あの男が言う。
「気づかないか?見せられてるよ、前置きなんか無いよ」。
その後、急に音声早送りのような変な声で説明するのだが、
速さに理解力が追い付けないのと、はっきり聞き取れない。
ところどころで急に声が小さくなる。
それでも、大筋で理解できたのは、
現在の崇高なるで無く、前任なのか、前前任なのかは判らないが、
つまりは、その一部始終を観察してたと言う事か。
詳細な内容をデーターとして保存しているからこそ、
その様子をいつでも映像化できると。
それを目的とする所に転送するだけだと。

その時にもネビュラがあればそれも可能だろうが、
どのような方式、原理で見せるのかは謎だが、思考に直接転送する技術を持つのだろう。
SF映画 GANTZで使われていた未知のテクノロジー、超転送とは、
この様な技術を指す言葉だろう。
同じくSF映画 ファイヤーフォックスのブレイン、インターフェース技術のようなものか。
ところで、いつの頃からのデーターを持つのだろう。
崇高なるは、常に単なる傍観者なのだろうか。
謎と思わている事も、データーとして記録されているのであれば教えて欲しい。
しかし予告無く、勝手に一方的に送って来ていたとも考えられる。
前置きが無いからそれは判らないが、自分の洞察力を試されているとも考えられる。