2016年07月05日

Knowing the limit

昨年からうちの大学の教職員の草野球チームに入部して、プレーしている。自分は、小・中・高と野球をやっていて(高校では空手部の主将だったので、野球は軟式野球部で助っ人していたのだが)、シアトルでも5年ほど草野球をやっていたし、前任校でも教職員のチームでプレーしていたので、けっこう長い野球歴を持っていると自負している。

だが、こちらに異動してから2年ほどやっていなかったので、昨年久しぶりにプレーしたら、体がついていかなくてひどい目にあった。今まで当たり前にやっていたプレーが全然できなくなっていた。セカンドからファーストに送球するのも暴投したり、キャッチボールもまともにできないくらいで、愕然とした。昨年はシーズン終了間際に入部したので、3試合しか参加しなかった上に、大した活躍もできなかったので、忸怩たる思いだった。

40過ぎるとガクッとくるなあと実感したのだが、うちのチームは30代・40代が中心で、半数は自分より年上の人なので、歳を言い訳にするのも情けないということで、冬の間トレーニングに勤しんだ。今までは、少しブランクがあっても、ボール感覚をなくしたりというようなことはなかったのだが、歳を取ると、過去の貯金で食っていくことはできないというのがはっきり分かった。普通にプレーするだけでも、それに備えて今までの倍以上の準備(ランニングとか素振りとか)が必要だと悟った。それから筋力の衰えに応じて、バッティングや投球のフォームも微調整しないといけない。

歳を取ってスポーツを続けていると、ケガが怖い。30半ば過ぎてから、チームメイトがケガをするのをこれまで何度も見て来た。みんなそれぞれスポーツ経験がある人達だが、歳をとると簡単にケガをしてしまう。全力疾走しただけとか、ちょっとつまづいてコケただけで、靭帯を切ったり骨折したりというのはよくある。若い頃には考えられないようなことでケガしてしまうものだ。

ということで、今の一番の目標は今シーズンをケガなしでプレーすること。北海道の野球シーズンは5月〜10月と短いのだが、ほぼ毎週末2試合ほどやっているので、体力的な負担もかなり大きい。そこで最近は、7割以上の力は出さないことにしている。どれだけ際どいプレーになりそうでも、全力疾走はしない。もう少しでセーフになりそうとか、あと少しでボールに追いつきそうとか欲を出すと、つい全力疾走してしまう。7割のプレーだと、アウトになる確率もあがるし、守備範囲もせばまるが、ケガするよりはずっとマシだ。成績も若い頃ならこれくらいできたというレベルの7割くらいになってもいいと割り切って今年はプレーしている(今のところ)。

だがその結果、余計な力が入っていないせいか、かなりいい成績を出している。先週あたりまでは、チームの打率トップにいた。先週イマイチだったので少し打率も下がったが、まだ4割は超えている。一応、チームの首位打者を狙ってはいるが、あまり欲を出すとよくないので、なるだけ気にはしないようにしている。

要するに、試合に向けてバッチリ準備するのと、力を抜いてプレーするという2点だけだが、特に後者は難しい。子供の頃から全力でプレーすることを要求されてきたし、貪欲な性格なので、つい全力疾走したり、フルスイングしたりしてしまう。常に「7割・7割」と自分に言い聞かせながらプレーしているのだが、体が勝手に反応してしまうことが多い。だいぶ自分をコントロールできるようになってきたが、本当に難しいというのが実感だ。果たして10月まで無傷でいられるだろうか?

ところで、過去の経験や蓄積に頼れなくなるのは、スポーツだけではなくて、研究活動も同じなのだろうなと、最近思うようになった。若い頃にがむしゃらに知識を吸収して経験を積んできた蓄えのおかげで、最近は学会報告や討論なども無難にこなせるようになったが、そこにあぐらをかいていると、いつかガラパゴス状態になってしまうような気がする。最新の研究を常にチェックして、研鑽を続けないといかんなと思う。幸い研究活動は、7割にセーブしなくても大丈夫なはずなので、全力プレーができるうちは、手を抜かないで頑張りたい。






neo527 at 17:00|PermalinkComments(0) 雑談 

2016年03月16日

Crushing defeat 敗北宣言

フロリダ州予備選の結果が出た。私が共和党の勝者と予想していたルビオが、まさかの地元での敗退。これを受けて、ルビオは撤退宣言をした。...ということで、私の予想の1つは外れた。まさかフロリダ州で負けるとは想像だにしていなかった、しかも10パーセント以上の差をつけられて、完敗。ルビオが撤退宣言の中で、トランプ陣営の勢いを「political tsunami」 と表現していたが、まさにその通りだと思う。

