10534259_10152997924648452_13524993073484602_n

今回はS&Sがメインです。

ところで、以前、ハーレーのマーケットに関してより知るようになって
純粋に驚いたのが、エンジンに大きな価値があり、古いエンジンにさらに価値がつくと言うことでした。

例えば、オリジナルのショベルヘッドエンジンを搭載したハーレーの付加価値は高く(それ以前のものは言わずもがな)、
時には一部の現行の新車ハーレーの買取価格よりも高価で取引され、買ったときより、
散々乗って売ったときのほうが高くなっていた、と言う嘘のような話も耳にしました。

また逆に、純正のフレームに搭載できてしまうエンジンを作ってしまう、S&Sのようなメーカーがあるということにも驚きました。
もちろん、S&Sのような老舗はさておき、それ以外のアメリカ製以外のパーツを含めると、
一つの会社が販売しているバイクに対して、なぜこれほどまでにアフターパーツのマーケットが広がっているのかと不思議になります。

ところで、今回もう一度S&Sで紹介したかったのがそう、こちら…
エンジンです。

anniversary-engine-features98f79e3bb5466d0890f9ff0000b1ecf4bottom-closeup1bottom-closeup2
60周年記念 S&S 124cui EVOスタイルエンジン 限定モデル


はい、エンジンです。
S&Sの60周年を記念して作られた世界60台限定の特別モデルで、
既存のV124エンジンをベースとし、133馬力のパワーを誇り、当社に入荷するのは5台のみ、
というところで33回の説明が終わっていたと思います。

今回はもっと詳しく調べられる限りで、掘り下げていきたいと思います。

60周年モデルと言うことで、世界で60台のみ、
そしてニッケルサテン仕上げの美しいエンジンです。

世界に60台で、日本に5台と言うことは、どういった比率で各国に散っていったのか
気になるところです。アメリカのマーケットはもとより、
EVOが流通していて、ハーレーユーザーが多いマーケット、そういった需要に牽引されていくのでしょう。

こちらのエンジンの元、といいますか通常のモデルがV124なのですが、
このエンジンはパワーだけでなく、純正のEVOよりも剛性があって、長生きで、信頼できると、
アメリカのエンジンに関する文献に記載されてました。
S&Sの部品は精度が高いですからね。

適合は1984-'99の間に作られた、EVOエンジンを積んだキャブ車のビッグツインです。
ツインカムのエンジンを積んだハーレーにはつきませんのでご注意ください。
ツインカム対応のEVOルックのエンジンではありません。
EVOエンジンが載るようなカスタムフレームにも可能!

ところで、S&Sのホームページにいくと、「純正に物足りなくなったら是非うちのパーツを!」
ってな事が書いてあって、そうか、S&Sはハーレーの改造パーツ専門の会社だったなあ、
と改めて認識させられました。

そういえば、以前ハーレーの最初期の
歴史がドラマとしてDiscovery Channelから
出ていましたが、それによると、最初はハーレーの経営陣は
改造に関しては良く思っていなかったんですね。

ドラマの中では当時(100年くらい前ですが)、ハーレーやインディアン、
それから有象無象の謎の車体を組み合わせて作った車両が参加する、
違法レースが流行っていたらしいんですが、実際にそこに経営陣の息子が隠れて参加していたんですね。
そこでダヴィッドソンとハーレーはそのレースを見に行くわけですが、
そこで彼らは、その違法レースの若者たちこそが、自分たちの過去の姿であると、気づかされたわけです。
彼らも裸一貫から会社を興すさい、有象無象の謎のパーツを切って貼ってで最初のプロトタイプを作り、
違法レースでハーレーの名声をインディアンと競う中で高めて言ったわけですから。

「俺たちは、そんな簡単なことも忘れていたのか」、
「こういった改造をしてハーレーに乗るコアなユーザーがいてこそ、ハーレーのマーケットが広がるんだな」、
とハーレーの当時若かった経営陣が妙に納得していたのが印象に残りました。

当時のことは完全にドラマで流れていた情報しか分かりませんが、
いくつかの資料によると、アフターパーツメーカーがアメリカで本格的に充実してくるのは
ドラマで見た100年前の1920年代よりもっと後の、1960年代のようです。

フェンダーを切り落としたりするカスタムが流行りだしたのが、戦後の40〜50年代で、
ヨーロッパ戦線から帰還したアメリカの若者は、イギリス人たちから当時イギリスで流行っていた
カフェレーサースタイルの影響を受けていました。
アメリカでもレースをするようになり、米国全土で戦時中に大量に作られた軍用ハーレーでレースする若者と、
彼らが形成するバイカーのグループが雨後のたけのこのように現れました。

そのため、工場から放出された、軍用のハーレーをレースに適したスタイルにする為、
いろいろな場所を切ったり、逆に手作りのパーツをくっつけたりと、自分でカスタムしたのが始まりでした。

ここまでは有名な話ですが、実際50年代後半になるくらいまでアメリカには本格的な改造パーツメーカーはおろか、
プロの本格的なビルダーもいなかったとの事。
ですが、それくらいの年代から急にカスタムショップや、パーツメーカーが増えてきたとか。
というか、S&Sが本当に1958年に会社として世に出た事を考えると、
S&Sこそハーレーのアフターパーツ文化の最老舗といえますね。

