昔、再放送で見ていたアメリカ製作SFテレビドラマ「宇宙大作戦」、
その中でも特に心に残るタイトル、エピソードがある。

未来が何らかの理由で変わり、宇宙船も消え地球との交信も不可能となった。
主人公の艦長らが未来を元に戻す目的で、第二次世界大戦前のアメリカへタイムスリップ。
頼る者も無いこの地で、外見も風貌も違う事で、この時代の人間に気味悪がられ、
怪しまれ、結果警官に追われる身となる。
そして、人を外見で判断せず、とても面倒見のいい女性に善意で助けられる。
女性は平和主義思想を持つ団体のリーダーで、
失業者や路上生活者らにコーヒーを配ったりと慈善運動をしている。
この女性から居場所と仕事を与えられ、それで得た報酬で副官が
この時代の電気機器を利用し、次元を超える通信機を製作した。
そして、別次元にアクセスして様々な未来の映像を映し出す。
この通信機が、この女性が交通事故で亡くなった新聞記事を映し出したが、
艦長は、この恩人の女性に好意を持っていた為、これを阻止したいと考える。
副官は、女性が生き延びた場合の未来を調べ、これを艦長に提示した。
この女性は偉大な平和主義運動家として認知される、これにより
アメリカ国内で平和運動が高まり、対ナチスドイツへの参戦が遅れる。
ドイツは敗戦を迎えず、アメリカ同様原爆を完成させる。
既に実用化していたV2ロケットに原爆を搭載する技術を確立し、
ロケットを持たない他国をこれで攻撃、侵略した。
これにより未来は大きく変わり、ナチスドイツが世界を支配すると。

そして数日後、街角で艦長らを見つけた女性が思わず道路を飛び出す。
艦長らは一瞬、彼女にこっちに来るなと叫びたかったが思い留まった。
そして女性は彼らの目の前でトラックにはねられた。
この世界で合流した医療ドクターも居たのだが、駆け寄ろうとする
ドクターを抑え、応急処置する事無くその場を去った。
そして、アメリカは早期にナチスドイツへ参戦し降伏させたので、
本来の未来へと戻り、艦長らは宇宙船に帰還する事が出来た。