アメリカ大統領選では、特にどの候補にも個人的な思い入れはないのだが、今回のようにブログで自分の予想を書いておくと、予想が外れるのは嫌なので、自分が予想した候補に頑張って欲しいという気にはなるから、ある意味「stake holder」 的な気分が味わえるということに気付いた。

ルビオの敗因はいろいろあると思う。予想するよりは、敗因を分析する方がずっと楽だ。まず痛かったのが、2月6日の候補者討論会での失態。ケンカ上手なクリスティに厳しく突っ込まれて、上手く反論できず、同じセリフを長々と繰り返す(しかもそれを4・5回も)という、信じられないミスをおかした。Youtube上の動画には「the worst debate ever」などとこき下ろされているが、確かにひどかった。どの候補もディベートには、専門家のアドバイスの下で細心の注意を払って、万全の容易をしてきているはずなのだが、それでもあのような事態が起きるんだなと驚いた。アイオワで善戦した勢いを拡大していく重要な時点での、あのミスは命取りだった。

それから、やはりトランプの予想外の大躍進。いろいろなデータがあるが、私が最も重要だと思うのは、これ↓
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上の数字は、ネバダ州で今回トランプが獲得した票数。下の数字は、前回のネバダ州での予備選挙で(全候補に)投じられた投票数の合計。トランプは前回の予備選で、全候補が得た票数の合計を上回る数の票を獲得している。恐らく他の州でも同じようなことが起きているのだろうが、これは前回も指摘した「first time voters」の影響だと思われる。つまり今まで予備選に参加してこなかった共和党支持者が、今回は予備選に参加して、その多くがトランプに投票しているということ。こうした有権者が出てくることは主流派にとっては想定外だっただろうし、そうした事態に対応できる候補はほとんどいないだろうと思われる。

その他にも、主流派が一本化できなかったことや、主流派の一部(クリスティやペイリンなど)がトランプ支持にまわったことなどいろいろ要因はあるだろうが、上記の2点が一番大きかったと思う。

...で、今後どうなるのかという点だが、2回も予想を外したくはないので、あえて予想はしないが、この「political tsunami」を共和党内で止めるのは、困難だと思う。トランプが、オハイオ州を落としたのは痛いが、だからと言って他の候補がここから挽回するのは容易ではない。

民主党の方は、まだサンダースが頑張っている。南部の州ではかなり苦戦しているし、マイノリティ票(特に黒人票)を集めきれずにいるのが不安材料だが、4月はサンダースが比較的支持されている東部の州での予備選が続くので、ここで一気に勢いをつけて挽回したいところだ。

しかし、本戦がトランプvsサンダースということになると、アメリカの分極化もここに極まれりということになりそうだ。下のデータから分かるように、最近はアメリカの有権者の分極化がデータにも顕著に現れるようになった。ちょっと前までは、2004年のグラフに見られるように、「分極化しているとは言え、やっぱり中間投票者が一番多い」、「分極化しているのは、政治家や政治活動家のみ」という見解が一般的だったが、新しいデータをみるとついに有権者も顕著に分極化してしまったようだ。こうしたアメリカ国内の大きな変化が、予備選での前例のない結果につながっているんだろう(と、ちょっと言い訳を書いておく)。

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neo527 at 15:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アメリカネタ 

2016年02月22日

So far so good (as of Feb 22)

昨日、共和党はサウス・キャロライナ、民主党はネバダで予備選。スーパー・チューズデーの前に途中経過をまとめてみる。例によって、単なる独断と偏見に基づいた書きなぐりなので、その辺ご了承いただきたい。

