今後、自動車はEV化が加速するだろう。
動力用バッテリ-の軽量化と容量の増加、繰り返し充放電による容量低下抑止、
発火リスク低減等の技術進歩に比例し、増加していくのは当然の流れである。
バッテリーが発展途上の現在は、繋ぎとしてシリーズ方式ハイブリット車が増加する傾向だ。
エンジンを発電用として用い、モーターのみで駆動する。
ホンダ車のように、高速巡行時に発電用エンジンを駆動軸に連結する方式も存在するが、
シリーズ方式車はモーター駆動がメインだ。
自動車のEV化比率が増加する将来、斜陽産業となる自動車の関連業種が見えて来る。
モーター駆動車に於いてAT、MTミッションは不要となる為、これらの需要は激減する。
シリーズ方式車の発電用エンジンは、軽量化とフリクションロス低減の為、
気筒数を減らす傾向となる。
現状のエンジン駆動車は、4気筒と6気筒が大多数を占めている。
今後、発電用に専用設計するとなれば、2気筒と3気筒が主流となるだろう。
ピストン、シリンダー系統、吸排気バルブ系統、パッキン類、
燃料噴射、点火系電装部品等の部品点数が約2分の1となり、
これら部品の需要も激減する。
軽量でシンプルな構造のロータリーエンジンが、発電用に優れていると認識されて普及すれば、
更に需要は激減する(シングルローター化で更に部品点数は減る)。
小排気量のディーゼルエンジンは、熱効率の悪さと排気ガスの浄化が難しく、
発電用としては不向きであると考える。
将来的には、これら部品の供給企業は業務縮小とリストラが加速する。
新規就職時には注意すべき点だろう。
現時点で業績好調であっても、10年後、20年後は不透明だ。
逆に需要の変化が無い部品は、空調関連、照明灯関連、ホイール、タイヤ関連、
外装、内装関連、ブレーキ、系統(回生ブレーキが強力でも四輪全てに取り付けられる)、
サスペンション系統だろう。
計器類も、現アウディが採用している、オール液晶パネル表示が普及するだろうから、
当然、アナログ的な計器類の需要も激減するだろう。
計器、ドライブナビ、レコーダーも、液晶パネル一枚とソフトだけで成り立ってしまう。
サイドミラー、ルームミラーもカメラ&液晶パネル表示となれば不要となり、
鏡の需要さえもなくなる。