2007年01月10日

松山出張での学び

松山に、欧州株式ファンドの勉強会の講師として行って来ました。前日が休みであったので実家に寄ってゆっくりしてから勉強会にのぞみました。

人の前で話をするとなると、穴がないようにやはりいろいろと準備することになります。でも頭のなかに知識ばかりが増えてしまうと、伝えたいことがいっぱいになり、焦点が絞れなくなるものです。

その思考錯誤のなかに思わぬ学びがあるものです。

どうしもEU(欧州連合)の経済的な意味にばかり視点を置きがちなのですが、そのベースあるのは戦後50年以上も温めてきた崇高な理念であり、EU自体が平和をもたらす措置となっているという政治社会的な視点なのだというに気がつきました。

二つの世界大戦からの教訓として、平和のための国境を越えた協力と同盟という理念!それは結果的に軍事力を大幅に削減につながり、世界でもっとも充実した保険、教育、福祉制度のネットワークにつながりました。

今後も彼らは、イラクへの派兵を拒否したように強力な軍事力、その行使より、豊かな恩恵に満ちた社会モデルへの投資を選ぶでしょう。

力の論理ではなく、資本の論理でもなく、平和の追求がベースにあるということが実はすごいことなのです。

考えてみてください。もし日本が敗戦国ドイツ、イタリアと戦勝国フランス、イギリスが手を取り合い、平和を目指したように、中国や韓国、台湾、北朝鮮との経済統合への道を歩んでいたら、通貨統合、関税の撤廃などが進んでいたら、どんなにビジネスがやりやすいことか!靖国問題や拉致、慰安婦、戦後処理などの政治的問題がビジネスの弊害になることはなかったでしょう。また足らない労働力だって補い合えたはずです。

平和があってこその経済発展だということが平和ボケで忘れがちです。

こう考えたら、EUが成し遂げたことは、奇跡にちかい偉業なのです。半世紀前に殺しあった、いやローマ時代にカエサルが攻め込んでからずっと戦場となってきた大陸に平和が続いているのです。

そのことに一人感動してしまいました!

歴史は、封建社会、帝国主義を経て民主主義な政治体制に変わってきました。その間に、共産主義に走った国もあれば、弱肉強食な資本主義に走った国もありました。しかし、そうした体制は長く続かず、穏やかな資本主義と揺り戻され、かつて失敗した国もも行き過ぎた国も、多くを学び欧州連合のなかに参加しているのです。長い年月、ある程度左右に揺れながらも、新しい人間の幸せを作る体制へと進んでいるのです。それがEUなのです。

このように歴史をみると、最終的に善良な人、体制が勝利してきたのであり、これからもそうなることがわかってきます。これが宇宙の流れであり、宇宙が見方する進化なのだと思います。こんなことは、販社の勉強会では言えないのですが!

だから欧州の株式ファンドへの投資を勧めるというと話になると次元が下がるのですが・・・

結果、EUは人口、経済力、貿易高、国際的な政治力、そのどれをとっても、アメリカを凌駕した超大国となっているのです。市場はやっとこの事実に気付き始めました。ユーロは2000年末の最安値から対ドルで3割、対円では5割以上上昇をみせています。株価も昨年は主要国のなかでは一番パフォーマンスがよかったのです。

でも、これは序曲にすぎないと思います。EUは多少の障害があったとしても拡大を続けるでしょうし、経済統合の効果が出てくるのはこれからだと思います。

とても簡単なことです。平和で人口が増え、福祉制度がしっかりした安定的な社会においては、経済の安定と成長が見込まれるのです。これは歴史が証明しています。

こんなことを四国の大自然のなかで感じて帰ってきました。

観音寺神木松山夕日



neoiio at 00:11│Comments(1)TrackBack(0)clip!日記 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by ☆Neo☆   2007年01月10日 12:27
最善なる動きへ・・・。
故郷への出張お元気様でした!


ことしもよろしくね〜☆Neo&柚

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