まず共和党。一番大きな動きとしては、ジェブ・ブッシュが撤退を表明。「ジェブ・ブッシュ?まあ無理でしょ」と前回言った通りになった(ドヤサッ)ルビオにとっては特に朗報、なぜならジェブを支持した層からの支持を期待できるから。すでに共和党の議員や知事もルビオ支持を表明しはじめたので、共和党の主流である「the establishment」は、ルビオに一本化されるだろう。これで苦しくなるのは、ルビオと2位争いをしている、テッド・クルーズ。ジェブ票がそっちに流れることはなさそうだし、キリスト教右派票の固定票だのみでは、今後の伸びは期待できない。今後はルビオに差をつけられ苦しくなると思う。

トランプがサウス・キャロライナでクルーズとルビオに10パーセント以上の差を付けて勝利したのは、かなり大きい。どうやら、共和党を支持しながらもこれまで投票所に足を運ぶことがなかった「lost voters」と呼ばれる人々が、トランプに投票しているらしい。この辺は、普段あまり選挙や政治に興味のない層(恐らく教育水準も低いと思われる)なので、the establishmentがアピールするのは難しいだろう。この層が予備選にどれくらいの影響を与えるかがカギとなるだろう。

民主党は、ヒラリーがネバダでも接戦を制したようだが、労働組合などの組織票を抑えたことが勝因のようだ。NBCがネバダ州で行った調査(下のグラフ参照)では、やはりヒラリーは若者層にアピールできていない。

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若者の間で、就職や学生ローンや学費高騰といった問題が悪化し、デモなどが起こっているが、こうした現状への不満がサンダース支持につながっているようだ。オバマ政権の後継を自認し、組織票や民主党の「the establishment」であるヒラリーには、こうした若者層の不満の受け皿にはなれないと思う。年配層と組織票に頼るのでは、やはり今後が不安視される。サンダースは負けたものの、予想以上の善戦と言え、いまだに勢い(momentum)がある。
 
この「予想以上」と「momentum」というのが、予備選では非常に大きなファクターになる。株価もそうだが、市場予想や専門家の予想が基準点となり、それを上回ると一気に期待感が高まり、勢いがつくことがよくある。どれほど結果を出したり業績を上げていても、事前の予想を下回ってしまうと、有権者や投資家があっという間にはなれてしまうことがよくある。ジェブ・ブッシュなどは、その典型的な例だろう。ブッシュ家の一員で知事経験もあることで、従来の期待値が高すぎたばかりに、ちょっと予想を下回っただけで、段々と支持が集まらなくなってしまった。その逆は、トランプやサンダースだろう、未だに彼らへの期待値はそれほど高くないので、勢いを保つ(または持続する)ことは可能だと思われる。

いろいろと意識調査の結果をみていると、共和党支持者の間では「対テロ政策」や「移民問題」への関心が高いのがわかる。外交政策への関心の高さは、外交経験が無い知事出身の候補(ブッシュやクリスティーン)には逆風だった。もちろんトランプにも経験はないのだが、「国境線に壁を作る」とか「イスラム教の入国を制限する」とか極論をぶちまけることで、あまり教育水準の高くない有権者には有効なアピールとなっているようだ。外交経験を売りにしているのは、上院で外交委員などを務めたことがあるルビオ。経験と言っても3年ちょっとのようなのだが、主流派に対するアピールとしては十分かもしれない。

最後に、予備選も中盤の山場を迎えるころになってだいぶ候補者が絞られて来たが、そろそろ「electability」というファクターが 重要になってくる。つまり最終的に本戦で勝つことができる候補かどうかという点だ。非主流派やアウトサイダーと呼ばれる候補(トランプ、クルーズ、サンダースの三人)にとっては、この点をアピールできるかどうかがカギになるだろう。

まあこんな感じで進展しているが、今のところ私の予想通りの展開で事が進んでいる(笑)
 


neo527 at 13:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アメリカネタ | 政治・選挙

2016年02月04日

My forecast 2016 (as of Feb 4)

いよいよアメリカでは予備選がスタートした。前回・前々回の今頃は、シアトルの日本語情報誌に大統領選のコラムを書いていたので、毎月締め切りに追われて大変だったが、今回はやってないので、のんびり見てられる。今回は共和党も民主党も前例のないことが多すぎて、コラムを書いていたら背景を説明するのが大変だっただろうなと思う。

