ゴリノート。

人生を3gだけ気楽にする、小さなたくさんのエピソード。

2008年03月

8年ぶりぐらいに、こどもたちとスキーキャンプに行ってきました。

幼稚園の年少さんで、4才の子も3人来ていたんですが、その中の一人の女の子が完全にホームシックにかかり、4日間通して万遍なく泣いていた。

でも、そんなのもしょうがない。

4才の子が、勢いのまま、わかわからないところに連れて来られ、気づけば全然ママに会うことができない。

それで泣かない方がおかしい。

そんな『ママー、ママー。』と泣き叫んでいる子をあやしていたら、俺もなんだか泣けてきた。


この子はなんでこんなに泣けるんだろう。

なんでこんなに綺麗な涙を、とめどもなく流し続けられるんだろう。

ママに会いたいっていう気持ちだけで、声をからし、疲れて寝入ってしまうほど、泣くことができる。

その子を抱っこして、息づいている悲しみの鼓動を感じ、窓の外の白い雪の世界を眺めながら、誰かを想うことの素晴らしさと切なさを考えてしまいました。

まあ、簡単に言うと、ものすごいかわいかった、、、、。

だって、ギュッて、抱きついてくるんだも〜ん。
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イージス艦の衝突事故。

蘇民祭のポスター問題。

この二つの出来事で、大人の厳しさと、大人のでかさをしることができました。


まず、勝浦漁港の責任者のおじいさん。

三日、四日経ってもまったく消息のわからない行方不明者。

その二人の捜索を、仲間の漁船が打ち切ったあとも、自衛隊の船はずっと捜索を続けていた。

当然って言えば当然です。

自分たちの不始末だし。

が、そこの責任者のおじいさんの言った事が素晴らしかった。


国を守るためにある自衛隊をいつまでも勝浦に留まらせておくことはできない、捜索を打ち切って下さい、っていうようなこと。


これはなかなか言えることじゃない。

普通に考えれば、もはや行方不明の親子が生きている可能性はゼロに近いですが、それでも1パーセントの可能性に賭けたいのに、それを諦める。

そしてそれを憎むべき相手に言う。

感情を排し、理性で考え、本質を大事にした。



それと蘇民祭のポスターのモデルになった世話役のおじさん。

胸毛が汚い、不快、セクハラだ、等のクレームが押し寄せる中、非常に冷静に言っていた。


『いろんな意見があるようですが、私は、五体満足で健康に産んでくれた両親に感謝しています。』って。


正直びびりました。

こんなことを言える人がいるのか、と。


人を批判するのは簡単だけど、あれだけの人に批判されて、それでも冷静さを保ち、自分を保ち、正々堂々と自らの考えを述べることができるってのは、相当に難しい。


『大人』ってもんの大きさを教えてくれた二つの出来事でした。


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ずっと書きたかったけど、書けなかったこと。

倖田來未の「羊水が腐る」っていう発言による問題。

あれがあそこまでの大問題になったことが奇妙で仕方がない。

倖田來未が可哀想だ。


まず。

この発言を生で聞いた人ってどれくらいいるんでしょうか。

この発言に関し、その前後の文脈、発言時のその場の状況なんかを知っている人はどれくらいいるのか。

羊水が腐る、っていう言葉だけとれば、たしかによくない言葉です。

でも、その言葉だけをとって倖田來未を徹底的に叩く、ってのはどうなの?

聞けば、彼女は自分の身内に近い人間に対し、気遣いの意味も込めて軽い感じのやり取りの中で発言したようです。

その文脈を読めば、女性全体に対して悪意を持って言ったかどうかなんてすぐわかる。

口が滑った程度のことだってことがわかる。

しかももともと、エロかっこいい!で売ってきた人。

医者でもなく、政治家でもなく、一歌手。

その人の一発言でどうしてこんなに問題になるんだろう。


それとこの発言に関して、傷ついた、っていう人々。

はっきり言って。

こんなことで傷ついたなんていってるようじゃ、人生なんてやっていけねえぞ。

被害者意識と、妄想が強すぎる。

誰があなたの悪口を言ったの?

羊水が腐るなんていう事実はありえず、しかも発言の対象者は倖田來未のマネージャー。

せいぜいが「ほんとにこの子あほよね〜〜。羊水が腐るわけないじゃないの。」くらいの反応でいい気がしますが。


例えば。

キムタクが『若ハゲした男は子供を作れない。』みたいなことを言ったとしても、俺は傷つかない。

傷つく意味がないし、傷つく理由がない。

『何言ってんだ、あの馬鹿は?』っていう感想を持つだけ。


この事件を通して思いました。

とにかく、文脈を読めない人、読もうとしない人が多い。

それと、やっぱ日本人はいじめが好きなんだなあ、ってこと。

ひとりの人間を、安全な場所にいて大勢で徹底的に追いつめることが大好きなんだ、って。


倖田來未がかわいそうだなあ、、、。
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