日本企業NTNは、世界4大ジェットエンジンメーカーへ主軸用軸受を供給している。
最高200度にも達する高温で、毎分1万回転という高速で回転する主軸に使用される。

先日、NTNが次世代のセラミックを用いた軸受けを開発中と報道された。
それが実用化されれば、200度を超える高温、毎分1万回転を越える領域にも対応出来、
同時に軽量化も達成できる。

セラミック軸受けならば、次世代戦闘機の高性能ジェットエンジンに流用できる。
超高温、超高速回転時に於いても、主軸の回転精度が保てる事で、
超高速回転時の振動を抑え、各パーツの金属疲労も低減され耐久性が向上するだろう。
それ故に、戦闘機用ジェットエンジンへの需要も増えると想定される。
そして、性能を飛躍的に向上させる可能性を秘めている。
現状のジェットエンジンを、メタル軸受けからセラミック軸受けに変更するだけでも、
耐久性とターボファンの最高回転数を上げる事が出来る。

防衛省は、安易に次期国産戦闘機F-3の開発を棚上げせず、国産化を推進すべきで、
いい加減、アメリカ依存から脱却すべきである。
IHIも、世界中にジェットエンジン用主軸を供給する日本企業であり、
国産化に有利な条件は揃っている。