2009年06月

2009年06月29日

8/2 戦極第九陣。「ヒョードルキラー」ブラゴイ・イワノフ選手参戦。

09年8月2日に埼玉スーパーアリーナで行われる
戦極 第九陣のヘビー級ワンマッチで、
藤田和之選手の対戦相手として、
ブラゴイ・イワノフ選手の参戦が発表されました。
今回はこのイワノフ選手についてご紹介をしたいと思います。


ブラゴイ・イワノフ_イワノフブラゴイ・イワノフ(Blagoy Aleksandrov Ivanov)選手は
1986年10月9日生まれでブルガリア出身。
10才からサンボを始めたという選手です。
(左写真・ブラゴイ・イワノフ選手)
また、MMAではブルガリアのローカル大会ながら
14勝0敗1分けという戦績を残しているとの事です。




【サンボ 戦績】
05. /  サンボ世界ユース選手権 100kg級 準優勝
06. /  サンボ世界ユース選手権 100kg級 3位
06. /  サンボ世界選手権 100kg級 3位
07. /  サンボ欧州選手権 100kg級 優勝
08. /  国際コンバットサンボ競技会 ロシア大統領杯 100kg超級 準優勝
  決勝     ×エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)
08.11/17 コンバットサンボ世界選手権 100kg超級 優勝
  決勝     ○Stefan Janosch(ドイツ)
参考
Youtube「Бойно Самбо -Благой Иванов -Финал /Blagoi Ivanov -Final - Gold」

  準決勝    ○エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア) 判定ポイント8-5
         ○Hamza Rustanov
参考
Youtube「Blagoi Ivanov vs Hamza Rustanov」



08年11月のコンバット・サンボ世界選手権無差別級準決勝で
エメリヤーエンコ・ヒョードル(Emelianenko Fedor)選手と対戦。
イワノフ選手が投げを決めるなどポイントを8-1とリード。
ヒョードル選手が打撃などで追い上げるも、
結局8-5で時間切れとなり、イワノフ選手が勝利を修めています。
参考(試合映像)
Youtube「Fedor Emelianenko v Blagoi Ivanov」


この試合の勝利によって、
イワノフ選手の名前は「ヒョードルキラー」として
一躍格闘技関係者に知れ渡る事となりました。



【柔道 主な戦績】
03.11/21 20歳以下欧州選手権 90kg以下級
  一回戦    ○Damir Islambasic(クロアチア)
  二回戦    ×Samuel Maki(フィンランド)
  敗復1    ○Constantin Yiannikouris(キプロス)
  敗復2    ×Lehel Imre(オーストリア)
04. 9/12 20歳以下欧州選手権 100kg以下級
  一回戦    ×Oleksandr Nazarenko(ウクライナ)
06.11/26 23歳以下欧州選手権 100kg以下級
  一回戦    ×Benjamin Behrla(ギリシャ)
07. 2/12 スーパーワールドカップ 100kg以下級
  一回戦    ×Franz Birkfellner(オーストリア)
07. 2/25 スーパーワールドカップ ハンブルク 100kg以下級
  一回戦    ×Keith Morgan(カナダ)
  敗復1    ×Thomas Pille(ギリシャ) 一本(足払い)
参考
Youtube「Judo Hamburg 2007 -100kg Ivanov Pille」

07. 4/ 8 欧州選手権 100kg以下級
  一回戦    ×Daniel Hadfi(ハンガリー)
  敗復1    ×Tendore Masmanidis(ギリシャ)
07. 5/ 6 スーパーワールドカップ モスクワ 100kg以下級
  一回戦    ×Sander Maripuu(エストニア)
07.9/30 スーパーワールドカップ ロッテルダム 100kg以下級
  一回戦    ×Henk GrolPeter Cousins(オランダ) 一本(朽木倒し)
参考
Dailymotion「2007 Trophy Grol (NED) - Ivanov (BUL) [-100kg]」

  敗復1    ×Peter Cousins(イギリス)
07.11/25 23歳以下欧州選手権 100kg以下級 
  一回戦    ×Andrew Burns(イギリス)
  敗復1    ○Goran Komljenovic(ボスニアヘルツェゴビナ)
  敗復2    ×Martin Pacek(スウェーデン)
08. 4/13 欧州選手権 100kg以下級
  一回戦    ○Vitaly Bubon(ウクライナ)
参考
Youtube「[-100kg] Vitaliy Bubon (UKR) - Blagoy Ivanov (BUL)」

  二回戦    ×Przemyslaw Matyjaszek(ポーランド) 一本(裏十字)
参考
Youtube「[-100kg] Przemyslaw Matyaszek (POL) - Blagoy Ivanov (BUL)」

  敗復1    ×Ariel Zeevi(イスラエル) 一本(体落し)
参考
Youtube「[-100kg] Blagoy Ivanov (BUL) - Ariel Zeevi (ISR)」

08.11/23 23歳以下欧州選手権 100kg以下級 
  一回戦    ×Cyrille Maret(フランス) 1分23秒 一本(合せ技)



コンバットサンボの試合では、イワノフ選手は
サンボ独特の肩襟を取っての投げなどを使い
ポイントを挙げて勝利を挙げています。

しかし柔道では、サンボとは勝手が違うのか
欧州選手権レベルの試合が多いとはいえ、
記録ではほとんどが一回戦、二回戦で敗れています。
競技ルール、選手層などが違う為一概には言えませんが、
ルールに因って強さに差が出ていることは読み取れます。


