知人が奥山半僧坊に行って来たと、今朝お土産持って来てくれた。
ここの焼き印が押された大あんまきで、初めて見たが大きい。
生ものなので早く食べないといけないが、家族はいらないと言う。
自分一人で食べるのかと思うと勇気が要る。
このプレッシャーを一人で背負うのかと。
一人で背負うで、過去に思っていた事がある。
ゼッケン1を与えられた者は、1を掲げているから1位が似合う。
それが前年度ランキングや、直近の成績で決められた場合は勝率が高いだろう。
しかし、応募順や無作為に与えられた場合、1はどこに位置しても目立つから
プレッシャーだろうなと思う。
そうであっても、ゼッケン1は秘めた才能、実力があれば力を与える事もあるだろう。
見えない流れが幾つかの偶然を引き起こし、優位に仕向けるかも知れない。
トーナメントならば強者同士の潰し合い、相手の負傷による棄権、
相性、運とかの要素が左右する。
幸い、自分は過去1度もゼッケン1を背負った事が無い。
秘めた才能、実力は無いから、1を与えられても重荷だっただろう。
自分が過去勝ったレースも、終盤ぶち抜かれ差を広げられ、
二位でも仕方が無いと諦めたが、残り半周程で相手が転倒、
相手がコース復帰と同時に自分が寸前で先に出て逃げ切れた等、
運だけで勝てたと思える記憶しかない。
これも偶然の事だが、その時のマシンは1のゼッケンを掲げた、
数段も挌上選手の練習車のお下がりを貸し与えられていた。
前年に年間チャンピオンで翌年がゼッケン1となる。
その選手は、レースでは数千万円とも言われるワークスマシンを与えられている。
国内イベント等で、ゲストとして模範走行する際に使ったと思われる市販レーサー。
借り受けた時には当然ゼッケンが貼られていたが、自分で剥がした。
そのマシンでの初レースで勝った時は、見えない1の底力を貰えたとも思ったが、
練習車と言えども精度の高い部品をセレクトし、バランスチューニングされていて、
摺動抵抗が少なかった事で、乗り手の自分の実力ではなく、
このマシンが他との性能のアドバンテージを大きくしていた事が主な要因。