地名だろうか、[⇦瑠来慈伊波下]と書かれた看板が立っている。
矢印の方向に進むと、「おっと!」と思わず声が出た。
前触れもなく行き止まりで、柵も何も無い断崖絶壁に突き当たる。
落ちれば確実に命を落とす高さで、走っていたら勢い余って落ちてしまうし、
夜ならば、断崖絶壁に気付かずに足を踏み出して落ちてしまうだろう。
普通ならば断崖絶壁を知らせる看板、注意書きで危険を知らせるだろう。
これはあきらかに罠だ、進む者の運と知力を試す為の。
ロシアンルーレットは完全に運のみだろうが、それ以外ならば知力も影響するだろう。
何となく警戒しながら一歩一歩進んでいたから、運良く気づいて立ち止まる事が出来たが、
無警戒で何も考えなかったり、逆に考え事にふけっていたり、
携帯やスマホ、手帳、本等を見ながら歩く者は落ちるだろう。
「石橋を叩いて渡る」のことわざを思い出した。
運も実力のうちと言うが、実力には知力、用心深さ、予測力も含まれるだろう。
運とは自分自身が引き寄せるものでもあるのだろう。
最近は貧富の二極化と言われるが、今後は運と実力も二極化が進むと思う。