素性調査のために預けられた・・・超檄レア万年筆。プラチナ・タッチダウン。
もしかしたら、この世にたったこれ1本かもしれないというお宝です。

にもかかわらず、タッチダウンというめずらしい吸入機構なので・・・
分解している本人もかなりしびれます・・・(笑)。
こんなものを壊してはならない、でも、分解してみたい・・・と心は揺れます。

この時代の樹脂の脆弱性はよくわかっており、いつ何時、「ピキっと」逝くかも?

今日はニブ周りを重点的に分解してみました。

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中央のネジがミソなんですが・・・オリジナルのシェーファーではこのネジが取れたものは
まず100%分解成功で容易に金属筒が外れて・・・胴軸内面のOリングに手が届くのですが。
プラチナの場合・・・ネジが外れても、金属軸は尻ノブへ嵌り込んだまま動きません。

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これが、そのマイナスドライバー用の木ネジみたいなものです。

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金属筒は尻ノブの黒い樹脂へ嵌り込んで、しかもこの木ネジでタッピングされる。

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ここが外れないのが心残りではあるが・・壊さずお返しする方が大事と判断。


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だから、この軸の内部構造は検証できませんでした。・・・残念。

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シェーファー独特の”トライアンフ型”というか・・・通称、巻きニブ?
しかし、もう一つの特徴・・・「エビ反り」は忘れているようですね。

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L★S刻印が最大の謎であります!!

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首軸にあたる部分。ニブとペン芯とゴムサックを固定します。

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これが、今回注目のペン芯。

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インク誘導棒は・・・WATERMANのCFと似た構造です。

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2重ペン芯との噂があったが・・・・どうも、わたしの見立てでは怪しい?

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もし、2重ペン芯ならペン芯の裏に穴が必要でインク誘導棒も丸いパイプでないと無理なのでは?
世界的には2重ペン芯は戦前にWATERMANが先行して、国内ではPILOTが53Rの最後期型で?

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今度は再組立てです。首軸へペン芯を挿入。

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首軸へ巻きニブを捻じ込む、そして、ゴムサックの用意をする。

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サックのカバーを用意して。

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軸を捻じ込み・・・・いよいよプラチナ・タッチダウンの完成です!。


さてさて、地球儀ロゴのイニシャルがL★Sの檄レアなプラチナに思わずビビった方は。
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