某大企業、技術開発系部門に高校からの友人が居る。
潜水艦乗務員の兄を持つクラスメイトの自宅に案内してくれた友人だ。
急に彼と話がしたくなり、久々に電話をした。
彼から、自分の勤務先と契約していた技術顧問(自ら技術顧問会社を経営している)の話が出た。
自分は時折、その技術顧問に対し技術的な問題を指摘し、改善案を提示していた。
割と自分の意見を素直に聞き入れ、自分の案を取り入れた形で設計を最初からやり直した事例もあった。
しかし、大手取引先のそれなりの役職に就く友人に、自分と知り合いと知っての事だろうが、
過去に、「私にいちいち指図するうるさい人だ」と、愚痴をこぼした事があると言う。
技術顧問として従事する会社社員の悪口を、取引先担当者に言う人とは思わなかったが、
怒りよりも呆れた。
ちなみに技術顧問は自分よりも10歳近く年上だ。
友人は、「でもあいつの事だから、的確な指摘するでしょ?」と言うと黙り込んだと言う。
最近、自分の勤務先と競合するライバル会社の社員と打ち合わせに来ていたと言う。
しかし、今年春先に契約解除され居なくなっていた。
彼が担当する製品設計の見直し、修正、後の不具合が多発していて、
従事した社員も嫌気が差して数名が辞め、技術スキルに疑問を持ったのだろうか、
彼が進めていた新たな受注品の設計途中での事だった。
技術顧問なので、同業数社と契約を結んでいるとは聞いていたが、
自分の勤務先との契約解除後、競合するライバル会社に売り込みに行き、
技術顧問として採用されたのだろう。
友人は、この人物の契約解除の事は知らなかったようで驚いていたが、
お前の会社もOO社(大手企業)の傘下に入ったのか?と言うから、
何で?と聞くと、この競合会社がOO社の傘下で、最近、他社と合併したからと言う。
この顧問が、自分の勤務先と競合するライバル会社との、両方の顧問をしているとの
勘違いからだろう。
友人曰く、「俺は低い評価しか出来ないし、過去にも担当する案件で問題が生じ、
相当苦労した経験が何度かあるから、信用はしないよ」と。
もう自分とは関わる事は無い部外者、幾ら失敗して取引先に迷惑掛けようが、
気に掛ける事も無いのだから。