December 09, 2009

私信

『Peace Maker』無事届きました.どうもありがとう.分厚い密度の濃そうな本ですが,時間があればぜひ読んでみたいと思います.でも,良く住所が見つかったね!?

とはいっても,すぐに読めそうとも思えませんが...

December 06, 2009

韓国の歴史書からいろいろ

1. Kim, Se-Jin (1971). The Politics of Military Revolution in Korea. Chapel Hill: University of North Carolina Press.
2. Han, Sung-Joo (1974). The Failure of Democracy in South Korea. Berkeley: University of California Press.
3. Kim, Joungwon A. (1975). Divided Korea: The Politics of Development, 1945-1972. Cambridge, MA: East Asian Research Center, Harvard University.
4. Sohn, Hak-Kyu (1989). Authoritarianism and Opposition in South Korea. London: Routledge.
5. Brazinsky, Gregg (2007). Nation Building in South Korea: Koreans, Americans, and the Making of a Democracy. Chapel Hill: University of North Carolina Press.
6. Robinson, Michael E. (2007). Korea's Twentieth-century Odyssey. Honolulu: University of Hawai'i Press.
7. Nam, Hwasook (2009). Building Ships, Building a Nation: Korea's Democratic Unionism under Park Chung Hee. Seattle: University of Washington Press.
8. 김형아 (2005). 박정희의 양날의 선택: 유신과 중화학공업. 서울: 일조각.

こちらに来てからKoreanistとして韓国に関する知識は結構何でも求められることに気付き,今更ながら現代史をおさらい.

別に歴史家でもないので,高句麗がどうとか,三韓がどうとかという話は知らなくても,やはり現代政治をやる上で歴史的背景は欠かせない.個人的に知らないと恥ずかしいとも思っているし.

それに,21世紀の今になっても,政党や選挙にもかつての遺産が色濃く残っているので,この時代を理解することは重要である.

というわけで,社会や文化に関する本はともかく,現代政治史に関する良い本をずっと探していて,良さそうなものがあれば手当たり次第買っているのだけれど,中々良い本に巡り合わない.

特に,民主化以前の政治状況に関する本となると,ほとんどが重化学工業化や朴正煕と官僚の経済政策に関するもので,政党や選挙をまとめた本が意外と皆無である.必然的に同時代的な政治学書の1.-3.に頼ることになるが,分析枠組みはもはや40年前のもので,すらすらと読みづらいのが難点ではある.とはいえ,これらは歴史事実を把握するのには便利.1.は李承晩時代から5.19クーデタに至る軍内部の構造や派閥に関する記述が役立つ.2.は張勉政権崩壊の要因を李承晩時代から5.19直前期までの政治社会構造に焦点を当て記述.

維新時代になると4.や8.が非常に詳細な歴史的事実を注意深く掘り下げている.もはや政治家としての方が有名になった4.は,維新体制の成立から崩壊過程まで,特に教会や労働運動など反体制民主化運動に焦点を当てている.

8.は朴正煕の生涯を,アメリカとの関係,工業化など,色んな角度から分析しており,実はタイトルと異なり維新と重化学工業化だけを論じるのものでもない濃密さ.とはいえ,経済成長と国家の役割という20年以上も前の主題を何の修正もなく受け入れ,「韓国の工業化は朴正煕による政策の結果」と断じ,「朴正煕は清廉潔白だった」と主張するのは,あまりにも行きすぎ.さらに,「ミクロ経済志向の商工部は,マクロ経済志向で市場介入に反対した経済企画院と対立した」というような記述を見つけるにつれ,マクロ・ミクロ・経済成長の理論を全く誤解しているようにも思われる.

