2006年04月12日

紹介>鉄道会社の変電所

 鉄道施設の変電所の写真です。

 電化された鉄道だと基本的に変電所を持っているわけです。最近では屋外設置型の施設が増えてきていますが、昔は防爆型の頑丈な建物を作ってその中に設備を入れていたことが多く、それらはそれぞれに独特で趣のある建物だったりするわけです。
 まあ裏方の建物ですから「それぞれの鉄道の顔」みたいな位置づけはないんじゃないかと思いますが、跨線橋などとは異なり、けっこう特徴があります。「鉄道会社ごとの様式」とまでは言えないと思いますけどね。

 基本的には、耐火防爆の建物であり、鉄筋コンクリートや煉瓦造りのものとなっています。まあビル建築の一種というか工場建築の一種というか、そういう感じですかね。
 実用的な建物ではありますが、重厚というだけではなく、それなりに装飾が施されていたり、モダニズムっぽいデザインになっていたりします。まあ、昔は「電化された鉄道」というだけでハイテクの先端だったわけですから、気合いがはいっていたんでしょうね。


変電所> 十和田観光電鉄の七百変電所

 いくつか物件紹介。

上信電鉄・福島変電所
 上信電鉄の上州福島駅そばにある福島変電所。比較的シンプルな外観ですが、中を大きく取った背の高い建物です。横に屋外設置型の変電施設が新設されています。

東武鉄道の変電所
 東武鉄道の変電所。大きな鉄道会社なので、変電所の数もそこそこあります。時期にもよるんでしょうが、妻側に半円状に突き出した装飾を持つ建物をいくつか見かけています。これが「東武様式」なのかもしれません。

南海電鉄玉出変電所
 煉瓦造りの建築です。装飾のかたちは違いますが、東武鉄道のものと様式が似ていると言えるかもしれません。

高松琴平電鉄・平木変電所跡
 とても小さな変電所です。建物の様式が他のものとは全く異なりますが、それはおそらく変電器の違いではないかと思います。ここにおさめられているものは「変圧器+整流器」という組み合わせの変電施設ではなくMG(回転変流機)、モーターで発電機をまわすというタイプのもの。イングリッシュエレクトリック製の貴重なMGも内部に残されています。

高松琴平電鉄・畑田変電所跡
 典型的な変電所様式と言えばいいんでしょうか。
 訪問したのが2月でしたので蔦が落ちているため、戦時中に施されていたという迷彩塗装のあとを見ることができました。夏は蔦で覆われており、それはそれで風情のあるものになるようです。

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小奇麗な長居変電所【ふなぐち一番しぼり】at 2006年04月25日 17:15

この記事へのコメント
遅ればせながらtb有り難うございました。
実は以前から「鉄道のある風景」は拝見していましたので、
コメント下さって嬉しかったです。

鉄道でも車両ばかりに目がいきがちですが、
施設って実は車両などよりも全然歴史があったりして
僕ももっと昔から気を付けて見ておけばよかったと
後悔することしきりです。

七百変電所は印象に残っています。
Posted by ie at 2006年04月12日 15:25
 ieさんいらっしゃいませ。
 鉄道にせよ建物にせよ、廃止とか廃車とか解体とかいうとわーっと押し寄せる人波というのがあるんですが、それはもうしょうがないんですが(=^_^;=)。なんてのかな、おれは「生きてる状態」が好きなのです。で、なんかこう、普段着の姿を残しておきたいとか、そんなことを考えるようになりました。最近は、とりあえず撮るだけ撮っておいてどうするかは時間にまかせるというスタイルがいいなあ、と思ってます(例の九段下ビル、ボロっちいけどバリバリ現役の建物というのが、とっても良いなあ、と)。
 でもまあ、そう思うようになるまでには、山ほどの後悔が積み重なってます(=^_^;=)。
Posted by 猫が好き♪ at 2006年04月12日 21:08
 
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