今回つくづく思うのは、共和党も民主党も党内のまとまりが全くないということ。共和党と民主党の2党間の分極化は以前から指摘されてきたが、さらに最近は両党の内部で分極化が進んでいるような気がする。両党とも、中道派と右派(左派)との政策立ち位置がどんどん離れているので、党としての一体感が感じられない。共和党にいたっては、ベイナーが辞任した後に、誰も下院議長になりたがらずに、すったもんだのすえにポール・ライアンが嫌々ながら就任した状態だし。民主党もサンダースの躍進が続くと、直にそんな状況になるんじゃないかと思う。

このような党内の分極化が進むと、デュヴェルジェの法則の典型例だったアメリカの二大政党制も崩壊してしまうような気がする。イギリスもあんな感じだし、アメリカで同様のことが起きてもおかしくはないんだろう。そうなったら、政治学者的には論文のネタが増えてありがたいのかもしれん。

政治学者としては「将来の予測」というのは出来る限り避けたいと思っている。まあどうせ当たりっこないし、当たったところでメリットがあるわけではない。しかし大統領選に関しては結果を予測したくなる。これはもう趣味みたいなもの。自分の専門はアメリカ政治ではないので、外れたって痛くも痒くもない。逆に、当たっても単に山勘が当たったくらいのものだが。とは言え、一応アメリカに15年住んだ経験を基にした山勘なので、2〜3年くらいアメリカに駐在しただけの特派員には負けんと思ってる。

後出しジャンケン的だと思われても仕方がないが、過去には結構いい線で予測していた(と勝手に思っている)。8年前はアイオワ党員集会の段階でオバマが来ると断言(放言?)していた。当時は民主党の候補が乱立していたが、ヒラリーが断然優勢な状態だった。前回は共和党がロムニーを選出するところまでは当たったが、オバマが負けると読んでいたので、本戦は外した。

選挙の後にしたり顔で後付けの解説をするのも嫌だし、もし当たったら「ほらみろ、当たったやんけ」と言いたいので、今回はちゃんと書いとこうと思う(外れたら知らんフリする予定)。民主党はサンダース。ヒラリーは若者に支持を広げられずにいるのが今回も致命的になると思う。序盤はある程度勝つだろうが、思うようにサンダースとの差を広げられずに、いつの間にか勢いに乗ったサンダース陣営が中盤以降一気に勝負を決めると思う。2008年にオバマに負けたのと同じパターン。

共和党はルビオ。ハッカビーとかの右派候補が早々に撤退したので、キリスト教右派の票はクルーズに集まると思うが、クルーズが共和党員全体に支持を広げることは無理。トランプも期待通りには票を集められずに失速するだろう。とにかく民主党政権を終わらせたいと考える一般の共和党員には、ルビオしか選択肢は無くなると思う。ジェブ・ブッシュ?まあ無理でしょ。

本戦はというと、トランプが無所属でも大統領選に残るかどうかがカギ。ルビオとサンダースの一騎打ちなら、これはルビオが勝つだろう。残ればルビオとサンダースがかなり接戦になると思うが、さすがにこれもルビオがなんとか勝つと思う(が、トランプが新党結成、共和党右派もそれにつられて別の新党を結成なんてことになるかも。なったら面白い、多分無いだろうけど)。

てなことで、今回はルビオ推し。残念ながら初の女性大統領、ユダヤ系+社会主義者大統領(サンダースのこと)は実現せず、でも初のラテン系(ルビオはキューバ系)大統領というのも十分歴史的なことだと思う。今回も自分の予想は、いい線いってると思うんだけどな〜。



neo527 at 17:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アメリカネタ 

2016年01月14日

An away game (3)

前回の続き。

中国のシンポジウムに参加して一番驚いた(というか驚愕した)のは、シンポジウム中の携帯電話の使用。と言っても、聴衆が携帯をいじってるとかメールしているとかいうレベルではない。シンポジウムの最中に携帯が鳴ったので、「誰だよ、ちゃんとマナーモードにしとけよ」と思っていたら、何と司会者がおもむろに携帯を取り出す。「オイ、しっかりしろよ」と思ったが、まあ間違いは誰にでもある。と思っていたら、何と司会者が携帯で話を始める(もちろんディスカッションをやっている最中)、しかも席を立つようなそぶりもない。そして2〜3分しゃべって、何もなかったかのようにしている。

