色々と激熱だった。
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【ONE PIECE】ミョスガルド聖、(現在は)善人説はこちら
ONE PIECE 第906話『聖地マリージョア』感想【週刊少年ジャンプ27号】はこちら

※世界王(仮)の存在や、サンジとプリンちゃんの再会等について追記しました。

※以下、ネタバレ注意

【ドンキホーテ・ミョスガルド聖】
 期待通り改心して再登場してくれた。
 やはりというか、オトヒメ王妃に説得され、魚人族の移住に賛同する一文を書いた天竜人とは、ミョスガルド聖その人だったようだ。

 それにしても、ドンキホーテ一族だったとはなあ。
 同じ氏族だったホーミング聖と同じく、『天竜人は神などではない』という考えに行きついたようだが、天竜人の立場を捨ててひっそりと暮らすことを選んだ彼とは違い、あくまでも天竜人という権力者として振る舞おうとしているようだ。

 ミョスガルド聖、(現在は)善人説でも書いたように、まさしくそういったノブレス・オブリージュを果たそうとする天竜人の登場を期待していたので、大満足である。

 それにしても、基本的に悪党が改心しないワンピース世界において、僅か数日でここまでの変化をミョスガルド聖に与えるとは、オトヒメ王妃の影響力は計り知れないな。
 これはやはりミョスガルド聖が「何も知らない子供」のような精神だったことが大きいんだろうけど。
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【サイファーポール〝イージス〟ゼロ】
 天竜人の傀儡さんが揃って登場の巻。

 ステューシーさんは顔出して大丈夫なの? 
 各国の王族や護衛が彼女のことを知っていてもおかしくはないし、歓楽街の女王という身分で潜入するのは今回のお茶会でもう止めたんだろうか。
 後ろの仮面をつけたままの人がいるから、マリージョアでは素顔を晒すというルールがあるわけでもなさそうだしなあ。

 チャルロス聖にネプチューン王の始末を命じられた時は嬉しそうにニヤ付き、ミョスガルド聖に阻止されたときは不満げに溜息を吐くなど、ロブ・ルッチさんは相変わらず最低最悪である。
 「合法的に人を殺せるからCP9にいる」と言っていた頃と何も変わらないというか、むしろ悪化してないだろうか。

 助けた子供からお礼の花を貰ったりして、ルッチにも何かしら人の心が芽生えたんじゃないかと考えていた私が浅はかであった。
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 ミョスガルド聖のような人間もいれば、ルッチのような変わらぬクズもいるわけだ。

 あと、ここでルッチの紹介に「総監」という肩書がついていないということは、彼がCP-0総監になったという情報は、やはり『FILM GOLD』のムック本編集者の思い込みだったっぽいな。

【五老星】
 なにい!? 『天竜人の最高位』だとぅ!?
 まさかまさかの、五老星の出自も天竜人だったとは……。
 天竜人らしさが一切無いので絶対違うと思っていた。

 ただ、そうなると少々おかしなことになってくる。
 サカズキ元帥によると、ドフラミンゴの七武海辞任撤回騒動は「五老星の頭越しにCP-0が勝手に進めた」ことで、そんなCP-0を「天竜人の傀儡」だと指摘している。
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 しかし、五老星が天竜人の最高位なのであれば、「天竜人の傀儡」が頭を飛び超えるというのは筋が通らない。

 思うに、サイファーポール〝イージス〟ゼロとは、「五老星以外の天竜人の指示で動く機関」なのではないか。
 上記の赤犬の台詞も、明らかに五老星と天竜人とを区別して話している。

 また、1~9のサイファーポールは五老星の命を受けて動いているのに、わざわざCP-0だけが「天竜人直属の役人」に括られている。
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 これらのことから考えると、五老星は天竜人の最高位ではあるものの、政府内でも世間からも、一般天竜人とは別の存在と認識されており、普段「天竜人」と言う時には基本的に五老星は含まれていないのではないだろうか。

 つまり、世界政府は天竜人の最高位である五老星が指揮権を握っているが、その代わり一般天竜人はサイファーポール〝イージス〟ゼロを擁し、上位の存在である五老星の監督を受けずに勝手に活動させる事ができるシステムなのだろう。

 なので、やはり天竜人には頭の切れる指導者がいる【ONE PIECE考察】で書いたように、五老星以外に独自の判断で政治に干渉している天竜人がいると考えられる。

※追記

 恥ずかしながら完全に失念していた……。
 そうか、この台詞があったんだった。
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 某所での当時の自分の感想を読み直してみると、この台詞を基に「五老星はやはり天竜人ではない」という確信を深めていたみたいだが、真実は天竜人の更に上の存在がいたわけか。

 要するに、「五老星が天竜人の最高位」「虚の玉座に座る者はいない」という情報は捏造されたものであり、実際には天竜人の上に君臨する「世界王」が存在するということになるのだろう。

 赤犬の言葉が正しいとするなら、CP-0を使役し、ドフラミンゴと取引していたのもこの「世界王(仮)」のようだ。

 少なくとも赤犬は「天竜人」という呼び名を、「世界王(仮)が率いる五老星以外の天竜人達」を指して使っていることになる。

【ドフラミンゴの処遇】
 五老星が天竜人となれば、当然マリージョアにある国宝のことは知っているわけだが、彼らはドフラミンゴを抹殺しようとはしていないんだよなあ。
 レベル6の囚人の脱獄の隠蔽すら指示できる権力を持っているのだから、五老星の意向に逆らって海軍がインペルダウンまで護送し、マゼランがドフラミンゴを守っているとは考えにくい。

 となると、ドフラミンゴを消すかどうかで、五老星と一般天竜人との間に意見の相違があるということになる。

 五老星がドフラミンゴを生かしておこうとする意図は一体何なのだろうか。

※追記
 CP-0に命じてドフラミンゴと取引していたのが世界王(仮)ならば、ドフラミンゴを抹殺しようとしているのもその人物なのだろう。
 だとすれば、世界王は五老星の「もっと上」ではあっても、やはり海軍やインペルダウンに直接指示を出す権限は持っていないようだ。

 五老星と世界王(仮)は対立的な関係にあり、世界王の情報や弱みを握る為に、五老星はドフラミンゴを生かしているのかもしれない。

【ロックス】
 「船長を失っても力は増してる」……?

