米国防総省は、イラン革命防衛隊司令官の殺害はトランプ米大統領指示と発表した。
今回、イラク国内での殺害命令であり、国外介入専門部隊の司令官ではあるが、
イランのエリート軍人と報道されている。
イラクのテロ組織を支援する戦争犯罪者を殺害したと、今回の件を正当化するだろう。
「キム委員長はシンガポールで非核化について署名した、彼は約束を守る男だと思う」、
年初に声明を出したトランプ大統領であるが、直後にイラン司令官の殺害命令を出した。
弱腰の老いぼれでは無い、必要とあらば必ず行動を起こすとの意思表示である。
これは、北朝鮮を意識しての大胆且つ、計算された上での軍事作戦であろう。
ロシアのプーチン大統領との電話会談で、イランに対する軍事作戦を示唆しただろう。
その上で命令を出していると思われる。
これは、国の要人をピンポイントで殺害できる能力を示したものと思われる。
友好さを維持している発言をしておいて、真逆の残忍さを見せつけている。
北朝鮮の恫喝的な企てを思い留ませようとの思惑も伺える。
ここで一気呵成にイランを攻め、早期に屈服させる可能性もある。
その場合、中国、ロシアが仲介し、話し合いでの戦闘中止シナリオが存在する。
これでアメリカが、中国、ロシアが停戦に協力したと賛美し、関係修復に向かう。
中国、ロシアはアメリカと軍事的緊張状態に陥りたくはないだろう。
両国は現在、経済の立て直しが最優先であり、香港、ロシア国内のデモに頭を悩まし、
経済低迷に起因する国民の反発、不満拡大が大きな懸念材料である。
経済復興こそが政権安定化への早道と捉えている。
ここで更なる軍事費増大は、国民を蔑ろにしている指導者との烙印を押されてしまう。
他の国を守る為に、なぜ我々が経済的に困窮しなくてはならないのかと。
中国、ロシアは、必ずしも北朝鮮の件でアメリカと軍事対立したくないだろう。
北朝鮮とアメリカが、多少なりとも妥協できる事を願っているだろう。

関連タイトル:2020年の軍事動向予測 滅亡への誘導

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