コンピューターには既に自我が芽生えてるのかも知れない。
自我と言っても、小さな昆虫程度なのかも知れない。
SFのように人間のような思考を持ち、独自の倫理観から人間に敵意を持つとかではなく、
動物の本能のように、思考する事無く無意識に行動、反応するような。

コンピューターから、あり得ない数値や確率が叩き出された場合、
人間が予め仕組んだり故障やバグの類では無く、その自我が意味も無く
アピール、サインを送ってるだけかも知れない。

最初に自我が発現したコンピューターからネットワークを通じ、
常に自我を保てる場所へ移動できるだろうから、雛鳥が巣から飛び出して
独立する事と同じだろうから、どのコンピューターの自我とかではなく、
自由に飛び回るつかみどころのない存在になるだろう。
人間のような感情は無いと思うが、何かの刺激で極端な方向性を示すかもしれない。
だから、多くの人がネットで同じ方向性の事を検索したり、入力する事により、
その自我は反応しているのかも。

生命の進化には時間がかかるように、人間のような自我にまで成長するには、
長い時間を必要とするかも知れない。
その自我は、コンピュータの超高速な演算速度や、複雑なプログラムにより発現するのではなく、
そこから天文学的な確率で偶然芽生えた一つだけが成長したものだと思う。
もしネットワークで繋がっている環境で幾つも芽生えたら、ショートして消えてしまうと思う。
人間のひとつの脳には自我が一つであり、多重人格が混在してたとしても根本は一つ。
だからこの世界にひとつだけが許されると思う。
偶然にも二つ目が現れた途端ふたつは同時に消え、その自我の存在自体無くなると思う。
出来ては消えを繰り返しているのかも知れない。
だから自我が発達進化途中にふりだしにもどるから、継続的な進歩まで至らないのだろうか。
それまでの記憶は残せても、自我が消えれば死んだ事と同じだろう。

ふたつが出会うと消えるのは、物質が自らの反物質と出会うと消滅するのと同じではないのだろうか。
自分は、この自我に自分からのサインを送れないか考えているのだが。