ゴリノート。

人生を3gだけ気楽にする、小さなたくさんのエピソード。

2012年03月

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「何で怒ってんの?」

「何で機嫌悪いの?」


中学、高校、大学生くらいまで、一体、何度、この問いをもらったことか。

もうね、とにかく不機嫌でした。

あらゆることに。

あらゆる世界に。

苛ついて苛ついて、「誰も俺に話しかけるんじゃねえ!」っていう刃のような攻撃性を持ちつつ、「何で誰も俺に話しかけないんだよ!」っていう意味不明な自意識が噴火し、その灰が、私の世界をどす黒く覆っていました。

あれで、自分を防衛していたんだと思います。

「自然な自分でいること」がもの凄く怖くて、それを他人に受け入れられないことも怖い。

自分に対する不信は、当然、他人に対する不信にもなるわけで。


眉間にはシワを寄せ、いつもウォークマンのイヤホンを耳に入れ、世界とは隔絶していましたね。

めんどくさいでしょ?

めんどくさいんです、そういう奴は。(笑)


そういう奴が家の中や、友達の集まりの中、組織にいたら、ほんと面倒だと思います。

私はその気持ちがよくわかる。(笑)


愛想が良いってのは大事です。

別に誰かに媚びを売るのではなく、笑いたくないのに笑うのでもなく、目の前の人と出会えて、「よろしくね♪」って気持ちがあるのなら、その気持ちを表す意味で、「テヘペロ♪」ってすりゃあいいんです。

それすらもしたくないのなら、家に籠もっていればいい。

だって、その場を楽しむ気がない人間、周りの人と仲良くする気がない人間、相手を受け入れる気がない人間は、面倒ですもの。

ほんと面倒臭い。


学校にいる時にはね、そんな迷惑な不機嫌さを持ち合わせていても、話しかけてくれる人がいたりするもんです。

同じ立場で構成されているコミュニティの分母が大きければ、その中には、「ほんとに優しい人、そんな不機嫌な人にも興味を持ってくれる人、しょうがないから付き合ってくれる人」なんかもいますし。

でもねえ、その枠から飛び出したら、不機嫌な人を相手にしてくれる人はめっきり減ります。

めっきり減るだけでなく、容赦なく、関係を切られます。

不機嫌な人が不機嫌な顔のままバイトの面接に行ったって、全部落とされるでしょう。

でもそこで、誰も、「不機嫌そうでこっちまでイラつくから、お前とは働きたくない。」とは言ってくれません。

大抵は、「今回はご縁がなかったので。」って感じでしょう。


不機嫌ってねえ、罪ですよ。

不機嫌罪。

人を不機嫌な気分にさせ、その場を落ち込ませ、周りに気を遣わせる。

私はずっとその罪を犯し続けてきました。

今もたまに犯してしまうけど。

でね、その罰は、ゆっくりと、じんわりと、静かに、深く深く、自分を蝕んでいくような罰として表れます。

それは怖いよ。



「なんでそんな不機嫌そうな顔してんだよ。こっちまで気分悪くなるから笑えよ!」って面と向かって言ってくれる人は、罰を与えているんじゃなくて、罪を止めてくれているんです。

そう、思います。




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別れと言えば、これだべさ。

さくらと言えば、これだべさ。

さくら さくら ただ舞い落ちる

いつか生まれ変わる 瞬間を信じ

泣くな友よ 今 惜別の時 飾らないあの笑顔で

沁みるぜ。


でもね、この歌もいいのよ。

矢野絢子の「吉野桜」って歌です。





これ、昔、敬愛するアニキの異動でのお別れ会でフルコースで歌い、「全然知らないし、長い。」と文句を言われた曲ですw

いいんです。アニキにだけ向けて歌ったんだからw (自己満&自己中)

さよなら さよなら さよならと 慰めるように吹いてくれた風よ

こんなに大きな時の中で 出会えた奇跡に泣いている

サビの盛り上がりがたまりません。



願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃

西行が詠んだこの歌のように、春、桜が舞い散る中、出会えた奇跡に泣きながら死ねたら幸せだなあ。

あの子に抱かれながら。





今日もありがとうございます♪ br_decobanner_20120223224314



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サニーデイ・サービスの「枯れ葉」という曲。

サニーデイが好きだったわけではないのですが、昔、弟が部屋で流していたのを聞いて、この曲に感動した。

枯れ葉が舞い散れば きみは気づくだろう

その部屋を季節が通り過ぎ 染め上げて行ったのを

意味深な歌詞です。

部屋を季節が通り過ぎるってのはどういうことなのか。

枯れ葉の季節に だれかは旅に出る

恋人を遠くに残したまま 氷の季節へと

恋人を遠くに残したまま、旅に出るのは誰なのか。

僕?

誰か?


もうすぐ桜の季節ですね。

桜が舞い散れば僕は気づくかもしれない。

その部屋を季節が通り過ぎ、染め上げて行ったのを。


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