2007年08月08日

合せガラスの剥離技術

今日はうれしい知らせがありました。去年、市場調査と販路等についてのコンサルティングをしていたガラスの剥離技術を開発した会社の社長からガラスリサイクルプラントの1号機を販売することができたとの連絡があったのです。

自動車のフロントガラスや防犯合わせガラスはガラスの間に中間膜という樹脂を挟んでいます。この中間膜がとても丈夫で簡単に破れないので自動車事故の際にガラスが飛び散らなかったり、防犯ガラスが簡単に割れなかったりする訳です。この中間膜は粘性があってガラスに強力に接着しています。そのため合わせガラスはリサイクルをすることは非常に難しいことでした。既存の合わせガラスのリサイクル技術は、ガラスをガリガリとかき取ってリサイクルに廻し、残りの中間膜と付着したガラスは焼却処分にしていました。

連絡のあった会社は、この合わせガラスと中間膜を独自の剥離技術で分離して、ガラスと中間膜をそれぞれリサイクルすることができる技術開発に成功したのです。ガラスの製造時には、ガラスの原料を加熱する燃料だけでなく、ガラスを製造する際の化学反応の過程からも大量のCO2を排出します。つまり、この技術は地球温暖化対策に非常に効果があるものなのです。また、この技術は、ほかの分野でも複合材料を剥離してリサイクルすることに応用が可能で、とても将来性があるものだと思っています。

しかし、現実は技術が優れているからといって、すぐに業績が上がるものではありません。業界の力関係やしがらみで、ずいぶんガラスリサイクルプラントの販売に苦戦をしていました。しかし、ここへきてやっと第1号機の販売が出来て、他の会社との商談も進みつつあるとのことでした。新しい技術は最初の販売実績ができると、次の展開が楽になるのかもしれません。

去年、市場と販路調査の報告書を作成した時点でこの会社のコンサルティングは終了しているのですが、その後も社長とはたまに連絡を取り合って、苦戦している販売状況を聞いて心配していました。

今日は連絡をしてくれた社長には心から、おめでとうございますと言いました。この社長が私財を投入して運営している会社の発展を祈りたいです。



nekoinemo at 23:20│Comments(0)TrackBack(0) 企業理念 

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