兎に角、俺は以前からイタリアに関わるのは嫌だった。
しかし、突然に関わる状況が近づいていて不安で、
再び拒否感、否定感が湧き出てくる。
嫌がる俺に対して試練を与えられてるのだろうか、
降って湧いてきたような状況で困惑している。
仕事の内容、要求されるスキルの問題では無いが、
未だに拒否感が薄らぐ事が無いからだ。
俺には気に入らないと思う理由が多々あり、ここに至る経緯も気に入らない。
イタリアに拒否感があるのでは無い、否定感を抱くようになった別の理由がある。
それに応じるべく、俺なりに強く抱いている念がある。
これが俺のボルテージを更に上げてくれる契機となるだろう。
不安、拒否、否定、不服、怒り、これらのダークな感が更に引き出してくれる。
ありがたい事だ、逆境が力に変えさせてくれる、俺は昔からそうだったから。

人が本来持つ白黒出し切れば、完全混合されて灰色になるのだろうが、
世間に見られる倫理、法の狭間に上手く隠れるグレーと言われる対象とは違う。
悪をも凌駕する善、善をも凌駕する悪が存在すると考えているが、
その中立の部分が僅かでも善に傾いていれば有用な武器となるだろう。
そこを見失う者は、その強さ、しぶとさが狂気とされるのだろう。