アメリカは、ロシアのウクライナ侵攻による戦況を更にエスカレートさせ、
ロシアが戦術核を使用するように促しているとも思える。
ヨーロッパで戦術核を使用されても、大西洋を隔てたアメリカにはリスクは少ない。
アメリカにはヨーロッパで沸き起こる核の炎と、汚染された煤煙は届かない。
ロシアに核を使わせる事で、ロシア寄りの中近東、アフリカ、南米諸国を、
世界の批判に晒されるロシアに寄り添う事が、自国の不利益になると思わせたい。
アメリカは対岸の火事と思うからこそ、常に自国利益優先となるような行動を取る。
今日、トルコでM7.8とM7.5の大地震が続発し、死者は数千人に及ぶと予想され、
家を失った人の数は予測不可能なレベル。
今後、ギリシャ、イタリア半島への連鎖が予想され、火山噴火も続出するかも知れない。
莫大な軍事費をウクライナへ投じ続ける事への否定感、拒否感が沸き上がり、
ヨーロッパの人々へ伝播する。
戦争を継続させる為よりも、トルコの被災者救済へ回す方が正義と考え、
停戦に向けた努力を優先すべきとの考えが優勢となり、必然的にアメリカ国民へも伝播する。
そのタイミングでアメリカ国内でも大地震、大噴火が起きたのならば、
完全にバイデン政権へのブーメランと言える。
ウクライナ以外の紛争地帯でも、大規模な武力衝突が続発すれば、
それらへの対応にも追われ、その隙に中国は余力を蓄えるだろう。
トルコでの2連鎖大地震はNATO諸国、アメリカへの見えない力からの警告と思えてしまう。