民家の庭から大量の砲弾が見つかり、警察、消防関係の車両が集まっていた。
全長50センチ位の砲弾を一本一本ブルーのシートに包み、慎重に運び出していた。
流れ作業的に多くの人員で作業していて、尋常では無い数の砲弾が見つかったようだった。
関連は無いのだろうが、同時に近所のアパートでトイレが詰まったと騒いでいた。
自分が住民に、浄化槽が一杯なのだろうから業者を呼ぶようにとアドバイスする。
いつの間にか、自分も砲弾処理関係者となっていた。
皆、徒歩で周辺に民家の無い農地の農道脇まで砲弾を運ぶ。
自分は馬に乗って砲弾が運ばれる場所へ向かう。
振動を極力与えないように車両では運べないからだ。
とりあえず郊外の農道脇に砲弾をずらっと並べ、爆発処理の段取りを待つ。
搬送途中に1本置いたのか落したのか判らないが、後方で突然大爆発した。
びっくりして振り返ると、隣接した民家が一棟丸ごと空中に舞い上がりながら反転、
真っ逆さまに落下して粉々になった。
幸い、空き家だったので負傷者は居なかった。
一発でこんなに威力がある事に驚き、目の前にずらっと並んだ砲弾を見て恐怖した。
これは自衛隊の仕事だろうと思ったが、何故か警察、消防、地元民間人だけで処理している。