昨日、ヒラリー、クリントン氏が書いた、大統領選挙に関する告白本が出版されると報じられていた。
その内容の一部が出版に先駆けて公開された。

クリントン氏は、ドナルド、トランプ氏に敗北したのは自分自身の責任だと認めているが、
大統領選挙で支持してくれたオバマ前大統領や、民主党候補指名を争ったバーニー、サンダース氏、
ロシアのプーチン大統領や他の多くの人々にも敗北の原因があると批判している。

他人に責任転嫁するような内容を、大統領選に敗北して1年後に告発本で書く事は、
自分が政治家に必要と考える潔さ、胆力の欠落した平凡な政治家だった事を露見した。
同じ民主党のオバマ前大統領やサンダース氏が邪魔をしたとでも言いたいのか。
有権者の多くを納得させる政策、プレゼンが出来なかった事が敗北の原因であり、
それが僅差の場合は運だけだと思う。
つまり確率二分の一のハズレを引いたに過ぎないのだ。
僅差とは言えない程のアドバンテージを持っていれば有利だった筈で、
マスコミがヒラリー氏有利と幾度も報じていた事こそ、フェイクニュースによる心理誘導と思える。
その報道でヒラリーが勝つだろうと確信したヒラリー氏支持者で、
横着で腰の重い性格だった場合、自分一人投票しなくても結果は変わらないと思うだろう。
普段忙しいから、期日前投票も何かと面倒、投票日に仕事、用事がある、体調悪い等、
投票に行かない言い訳を自分自身に向ける人も少なくない。
そのような一部の有権者の油断が、ヒラリー氏敗北の要因にあったのかも知れない。
陣営を指揮する有能なブレインが居たのならば、拮抗してると判断していたのならば
マスコミに対し、「状況は良くない、危機感を感じている」と訴えるだろう。
そうとあれば横着で腰の重い有権者でも、トランプが大統領になるのは嫌だからと、
投票所に足を運んだだろう。
どちらの支持でもなくて投票自体ボイコットする予定だった有権者も、
ヒラリーも嫌だがトランプはもっと嫌だと、ヒラリー氏に票を投じたかも知れない。
投票率が100%ではない以上、普段投票しない層を心理誘導する術に長けた
ブレインが、ヒラリー陣営に居なかっただけの事だろう。
慢心、油断、読み違いを持つのが人間、ならばそのような感情の無い人工知能に
判断を委ねるべきだっただろう。
負けてからの言い訳は敗者の遠吠えだが、その内容を記した告発本は収益にもなる。
後の大統領出馬予定者が、ヒラリー氏の告発本を反面教師と捉えれば有用なアイテムだ。
このような告発本を書き、静かに去る事が出来なかった人物なのだから、
仮にヒラリー氏が大統領になっていたとしても、程度の差はあれど、
アメリカ国民の不満の渦は全米各地に蔓延していたと思う。
トランプ支持層が中心となり、反ヒラリー大統領のデモを繰り返していた事だろう。