりまして」と伝えたところ
「フレンチブルドックの子ですよね?覚えています!」と言われました。
飼った後にときどきおやつを買いに私だけいったことは2~3回あったけど驚きました。
「お姉さんから飼って15年後の記念日の翌日に亡くなって。本当にいい子でした。ありがとうございました。」と伝えることができました。
パイン。あなたはすごい子ね。
15年の日々をあなたと過ごせたこと、本当に幸せだったよ。
パインありがとう。また家族になろうね。またいつか会えたらいいな。
大好きだよ★
ブログにいろいろなコメントを下さった方、心より感謝いたします。
ありがとうございました。