2006年04月22日
紹介>ケーブルカー 筑波・高尾山・箱根、そして屋島
ケーブルカーです。あんまし一般的な鉄道ではないもので、「なんでもかんでも撮っとこう、ケーブルカーも撮っとこう」と思ったのがだいぶ遅くて、まだ4線しか撮れてません。ロープウェイに至っては、ひとつもありません(笑)。
えー。鉄道としては、しょーじきあまり興味ないです。あまりに特殊すぎてついていけないっていうか(ナローファンが言うことじゃないような気もするけどな)。
でも、設備は面白いんです。いちばん新しいケーブルカーってどこのものなんだろう、基本的にあまり新しいものはないんですよね。そして、ここが大事なんだが、設備の更新があまりなされない(車輌くらいは新しくなることがあるにせよ)。そこで、もろもろすんごく古いものが残っていることが多い。ふつーの鉄道なら更新されちゃっているであろうものが古いままだったりするので、細かいところを見てると案外飽きないんです。
単に実用的な足というくらいの気分でいた時期が長いのですが、「ディテールが面白い」ということに気づいたあと、不明を恥じ、後悔もいたしました。個々にかなりいろいろと異なり一般化しづらいものでもありますので、今後は丁寧に眺めていこうと思っております。
以下、撮影済み4線の簡単な解説。
<筑波山観光鉄道>
筑波山のケーブルカー。宮脇駅と山頂駅を結んでいます。延長1.6キロ、標高差495メートル。上側の駅は山頂駅ですが、実は全然山頂ではありません。また宮脇駅は、山麓というよりは山の中腹にあり、けっこう中途半端だったりします(いや、道路はそこまでは来ているんですけど)。
つくばエクスプレスが開通して時ならぬ筑波山観光ブームが起きてるようなんですが、つくばエクスプレスつくば駅から宮脇駅までのアクセスがけっこうたいへんなんですよね。ついでですが、筑波鉄道があった頃も、筑波鉄道筑波駅と宮脇駅の間のアクセスはけっこうたいへんでした。
<高尾登山鉄道>
高尾山のケーブルカー。清滝駅と高尾山駅を結んでいます。延長1.02キロ、標高差271メートル。ケーブルカーにおける日本最急勾配608パーミル(斜度31度)があります。ケーブルカーは、勾配にあわせて車内が階段状になっていることが多いわけですが、ここは途中でかなり勾配が変わるため、特に下半分では水平が出てません(笑)。また、608パーミルは、実際に見るとけっこう断崖絶壁でおっかないものです。
<箱根登山鉄道鋼索線>
箱根早雲山のケーブルカー。運営は箱根登山鉄道。強羅駅と早雲山駅を結ぶ延長1.2キロ、標高差214メートル。スイスのガングロフ社の輸入車を使っており、2輌編成です。今調べたんだが、車番は「ケ100」「ケ200」というらしい。まあ、「軽便のケ」ではなくて「ケーブルのケ」なんでしょうけど(ちなみに、軌間は983ミリなので、ま、ナローではある)。

<屋島登山鉄道> 屋島山上駅
四国の屋島にある(あった)ケーブルカー。屋島登山口駅と屋島山上駅を結ぶ延長0.8キロ、標高差265メートル。屋島山上まで車で行けるようになってしまったことや最寄り駅の琴電屋島駅からちょっと離れていることから激しく地盤沈下し、運営会社が経営破たん、2004年10月15日いっぱいで休止。しかしその休止当日に電源系がショートするというトラブルを起こして運休してしまうというさびしいエンディングを迎えた(が、現在再開をもとめて署名などが行われている)。
ここはですね。地盤沈下が災いしてほとんど設備更新をしないままやってきていたんですね。設備類は1929年の開通時のものを、車輌も戦時運休から回復した1950年のものを、ほとんどそのまま使い続けて来ていました。まあ表現はいろいろでボロいっちゃあボロいんですが、レトロとも言うことが出来て。しかもそれは、似非レトロじゃなくて、超一流の本格レトロなんです。
現状かなりうらぶれていることは否定できないんですけれども、再開するんだとしたら妙ちくりんな近代化なんかやめて、この超一流本格レトロを売り出していけばそれなりに訴求できるんじゃないかと思うくらいに、すばらしかったりします(中のひとは、こんなんではほめられている気が全然しないだろうけれども)。
たまたま琴電志度線に乗りにいって気まぐれで降りて見てきただけだったんですよねえ。こんなに早く休止だ廃止だって話になるなんて思ってもいなかった。復活してほしいなあと思います。
えー。鉄道としては、しょーじきあまり興味ないです。あまりに特殊すぎてついていけないっていうか(ナローファンが言うことじゃないような気もするけどな)。
でも、設備は面白いんです。いちばん新しいケーブルカーってどこのものなんだろう、基本的にあまり新しいものはないんですよね。そして、ここが大事なんだが、設備の更新があまりなされない(車輌くらいは新しくなることがあるにせよ)。そこで、もろもろすんごく古いものが残っていることが多い。ふつーの鉄道なら更新されちゃっているであろうものが古いままだったりするので、細かいところを見てると案外飽きないんです。
