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「あおむし」と言えば、絵本の世界ではエリック・カールの「はらぺこあおむし」が思い出されますが、1975年に「こどものとも235号」で発表されたこのあおむし絵本は尋常ではありません。

あるひ、変な虫にぼうしを食べられたことに気付いたまさおが、そのあおむしを家に連れて帰ります。このあおむしが、まあ、なんでもかんでも食べまくるわけです。まさおがあげたおやつはおろか、まさおのおもちゃやくれよんまで食べまくります。

近所のゴミまで食べまくって、街が綺麗になったりもしますが、それでも腹ペコ感は収まらず・・・、ある日、まさおが目を覚ますと周りには何もなくなっていて・・・、って感じの壮大過ぎるストーリーが展開されます。

この絵本の何が素晴らしいって、最後の最後、世界のすべてを食べ尽くしてしまったあおむしに「おまえなんかともだちじゃないよ。ぱぱとままをかえせようっ」って叫ぶまさおに、


「ごめんね。まさおくん。ぼくがいけないんだ。

ぼく、まさおくんとともだちになれてうれしかった。でも、ぼく・・・・まさおくんもたべてしまったほうがよかったんだ」




っていうセリフを言うやいなや、まさおを飲み込んでしまい・・・っていう「うそ~~~~!!」っていう展開になるわけです。

ま、最後は夢オチということになるわけですが、ゴミや有害物質を食べて喜ばれていたのに、それでも食欲を失うことなく世界中を食べ尽くしてしまい、たった1人の友人までも飲み込んでしまうというお話は、「ウサギさんもリスさんもオオカミさんもクマさんも、みんなで仲良くケーキを食べました♪」っていう甘っちょろいお話とは一線を画す絵本にあるまじきストーリーです(笑)

絵が全然かわいくないのですが、「世界にあおむしとまさおだけ」っていうシーンの描写の寂寥感というか孤独感がたまりませんし、お話の力が持つインパクトは絶大ですので、是非、読んでみてください。









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