総合ではブルガリアのローカル大会で
多くの勝利を挙げているとのことですが、
やはりレベルの高い相手との対戦をしてみない事には
メジャーレベルで通用しているのかどうか、は不明と言えるでしょう。
ただ、総合に不慣れな姿を見せることは無さそうです。

また言うまでも無く、総合格闘技は裸でやるスポーツなので
サンボの襟を取った投げは使えません。
イワノフ選手が果たしてノーギの戦いで
得意の投げ技をどれだけ繰り出すスキルがあるのか。
この点は重要なポイントでは無いでしょうか。


イワノフ選手は、08年11月のサンボ世界選手権での勝利の後に
世界中の格闘技関係者から注目を浴びました。
一時はアメリカでアフリクション参戦の話が噂されるなど
総合への転進が期待されていたのですが、
韓国サンボ連盟と4年間の契約を結んで
イワノフ選手のマネージメントが任される事となりました。

そしてサンボの関係から、日本での活動は
SKアブソリュートが担う事となり、
日本での戦極参戦へとつながった様です。



今回戦極のリングで戦う
藤田和之(Fujita Kazuyuki)選手は
00年に総合デビューをして総合戦績22戦を誇るベテラン選手です。
藤田選手が敗れた相手は、いずれも総合格闘技の経験スキルを持つ選手ばかりですので
イワノフ選手がどれだけ総合に対応しているのか、が勝敗の大きなポイントであると思います。


「ヒョードルを倒した男」「サンボ世界王者」の肩書きが
果たしてメジャーのリングで通用するのか。
はたまた他競技王者が総合で苦杯を舐めた道をイワノフ選手も辿ってしまうのか。
戦極でのイワノフ選手の試合ぶりに期待をすると共に、
力を見せ付けてくれる事をいのるばかりです。





補足として、
イワノフ選手はフィアンセとしばしばマスコミに登場しています。
ブラゴイ・イワノフ_ライコバカップル
(上写真・寄り添うイワノフ選手とライコバ嬢)

この女性はツラトゥカ・ライコバ(Златка Райкова)といい、
07年に2度もプレイメイト(プレイボーイ誌表紙モデル)に選ばれているモデルです。
(下写真・プレイボーイ誌で表紙を飾るライコバ嬢)
ブラゴイ・イワノフ_ライコバ1ブラゴイ・イワノフ_ライコバ2

その活躍の画像がいくつかありますので、
ご参考までに。
※クリックすると拡大します。
ブラゴイ・イワノフ_ライコバ3ブラゴイ・イワノフ_ライコバ5ブラゴイ・イワノフ_ライコバ6


ブラゴイ・イワノフ_ライコバ7ブラゴイ・イワノフ_ライコバ4




では。


2009年06月19日

5/5 THE OUTSIDER第6戦。観戦しましたその6。

第6戦の観戦の最終です。



■第17試合
高田竜次 vs 渋谷莉孔

さてメインイベントです。


今回初登場の高田選手、
初登場だけに、どのような選手か謎でした。

いつもの様に調べて戦績をアップした私。
すると、しばらくして、某所から連絡が。

何でも、「高田選手が『くまの野郎!』と言っている」と。



  ま  た  か



どうやら、調べて出て来た戦績が、たまたま負け試合ばかりだったので
頭に来たみたいです。

そりゃそうだ。



戦績を教えてもらい、裏づけの為調べてみると。
プロで活躍してる選手とキックの試合で拮抗した試合を繰り広げ、
普通のアマ大会なのにギャラリーを沸かせる試合をしてました。


エントリーのプロフィールからも
アウトサイダー向きの選手であることは伺えましたが、
このアウトローな気性と、これまでの試合で熱い試合をした実績。
なかなか楽しみな選手である事が分かりました。



対する渋谷選手も、打撃スキルのある選手。
どうやら、なかなかいい試合になる予感が
事前情報から伺えました。



そしてまずは高田選手の入場。
キックパンツを履いて、まるで武田幸三選手の様です。


アウトサイダー第6戦_入場曲_渋谷莉孔対する渋谷選手は、これまでと同じ
「TOKYO RAVE」での入場。
やはり曲が進むまで中々出て来ません。
参考
Youtube「TOKYO RAVE 2007」



試合が始まると、まずは渋谷選手がパンチからキックで攻勢に。
しかし高田選手も打撃経験者であり、
ヒットする前に渋谷選手がキックでバランスを崩してしまいます。

グランドに詰めに行く高田選手に対して
渋谷選手はすぐに立ち上がってタックルの体勢。
両者スタンドで組み。
高田選手が押し込んで膝蹴りに行くも、
ロープ際スタンドでもつれてブレイクとなります。

スタンド再開で、
高田選手のローキックに
パンチを合わせに行き、パンチ連打で前に出て
パンチからハイキックのコンビを見せる渋谷選手。
しかしスタンド打撃はお手のものの高田選手は
キックを合わせて組みに行き、首相撲からの膝蹴りへと繋げます。

首相撲に捕まって膝をもらう渋谷選手。
膝を打ち込む高田選手に対して
パンチでなんとか隙間を開けた渋谷選手は
胴タックルに入ってテイクダウンを狙います。

おもわずロープを掴んでテイクダウンを阻止する高田選手。
レフェリーが止めて、高田選手に注意を与えます。

というか、膝蹴りの金的と、頭突きが両選手にあった様な気がするのは
気のせいでしょうか・・・


スタンドで再開されると、
パンチで前に出る渋谷選手。
高田選手が組み付いて膝蹴りに行くと、
渋谷選手も足を刈りに行きテイクダウンを狙うも甘く、
逆に高田選手に浴びせる様にテイクダウンを奪われてマウントを取られてしまいます。

