テレビドラマ、破天荒フェニックスを視聴して、フェニックスへの思いを回想した。

フェニックスと聞くと、中一の頃にハマった1/8エンジンRCカーを思い出す。
チームフェニックスの名で馳せた、トドロキモデルのロードエース。
当時、大人のRCカーマニアから格安で譲ってもらった。
しかしRCカーは、数回走らす程度で飽きてしまった。
先に始めていた、RCパワーボートで関わった大人達以外にも、
新たにRCカーマニアの大人達との交流も増えた事は良かった。
大人達からエンジン、駆動メカニズム、強度計算、流体力学等、多くの事を学んだ。
当時、20代30代の大人達が語り合うメカ談議、技術論を必死に聞いていた。
パワーボートは、ハイドロタイプの船体を自分で設計、製作していた。
アウトリガーと呼ばれるタイプでデザインし、骨格設計をして船体を自作、
水の抵抗と空気抵抗、ラダー、ペラの形状も研究し、自分流で部品を加工した。
搭載する20クラスのエンジンで最高速を競うレースで、時速60キロを目指した。
当時、60クラスで時速110キロを記録していた為、20クラスは入門クラスであった。
全長60センチ程、1/10の縮尺比で換算すると時速600キロに相当する。
接水は僅かな面積の滑走面、ペラとラダーの下半分だけで、
推進力のロスを減らす目的で推進軸を水平とし、船体本体は滑空していた。
当時、アメリカでは60クラスで時速140キロ以上の記録が出ていた。
ちなみに、RCカーのロードエースは最高時速80キロ以上だった。
ボートのマフラーはレーシングチャンバー、そしてニトロを含有した燃料を使用し、
毎分2万回転を越える高回転エンジンが主流だった。
ボートは直線レース用なので最高速度に特化し、旋回性能は無視した。
自分は、RCボート用にイタリアメーカーのスーパータイガーX19、
RCカーのロードエースには、日本メーカーのOS21エンジンを搭載していた。
これらの騒音は本物のレース車両並みで、大声での会話も聞き取れなかった。
後の二輪レース参戦時、この時の経験が大いに役立った。

ところで、ドラマの主人公は非常に優秀で、思いやりのある人物だ。
いい人、優秀と思われるのが嫌で自由人を気取っていると思える。
タイトルの破天荒よりも、武士をイメージする無双が相応しいと思えた。
流行を追ったチャラチャラした外見と、破天荒とは結びつかない。
戦国時代の名武将も派手な装飾を好んでいる。
このドラマから受けたイメージは、傾奇無双フェニックスである。
破天荒は、「誰も成し遂げられなかった事をやり遂げる」の意味であり、
「不可能を可能にした」と同じ意味の、最高の誉め言葉である。
谷岡ヤスジ漫画の世界観のような、闇雲に無謀で無茶苦茶する行為、
勢い余って台無しにしてしまう行為は、破天荒とは全く異なる。
最近では、間違った変なイメージが植えつけられているようだ。
普段テレビドラマを見ない自分が、珍しく興味を持ったドラマである。

4日おまけ3
おまけ(本文とは関係ありません)