単に実用的な足というくらいの気分でいた時期が長いのですが、「ディテールが面白い」ということに気づいたあと、不明を恥じ、後悔もいたしました。個々にかなりいろいろと異なり一般化しづらいものでもありますので、今後は丁寧に眺めていこうと思っております。
以下、撮影済み4線の簡単な解説。
<筑波山観光鉄道>
筑波山のケーブルカー。宮脇駅と山頂駅を結んでいます。延長1.6キロ、標高差495メートル。上側の駅は山頂駅ですが、実は全然山頂ではありません。また宮脇駅は、山麓というよりは山の中腹にあり、けっこう中途半端だったりします(いや、道路はそこまでは来ているんですけど)。
つくばエクスプレスが開通して時ならぬ筑波山観光ブームが起きてるようなんですが、つくばエクスプレスつくば駅から宮脇駅までのアクセスがけっこうたいへんなんですよね。ついでですが、筑波鉄道があった頃も、筑波鉄道筑波駅と宮脇駅の間のアクセスはけっこうたいへんでした。
<高尾登山鉄道>
高尾山のケーブルカー。清滝駅と高尾山駅を結んでいます。延長1.02キロ、標高差271メートル。ケーブルカーにおける日本最急勾配608パーミル(斜度31度)があります。ケーブルカーは、勾配にあわせて車内が階段状になっていることが多いわけですが、ここは途中でかなり勾配が変わるため、特に下半分では水平が出てません(笑)。また、608パーミルは、実際に見るとけっこう断崖絶壁でおっかないものです。
<箱根登山鉄道鋼索線>
箱根早雲山のケーブルカー。運営は箱根登山鉄道。強羅駅と早雲山駅を結ぶ延長1.2キロ、標高差214メートル。スイスのガングロフ社の輸入車を使っており、2輌編成です。今調べたんだが、車番は「ケ100」「ケ200」というらしい。まあ、「軽便のケ」ではなくて「ケーブルのケ」なんでしょうけど(ちなみに、軌間は983ミリなので、ま、ナローではある)。

<屋島登山鉄道> 屋島山上駅
四国の屋島にある(あった)ケーブルカー。屋島登山口駅と屋島山上駅を結ぶ延長0.8キロ、標高差265メートル。屋島山上まで車で行けるようになってしまったことや最寄り駅の琴電屋島駅からちょっと離れていることから激しく地盤沈下し、運営会社が経営破たん、2004年10月15日いっぱいで休止。しかしその休止当日に電源系がショートするというトラブルを起こして運休してしまうというさびしいエンディングを迎えた(が、現在再開をもとめて署名などが行われている)。
ここはですね。地盤沈下が災いしてほとんど設備更新をしないままやってきていたんですね。設備類は1929年の開通時のものを、車輌も戦時運休から回復した1950年のものを、ほとんどそのまま使い続けて来ていました。まあ表現はいろいろでボロいっちゃあボロいんですが、レトロとも言うことが出来て。しかもそれは、似非レトロじゃなくて、超一流の本格レトロなんです。
現状かなりうらぶれていることは否定できないんですけれども、再開するんだとしたら妙ちくりんな近代化なんかやめて、この超一流本格レトロを売り出していけばそれなりに訴求できるんじゃないかと思うくらいに、すばらしかったりします(中のひとは、こんなんではほめられている気が全然しないだろうけれども)。
たまたま琴電志度線に乗りにいって気まぐれで降りて見てきただけだったんですよねえ。こんなに早く休止だ廃止だって話になるなんて思ってもいなかった。復活してほしいなあと思います。
Posted by 猫が好き♪ at 00:19│Comments(6)│TrackBack(2)
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この記事へのコメント
TBありがとうございます。
つくばエクスプレスつくば駅から宮脇駅までのアクセスですが、現在はシャトルバスが平日6往復、土曜休日13往復もあり、便利ですよ。
もっとも、つくばエクスプレス開業時には、このシャトルバスはなかったのですが、開業後はつくば駅から筑波山に行く観光客が激増したことから運行開始し、そして増便されています。
つくばエクスプレスつくば駅から宮脇駅までのアクセスですが、現在はシャトルバスが平日6往復、土曜休日13往復もあり、便利ですよ。
もっとも、つくばエクスプレス開業時には、このシャトルバスはなかったのですが、開業後はつくば駅から筑波山に行く観光客が激増したことから運行開始し、そして増便されています。
Posted by うえしょう at 2006年04月22日 01:10
うえしょうさんいらっしゃいませ。
