2006年09月29日

紹介>風景:山北町

 神奈川県山北町の風景です。

 山北町に行ったのは、特にこう目的があったわけではなく、御殿場線に乗りに行きまして古い駅舎や町並みがありそうなところでてきとーに降りたというだけでございます。

 山北駅はこんな感じで、元は東海道本線でしたから、駅の規模は大きく立派です。ま、御殿場線については以前に紹介してますから、そちらをご覧下さいまし。

 んで山北市街です。
 山北町は、足柄街道沿いの町です。江戸幕府の定めた東海道は箱根ルートですが、それ以前には山回りも平行道路として使われており(江戸期以前にはどれが本道というのは決まっていなかったので、まああたりまえ)、江戸期以降も東海道脇往還として機能していました。また、相模と甲州を結ぶ街道筋も兼ねていて、まあかなり重要な要衝の地だったのでしょう。
 明治になってからも、東海道線が小田原ルートに切り替わるまでは、改めて東海道の幹線になっていたわけで、町としてもそれなりの権勢を誇っていたのではなかろうかと思います。
 いやま、そのわりに市街地はちっちゃいんですけど(=^_^;=)。

 市街地はちっちゃいんですけどね、なんか妙に中身が詰まった印象がありました。まあなんだ、駅を降りたときのインパクトが強かったせいかもしれませんが、駅を降りると駅前通りの左右にどーんと洋館が構えていて出迎えてくださるのですなあ。
 あ。駅前を一望できるような写真を撮ってねーや(この頃はまだパノラマ合成を使い始めていなかった)。んじゃ、今回は2枚並べてしまいましょう。




神奈川県山北町
 上:タケイ美容室(1932年) [direct]
 下:木川薬局(1938年) [direct]

 この2棟は1923年の関東大震災のあとの復興期に建てられたもので、国府津の看板建築群などと前後した時期と言えます。

 え〜、実はこの2棟以外には「コレ!」という建築物はないんですが(=^_^;=)、線路沿いの旧街道筋と思われるところには昭和の香りが感じられる建築物が立ち並んでおります。木造のテーラーとか、二階建ての商店というか事務所棟とか。駅前の観光案内所は、以前はどういう商店だったんでしょーかねー。瀟洒な洋館風の材木問屋の事務所とか、普段は忘れられていそうなお堂とか。
 けっこうそれぞれ個性は強い建物が渾然一体になってコンパクトな町並みを形成しているという、実にこうレイアウトのプロトタイプ向けの町並みではないだろーかと(笑)。まあ、こういう風景が原風景のひとでないと意味なさげな気もしますけどね(=^_^;=)。

 ほんのちょっとしか歩いてないんですが、近隣の神奈川県松田町の町並みもけっこういい感じでして。
 これ、何なんでしょうかねー。すげえ勝手で失礼な言い方を許してもらうと、「昔から街道筋の町として栄え、明治以降もしばらくは幹線沿いだったが、その後状況が激変した結果、風景が凍結保存されている」という感じでしょうか(=^_^;=)。
 御殿場線沿線というのも、なかなか面白そうではあります。うちからだとお江戸を横断しないとたどりつけないエリアなんで、あんまりがんばろうという気力がわいてきませんが(=^_^;=)。

既存物件紹介一覧 101-200

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山北駅周辺はあまり活気があるとは言えないものの商店街が形成されていて、ヒジョーに
山北駅周辺徘徊2(09/07/20)【天気は明日も望あり】at 2009年08月02日 17:10

この記事へのコメント
上の写真:タケイ美容室 の建物は洒落ていますね。美容室の建物という感じではなくて、何か銀行の建物のような感じですね。
Posted by わら ☆ at 2006年10月02日 01:07
 わら☆さんどうも。
 文中では触れませんでしたが、たぶんこのあたり、関東大震災でそれなりに被災したエリアだと思うんですよね。その中から復興の気合いとともに立ち上がったのが、このあたりの建物なんだろうと。
 タケイ美容室、まあ、銀行でも郵便局でも不思議はないと思いますが、曲線がやわらかいデザインで、そのあたりにもデザインをやった棟梁のセンスがでているのだろうと思います。
Posted by 猫が好き♪ at 2006年10月02日 03:23
 
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