下になった渋谷選手は外側から両腕を抱えてホールド。
高田選手も動きが取れず、ブレイクとなります。

スタンドに戻ると、
渋谷選手は「うおおおぉぉぉ!」と雄叫びを上げながら
パンチで前に。ハイキックお織り交ぜパンチで突っ込みます。
高田選手は下がって組み止め、
首相撲からの膝蹴りに。
渋谷選手も膝で応戦し、
組んでの膝の打ち合いとなります。
高田選手が首投げで渋谷選手をテイクダウンし、1Rが終了。


渋谷選手はハイキックを多用しての攻撃でしたが、
高田選手はキック経験者だけにさすがに当たらず。
ストライカー同士の打ち合いですが、
高田選手は首相撲での膝を有効に使っていました。


2Rが始まり、スタンドでの対峙から
渋谷選手が前蹴りを放ち、パンチで前に。
高田選手は組み止めて、これまで有効な首相撲での組み膝。
渋谷選手も膝で応戦し、足を刈りに行くも
逆に高田選手がテイクダウンを奪います。

上を取った高田選手は、グランドでの攻防からバックを奪い
渋谷選手の左腕を取って裏十字を狙いに。
渋谷選手は腕を曲げて防御し、逆に高田選手のバックを取ります。
高田選手はすぐに向き直って渋谷選手を抑えに行き
ボディに肘。渋谷選手がの逃れて立ち上がり
両者スタンドに戻ります。

スタンドで雄叫びを上げてパンチで出る渋谷選手。
ハイキック、フック、後ろ蹴りまで繰り出して攻めるも
高田選手も落ち着いて捌いてパンチを返します。

雄叫びを上げてフックを振り回す渋谷選手。
高田選手が組み止めて組み合いとなるも
両選手動きが落ちてブレイクに。

スタンドでの打撃戦となるも、
両選手疲れが見えて単発の打撃の打ち合いとなり
そのまま2Rが終了となります。

判定は2-0で、組み膝を有効に当てた高田選手が判定勝利。
渋谷選手は判定が告げられると悔しそうに「クソー!」と雄叫びを上げます。


お互い打撃を得意とする選手であるだけに、
やはり試合はスタンドがメインとなりました。
共に打撃のスキルを持つだけに、クリーンヒットはお互いに与えず、
拮抗した打撃戦を展開しました。




大会が終わり、休憩の後に
選手がリングに呼び込まれて閉会式に。

花道で梅木選手に襲われた佐野さんは、
居場所を探すようにうろついて、ミダラさんの近くの左前方に陣取ります。


そして前田代表より、各賞の発表。
次々の賞が発表され、やたら中村トッシー選手の名前が呼ばれます。
トッシー選手は結局5個の賞を受賞

出田選手とか関谷選手とか、
寝技をやらなかったストライカーがなぜか受賞してきた
ベストグラウンドテクニック賞は、
今回はミダラさんが受賞。
久しぶりにまともなグラップラーが受賞をしました。

ベストバウトは、ヒカル松岡戦かと思ってましたが、
平野堀切戦が受賞。
打撃戦ではなく、テクニカルなグランド戦の試合が受賞したのはやや意外でした。

MVPにはヒカル選手が。
名前が呼ばれて、一瞬意外な顔の後にうれしそうな表情をしたヒカル選手が印象的でした。



佐野さんは微妙な表情で各賞の発表を聞いているも
まったく名前は呼ばれず。

松本さんとのカードが決まった時から、
私は大会の性格上、たとえ圧勝しても、今回佐野さんには賞はないだろうと思っていました。
佐野さんにも「今回あんた賞はねえよ」と言ってあったのですが、
本人は賞をもらうつもりだったみたいです。

結局佐野さんは賞はもらえず。
佐野さんの賞金で、ケトルベルとか買おうと思っていた
道場の皆さんは、一つも賞がもらえない事が分かった瞬間に微妙な表情に。
佐野さんは「もういいよ」とか言われてそそくさと家路についたそうです(笑)



これにて第6戦の観戦記を終わります。
次の第7戦には、新しい選手が数多くエントリーする様子です。
不良の好きなファンの満足しそうな選手も何人もエントリーの準備をしている様子ですので、
また、次回の大会を楽しみにして良いと思います。


では。


2009年06月14日

5/5 THE OUTSIDER第6戦。観戦しましたその5。

やっとパソコンの修理が完了しました。
取り急ぎ観戦記の続きを。




■第14試合
剛田武 vs 山田史博

前回の両国大会では、試合が始まるまでは
私は戦績からあまり期待はしていなかったのですが、
蓋を開けてみると、終始見事な打撃を披露した剛田選手。
横で見ていた佐野さんのドン引き具合が印象的でした。
この階級では間違いなくトップクラスの危険なストライカーです。

対する山田選手はKRUNCHを代表しての出場。
第4戦では相手をタックルの受身で脱臼をさせて
秒殺勝利を挙げている選手です。

スタイルから典型的な
ストライカーvsグラップラーとなると思われるこの一戦。
その行方はなかなか楽しみな試合でした。


大会前の選手ミーティングの後、
剛田選手と話す機会がありましたが、
予想外にすごくいい人でした。
いい人なのに何故ジャイアン・・・・

一方の山田選手は、最初の計量で若干体重オーバーをしたそうですが、
その後落として再計量をパス。



まず青コーナーから剛田選手の入場
前回の引き続き、
ドラえもんのジャイアンのテーマ曲である
「おれはジャイアンさまだ!」で入場。
花道ではのび太とスネ夫が耳をふさぐ中、
剛田選手はマイクを持っての入場です。

