突然、御内裏さまが語った。
「あれは同じ存在だ、常に二つを現わさない、二つを現わす事の方が稀なのだ」と。
自分が数日間抱いていた疑問への答えなのだと気付いた。
自分が、どうすればそれが判るか尋ねた。
「あれを否定せず、疑う事無く、よく目を凝らして見なさい」と。
自分は、いつものように並んで現れず、もう一つが裏に隠れるような位置取りで、
一つにしか見えなかったのだろうと結論付けた。

すこし間を空けて、御内裏さまが語る。
「存在を消している痕跡だけはあえて残している、二つを現わさないだけ、常と同じ」
口調からすこし怒られたのかと感じたが、自分が否定し疑うから見えてないだけか。
PCに保存した画像を拡大し、目を凝らして確認しやっと納得できた。
まるで自宅のLED電球が切れたのと同じだ、消えても空が蒼いから
シルエットは残っている。
存在そのものを消すのでは無く消灯なのか、随分アナログだなと思った。
あえて残していると言うのだから、自分に気付くようにか?
あるいはネビュラの存在の証明として自分に画像として撮らせ、
不可解な画像として残す為、意図的に完全消滅させてないだけなのか。