5.は'60年代に至るまでのアメリカによる対韓支援策を論じている.教育,軍隊,経済政策などなど,ありとあらゆる面で有形無形の支援を行ったという話で,まあそりゃそうだろうというところ.6.は正直残念な本で,著者の得意とする植民地時代はともかく,それ以降の話は間違いも目立ち,まったく勉強にならなかった.7.は(朴正煕時代に民営化されたが)国有会社として韓国造船業,ひいては重化学工業化の一役を担った造船公社の労働組合をきわめて詳細に記述している.記述はほぼ朴正煕時代で終わっているが,当時の政治社会経済状況がそこかしこに織り込まれた良著.

October 23, 2009

人間関係って

むずかしいですね.何だかとってもめんどくさいです.わたしはどうも拾ってきたネコのように人に懐くまでだいぶ時間がかかるのですが,頭ごなしにいろいろ言われると,余計に鬱陶しく感じてしまいます.

Pak (2005)

박철언 (2005). 바른 역사를 위한 증언. 2 volumes. 서울: 렌담하우스중앙.

朴哲彦氏は,大邱にて出生,ソウル大学法科大学を首席卒業し,司法試験合格後,釜山とソウルの地方検察庁にて検事として勤務.1212軍事クーデタにより全斗煥・盧泰愚が権力を獲得するや,盧泰愚との血縁関係を通じ政権に秘書官として抜擢され,全斗煥の片腕となった.

第5共和国(1980-8年)では政治の舞台裏で暗躍し,629民主化宣言も起草したという.1988年12月の大統領選挙で勝利した盧泰愚にも重用され,政策補佐官,政務長官,体育青少年部長官として政権内外から影響力を行使した.

だが,1992年5月に与党民自党が大統領候補として金泳三を選出した頃から権力行使に陰りが見え始め,同年10月にはとうとう与党を脱党して鄭周泳の統一国民党に加入.金泳三が同年12月に当選し,翌年2月に大統領となると,かつての政敵に対する政治的報復が本格化.盧泰愚の下で「Little Prince」とさえ呼ばれた朴哲彦氏は「報復第1号」となり,5月に収賄容疑で拘束され,懲役刑に服すこととなった.

1994年に恩赦が出て仮釈放され,特例的措置で政治活動も許可されることとなり,新民党(旧国民党)へ戻る.1995年初め,金鍾泌が民自党を脱党し,自由民主連合を旗揚げすると,新民党は自民連への吸収合併を選び,朴哲彦氏もこれに続く.1996年4月の総選挙にて当選し,国会議員に舞い戻ると,自民連の副総裁としてDJP連合を支援.

金大中大統領当選以後は再び影響力を弱め,落薦落選運動の中,2000年総選挙には出馬せず,政界を引退.

というわけで波乱万丈の政治人生を送ってきた朴哲彦氏の半生を綴った回顧録.2巻構成で,1巻が1990年の3党合併まで.各500ページ以上あり,全部で1,000ページ,非常に濃密な回顧録となっている.もっとも,大部分の内容が,何月何日に誰と食事をしてこんな話をした,という事細かな内容となっている.一つ一つ追っていくと全体的な大きな流れを見失ってしまうし,いつ誰とどんな重要な話があったのかを読み取るにはかなり注意深く読み込まなくてはいけないので,読み切るまで結構時間がかかってしまった.

結論から言えば,非常に面白い本である.4年前に出た時は,「金泳三に何十億渡した」という率直な話さえ入っているので,金泳三側から批判を受けたほど.メモや日記をこと欠かさずする人だったようで,金泳三に渡した小切手の番号まで克明に記してある.

やはり非常に興味深いのが権力闘争に関する話.常に大統領選挙に誰が立候補し,誰が当選しそうかという計算が,党内の派閥争いや政党の離合集散を引き起こしている.大邱・慶尚北道地域で厳然たる影響力を誇った朴哲彦氏に対しても,かなり無差別的にいろんな方面から派閥形成の誘いや選挙活動の支援要請があったようである.最も面白かったのが1990年2月の民自党発足以降,金泳三が次なる大統領選挙の有力候補として台頭し,議会制民主主義への改憲約束を完全に反故にし,旧民正系議員から続々と自派に引き抜いていく様である.

