カテゴリ: バクテリオファージセラピー

一週間の入院で行われた「バクテリオファージ」による難治性膀胱炎の治験が終わりました。

結果はね、エリカの大腸菌の勝利…汗

IMG_6077


初めの2日間はファージがうまく働いて大腸菌をやっつけていたようだったんだけど、その後エリカの大腸菌が勢いを増してファージが上手く働けなくなったらしいですよ。

ファージでの膀胱炎の治験は世界で初だったので、成功すれば画期的な事だっただけに残念な感じでしたね…

理論上上手くいってて試験管段階でも上手くいってても、生体内ではバイオフィルムが出来たり、膀胱以外のところから(エリカの場合は腎臓内に残ってる結石)菌が供給され続けたり…

あるいは菌が今回のファージが効かないタイプに変異したり…

沢山の原因が考えられるそうです。

まぁいずれにせよ今回の治験は平たく言えば「失敗」…^ ^

エリカには少しだけ菌の数が減った…と言う結果だけでしたが、副作用もなくイケメン研究者と若い猫好きの学生さんたちに可愛がられた一週間でした。

バクテリオファージセラピーについては次回ザックリと書きますね。

上手くいけば身体に負担のかからない良い治療だと思っています。

研究が進んで身近な物になる事を期待して、研究者の皆さんにエール!

IMG_5979

エリカ様、お疲れ様でしたね。



月曜日に入院して今日で5日目。

毎日面会に行ってますが、全くと言って良いほど緊張感がありません。

すっかり環境に慣れ切ってご機嫌です。

IMG_6095

隔離病棟で一匹。
他に入院してる患畜も無く、我が物顔で遊び放題…^ ^

IMG_6089

IMG_6097

あちこち自由に探索してます。

入院ケージも前の時よりずっと広いのね。

IMG_6087

中も快適なようです。

スチューデントドクターと呼ばれる6年次の学生さんが普段担当してくれてます。

前にお世話になった研修医の先生初め、いろんな人が出入りして遊んでくれているようです。

記念写真をパチリ。

IMG_6099


爺様ともパチリ。

IMG_6104

やっぱり若い方が良い? ^ ^

毎日少しの時間でも面会できると安心しますね。

帰る時も別に平気のようで…

IMG_6107

帰るの?またね…

と言った感じです。


全くストレス感じてないみたい。
安心だけどね、ちょっと寂しいかな。

週明けには退院予定。
もう少しだね。






季節外れの雪が降り、寒い寒い日でした。

髪を切ったばかりで襟足が寒くて参ります。

先日、エリカの薬を病院に貰いに行った時、風太の鳴き声がしました…

なんてね ^ ^

入院してる猫ちゃんの鳴き声なんだけど、風太にそっくりだったんだわ。

でも女の子でした… 笑

ずっと鳴いていて声がかすれてきてたらしいです。


その夜、風太の夢を見ました。

風太が居なくなってから初めての夢。

顔は見えなかったよ…

夢の中の風太は、たった一匹で四角い寒々とした部屋に居ました。
四角い台の上でこちらに背を向けて、声をかけても振り返ることもなくグッスリと寝ていました。

身体はふっくらしていました。

夢の中で私は

「風太、寝てたの? そっか、ゆっくり寝てなさいね。」

と声をかけてその部屋の扉を閉めました…

抱っこすれば良かったな〜
やっと会えたのに…
失敗した〜

今度夢で会ったら絶対抱っこする!と誓った私でした。


そして話は突然変わりますが…^ ^

タイトルどおり、エリカ様の治験が始まる事になりました。

IMG_6003


週明けの12日月曜日から一週間の入院です。涙

風太の寂しい夢を見た後だけに、エリカが一週間もいないとなお寂しくなりそうです。
夜添い寝してくれるエリカが居ないと眠れないかも…

でもエリカの治験で難治性膀胱炎の猫ちゃんの治療に役立てば何よりですからね。

エリカ自身の細菌もいなくなれば今よりもっと元気になるかもしれないし。

治験が成功することを楽しみに待つ事にしました。
寂しいのは我慢我慢。
許可が降りれば毎日会いに行きます。
コロナのせいで面会できないかも…


↑このページのトップヘ