リングインをした剛田選手は
山田選手の入場を待つ間に
リングで高速バービーを繰り返して
タックルを切る動きの確認をしています。
その動きの早さからかなりの身体能力を伺わせます。


アウトサイダー第6戦_入場曲_山田史博対する山田選手は、
グレイシー一族の入場テーマでおなじみの
ラスト・オブ・モヒカンの劇中曲「FORT BATTLE」での入場。
上半身にグレーの柔術着を着用し、帯は豹柄でした。


参考(曲)
Youtube「The Last of the Mohicans- Trevor Jones- Fort Battle」



試合が始まると、山田選手は低くタックルへ。
素早くテイクダウンを奪ってハーフマウントを奪い、
上からパウンドを放ちます。
剛田選手はパウンドを防御する為がっちりとホールド。
上のポジションの山田選手が圧力を掛けに行くも
攻めあぐねてブレイクとなります。

スタンド再開後、すぐに山田選手が胴タックルに行くも
剛田選手がバービーで切って倒れず受け止め、
押し込む山田選手に膝蹴りを放ちます。
ねばりつく様に山田選手は離れずテイクダウンを奪うも、
剛田選手は再び下からホールドでがっちりと固めて山田選手の動きを封じ、
レフェリーのブレイクを呼び込みます。

スタンドに戻り、
剛田選手が打撃で前に出るも
山田選手はかい潜って再びタックル。
テイクダウンを奪うも、剛田選手がクロスガードの体勢で
がっちりとホールドをして完全に動きを封じます。
山田選手は上のまま身動きが取れずに時間が経過し、
1R終了のゴングとなります。

グランドスキルが無いと見られる剛田選手に対して
徹底したタックル狙いの戦法の山田選手。
一方の剛田選手は
倒されるとがっちりホールドで何もさせずブレイクを待つという戦略。
両選手共に、勝利を目指して良く相手の対策を練って来ている事が分かる試合展開です。


2Rが始まると、山田選手は引き続きタックルへ。
相手の出方を完全に読んだか剛田選手は
タックルを切ってがぶりの体勢に入ります。
後ろに引き込みに行く山田選手。
剛田選手はグランドに付き合うつもりが無く
山田選手を突き放して立ち上がり、
猪木アリ状態となります。
グランドの山田選手の腿にローキックを放つ剛田選手。
ブレイクが掛かって両者スタンドに戻されます。

スタンド再開から、組みに行く山田選手に
剛田選手は膝蹴り。
山田選手は片足タックルに行きテイクダウンを試みるも
剛田選手が堪えて倒れず。
山田選手は引き込みグランドに持ち込んで
返して上を取ります。
しかし剛田選手は下からがっちりとホールドして防御し、
動きがと待ってブレイクが掛かります。

スタンドに戻ると、パンチで前に出る剛田選手。
山田選手がタックルでテイクダウンを奪うも
剛田選手がハーフガードでホールドして動きが止まりブレイク。
ここまで同様の展開が繰り返される事となります。


スタンド再開で、これしか無い、とばかりに
執拗にタックルを狙う山田選手。
しかし剛田選手も繰り返しのタックルに慣れたのか、
山田選手の両足タックルを切ると
そのまま押し込んで倒し、逆に上を取ることに成功します。

上となった剛田選手はパウンドを連打。
山田選手は下から剛田選手をガードから捕らえようと試み、
剛田選手は抵抗しつつパウンドを放ちます。

おもわず私の横の、佐野さんの道場の人が
「ジャイアン!寝技出来ないんだから付き合うな!立て!」と絶叫。

ジャイアン選手は、離れて立ち上がって
猪木アリ状態で腿にローキックを蹴ると
上から飛び込みのパウンド、といった攻撃を繰り返します。

この攻撃に、掴まないと仕掛けのできない山田選手は
防戦一方となって剛田選手が攻勢に。
そのまま2R終了まで、ラウンド終盤は
剛田選手がパウンドで優位に試合を進めて終了となります。


試合は判定となり、終盤の攻勢が評価されて
剛田選手が判定2-0で勝利を修めています。



試合前には、私は
山田選手のタックルが一度も決まらない事は無いと考え
必ずテイクダウンで山田選手が上になるシーンは出現すると考えていました。
グランドに持ち込めば、
基本的に寝技のできない剛田選手をコントロールすることは可能であろうと。

しかし、剛田選手はその身体能力とフィジカルを生かし、
グランドではがっちりとホールドして極めを許さず、
ブレイクを待つという戦略を実行しました。

実はこれは、同じクソ力でストライカーの佐野さんが
吉永戦を迎える前に、いざという時には、と考えていた戦略でした。

特に1Rが3分のアウトサイダーではブレイクが早く、
動きが止まると即ブレイクとなるだけに、ストライカーには有効な戦略であろうと。


剛田選手は、しっかりと対山田選手への対策を練り
見事にそれを実行しました。
結果、自分の有意なポジションのチャンスを逃さず、
一機に畳み掛けて勝利を掴みました。
まったくお見事としか言い様がありません。

打撃スキルとフィジカルが強く、
きちんと戦略を練って実行できる剛田選手。
ジャイアンキャラなのに非常にクレバーであり、
申し分の無い強い選手である事を改めて再確認した試合でした。



■第15試合
加藤紘也 vs 中村トッシー


THE OUTSIDER SPECIAL入場曲_中村トッシー中村トッシー選手は、前回と同じく
着流し姿で、山本譲二の「みちのくひとり旅」での入場です。
後ろにはマッハ道場のフラッグが。
参考
Youyube「みちのくひとり旅 - 山本譲二」


