猫に小判、おばさんに・・

好奇心いっぱいのおばさんのブログです。 演劇・舞踊・音楽・読書・TVドラマ etc.大好き!

_た行の作家

タイピー日記

この前、道を歩いていたら小学生の男子生徒のグループと遭遇、「ユーチューバーがどうのこうの・・」って話している声が聞こえました。今なりたい職業の上位にあるユーチューバーですもんね小学生も夢中になるようです。

ロ友のしげりんさんが「佐渡に行きたくてたまらない」ってブログに書いておられたのですが、その理由はユーチューバーのタイピーさんが飼いネコや犬のほのぼのとした日々と暮らしておられる佐渡の魅力を余すところなく動画にアップしてるからなんだと。
本まで出版されたそうです。
タイピー日記「犬1匹、猫4匹との佐渡島暮らし」
犬も猫もとっても仲良し。驚くほどタイピーさんになついています。フォロワース数は71万人超
すごいですね。
そんなタイピーさんですが炎上したこともあるんだそうです。傷ついた子猫を保護したのだけど、それがタイピーさん本人のやらせ疑惑だったとか。タイピーさんの猫や犬との触れ合いを見ればそんなことはないように思えるのだけど、有名になればなるほど妬みややっかみ、あら捜しされてしまうこともあるんでしょうか。ユーチューバーとなるのも気苦労も多そうですね。

正しい愛と理想の息子

正しい愛と理想の息子
正しい愛と理想の息子 [単行本(ソフトカバー)]

ハセ32歳、相棒の沖、30歳。

コンビを組む二人は違法カジノで働いていたが失敗ばかり。今度は偽宝石売りでも騙した女に騙され無一文に。切羽詰まったハセは商店街にたむろする老人たちを見て閃いた。これからは、年寄りだ。騙すのは、年寄りだ。さびしさは、利用できる。歪んだ愛を抱え、じたばたする悪党コンビ。注目作家が紡ぐ、泣けるバディ小説!!

バディ小説ってなんじゃわかります?確かゴルフ用語に「バディ」ってなかったっけ?検索してみたら「相棒」って意味でコンビってことらしい。この小説では「ハセ」「沖」の二人ですね。
一人暮らしの老人に狙いを定めて詐欺を働こうとしていく二人。年寄は、足腰が弱り買い物に出かけるのも大仕事、家の中も片づけられてないし、生きていくのが大変な毎日。そこに親切そうで面倒見のいい若者が登場すりゃ、ちょろいもんですよね・・

「こういう生き方もあるんだ」納得の結末を迎える心地良いお話しです。
それにしてもこの表紙、ひどくない?!コミック本のようですよ。
私が好きだった何年か前に「任侠ヘルパー」ってTVドラマがあって、SMAPの草さん出演で、そのドラマを懐かしく思い出させる小説でした。

☆★☆★☆★☆★
先週前半から、全身が鉛のように重く体がこわばってしまいました発熱してました腰痛・肩痛持ちであるので、そこが一層ひどく症状として現れたのですね。起き上がるのにも苦労するほどで、何分もかけてようやく起き上がってました
熱、下がって、「さあ、これから頑張るぞ!」って時に今度はノートパソコンの故障これもかなり重症のようです。そんなことでしばらくお休みさせていただきますね。
パソコンちゃんと一緒にゆっくり養生します。どうか皆さんは、元気でいてくださいね



かがみの孤城

かがみの孤城
かがみの孤城 [単行本]

大人である現在の自分と、子どもだったあの頃の自分の両方を、同時に、ここまで慰め、励ましてくれる小説なんてはじめてだ。辻村深月の新作『かがみの孤城』のことである。

中学一年生のこころは、ある出来事を機に学校へ行けなくなり、いつも家で過ごしている。ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、潜り抜けてみると、そこは城の中だった。集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。九時から十七時まで滞在が許されるその城で、彼らにはひとつの課題が出される。猶予は一年。戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだが……。

( 中略)

大人も子どもも、みんなが関係を構築していこうとしている。その部分だけでも充分読ませるが、もちろんミステリーパートも秀逸で、孤城の秘密がすべて明かされていく終盤は驚きの連続。それがまた、胸をしめつける真相だ。救いを求める側から救う側へとなった時、人は本当に救われるのだとも気づかせてくれる一冊である。

評者:瀧井 朝世

瀧井さんとおっしゃる方が素敵な言葉で感想を書いて下さっていて、私も、そう思った一冊です。もう私が補完するものはありません。
不登校の子もその親も地獄の日々でしょうね。子供に理解を示そうとしつつも世間並であってと願う親の思いは子を持つ親の立場として、とってもわかり胸が苦しくなりました。
不思議な世界に入り込むお話は「ハリーポッター」的でもあり、謎解きをしてゴールにたどり着くゲームの世界にも似て、最初から最後まで興奮させられます。

本を紹介するTV番組でもこの作品は高い評価を得ていました。みなさん!必読ですよ

祈りのカルテ

祈りのカルテ
祈りのカルテ [単行本]

諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正会医科大学附属病院の研修医。
初期臨床研修で、内科、外科、小児科など、様々な科を回っている
ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。
その腕には、別れた夫の名前が火傷(ヤケド)で刻まれていた。
離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。
しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。
彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか……。(「彼女が瞳を閉じる理由」)

初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人や、
循環器内科に入院した我が儘な女優など、
驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、
新米医師、良太はどう解き明かすのか


著者は名前からして沖縄っぽい。やっぱり故郷は沖縄で、作家でもあるし医師でもあるそうです。なので、医学テーマにした著書が多いんです。
研修医って全ての科で体験して、自分の進むべき専門を選んでいくんですね。知らなかったな。
主人公は物語りの終わりに自分の専門を決めます。きっと素敵なお医者さんに成長するでしょう。
医学を学んでいるからこそのテーマと話の運び。謎の行動をとるさまざまな患者たちとその家族たち。ちょっとミステリータッチのそれでいて温かさのある素敵な一冊です。


みさと町立図書館分館

みさと町立図書館分館
眇 美由紀
産業編集センター
2017-10-13




直、ままならないことだらけの図書館業務。 でも、まあまあ楽しい毎日です。 みさと町立図書館分館に勤める遥は、33歳独身の実家暮らし。 本の貸借トラブル&クレーム対処をはじめ、 家庭内の愚痴聞きや遺失物捜索など色々ある図書館業務は、ままならないことが多い。 でも小さな町の図書館分館では、訪れる人たちの生活が感じられる。理解もできる。 だから、ここではちょっと優しくなれるのだ。 いなかの図書館を舞台に描かれる、 小さな町のハートフル・ストーリー

上記のように図書館が舞台で、図書館中心のお話しと思いきや、主人公の家族間のお話しが盛り込まれていて、薄くなってしまっている図書館での出来事。舞台が図書館じゃなくっても差支えがなかったんじゃないのかな。こう感じたのは私だけではなく、感想を寄せている多くの意見だったの。ほっ

しかしながらね、主人公が「絵本は普段はあまり読まないのだけど、この本は私に元気を与えてくれる。」という箇所があって、その絵本とは覚えておいででしょうか?私が勘違いした同じテーマの絵本の一つだいじょうぶ、だいじょうぶ」っていうの。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」は魔法の言葉なんだねここらへんは、あらゆるジャンルの本が置いてある図書館ならではと思えたところです。

一年で一番寒い今日この頃、除雪も滞るようになってきたこの度の大雪です。冬眠中には本📚とTVとお菓子が友となります。
1月25日は私のブログ開始のきっかけとなったブロ友sakurakoさんの命日です。お空に行ってしまったけど、今のブロ友の大半は彼女を通して知りあえたのとても素敵な女性でした。もっと親しくなりたかったな。
冬眠中は、思い出に浸るおセンチなものでもありますね・・・・



黒猫の小夜曲


NHKフィギュアでゆづちゃんの演技に興奮状態に陥り、その後は虚脱
返却期間迫っていた図書館から借りた本を何とか読み終え、感想でも書こうかと、ブログにログインしたものの・・・
タイトルから著者名から内容までもすっかり頭からすっぽ抜けています。。
ちょっと、私、ヤバイのかも
それでも・・覚えているところを整理すると・・・

黒猫が主人公なのですが、この猫は特別な猫
実はね・・死神のアシスタント
この世に未練がありすぎて成仏できない霊の相談者となって解決していく・・・たしかそんなんだったんじゃないの
しおり
本の扉に黒猫ちゃんのイラスト
右の黒猫ちゃんと双子みたい。右の黒猫の首輪がやたらと長いでしょ?これ、100均で購入の合成皮のしおりなんです100均ショップも猫グッズの宝庫。幾つ見つけられるかな。

虹色の皿

虹色の皿
虹色の皿 [単行本]

全くの偶然なんだけど、最近読む小説は”青春もの””夢を追いかけるもの”が多い。「大きな音が聞こえるか」では、アマゾンでサーフィンをする夢を追いかける少年の物語であったし、今回のこの小説は”一流のコック”になることを夢見る少年の物語なのだ。で、この小説もまた内容は全然知らないまま借りてきたのだった・・。

借りた理由として著者が「美味しい小説」を書くからなんである。
この小説もしかり。
今回もコックさんに憧れて調理専門学校に進学したのだから調理のシーンが多いのは言うまでもない。
中でもオムレツの描写が凄い。
ふんわかふわふあのアツアツオムレツが目の前にあるようでつい手を伸ばしてしまう

それもそのはず。著者は実際コックさんだったからなのだ。
専門学校を出て神戸のレストランで働いておられたそうなので、この作品はご自身の半生を参考に描いているのかもしれない。

トントン拍子で夢の実現をしていく上手く行きすぎの軽さはこの小説にはあるけれど、修業するって大変なことですね。いくら好きなことであっても。下働きの辛さから一度は逃げ出してしまう主人公なです。しかし友情やら恩師とか恋人とかの助言をもらって再び最初の職場に戻るのです。

