宮狐

2009年06月26日

初めての雑誌掲載

投稿作の宮狐ですが、始めの頁数は50P近くあったので、
掲載するにあたり12、3Pほど削る事になり、
描き直し……というよりは、切り貼りしまくりました。
だから、生原は酷い状態です。
初めての掲載原稿がこんなんで良いのか……
とも思いましたが、まあ、結果オーライです(・◇・)ゞ

初めて雑誌に掲載されるって、やっぱり超ドキドキするもの……
だったと思います。さすがにちゃんと覚えてません。でも、多分。
本屋さんでコンプ買ってドキドキしながらページ開いて
感動しまくったはずです。

でも妙にはっきり覚えているのは、
発売当日の編集部からの1本の電話。

『読者さんから電話が入ったんですが、「今月のコンプを買おうと
発売日に本屋にいったら、誰かに買い占められていました。
夢来鳥先生は仙台出身と言う事ですが、僕も仙台に住んでいて、
僕の行った本屋はIヶ丘の◯◯書房です。
ひょっとして買い占めたのは夢来鳥先生じゃありませんか?」と、
いうことなんですが、どうなんでしょうか?』……と。

(゚Д゚≡゚д゚)エッ!? あわあわ。
確かにその本屋はうちの近くであせりまくり。
でも私じゃないし!
『ええええ!?い、一冊しか買ってませんけど!?』
と、返事をして切りました。ふう。言いがかりも甚だしいわ。
と思いながら部屋をでて下へ降りると、
台所のテーブルの上にコンプの山が。
『本、出てたから買ってきた!』と、母。orz
あああ、母さん。今その件で編集部に通報が(ノ△T)
編集部に電話をかけ直し素直に自白しました。
次の月の読者ページを飾ったのは言う間でもありません。
この時のドキドキは今でも覚えてますが、
よく考えるとこの時のドキドキが、
初掲載のドキドキを凌駕してしまってのかもしれません。

まあでも。
初掲載が嬉しいのは本人だけじゃないんですね。
何だかんだ心配しながら、いつも、今でも応援してくれている母には
本当に感謝してます。どうもありがとう。
未だ心配かけてたりもしますが。ごめんよ〜う。
でも、貴女の娘として恥ずかしくないよう、これからも頑張り続けますので、いつまでも元気でいてくださいw

 



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2009年06月24日

飛鳥の神社と須雀の神社

adefb5cb.jpg宮狐は、土地の守部のお稲荷さんのお話です。
仲の悪い、玄狐と白狐の皇子たちが、
最終的には土地を守るため
土地に禍を為していた狗神を倒すお話でした。(^_^;)
こちらは玄狐の飛鳥が主人公だったんですが
コンプの増刊号で、好きなの描いていいよといわれたんで、
『宮狐』の続編『幼少草子』を描きました。
こちらは白狐の須雀のお話。
桜の樹のお化けが出てくるお話。。。春の増刊でしたw

実は両方ともモデルになってる神社があります。
飛鳥の方は宮城県の亘理にある『尊久老稲荷神社』。
小野篁が陸奥国の太守に任ぜられ、統治を通過の際 一童子が現れ
『予が居住は此の深山なり』と、指示したかと思うと、
忽ち黒狐に変じて走りさった。以来、祠を建てて『総黒稲荷』と、
称していたが後に『尊久老稲荷』と、呼ぶようになる——。
ネットで調べたら色々出てきました。
お社はまだ現存してるみたいです。
嬉しい……(ρ_;)

須雀は愛知県、名古屋市にある『斎山稲荷神社』。
日本武尊と宮簀媛命の伝説が残されているあたりでありまして
『武尊の崩後、尊が鳳凰と化して天翔りこの地に宿り給うた』
と云われがあり、鳳出宮とも称え奉ったのが神社の起源だそうです。
こちらも、色々調べましたら、まだ何とか現存しているみたいで
良かったです(ノ△T)
名古屋、集中豪雨とかあっていつも大変だから。
小高い場所に社殿があるので心配してました。
でも、こちらの神社は辿り着けない方が多いみたいですよ。(⌒-⌒)

そして亘理には、日本武尊が、白鳥に変じて舞い降りた泉の伝説が
あるそうな…………。(´∀`*) 


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2009年06月23日

デビュー作。難産・宮狐

9bb3067b.jpgそして第三回の新人大賞にむけて、宮狐の制作に入るんですが
いや〜、何かプレッシャーが大きかったのか、
丸一日机に向かってても何もかけず……という日々が続き
新人大賞の〆切が過ぎてしまいました。
そこをじりじり待って頂き…………………………あぁ!
デビュー前からなんてやつなんでしょう!!
色々思い出してきました。
何か………………あぁ!

『も……もう少し待ってください……!』が三ヶ月続き
『もう発表しちゃうよ〜』といわれ
なぜか原稿を持って家を飛び出し、東京のビジネスホテルで
自主的にカンズメ修羅場を敢行したわけです。
確か。お友達も強制的に道連れにして。

睡魔と闘いながら、ホテルで原稿描いてました。
何日くらいだろう。。。もう覚えてませんが。

辛かったな〜。

何で、次の新人大賞にまわらなかったのか自分。
今となっては意味がわかりません。
でも、当時待っていて下さった編集の皆様、
他、諸々ご迷惑をおかけしたであろう皆様。

本当にありがとう。
そしてごめんなさい。

記憶の糸を辿って……過去へ遡れば遡る程
懺悔ブログと化しそうな不安がよぎり、先が思いやられます。

…………あぁぁヽ(TдT)ノ



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