つくばエクスプレスが開業してからは筑波山には行っていないのですが。筑波山山麓〜宮脇あたりまでの道路、シーズンによってはけっこう渋滞していたという記憶があるんです。だもんで、どーっと客が押し寄せたとき大丈夫なのかなぁ、と。まあ、つくばエクスプレス開業で増えた分の客は、自家用車で来るわけではないから、そういう意味ではまだしも影響少ないかなあとは思うのですが。
にしてもなんだ。つくばエクスプレスの開業で筑波山にまで影響が出るとはちょっと思ってませんでした。すごいなあ。
つくばエクスプレスが開業してからは筑波山には行っていないのですが。筑波山山麓〜宮脇あたりまでの道路、シーズンによってはけっこう渋滞していたという記憶があるんです。だもんで、どーっと客が押し寄せたとき大丈夫なのかなぁ、と。まあ、つくばエクスプレス開業で増えた分の客は、自家用車で来るわけではないから、そういう意味ではまだしも影響少ないかなあとは思うのですが。
にしてもなんだ。つくばエクスプレスの開業で筑波山にまで影響が出るとはちょっと思ってませんでした。すごいなあ。
Posted by 猫が好き♪ at 2006年04月22日 01:33
ごぶさたしております。
この建物にはちょっとグッときますね。
なにげに廃墟好きだったりするもんで。
取り壊される運命にあるんでしょうか。
とはいえ、たいてい現場行って見るとさびれた理由が
はげしく実感出来て妙に物悲しくなったりしますが。
この建物にはちょっとグッときますね。
なにげに廃墟好きだったりするもんで。
取り壊される運命にあるんでしょうか。
とはいえ、たいてい現場行って見るとさびれた理由が
はげしく実感出来て妙に物悲しくなったりしますが。
Posted by オヤカタ at 2006年05月15日 15:26
オヤカタさんどーもです。
そもそもケーブルカーって、ある程度は傾斜角が一定している必要がありますから、最近の「ドアtoドア」みたいな流れからははずれちゃってるんですよね。
屋島のやつは、おれが行ったときはまだ現役建築物であり廃墟じゃなかったんですけどね、激しく廃墟のかおりがしていましたねえ。だからってこんなに早く廃止になっちゃうとは思っていませんでしたが。
そもそもケーブルカーって、ある程度は傾斜角が一定している必要がありますから、最近の「ドアtoドア」みたいな流れからははずれちゃってるんですよね。
屋島のやつは、おれが行ったときはまだ現役建築物であり廃墟じゃなかったんですけどね、激しく廃墟のかおりがしていましたねえ。だからってこんなに早く廃止になっちゃうとは思っていませんでしたが。
Posted by 猫が好き♪ at 2006年05月15日 21:14
往時はケーブルカーってそこかしこにあったもんでしょうか?
どうも写真から拝察するに、昔読んだコミックのワイルド7のクライマックスシーンの1つを思いだしたんですが。
ひょっとしてロケ地かなと。
きっとケーブルカーのあるような風景って同じようなもんでしょうから、はっきりとは解りませんが。
ワイルド7の劇中では車体が金魚型してました。(笑)
どうも写真から拝察するに、昔読んだコミックのワイルド7のクライマックスシーンの1つを思いだしたんですが。
ひょっとしてロケ地かなと。
きっとケーブルカーのあるような風景って同じようなもんでしょうから、はっきりとは解りませんが。
ワイルド7の劇中では車体が金魚型してました。(笑)
Posted by オヤカタ at 2006年05月16日 05:49
オヤカタさんどーも。
えーとおれは鉄道にはたいして興味がないので(こら、信じろ(=^_^;=))、索道の増減については資料を持っていないのですが。
激減ちゅうほどではないにせよ着実に減ってきてますし、新規開業というのは見当たらないですね。以前ならばケーブルカーを作ったような所でも、今だと強引な山岳道路建設とかに走ってしまうのではないだろうか。
風景の類似性はどうなのかな。大半が建設されたのが大正末期〜昭和初期ですから、リニューアルがないとだいたい同時代の建物ではあるように思います。でも古いものがそのまま残ってるケースは少なそう。
えーとおれは鉄道にはたいして興味がないので(こら、信じろ(=^_^;=))、索道の増減については資料を持っていないのですが。
激減ちゅうほどではないにせよ着実に減ってきてますし、新規開業というのは見当たらないですね。以前ならばケーブルカーを作ったような所でも、今だと強引な山岳道路建設とかに走ってしまうのではないだろうか。
風景の類似性はどうなのかな。大半が建設されたのが大正末期〜昭和初期ですから、リニューアルがないとだいたい同時代の建物ではあるように思います。でも古いものがそのまま残ってるケースは少なそう。
Posted by 猫が好き♪ at 2006年05月16日 17:19
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