サラサラと読めてしまう手軽な一冊
でも、お腹の空いてる時には、この著者の小説は読まないようにね

負けんとき

負けんとき〈上巻〉―ヴォーリズ満喜子の種まく日々
負けんとき〈上巻〉―ヴォーリズ満喜子の種まく日々

法事が済み、その後も義父の家の片づけのため2〜3日残ってくれた義弟。
大変な呑兵衛なので毎晩、宴会騒ぎ
ひょんなころから御茶ノ水ニコライ堂の話になりました。この建築設計したのは宣教師でもあるアメリカ人で(ロシア正教会なのに)、帝国ホテルの設計もしたんじゃなかったけ私は、読み終えた本から私の知識を披露したのだが・・

いつの時代か?
建築家の名前は?
本の題名は?

質問されてもはてな。
さっぱり抜け落ちて思い出せそうもない
記憶を辿って・・・
「滋賀県に学校を作ったんだった戦争で敵国のスパイ呼ばわりもされて、大変な人生をおくったらしいよ。」
「戦争って第二次世界大戦ですか?それなら、そのアメリカ人って『近江兄弟・メンソレターム』と関係ありませんか?」と義弟。

そうだったかもしれん。。
本を読んだ私が知らずにいて、どうして義弟が知ってるんだ
どこから、帝国ホテルだのニコライ堂などが出てきたんだ

そこから、翌日検索をし、
すべて明らかになったのだが・・・・

この本は上・下巻とあり、大作であります。
途中で投げ出してしまったならば、記憶に残ってないのもわかるんだけど、全部読んでます。それもね、読み終えてから半年も経ってないんじゃなかった
uウイリアムメリル・ヴォーリス
ヒロインは、当時としては珍しかったであろう国際結婚。
夫となるウイリアム・メリル・ヴォーリスなる人は、宣教師でもあり、作曲家でもあり、実業家でもあり、建築家でもある。
戦後は、「天皇には戦争責任はない。」とアメリカに向かって言ってくれた人でもある。
これほどの波乱万丈の一生を送った夫婦の物語なのに、どうして記憶があいまいなのか



恐ろしいほどに記憶が脳に保存されず、断捨離生活は、私の脳まで断捨離してるのではないかと、悩む私でありました

八朔の雪

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

江戸時代版「細腕繁盛記」。孤児の少女が、料理人として腕を磨いていくシリーズもので、もう6冊くらいになったのかな。この作品が、シリーズ一作目です。

江戸時代に女が料理人として働くことができたのか甚だ疑問ではあるものの、世話になった御寮さんのつぶれてしまった料理店の再建をかけて日々精進していく姿、恋と仕事の板挟みになる姿、幼馴染の女友達を思いやる姿、懸命に生きるヒロインに読者は、心惹かれていくでしょう。
お料理のレシピも巻末に載ってます

このシリーズなんだけど、とても人気があって図書館予約で満杯です。
現代ものではなく時代物なのに
特に若者の支持があるこの本の魅力

実は、作者は文壇デビューはコミックの原作者としてだったのですって。
知る人ぞ知る有名な作家だったのですね。

ヒロインの「澪」は下がり眉。
工藤静香」さんが目に浮かんで、消えません
ちょっと薹が立つ感のする澪でありますが・・(ゴメン(__))
その静香さんもコロッケが真似する静香さんの顔がちらつくのです
工藤静香












いかん、いかん
下がり眉の若い女優さんを探しましょ
aoi2














蒼井優さんですよね。


八朔の雪」とは、「8月1日」を八朔と言うのですって。この日に遊女らが白無垢を着る習わしから、その姿を指して「八朔の雪」と呼んだそうです。これを料理に表現したらどうなる?
澪の腕の見せ所です。

はげましてはげまされて 93歳正造じいちゃん56年間のまんが絵日記

93歳で漫画家デビュー! 56年間を綴った絵日記
竹浪正造さん(93)の処女作
『はげましてはげまされて 93歳正造じいちゃん56年間のまんが絵日記』(廣済堂出版)が話題となっている。
 

同作は、青森県在住、今年93歳になる著者・竹浪正造氏が、昭和30年(1955年)の元旦から
今年まで、延べ56年間に渡って毎日描き続けてきた絵日記をまとめたもの。

バラエティ番組 『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)で紹介されるや大反響となり、書籍化が決定した。
作品には、 子どもの成長や巣立ちといった家族の姿が、その当時の暮らしぶりや風景、季節の風物詩などと
ともに描かれているそうです
95歳


ネットでこの書籍を知って、すぐさまショップで購入してしまいました。
もちろん、身軽を心がけてる私ですから(^^♪買う意志は全くなく、図書館で検索したのですが・・
図書館になければ買う以外ないじゃありませぬか


秋ですね。読書しましょう。かたわらには湯気のたったコーヒーやお菓子
それに猫でもいたらもう完璧
猫のいない私は、完璧じゃないけどもこの不完全さも楽しむことにしましょう
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みいはあ