幼い自分が、母親が漕ぐ自転車の荷台に取り付けられた補助椅子に座っている。
突然手がグリップから外れ、真後ろに頭から落ちる。
アスファルトに後頭部を打ち付けたその直後、後続のクリーニング屋の黒い商用バイクに
頭を乗り越えられた。
慌てる母親とクリーニング屋のおじさん。
しかし、自分は何事もなかったように立ち上がり、泣く事も無くキョトンとしている。

この夢の事を母親に聞くと、幼い頃に実際に起きた事で、
その時は死んだと思ったが、意外にも平気そうだったので驚いたと。
ケガもたんこぶ程度だったが、近所の医院で大丈夫と言われたと。
現在ならば、脳のMRI画像を撮ったり、入院で経過を見る事だろうが、
昔だったからそんなものだろう。
頭蓋骨が軟らかい幼い頃なので、当たった部分は当然変形し、
成長しても戻る事無くそのまま固まったようだ。
手で触ると、後頭部と右側頭部に真っ平らな部分が残る。
左側頭部にもやや平らな部分が確認できる。
極端に言えば、上手い具合に三角錐になってしまった。
でも実際には頭髪があるから普通に見えるのだが、
スキンヘッドにしたらどう見えるのだろうか?
自分でも興味があるが、スポーツ刈りしてた頃には上はそこそこ長めで、
横と後ろを刈り上げた程度だったので別に気にならなかった。
触った感触で極端にそう思えるだけなのかもしれない。
でも、死んで数百年後にエイリアンの頭蓋骨と間違えられたら嫌だ。
まあ、土葬では無いから火葬で形は残らないからそれは無いが、
どこかで遭難して行方不明となればあり得る話。
それと、曲面が平面になる分、頭蓋骨の容積が減るから、
脳が成長するのに多少の制約があったと思う。
現実に起きた事を鮮明に記憶してるから、定期的に夢として
思い起こすのだろう。