対する加藤選手は、今回も300gとはいえ
再びリミット体重をオーバー。



試合が始まり、両者が向き合い対峙。
やや様子をうかがった両者が打撃の交換に近づくと
中村選手の左ジャブが綺麗にヒット。

「ポン!」という音が会場に響き、
オープニングのジャブ一発で
いきなり加藤選手に尻餅をつかせてダウンを奪います。


いきなりダウンを喫した加藤選手は、
立ち上がるとパンチを振り回して前に出てラッシュ。
しかし中村選手も落ち着いて打ち合うと
加藤選手に組み付き、差して足を刈ってテイクダウンを奪います。
グランドでマウントを奪った中村選手は
マウントパンチを連打。

そのままマウントで決着をつける事は可能だったと思いますが、
中村選手は自らマウントを外し、
加藤選手が立ち上がって逃れ両選手スタンドへ。

スタンドで殴りかかる加藤選手を
パンチ、膝蹴りで攻勢に。
上下にパンチを打ち分けて加藤選手をロープまで打撃圧力で押し込みます。

詰めた中村選手は、そのまま加藤選手にパンチのラッシュを浴びせて火達磨に。
レフェリーが一方的な展開に試合を止め、
1R 1分05秒でTKO勝ちを修めました。



中村トッシー選手、ほぼ一方的な試合内容での圧勝でした。
オープニングヒットでインパクトを残し、
マウントを奪うも自ら最後はスタンドに戻してのKO。
文句のつけようが無い試合内容でした。
中村選手、渋かったです。



そういえば、佐野さんが中村選手と同じ控え室だったそうなんですが、
佐野さんに中村選手が「(クマが)僕の評価低いんですよね・・・」
さびしくつぶやいてたそうです。

いやいや、別に低くないですよ。
ただ、私は中村選手の試合をアウトサイダーでしか見たことがありません。
正直、アウトサイダーでの2戦はどちらも
中村選手が勝って当然の試合でしたから、
素人の私では中村選手の実力の程はまだまだ未知だったりします。

次もまたアウトサイダーで試合をするならば、
今度は是非、ヒリヒリするような拮抗したカードでの試合が見たいと思います。
中村選手、次も期待してます!



■第16試合
松本峰周 vs 佐野哲也

さて、佐野さんの試合です。


試合前、いつもネガティブな佐野さんは
今回もいつも通りにメンタルがアンダーに。
順調に「ヤバイ」「調子悪い」を連呼してました。


そんな佐野さんは、大会前の4月30日には
道場で、松本さんのスタイルに扮した事務局長とスパーをしやがりました。

すると。


【速報】
アウトサイダー第5.8戦(09年4月30日・和術慧舟會駿河道場)
 ●佐野哲也 vs ○松本偽周
  1R 2分56秒 一本(チョークスリーパー)



・・・佐野さん、偽松本さんに
コロッと首を絞められて一本負けしやがりました。


なんでもその日は、
試合前一週間だというのに師匠にガチでアームバーを掛けられて
肘が「ベキ!」とか逝って
氷で冷やしながら電車で帰宅したそうです。


・・・恐るべしガチ道場・・・・


その日の佐野さんの練習日誌はこちら。
参考
スイミングアイ「今日の練習(打撃と総合)」



そして選手の入場。
まずは青コーナーの松本さんの入場です。

花道に登場した松本さん。
・・・本当にスイミングアイTシャツを着て登場しました。

ジュリアナ風のミネチカガールズに囲まれて
満面の笑みで登場の松本さん。

花道でスイミングアイTシャツを脱ぐと、
前方に向かってTシャツを投げ捨てます。

そして、落ちたTシャツに向かって
ダッシュから豪快にフットスタンプ!

「佐野、お前もこうしてやるっ!」のパフォーマンスを見て、
私は「ああ、松本さんにTシャツをあげて良かった」と心から思いました。


そして赤コーナーの佐野さんの入場。
佐野さん、師匠、温和な最凶コーチの後ろには、
なぜか大根が一緒に・・・・

THE OUTSIDER第四戦_入場曲_佐野哲也佐野さんはBUMP OF CHICKENの「バトルクライ」での入場。
参考
Youtube「バトルクライ BUMP OF CHICKEN」



なぜかリングアナは「リアル ジンダイ ユウ 入場!」とコール。
以後佐野さんは会う人会う人に「リアルジンダイ」と呼ばれる事となります(笑)


リングインすると佐野さんは
ジャブ→ストレート→フック→カカト落とし→ハイキックのシャドーを披露。


大会前の4月27日に、佐野さんがいきなり
「ああああああ!チクショー!!」と叫ぶので
「ん?どうした?」と聞くと
次の記事のURLを佐野さんが提示。
参考
風香日記「入場」


佐野「チクショウ!出れば良かった!!」


そうです。
佐野さんはいつも、
風香選手に会う為だけにアマチュアシュートボクシングにエントリーをしているのです。

第3回アマSB東京大会は4月26日。
5月5日にアウトサイダーに出る佐野さんは、
当然この大会の申し込みを回避したのですが、
風香選手のこの記事を読んで、
心底妬んで悔しがってました