また,わたしはそれほど興味がないので読み飛ばしたが,1980年代の南北秘密会談のチャネルとして金日成に会った話や,盧泰愚の北方外交で中ソとの国交正常化に一役買った話など,1980年代の韓国外交の裏側を知る上でも中々興味深い.

October 13, 2009

Ji (2009)

지병문. 2009. 국회 그리고 한국의 정치. 서울: 오름.

国会に関する本はどうしても印象論的なものが多いのですが,この本はどちらかというと厳密な意味で学術書でなく,回顧録に近い内容となっています.著者は現在全南大学で教鞭を取っておられる方で,実はAJPSなんかにも論文を出しておられます.

わたしはこのような回顧録が大好きです.もちろん,優等生的な回顧録もありますし,この本も例に漏れず優等生的な記述も散見されるのですが,国会の内部がどのように動いているのか,かなり綿密に書かれている方だと思います.この綿密な記述を裏付けているのが,何より,4年間国会議員として働いたという経験であります.これを政治学者が書いているわけですから,他の政治家が書いたものとは違うし,他の政治学者が書いたものとも違うというわけです.また,現在教職に戻られたということで,多少自由な立場で好きなことを言えるのか,かなりざっくばらんな情報もうかがえます.

本の半分以上が国会内での立法過程に費やされています.ここで興味深いのが,明示的・暗示的ルールを結構細かく紹介しているということ.確かに立法過程についえは憲法と国会法をくまなく読めば分かってくることも多いのですが,政党間や行政府との慣行として確立されている明示化されていないルールも多く,これはやはり参与観察を通じてしか分からない部分もあります.

たとえば,何故議員提出法案が増えるのかとか,何故政府は議員提出法案として案件を処理するのかとか,良く分からなかったことも良く分かりました.

惜しむらくは,
・ハンナラ党に対する拒否反応が強く,合意形成に対する障害物として批判の的となっている部分が多い.例えば,党利党略上の理由で,ハンナラ党が揚げ足を取ったり議事妨害をしたりした,と批判されている個所が多くあります.ですが,政党間で取るに足らない問題を取り上げて批判しあったりするのはよくあることではありますし,そもそも民主的プロセスを物理的に妨害する構造的問題が非常に強力な大統領制憲法に内在するのであって,何でもハンナラ党を批判するのもフェアではないかも,と思いました.
・自画自賛が多い.他の議員は点数稼ぎばかりしているとか,民主的プロセスを守ろうとした自分のやり方を称賛するような個所もやはり多くありました.もちろん,何故議員は点数稼ぎに汲々とするのか,何故民主的プロセスを守ろうとしないほど党利党略的,近視眼的行動様式に陥るのか,考えるヒントにはなりますが,わたしとしては五十歩百歩な印象も受けました.
・実際のところ,良く分からないところも多い.一番疑問に思ったのが,予算に関する部分.企画予算処提出予算案にも含まれていなかった400億ウォンもの項目(それも,全南大医生命科学融合センター移転建設費)を捻じ込んだ,という記述があります.企画予算処に電話をかけて協力を要請した,との1文があるのみで,これだけの大型予算を1人の議員がどのようなリソースを使って認めさせたのか,伝わってきません.
といった点が気にはなりました.ですが,全体的に非常に良い本だと思いますし,韓国の政党政治・国会に関心のある方に勧められる本です.

以下,気になった部分を引用.

