2007年01月10日

当面ドル高?

相場ですが、年初の荒い相場も落ち着きを取り戻しつつあるようです。

2007年のはじめの一週間で見ると、昨年からのトレンドが踊り場を迎えた感じです。

新興国を中心としたグローバルでの株高、為替市場での、ドル安、ユーロ高、円安という動きにブレーキが掛かりました。


昨日は、チャベス大統領が民間企業の国営化計画を発表したことを受けてベネズエラ株が18%下落、ブラジル株、メキシコ株、一部のエマージング通貨も売られています。昨年5〜6月の例を見れば、こうしたエマージング市場の動揺はUSDの上昇に繋がる可能性が高いと考えられますが、投資家のリスク許容度を下げるので、株式相場にとってはいいニュースではありませんん。

また、今日にも発表されるイラク新政策ですが、すぐに影響があるわけではないでしょうが、財政負担を減らす方向になることは間違いなく、人気低迷のブッシュ政権はこれまでのような力の論理から転換し、資本の論理での政策を進める可能性があります。長期的にはドル安基調でしょうが、当面はドル高誘導で世界のマネーを米国に呼び込む動きが考えられます。120円を超えてくると、買戻しのオーダーにより円安が加速するでしょう。



neoiio at 10:28│Comments(0)TrackBack(0)clip!相場 

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