くま「そんなに悔しいなら、お前も入場で風香シャドーやればいいじゃん。」
佐野「そ れ だ 。」


かくして佐野さんは、入場で風香シャドーを披露する事とあいなりました。


そしてコールされた佐野さんは
必ずやるステファン・レコ選手のレコポーズ。

我々佐野応援団は紙テープを大量に仕込んだ結果、
リングにはそれは大量の紙テープが投入されます。



試合が始まると、松本さんは得意のオーバーフック「松本フック」を連打。
スタンドで攻勢を仕掛けます。

しかし。

アウトサイダー第6戦_入場曲_佐野膝

ストライカーの佐野さんはしっかりとパンチが見えており
肩と腕でブロックをしつつ返しのパンチからミドルキック。
距離を取ろうと下がる松本さんの懐に入って首をクラッチし、
首相撲の体勢に入ります。

そして首相撲からの膝蹴りを連打する佐野さん。
松本さんは突き放して逃れるも、
佐野さんはすぐに追って捕らえ、再び首相撲からの組膝を打ち込みます。

逃れる松本さんが離れると離れ際にパンチを打ち込み、
すぐに捕らえて首相撲に持ち込む佐野さん。
一旦離れた松本さんは、自分の頭をペチペチ叩いて
聞いていないぞ、とアピールをします。

しかし、いじられキャラな日常とは打って変わって
リングの上では洒落の利かない佐野さん
無表情で再び松本さんを捕らえに行き首相撲膝連打。
なんとか離れた松本さんが松本フックを放つと
佐野さんはカウンターで飛び膝蹴りを放ちます。

佐野さんの圧力でもつれてグランドとなり、
上のポジションとなった佐野さん。
ロープ際でガード内からパウンドを放って行きます。

松本さんは足を利かせ、佐野さんの腰骨に足を当てて突き放し防御を試みるも
マッチョ佐野さんは圧力で上からパウンドを放って生きます。

リングサイドの前田代表が、ロープに掛かる様子を見て
「中でやれ!」と声を掛けます。
普段の佐野さんなら「すいません」とすぐに離れるでしょうが
試合中の佐野さんはまったく別人なので、
お構いなしにパウンドを連打して松本さんに浴びせ掛けます。

パウンド連打を浴びせる様子を見た平レフェリーが試合をストップ。
佐野さんが1R 1分24秒でパウンドアウトのTKO勝ちを修めました。


すると松本さんのセコンドについていた吉永選手が
即座にリングインすると
佐野さん向かってアピール。

普段の佐野さんなら、間違いなく無言で走って逃げますが、
リングの上での佐野さんは村上さんに詰め寄られても睨み返します

いや、村上さん相手なら走って逃げるか(笑)


なので佐野さんはタコの口で吉永選手とフェイス・トゥー・フェイス。
こんな男らしい佐野さんは私も見たことがありません(笑)



正直、まず間違いが無ければ
佐野さんが打撃で圧倒して勝つとは思っていました。
しかし松本さんは、キャラと違って
グラップリングでは地味で危険な相手であり、
勝負は水物であるだけに、さすがに試合がはじまると私も緊張しました。


勝利のマイクをする佐野さん。
しかし素の佐野さんは単なるつまらない男なので割愛(笑)




後はメインと大会終了後ですが、
字数が増えてしまったのでその6へと続きます。

早く終わらせて、DREAMと戦極の記事書かなきゃ。


2009年06月09日

5/5 THE OUTSIDER第6戦。観戦しましたその4。

5/5のアウトサイダー第6戦の観戦顛末の続きです。
パソコンが壊れてしまい、更新が遅れてしまいました。

しょうがないので、ネットカフェまで来て更新してます。
取り急ぎ続きを。



■第11試合
中畑泉 vs ダグラス

中畑選手はどうやら、
青森県の弘前で「卍クラブファイト」という
アンダーグランド総合格闘技イベントを行い
戦っている選手の様です。


対するダグラス選手は
福岡でラッパーをしつつ、昼間はつけ麺屋で働く選手。
ハーフの風貌ながら、
地元では本名から「マサ」と呼ばれていたりするようです。



スタンドで向き合う両者。
キックを放つダグラス選手に対して
フックを放ちながら中畑選手が組み付きテイクダウン。
ダグラス選手はすぐに立ち上がり、再び両者スタンドに戻ります。

蹴りを放つダグラス選手に再びフックで前に出て組みに行く中畑選手。
ダグラス選手はクリンチに捕らえると
首相撲での組み膝を繰り出します。
すると中畑選手はクリンチされたまま柔道式に首投げ。
投げられたダグラス選手はクリンチの手を離さず、
そのまま立ち上がりながら足を刈りに行き、
そのままがぶりの体勢となって膝蹴りを打ち込みます。

離れながらパンチを打ち込むダグラス選手。
中畑選手はハイキックを放つもあたらずバランスを崩し、
ダグラス選手が間髪入れずに左右のパンチから
膝蹴りを放つと中畑選手の顔面にクリーンヒットします。
しかし中畑選手も返しの右ストレートを顔面に打ち込み、
スタンドの打撃戦となります。

しかし重量級らしく、ダメージの効果もあってか
両選手ともにスタミナが切れ始めて動きが落ち、
パンチを放つも当たらない打撃戦と組み合いとなります。
中畑選手が投げたところで1Rが終了。


2Rが始まるとダグラス選手が前に出て
右ストレートを打ち込むと組んで首相撲からの膝蹴りへ。
離れた中畑選手をダグラス選手が詰めた所に
中畑選手がローキックで出足払い。
バランスを崩したダグラス選手に
すかさずグランドで詰めた中畑選手がバックを奪うと
胴を足でフックしチョークスリーパーの体勢となります。
ダグラス選手が腕と足のフックを外しにかかると
中畑選手はバックのまま仰向けに返し、
バックの死角からダグラス選手の右腕を取って
一気に腕十字の体勢に入ります。
腕が伸びて完全に腕十字が極まる体勢となるも
ダグラス選手はタップせず。
しかし完全に技が極まっている為
場外のジャッジからタオルが投入され、
2R 54秒で中畑選手の一本勝ちとなっています。