당의 지도자들은 소속 의원들이 당이 정책을 따르도록 하기 위해 여러 가지 당근과 채찍을 제공한다. 당의 지도자들은 특별위원회 배정, 상임위 배정, 국제회의 참석 또는 지역구 예산 등을 당근으로 소속 의원들을 설득한다. 원내대표는 원하는 특별위원회에 배정해 주는 조건으로 특정 안건을 반대하는 의원을 설득한다. 지역구의 반대 여론에도 불구하고 당론을 수용한 의원에게는 지역구 예산을 배정하여 반발을 무마하게 한다. (p.27)


비법률적 혜택이 효과를 발휘하는 것은 정책적 목표라는 것이 의원들에게는 여러가지 목적 중의 하나에 불과하기 때문이다. 다른 목적 중에는 인기 상임위에 배정받는 것, 후원금의 모금액을 늘리는 것, 더 높은 공직에 입후보하는 것 또는 외국에서 열리는 회의에 참석하도록 선택되는 것 등이다. (p.35)


대통령은 국회에 대해 막대한 영향력을 행사한다. 당을 통해서이다. 당의 지도부는 대통령의 의중을 파악하여 당이 이에 협조하도록 한다. (p.37)


행정각부는 소관 업무와 관련해 의원들의 지역구 민원 해결을 도와줄 수 있다. 예를 들어, 교육과학기술부는 특별 교부금을 가지고 의원들의 지역구 민원을 해결한다. 의원들은 지역구에 소재하는 학교에 필요한 강당이나 체육관 또는 교실을 신축하기 위해 교과부의 도움을 절대적으로 필요로 한다. 교과부의 특별 교부금으로 지역구 민원을 해결한 의원들은 쟁점이 되는 법률안이 아닌 한 교과부 간부들의 협조 부탁을 무시할 수 없다. 국회에서 당론과 당론이 부딪치는 법률안은 사실 많지 않다. (p.38)


사실 선거구에서 인기 있는 의원은 의회 지도자, 행정부 그리고 당의 입장을 무시할 수 있다. (p.43)


정부가 법률안을 발의할 때는 많은 시간을 필요로 한다. 입법 예고 절차를 거쳐야 하며, 부처 간 이견을 조율해야 하고, 국무회의까지 거쳐야 한다. 그래서 법률안을 신속하게 처리할 필요가 있거나, 부처간 이견 조율이 용이하지 않은 경우에는 정부가 법률안 초안을 만들되, 국회의원이 발의하여 의원 발의 형식을 취하는 경우가 종종 있다. (p.134)


이렇듯 여러 개의 특별법이 발의되었지만 법률안을 통과시키기 위해 적극적으로 노력하는 의원은 별로 없었다. 해당 지역의 국회의원들은 법률안을 발의함으로써 지역구 선거민들에게 할 일도 안 했다는 비난을 면할 수는 있었을 것이다. 이런 이유로 법률안을 발의하는 경우가 종종 있다. (p.145)


한국의 예산편성과 심사 시스템을 고려할 때, 각 기관과 단체들이 필요한 예산을 확보하기 이해서는 원하는 사업 예산을 정부 예산안에 포함시키는 것이 최선의 방법이다. 이를 위해서는 정부가 다음 해 예산안을 편성하기 위해 예산편성 지침을 정하고, 각 부처별로 예산 요구액을 제출받아 정부 예산안을 편성할 때 적극적으로나서야 한다. (p.212-3)


기간당원에 의한 상향식 공천이 부패 정치인들의 금권 정치에 의해 실패하였다. 기간당원이란 정치적 신념과 일치하는 정강정책을 가진 정당에 가입하여 당비를 내고 통상적인 정당 활동뿐만 아니라 선거운동도 하는 당원을 말한다.그러나 이 제도는 한국 정치현실에는 시기 상조였다. 월 2,000원의 당비를 6개월 이상 납부한 당원에게 기간당원 자격이 부여되고, 경선에 투표권을 행사하도록 했는데, 이 제도가 정착하지 못하고 금권 선거에 희생되었다. (p.338) 현식적으로 정책 선거는 실종되고 인맥 중심의 선거가 지속되고 있다. 정당의 이념과 정책을 지지하여 입당한 당원보다 지인의 부탁 때문에 마지못해 입당한 종이당원이 많다. (p.382)


국회의원이 측근을 단체장으로 당선시켜 놓으면, 지역구에 행사가 있으면 의원 사무실로 연락해서 의원이 참석할 수 있는 날짜에 행사를 진행한다. 다른 정당 소속이거나 정치적으로 반대 입장에 서 있는 단체장은 국회의원의 일정을 전혀 고려하지 않고 행사를 계획할 뿐만 아니라 오히려 참석하지 않기를 바란다. (p.373)

October 09, 2009

Coburn Amendment

APSAやMPSAをはじめ,同僚の政治学者の間でもこの話題で持ち切り.

