ハイレゾという言葉をよく耳に(目に)するようになりました。
ハイ・レゾリューション・オーディオ(High-Resolution Audio)を略してハイレゾ
CDのサンプリング周波数44.1kHz 16bitを超えるものは全てハイレゾに含まれます。


CDに入れる音声データとは元々アナログのものです。
それをデジタルデータ化する際に人の可聴域外の音はノイズになりやすいので切り落としています。
ハイレゾとは、その可聴域外の音もノイズとならないようにデータ化したものって感じです。

実際のところ、人間の耳の可聴域というのは他の動物と比べて狭く
可聴域よりも高い周波数を超音波と呼び、 低いものは普通に低周波と呼ばれていますね。
それらは人の耳に入って来ても音としては認識されません。
更に人が音階として認識できる周波数は可聴域よりも狭く
グランドピアノの8オクターブが音階として認識できる範囲となります。

という事で
CDに含まれない部分の音が含まれていたとしても
それぞれを聞き比べて、はっきりとハイレゾの方が高音質である
などと認識できる人間は”ほぼ”いないと考えて間違いないでしょう。

しかしながら
音階として認識できる周波数の音はグランドピアノの出せる音の範囲と書きましたが
最低音の更に下のキーを1つだけ追加したピアノが存在します。
勿論このキーを演奏で使う事はありません、そんな曲はありませんからね。
しかしこのキーがあるだけで音に少し厚みが出ると言われています。
それが分かる人間というのは希であると思いますが。

ハイレゾも同様に、可聴域外の音の歪みが音楽に影響があると言われています。
ピアノの話と同様に何となく音に厚みがでるという事です。
ただ、その音の厚みとやらはそれが認識できる耳を持っている事
当然に音楽に慣れ親しんだ、というよりも音に関わる職業についているってくらいでしょうね
そういった人間が余計な雑音の入らない環境において聴くことで分かるくらいの違いでしょう。

ハイレゾ対応のスピーカーやイヤホンにポータブルプレーヤーが色々と商品化されていますが
環境音の多い屋外でハイレゾを楽しむ、なんてことは不可能です。
せめてオーディオルーム、極端なところではスタジオのような完全な防音室で聴かなければ意味がありません。
ハイレゾ対応ポータブルプレーヤーなどヘソが茶を沸かすといった感じです。
CDの10倍近いデータ量を処理する性能、これは普通にあるでしょう
スマホ程度の処理能力があれば充分です。
しかしその機器が処理して生み出された音の情報は多くの人にとってオーバーフローを起すものですし
その情報を受け取るには防音室のような非日常的な環境下でなければなりません。

ようするに垂れ流される無駄なものに無駄な労力と無駄なコストを掛け過ぎって話ですね。
知らぬが仏と言いますが、知らない人は喜んでこの価値の薄い無駄なものにでも金を払うのでしょう。
普通に44.1kHzのサンプリング音源でFLACのファイルで良いんですよ。

どうしても良い音質を~と求めるのであれば、生演奏を聴きに行くのが一番でしょう。
純粋に音だけを楽しむのであればクラッシックやジャズなどに限りますけどね。