これはよっぽど重要な緊急事態だったのだろうと思っていたら、また携帯が鳴って、司会者が話を始める。話している様子から察するに、大した用事でもなさそう。何だこのオッサンはと思っていたら、今度は別の携帯音が。そしてパネラーの1人が、話を始める。しかも討論者が、そのパネラーを含めた全員に質問をしている最中。えぇぇ?と思っていたら、別のパネルでも同じようなことが何度も起こったので、これがチャイナ・スタンダードなんだと了解した。当然、海外からの参加者は一様に目を丸くしていた。しかし、件の親中派の学者は、同じようにディスカッション中に電話していたので、なるほどと思った。

次に、今回のシンポジウムが中国政府(外交部)の主催だったことについては前回書いたが、政府が手配したと思われる同時通訳と速記者が会場にいた。同時通訳は2名しかいなかったが、1日半の長丁場をすべて中国語⇔英語に訳していた。英語しかわからないが、通訳のレベルも高かった(と思う)。それより驚いたのは、速記者。アメリカの裁判所にいるような、特殊なタイプライターを使って速記するスタイルだったが、ものすごいスピードでシンポジウムの発言を記録していた、しかもたった1人で。通訳もそうとう疲れるだろうが、速記もかなりの負担だろうと思ったが、大して辛そうなそぶりもなくマシーンのようにこなしていた。私の発言も一言一句記録されて、外交部に伝えられたんだろう。しばらくは中国には行かん方がいいかもしれん。

それから、シンポジウムの懇親会で中国人の研究者に、中国の学会事情を聞いたら、中国の研究者は、一般的に学会にはあまり参加しないと聞いて驚いた。分野にもよるのかもしれないが、少なくとも政治学や国際関係学の分野では、学会に参加することはほとんどなく、参加してもメリットはないとのこと。学会ではなく、今回のようなシンポジウムへの参加が重要視されるのだとか。なので学問的な研究発信ではなく、極めて現状分析的な報告がほとんどのようだ。

その懇親会では、上海だし、この季節だし、「上海蟹」がメインになるのは間違いないと思っていた。カニは、今回参加した大きな理由の1つだったのだが、あれ?あれ?と思っているうちにディナーは終了した。それなりに豪華で品目も多いディナーで、例によって食べきれないほどの料理が並べられていたが、カニだけは出てこなかった。他の海外からの参加者は、習近平の汚職撲滅キャンペーンの影響で、贅沢禁止令的なものが出ている影響ではないかと話していた。いや、それなら料理の品目を減らしてもいいから、カニ出してくれよと思ったが、そういう話でもないのだろう。

そしてディナー会場の海鮮レストランには、海産物が並んでいた。タチウオやら舌ヒラメやら、日本でも見るような種類だったが、サイズが小さいのには驚いた。日本だったらまず店には並ばない程度の小さなサイズだった。高級そうなレストランなのに、なぜと思ったが、乱獲の影響なのだろう。

それから訪中の前に、嫁や職場の同僚やFBの友人などから「ハニートラップには、気をつけなさいよ」とありがたい忠告をいただいていた(よほど信用されてないらしい)。参加者に用意されたのが豪華なホテルだったので、これは「ひょっとしたらひょっとするかもよ」と思って、夜中はワクワク警戒していたが、何もなかったので、ガッカリホッとした。まあ、私なんぞを陥れても何の得にもならんとわかっているのだろう。まあでも実際それに近いことは存在するようだし、私が中国政府の人間だったら、国益のためにはそれくらいの手を使うのは当然だと考えるだろう。私も、ひっかかったら例の「親中派」みたいに必死で中国を擁護するようになるんだろうなw

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こんな部屋で独り...

最後に、盛んに報道されていたPM2.5だが、噂通りのひどさだった。上海空港に行きの便の飛行機が降下してから、帰りの便が上昇するまで、青い空は全く見なかった。上海の中心部だけでなく、郊外部まですっぽりスモッグに包まれていた状態。でも北京ほどはひどくなかったし、思ったほど喉が痛くはならなかったが、夕方くらいにはちょっと辛くなった。しばらくは訪中は遠慮したいと思う。

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ホテルの窓からの景色。大体どこもこんな感じ。 


neo527 at 15:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 仕事