ここまで、ハーレー誌や歴史の文献を参考に書いてみました。

さて、他にもS&Sではチューンナップパーツを出しており、
ネオファクトリーでも様々なものを在庫しています。

L014388_2L014388
スーパーストック シリンダーヘッドキット 84-99y BT シルバー


また、もちろんこういったシリンダーヘッドを交換するものもあります。
独自に設計により、より効率的な燃焼を実現したシリンダーヘッドです。
見た目もさることながら、性能もS&S基準。

124ciのエンジンを見た後だと、シリンダーヘッドや、カムシャフト、
ギアカムとかはなんだか普通のカスタムパーツに見えますよね。
アフターパーツのメーカーがエンジンを作ってしまうって、すごいことですよね。
それだけアフターパーツのマーケットが巨大で、体力があるということです。

L018482L018482_2L018482_3
S&Sシリンダーヘッドキット リンクルブラック 79-84yショベルBT


こちらは、ショベルヘッドの見た目はそのままに、
独自に設計された燃焼室によりより効率的な燃焼を実現したシリンダーキットです。

L014071_2L014071
HI-4N パフォーマンスイグニッション


エンジン関係だけでなく、こういった、点火のパーツもあります。
元はCRANEが出していた、HI-4Nです。

配線のやり方で、コイルが1つのシングルファイア/2つのデュアルファイアの設定、
レブリミットの設定、イグニッションカーブの設定などが可能で、
上記の同爆と独立のほか、マルチスパークモードという点火設定もあります。

モジュール本体は、ワンピース加工された
アルミニウム削り出しハウジングとなっており、
振動を低減、放熱性も大丈夫です。

もちろん、フルトラでガバナーが要らないタイプなので、
メンテナンスフリーです。

とはいえ、こういった点火系のパーツでも、
コンピューターに比べるとまだまだ原始的です。

昔は切って貼ってでつけていたパーツも、今ではコンピューターにお伺いをたてないと
つけることができません。でもそれはハーレーだけでなく、現代ではいろいろなものが
そうなっていますね。最近では自動運転の自動車も出てきました。

ハーレー100年の歴史は、文字通り、アメリカとその覇権の元で発展してきた人の歴史と言えるでしょう。

ところで、また歴史の話ですが、戦後から、1970年代までにかけて拡大したアフターマーケットですが、
70年代の最盛期にはかなりの数の粗悪パーツが出回り、それに起因する事故が多発、訴訟へ発展するケースもあったそうです。

このことは逆に、それだけその市場が拡大していた事を表している
ともいえます。現在で言えば、バイクや車など、どの市場でもアジアの工場で作られた
廉価なパーツが供給されますが、市場に購入する体力がないと、大量生産して、単価を下げることも出来ません。

 この市場と言うのは、カスタムを実施する人たちが形成する、
流行によって形成されており、そのムーブメントが元気なほど、
どんどん新しい人たちをひきつけ、市場は巨大化します。
また、流行が巨大化して、目を引くようになると、さらに多くのメーカーがその市場に参入します。

基本的に純正品を提供するメーカーがそういったことを実施することはあまり有りません。
消費者により近いアフターパーツメーカーがいち早くその流行に気づき、市場の形成の先駆者となって行きます。
一方で、H-Dメーカーはローライダーや、ソフテイルなど、チョッパー文化を会社としてビジネスの観点から
回収すべき対象としてアプローチし、現在に至るまでブランドの価値を提供し続けています。

さて、先ほどアジアの工場で作られた廉価なパーツについて述べましたが、
コストを下げ、市場での競争力を維持する上で原価を下げることは重要です。
アジアでアフターパーツを製造するアフターパーツメーカーはもとより、
近年はHD本社もインド等での製造を開始しました。

その一方で、それらの市場においてバイクパーツや、
バイク本体を製造することにも大きな意義があります。
というのも、それらは高度成長の市場でもあるからです。

そもそも、インドにおけるバイク市場は圧倒的で、
2017年の時点でもは1,900万台の規模があり、世界一です。

中国の720万台、インドネシアの520万台、日本は30万台、アメリカは50万台と、
実に中国は日本の24倍の市場があり、その約3倍の市場を持つのがインドの市場であり、
インド市場は日本の72倍の規模と言えます。

ただ実用メインとして生活へ密着度が高いものや、趣味性の強いオートバイはそのなかでもどのくらい・・
と背景は色々あるかとは思います。

そういった市場がより成熟して、最終的にはハーレーのカスタムパーツ市場をも形成していくのかも知れません。

今日は以上です。

ここもクリックお願いします!!ここをクリックお願いします!!

↑ブログランキング参加中↑このブログを応援して頂ける方はクリック願います!

sale_150
APMより4速プロクラッチ互換モデルが登場!これで4速純正orリベラのリプレイスに!BDL4速にも!


sale_150
AVONタイヤが再入荷しております!!即出荷可能、チャンス到来!!



NEO FACTORY
http://www.neofactory.co.jp/



ブログパーツ