この試合、重量級らしい打撃戦となりました。
ダグラス選手の膝蹴りで、中畑選手の前歯は折れてしまったそうです。
重量級にしては、両者なかなかテクニカルな戦いであっただけに
見ごたえのある試合でした。



■第12試合
堀切勇太 vs 平野海志

堀切選手は柔術紫帯。
その実績から、実力的には茶帯の実力と言っても良い選手です。

プロ3戦以下という規定のアウトサイダーにおいて、
堀切選手のグランドの実力は正直、
アウトサイダーでは役不足ではないか、とも言える実力者です。


対する平野選手は、
パンチパーマの不良、という風貌とは裏腹に
アウトサイダーでは腕十字で二連勝を挙げており、
良く練習を積んでいることが分かる選手。
特攻服を着て、「夜回り組長」こと石原伸司氏と共に
花道を入場します。



試合が始まると、
堀切選手が左ローキックを放つも
平野選手がすかさず右ストレートでのカウンター。
間髪入れずに右フックで詰め、堀切選手をいきなり打撃で劣勢に追い込みます。

初手で打撃では上である事を示した平野選手。
堀切選手は打撃を警戒して、向き合ったまま距離を取り、
間を詰めることができなくなってしまいます。

前傾の構えで堀切選手を見据える平野選手。
チョコチョコとジャブを出す構えは見せるものの
堀切選手はまったく詰める様子が無く、
両選手ともに対峙した状態での牽制状態となります。

スタンド勝負に出た平野選手も、さすがに堀切選手のグランドには警戒して
お互いに離れて向き合う状態。
牽制と待ちのみの堀切選手に対して
平野選手はフックやストレート、ローキックなど
打撃を仕掛けて崩しに掛かり、打撃圧力で優勢に試合を進めるも
堀切選手が完全に待ちと組み付き狙いの為、
平野選手が打撃でヒットアンドアウェイの状態で試合が進行します。

ラウンド後半に、何度目かの平野選手の打撃圧力で左ローキックを放つと
堀切選手は組み付きに成功してテイクダウンに成功。
グランドで平野選手がすぐに組みに行くと
柔術家の堀切選手は下を嫌わず、ガードポジションを取ります。

クロスガードで平野選手の右腕を外から差した堀切選手は
左腕で平野選手の右肩を取ると、
腰に足を当てたオープンガードの前方から腕十字を狙う仕掛け。
しかし平野選手はまず右腕を曲げ防御。
平野選手が体を引いて堀切選手がハイガードとなるも
左肩への圧力を外して技の仕掛けをしっかりと凌ぎます。
平野選手は、グラップリング力の高い
紫帯の堀切選手の仕掛けをきちんと技術で凌ぎ、
グランドをちゃんと練習しているスキルを見せ防御をしていました。

依然左足と左腕で平野選手の右腕を固めた状態の堀切選手は
下からパンチでコツコツと圧力を掛け仕掛けを伺うも、
グランドで次の展開の持ち込むことができず。
スタンドに戻って堀切選手がタックルに行くもゴングとなります。


2Rに入ると、
再びスタンドでの対峙から平野選手が打撃で圧力を掛けます。
1R同様に、平野選手が組み付きを警戒しつつの打撃圧力で
アッパーやローを放ち、堀切選手が防御を固めて凌ぐ展開も、
平野選手のパンチに合わせて胴に組み付きに行きテイクダウンを奪います。

グランドでクロスガードの平野選手に対して
上からパウンドで圧力を掛ける堀切選手。
しかし平野選手も堀切選手のグランドの能力を知っている為か
がっちりとホールドをして防御を固め、
堀切選手もなかなか展開を進められません。
パウンドで出血のある平野選手に、一旦ドクターチェック。

試合が再開されると、平野選手は右パンチを振るいつつ前に出てラッシュ。
豪快に振り回した右のフックを繰り出し詰める平野選手に
堀切選手は打撃では完全に劣勢でロープに押し込まれるも、
胴に組み付いてテイクダウンを狙います。
平野選手がロープを背に受け止めます。

突き放して打撃に持ち込もうとする平野選手。
しかし再び平野選手の流血にドクターチェックが入ります。

再開され、打撃で前に出る平野選手。
堀切選手がタックルで組み付きロープに押し込むと
膝蹴りから平野選手をリフトしてテイクダウンに成功。
グランドでサイドポジションを奪い、
上から鉄槌を入れて圧力を掛けます。

さすがにグランドで優位なポジションの奪取に成功した堀切選手に
平野選手は下で防戦一方に。
堀切選手が鉄槌と上からの仕掛けで攻勢に出た状態で
2R終了のゴングが鳴ります。


判定となり、両者拮抗した試合で
スタンドでは平野選手が優位に試合を展開していたものの
両選手共に決着まで持ち込めないまま進んだ試合は
終盤の堀切選手の攻勢が評価され、
判定3-0で堀切選手の勝利となりました。



柔術の実力者である堀切選手がなぜアウトサイダーにエントリーしたのか、
と思いましたが、
どうやら柔術のID登録制の影響などで、
柔術の試合が出来ない状況となった事が影響している様子です。

実力ある選手が試合出来なかったりする
柔術界のしがらみとか云々は、個人的には変だなあとかなんだかなあと思ったり。


そんな状況で出場した堀切選手、
打撃の練習はほとんどやっていない状態での出場だった様子でした。
しかしながら、堀切選手のグラップリング能力は
アウトサイダーという舞台に出るには正直反則だろうと私は思ってました。

