長い沈黙の年月を経て、今復活したのは必要とされる時代だから。
この建造物は俗に言うパワースポットのようだ。
その名自体がパワースポットの代名詞だ。
自分は、テレビや雑誌、ネットで紹介されるパワースポットなる場所には、
どれもこれも興味も関心も湧かないし、そんな効力は無いと思っている。
しかし、何故か現在の太陽の塔にはそれを感じる。
老練さを感じさせるパリのエッフェル塔と同じ感じだ。
太陽の塔はまだ若いが、長い年月放置され、朽ち果てる運命を辿る状況が、
老練さに匹敵する何かを纏う事となった。
だからこそ復活には意味があり、自らが望んだと思えた。
デザインした岡本太郎氏も独特の存在感を持つ人物。
人智を越える存在が、彼の思考に入り込んでいたかのようだ。

同じ地域に存在する、歴史のある大阪城には何も感じない。
牙と爪を抜かれた虎のような印象を受ける。
現在は、その存在を保つだけで精一杯に感じる。
まるで抜け殻、エネルギーの発散を感じないとでも言おうか。