 つまり、40年以上前には『ロックス』と呼ばれる海賊団が存在し、かつてはビッグマムとカイドウもそこに所属しており、彼らを統べる「船長」がいたということ?
 凄いな。ここに来て恐ろしい存在が出てきたものだ。

 これまではてっきりガープが英雄と呼ばれるようになったのは、数々の実績に加えてロジャーの逮捕功績を与えられたからだと思っていたのだが、もっと若かりし頃から英雄扱いされていたんだな。
 
 40年前、ガープの活躍によりロックスが瓦解。
 その後、ロックスの船員だったビッグマムとカイドウはそれぞれ独立し、ロジャーや白ひげも台頭するようになった、という経緯なのね。

 それにしても、我が強いなんてものじゃないマムとカイドウを部下にしてしまうとは……。
 一体どれほどカリスマ性のある人物だったのだろう、ロックスの船長は。

 というか、このロックスの船長こそが尾田先生の言う「世界に潜む伝説」「過去最大の敵」なのかもしれない。
(参照:【ジャンプフェスタ】ルフィ達にとって「過去最大の敵」を妄想しよう


 カイドウがかつて他の海賊に仕えていたとなると、彼がリスカを繰り返し、「こんな世界壊れてもいい」と戦争を引き起こそうとしているのは、「船長のいない世界で生きていても仕方がない」というメンヘラ的な理由だったり?

【運命の再会】
 ビッグマムもワノ国にだったり?来ると予想していた人達はいたけど、あまりにも複雑になり過ぎるので、ビッグマム海賊団の再登場はもう少し先になると思ってたんだよねえ。
 ここまで混沌とさせてくるとは。

 そして、マムが麦わらの一味に追撃をかけるとなれば、当然プリンちゃんはサンジとその一味を守る為に同行しようとするはず。
 彼女の発言力はウェディングケーキ制作の功績でかつてないほど高まっているだろうから、同行の願いはおそらく聞き届けられるだろう。

 どうやら存外早くサンジとプリンちゃんの再会を見ることができそうだ。

【四皇〝赤髪のシャンクス〟】
 赤髪が妙に五老星から信頼されている描写はこれまでもあったが、まさかここまで政府とズブズブの関係だとは……。
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 マリージョアに来たのもこれが初めてでは無さそうだし、五老星の台詞からすると、「世界会議(レヴェリー)」の開催中でさえなければ、シャンクスが政治に関わるのも普通のことのようだ。

 要するに、五老星が政界を握る大神楽の御前だとするなら、さしずめシャンクスは小田や立馬のような裏社会のまとめ役という関係性なのだろう。

野望の王国 完全版 1
雁屋哲
日本文芸社
2014-08-01


 確かに、シャンクスはこれまでも現在の秩序を守る為に活動している姿ばかりが描かれてきた。
 戦争に介入して終結させたのもそうだが、エースが黒ひげを追うのを止めさせようとしたり、白ひげの首を狙うカイドウをわざわざ阻止に向かったりしている。

 その姿は海賊というよりも、海の調整者と言った方が相応しい。

 シャンクスはラフテルの場所を知っているはずのに、そこを目指している様子がないことから、彼が現在の世界を壊したくないのではないか、ということは以前から考えていたのだが、どうもその可能性が高まったように思う。

 だが、その一方でシャンクスはルフィを見出し、彼が新たな時代を築くことに懸けてもいる。
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 要するに、シャンクスは世界政府と同じく、ONE PIECEを誰かが見つけ出した時に起こる大戦争を危惧し、現在の秩序を守るべきだと考えながら、それと同時にルフィが自分の想像を超えた形で新たな世界を開くことを願っているのではないだろうか。
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 物語の終盤では、古き世界の守護者、ルフィ達が超えるべき最後の壁として、赤髪海賊団が麦わらの一味の前に立ち塞がるような予感がする。

【その他】
・まさかとは思うけど、カタクリさん達の父親はカイドウだったり?

・サカズキ元帥、意外と冷静である。
・静観の対応といい、元帥の職が板についてきたのかな。
・何気に(旧)三大将がお互いを二つ名ではなく、名前で呼び合うのが好き。

・チャルロス聖がぶん殴られる構図はシャボンディの時と同じやね。
・ネプチューン王は五老星に抗議すればさすがに解放されたんじゃなかろうか。ちょっと短絡的過ぎでは。
・まあ、そうやって抗議してる間にしらほし姫がどんな目に遭わされるかを危惧したんだろうけど。

・これまでの天竜人は銃器を使ってたけど、ミョスガルド聖は金棒なのね。あれから相当鍛えたんだな。
・魚人族には優しいミョスガルド聖も、奴隷3号には優しくない、というのがまた哀しい。

・五老星とシャンクスの繋がりは元帥には知らされてるのかな。
・センゴクさんは知ってるような気がするけど、サカズキさんはどうだろうな……。
・まあでも、ここ最近の柔軟な対応を見ると
赤髪との繋がりも許容しそうではある。大将時代はもっと制御不能だと思ってたな。