Coburn米国上院議員(R-OH)が上院に提出した予算修正法案で,政治学に対するNSFの予算を削り,他の「科学」に回そうというもの.大まかな概要はこちら.修正要旨はこちら(pdf).

一言で要約すれば,「CNNなど,選挙の分析を行っている機関はいくらでもあるのに,何故納税者のカネを非生産的な政治の科学的分析とやらに使うのか」...

October 05, 2009

Yenching図書館

今日はこちらの研究所付設図書館に行ってみました.

UCSDにも東アジアのコレクションIRPS図書館があり,前者は人文系,後者は社会科学系がそれなりにあります.

で,そのUCSDと比較してみますと,意外とあっさりしているかなあ...という印象.結構,欲しい本が揃っていません...

もちろん,UCSDにも不満はありましたが(特に韓国関連の蔵書),UCの場合,Inter-library loanを有効活用できたので,意外に韓国関連の蔵書が非常に豊富なBerkeleyやLAからガンガン本を取り寄せておりました.

まあ,究極的に,手元に置いておきたい本はインターネット書店で買ってしまうので,それほど苦でもないんですが.それに,各種データベースや論文・新聞記事へのオンラインアクセスも可能のようなので,リサーチがだいぶ楽そうです.

October 03, 2009

近況

長いことほったらかしにしておりましたが近況です.わたしがどこで何をしているのか,ご存知の方もいるとは思いますが...なにぶん,昨日ばったり「ブログ読んでますよ」という日本人のPh.D.学生の方と会ったもので,改めて近況をと...

今年の9月から,1年間というごく限られた任期付きのポストではありますが,こちらの韓国研究所でポスドクの研究員をしております.

周知の通り,わたしの韓国研究などかなりいい加減なものではあるのですが,籍を置かせてもらえるだけでも(しかも給金付きで!)非常に光栄なことであるとともに,大変なプレッシャーと不安も感じつつ,日々勉学に励んでいる毎日です.

こちらの良いところは,1980年代に亡命中の故金大中前大統領が客員研究員としていらしたように,とにかく全米屈指の韓国研究所ということで,韓国関連のゲストが連日のようにいらっしゃるということです.日本関連のイベントにも顔を出すのですが,とにかく名刺交換だけでも日が暮れていきます.

学問的な環境としても非常に刺激的で,何かセミナーがあれば近辺の大学(MIT,Tufts,Boston U,などなど)から色んな方がやってきますし,とにかく世界中から色んな経歴のある客員教授や客員研究員がいらっしゃいます.

以下,特に政治学に関する雑感.
・皆さん,歴史が大好き.「政治学をやっています」という自己紹介に対し,「いつの時代のですか?」という質問を返されるのは日本以来です.先日発表する機会があったのですが,「この歴史的背景は?」という質問を結構受けました.別にわたしは歴史学者じゃありません.
・数字を気にしない.政治的事象を客観的な数的データにoperationalizeして,それなりに科学的な手法(統計)を用いて仮説を検証する,それができないものは論ずるに値しない,くらいの価値観をもって研究を行っていますが,こちらの皆さんは,「数字は良いからロジックで勝負」みたいなところがあります.
・CHAという言葉を久々に聞きました.
・大雑把でもいいから,面白い話が好き.経済発展とか,民主化とか,「風が吹けば桶屋が儲かる」でも良いからスケールのでかいインプリケーションがあれば喜ばれます.その一方で,非常に細かな,厳密な因果関係を解きほぐす作業は煙たがられるようです.

