2007年08月25日

建設業の工期短縮 4

今日はものつくり大学名誉教授の田中正知先生とお会いしました。行政研究機関のSさんに設定していただいた打ち合わせです。田中先生はトヨタ出身で、生産システム評価の視点でJコスト理論を提唱されている方です。

田中先生のお話は、川砂利の採取の必要性から、トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一さんの昔話まで多岐にわたりました。特に印象的だったお話は、建設工事の工期短縮についての提言でした。

工事を施工する際に3チームを編成する。3チームのうち2チームが稼働して1チームは休む施工サイクルを作る。各チームの労働時間を12時間として昼夜2交代で24時間施工をする、というものでした。各チームは1日12時間労働になりますが、2日稼働で1日休みになるので、かえって休みが多く取れます。工場生産の考え方を建築生産に導入した、生産効率を最大に高める提言です。

いままでも24時間施工は行われなかったわけではありません。たとえば六本木ヒルズ建設のように非常に短工期を要求される現場では24時間施工が実施されてきました。しかし、非常にまれなケースで一般には一日8時間労働が基本です。田中教授の提言は、積極的に24時間施工に取組んで、工期短縮を図り、資金の回転スピードを上げようというものです。

田中先生には今後も建設工事のJコスト理論の勉強会に協力していただくようにお願いして快諾をいただきました。



nekoinemo at 23:06│Comments(0)TrackBack(0)建築技術 | コンストラクションマネジメント

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