2007年04月09日

コンストラクションマネジメントについて

先日ある会社の社長と打ち合わせをしている際にその会社の新社屋の建設工事が話題になりました。その社長は先進的な取り組みの一環としてコンストラクションマネジメントを取り入れて、コストダウンを図るために分離発注をして新築工事を行うと話していました。

私はその際は、その会社の建設に関する打ち合わせではなく、ほかのビジネスモデルの打ち合わせをしていました。また、あまり踏み込んだ話をする時間がなかったので、コンストラクションマネジメントは担当するマネージャーの力量が大きく成果を左右すること、マネージメント会社の選定の際に十分に注意する必要があることをアドバイスをしました。しかし、建設工事にあまり詳しくない様子の社長は私の言っている意味があまりピンとこないようでした。

建設工事をおこなう際は、セネコンに一括発注するにしろ、コンストラクションマネジメント会社に管理を発注するにしろ、発注者がその依頼した会社の具体的なマネジメント内容を把握しないと建設工事で効果を上げることは難しいのではないかと思っています。

特に最近コンストラクションマネジメントを業務としている会社は設計事務所あがりの会社や人材が多くいます。

設計事務所は意匠や法規のチェックが専門業務ですので、コストマネジメントや工程管理は苦手な分野です。また、設計事務所の中には専門工事業者や建材メーカからバックマージンを取ることを大きな収入源としているところもあります。そのような習慣がある業界の出身者にコンストラクションマネジメントを任せるときには、十分な注意が必要です。

先日取材を受けた新聞記者の方とコンストラクションマネジメントの現況についての話をしていた際も同様なコメントがありました。

建設工事の専門知識があまりない発注者が、コストダウンして短工期でかつ品質の確保された建物を作りたいと思う際は、誰に造らせるかということは重要な要件です。しかし、その建設工事の発注手続、工事の進行、品質がいかに適正に進行しているかを監査することが、より重要ではないかと思っています。

建設工事を請け負った会社以外の利害関係のない第三者機関が建設工事に関する業務を外部監査することにより、無駄な支出をなくすことによりコストダウンをして、適正な使用材料を使うことにより品質を確保することができると思います。

今後の建設業では、この第三者機関による外部監査が重要な役割を果たしていくと思っています。



nekoinemo at 08:59│Comments(0)TrackBack(0)コンストラクションマネジメント 

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