文化的違いに慣れるのにもまだ時間はかかりそうですが,スケールのでかい話を考え,他の国に対しても何らかのインプリケーションのある研究をしなくてはならないというのは,本当にその通りだと思いますし,自分の研究にも資するところがあると考えております...!!

August 26, 2009

日本に戻りました

ソウルでの研究旅行は,多少反省すべき点もあったものの,それなりに成功したと思います.

・政治家の皆様に会えた
日本でも政治家とインタビューをした経験はそれほどないのですが,長官,国会議員,区議会議員,議員秘書,地区党の幹部など,色んな方に会えました.やはり名前が効くようです.

・政治学者の皆様に会えた
この方をはじめ,色んな方に挨拶できました.かつてどこかで会った友人知人と会うこともできました.

・研究資料を集めた
研究資料といっても最近はWebで結構手に入るのですが,国会図書館が独自に集めた新聞記事のスクラップなんかも豊富にあり,大量に複写しておきました.あまり時間がなかったのですが,教保文庫でもいくつか本を手に入れました.

それにしても,韓国の国会図書館は日本と大きく違います.便利なようで不便であり,不便なようで便利.

・インターネットが使い放題
ラップトップさえ持っていけば,ラップトップコーナーがあり,LANに接続してインターネットがタダで思う存分堪能できます.

・政府関連の文書,学術誌,学位論文はほぼ電子化
わざわざ本棚に行ったり複写したりしなくても,インターネット経由で全ページを閲覧・印刷可能.

・複写が安い
1枚21円の日本と違い,35ウォン.

・食堂が安い
あまり美味いとも思えませんが,とりあえず3,500ウォン.

・電子化されていない文献の閲覧申請がメンドクサイ
昔は,かなり以前の雑誌も本棚に並んでいて,簡単に閲覧できたのですが,今ではいちいち閲覧申請をして,手元に届いたものを見ることになります.この点は日本と同じ.時事関連の雑誌(月刊朝鮮など)については,本棚に全部並べて良いのに,とも思います.

・本棚の整理が行き届いてない
雑誌については,上記のような制約もありますが,本棚にあるものは勝手に手に取って閲覧したり,複写機に持って行ってセルフで複写したりできます.その分,資料の並びが乱雑.

・電子化されている文献についても閲覧がメンドクサイ
基本的に電子化されているものは実物の閲覧が不可能.わずか数ページの資料ならともかく,分厚い統計資料なんかを見るときは,どこのページに何があるのか,いちいちダウンロードしながら探さないといけないので,実は結構煩雑.


何にせよ,収集した資料をさっさと整理しないと...

August 11, 2009

韓国に来ています

学会に合わせて,というのもありますが,どうせなのでちょっと長めにいながらいろいろリサーチもしようというのが今回の計画.

これまでは非常に生産的です.

到着した土曜日,そしてその次の日の日曜日は,のんべんだらりとしていました.まあ,泊っているところが普通のホテルでもなく,シャンプーやら洗剤やら,ちょっとしたものまで手に入れないといけないところだったので,いろいろと買い物なんかもありましたし...論文も書かんといけんかったし.

で,月曜日からは早速国会議員の皆様とinterview! interview! interview!

今日もとある会合に出席させていただいたのですが,元長官のこの方,元大統領候補の候補であるこの方を含め,いろいろな方に挨拶し,名刺を渡し,握手ができました.「時間がありましたらインタビューさせてください.連絡をお待ちしております」と言っておきましたが,まあ,もちろん,釣りと同じで,誰か1人でも引っかかったら儲けもの...くらいに考えております.引っかかれば良いけど.

ソウルは非常に強い雷雨で,涼しいのは良いのですが,歩くことも中々ままならず...明日も雨だ...