震天制空隊は特攻とは言え、崇高なるに護られていたと思う。
B29による日本本土爆撃の被害者は、殆ど一般市民だった。
撃墜されたB29が本来爆撃する予定エリアと、爆弾の数だけ救われた命がある。
撃墜が無ければ、現在存在しなかった人達も多かった事だろう。
自分は、震天制空隊を負の遺産と思わない。
悲劇の部隊とは思わない。
大戦末期に活躍した日本国民の救世主だったんだと。
当時、高性能な戦闘機がより多く残っていれば、
より多くのB29を撃墜し、多くの命を救えたであろうが、
時は既に遅かった。
しかし、この功績は後世に伝えるべき流れがあったのだろう。
何も知らない小学生の自分が、そのカラーデザインから興味を抱き、
手に取ったのも必然だったのかも知れない。
その後、震天制空隊の事を認識したのだから。
震天制空隊の活躍は讃えるべき功績だ。

小学生の頃、初代ウルトラマンの科学特捜隊で気付いた事だが、
ジェットビートルと呼ばれる航空機が、自分が買った鍾馗のプラモデルと
全く同じカラーリングだと。
今思うと、科学特捜隊の流星マークも、震天制空隊、屠龍の側面に描かれる矢にも似ている。
流星マークの先端は☆だが、アメリカ空軍機のマークも☆だ。
これを撃墜マークとしたのならば、アメリカ空軍機に矢が的中した構図にも見える。
やはり、震天制空隊のイメージを植え付ける為の流れが生じたのだろうか。
ウルトラマンの企画、制作側による意図的な事で無かったとしても。

最近、自分の記憶に残る震天制空隊、鍾馗のカラーリングと
同じデザインのスマホケースが存在する事を知った。
即、欲しくなったのだが、スマホを持たないので断念した。
鍾馗はシルバーの機体で、エンジンカウルから側面に延びるオレンジラインと、
日の丸と山鹿流陣太鼓が描かれていた。
赤穂浪士47士から名付けられた第47戦隊、部隊マークも山鹿流陣太鼓。
子供の頃にテレビで忠臣蔵を見て、持つ太鼓の模様が鍾馗のマークと同じ事に気付いた。