しかし、ノーギでパウンド有りとはいえ、
若い平野選手が実質柔術茶帯と言って良い堀切選手のグランドの仕掛けを
単なるがむしゃらなもがきなどではなく、
しっかりとグラップリング技術で対応して見せました。
正直、試合が始まるまではグランドではさすがに
グランド技術のある平野選手も堀切選手相手では厳しいだろうと思っていただけに驚きました。

慣れない打撃有りの試合できっちり結果を出した堀切選手は無論お見事でしたが、
それ以上に敗れたとはいえ、
平野選手は総合での能力をきっちりと見せて
評価を上げた試合であると言って良いのではないでしょうか。

平野選手、お見事でした。



■第13試合
ヒカル vs 松岡洋平

個人的に楽しみにしていた試合。
ヒカル選手は、両国大会の前の練習で
佐野さんとのスパーなどを私は見ていたので
その実力については多少知っていました。

打撃を得意としながら、
スタンドの組み、グラップリングもこなす総合選手であるヒカル選手。
総合なら関谷選手とも好勝負をするのでは、と思っていただけに
その試合は楽しみにしていました。


対する松岡選手は九州からの出場。
パンチの得意なアパッチ選手と練習をする選手で
自身も打撃を得意とする選手です。


お互いにスタンド打撃を主体に得意とするタイプで、
ヒカル選手も基本的に打ち合いを好む選手であるだけに、
このカードを知った時点で、
両選手のスタンドでの壮絶な打ち合いは容易に想像できました。
それだけに、私はこの試合はベストバウトの有力候補だと思っていました。


outsider第6回_入場曲_入場曲_ヒカルヒカル選手は、
師匠の桜井"マッハ"速人(Sakurai "Much" Hayato)選手の
DEEP出場時の使用入場曲である
THE BLUE HEARTS「シンデレラ 〜灰の中から〜」で登場。

参考(曲)
Youtube「シンデレラ(灰の中から)」



試合が始まって松岡選手がパンチで前に出ると、
ヒカル選手もキックを放って両者組み合いに。
柔道も経験しているヒカル選手が首投げでテイクダウンを奪います。
投げられた松岡選手は上を取られるもすぐに突き放して返し、
離れて立ち上がって両者スタンドに。
松岡選手がパンチで前に出ます。

ヒカル選手も打ち合いに応戦して両者打撃戦。
パンチの打ち合いでは松岡選手の圧力が勝って押し込むも、
ヒカル選手はハイキックを繰り出しキックを交えて応戦。
打ち合いの後にヒカル選手が組んでのテイクダウンに行くも
ロープ際だった為もつれて松岡選手が押し潰す様に上を取ります。

ヒカル選手はグランドで松岡選手の左腕を取りに行き腕十字に。
しかし松岡選手が腕を抜いて上からパウンドを浴びせます。
ヒカル選手は蹴り離して松岡選手が立ち、猪木アリ状態に。
ここでレフェリーのブレイクとなります。

スタンドに戻った両者はパンチの打ち合いに。
松岡選手が右ストレートを続けてヒットさせると
ヒカル選手も負けじとパンチを返します。
両者もつれてグランドとなるも、
すぐに立ち上がってスタンドへ。

再びスタンドの打ち合いとなり、
松岡選手がパンチで前に出るも
ヒカル選手が捌いてアッパーをヒット。
打たれた松岡選手も左右の連打で攻め込み
激しい打撃戦に場内は大歓声となります。

この時、花道袖で試合を見ていた佐野さんは、
「ああ、ベストバウトはこの試合に取られた・・・」と思ったそうです。

打撃戦のまま1Rが終了。


2Rが始まると、再び両選手がパンチの打ち合い。
ワンツー主体の松岡選手に対して
ヒカル選手はフックからミドルキックを織り交ぜて応戦します。
ストレートで前に出る松岡選手を捌いたヒカル選手が右フックをぶち込むも
松岡選手は尚も左右のストレートで前に。
出てくる松岡選手に組み付いたヒカル選手が
再び首投げで綺麗にテイクダウンを奪うと
マウントポジションを奪います。

マウントを取られた松岡選手はブリッジで返そうとするも
ヒカル選手はマウントをキープしてパウンド連打。
松岡選手が下でパンチを浴びる姿を見たレフェリーが試合をストップし、
ヒカル選手が2R 52秒でTKO勝ちを修めています。


予想通りにストライカーの打ち合いとなったこの試合。
テイクダウンを持ちグランドもできるヒカル選手が
総合力で優位に立って勝利を修めました。

17才らしく、相手が殴りかかると打ち合ってしまうヒカル選手。
しかし小学生から総合の選手を志していただけに
トータルのスキルを持って生きの良い試合を見せてくれました。


勝利のマイクで「関谷勇次郎選手と戦いたい」と表明したヒカル選手。
両国では流れてしまったこのカードは実現すれば、
きっと面白い試合になるでしょう。

が、この話を聞いた関谷選手から佐野さんに連絡が。
両国の後は上を目指してプロのキックの活動をする予定だった関谷選手は、
やはり「しばらくアウトサイダーには出られない」との事です。

アウトサイダーに出ないつもりではないそうなので、
帰ってきたら是非ヒカル選手との試合が見てみたいものです。



残り4試合の続きはその5へ。

「佐野さんの試合は『首相撲からパウンドで』とか3行でいいよね」と言ったら
佐野さんに「死ねええええええええwwwww」と言われたので
ちゃんと書きますね。


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