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将来、猫カフェをやりたいという方からメールを頂きました。
同様の方は結構いらっしゃると思うので、ブログにて公開返信します。

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■まず、この相談者さんと猫カフェが合っているか。
そこから考えてみましょう。

相談者さんの動機は、動物大好きなので、動物を助けるお仕事に就きたいというもの。
しかし獣医さんは学力的に厳しいし、保健所職員は犬猫を保護する一方で殺さなくてはならないのがつらい。猫カフェなら両方の問題がクリアでき、保護猫の里親探しを通して動物を助ける事ができる、というのが理由です。確かに合ってますね。


■では次に実現性。
猫カフェを開業するには、当然ながら開業資金がかかります。
だいたい1000万円くらい。安く済ませれば500万。こだわれば2000万円ってトコでしょうか。
日本政策金融公庫の創業融資制度を使えば、開業資金の1/3があれば残り2/3は融資してもらえます。開業資金1000万円なら自己資金334万円ですね。月6万貯めれば5年で開業できます。苦行ですが、やってやれない事はないでしょう。


■最後に継続性。
開業しても、続かなければ意味ないですよね。これについては非常に危険です。住んでる街を見渡してみましょう。10年以上続いている個人店が、どのくらい残っていますか?
カフェだけに限っても、1950年代に爆発的に増えた個人経営喫茶店は数十年前から壊滅状態です。その後流行したジャズ喫茶・ロック喫茶も同じ状況。全盛期は個人店が儲けまくった漫画喫茶も、見事に衰退しました。2000年前後にチェーン展開で繁盛したインターネットカフェすら、10年経過した現在では衰退期特有の料金値下げ消耗戦に陥っています。更に言えば、2003年頃にドッグカフェが爆発的なブームを起こしましたが、僅か1年で下火になりました。そんな中で、猫カフェはどのくらいもつと思いますか?
勿論、今でも粘り強く営業している個人喫茶店のように、何十年も生き残る所はあります。ドトールやコメダのように大きく発展する所もあるでしょう。しかしそれは、ほんの一握り。努力すれば誰もが生き残れるのではないのです。


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■結論
猫カフェ起業は、獣医さんになるより、ある意味難しい選択肢です。特に継続性に問題があります。継続に失敗したら、数百万~千万単位の借金と、路頭に迷った猫達が残るのです。猫を幸せにするためにやった結果がこれでは報われません。ですから、私はあまりお薦めしません。
しかし、ちょうどいまネット見てたら、面白い情報が紹介されていました。


■人懐っこい猫が撫でて撫でてと寄ってくる、ハワイ猫の楽園「マウイ島 ハワイアンライオン」 : カラパイア
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52125198.html


これは見事です。実に良く考えられています。継続性については猫カフェ以上でしょう。
私も隠居したら、こういう方向に進むかもしれません。
 
この【ハワイアン・ライオン】の事を調べてみてはいかがでしょう?
今まで見えなかった道が見えてくるかもしれませんよ。