KYB(カヤバ)の免震・制振装置、検査データ改ざん問題。
残念でならない。
過去、お世話になった企業故に、何故こんな事になったのかと、
自分の事のように考え込んでしまった。
やはり、経営者の責任だと思う。
担当部署が、経営側から要求される厳しいノルマ、
競合他社に対し、優位に立つ為の技術開発要求等で、
不正をせざる終えない状況に追い込まれたと思う。
自分も現在同じ状況なので、現場の苦悩は理解できる。
納期に余裕が無く、これを絶対厳守と強く要求されれば、
規格を多少外れても、仕方が無いと考えてしまうだろう。

若い頃、KYBからレース用サスペンション、関連部品の供給を受けていた。
外観では判らない内部機構にも、特別な計らいをして貰えた。
モリブデンを含有させたオイルシール類、温度による粘度変化の少ない
化学合成作動油、内面を鏡面仕上げされたシリンダーボディ等、
当時、市販レーサー装着品には使われない部品で、
ワークスマシン用に使われていたと言う。
自分が岐阜県の事業所まで出向き、手渡しで受け取っていた。
先方からは宅急便で送ると言ってくれるが、サポートしてもらう身なので、
直接伺うのが礼儀だと思っていた。
お世話になった方も、かっては星野一義氏と同じフィールドでレースをしていた方で、
自分の二人の師匠の後輩、同輩でもある。
現在は定年退職しているが、今回の件は残念に思っている事だろう。
最近、大企業での不正、不祥事隠蔽、改ざん等の問題が次々と露見している。
自動車関連企業に多いのも残念でならない。