2009年08月

2009年08月27日

9/23 戦極第十陣。G杯参戦の韓国選手について。

09年9月23日に埼玉コミュニティアリーナで行われる
戦極第十陣で、オープニングファイトとして
G!杯の日本大会、韓国大会の優勝者がそれぞれ戦う
日韓戦が行われます。

今回は、日本人選手の相手の韓国人選手について
ご紹介をしたいと思います。




戦極第十陣G杯_ソ・ジェヒョン01小森亮介(Komori Ryosuke)選手と戦う
ソ・ジェヒョン(So Jee Hyun)選手は
1989年2月7日生まれで韓国出身。
富川Team Blue Dragonに所属する選手で
柔術では青帯を取得しています。



【総合格闘技 主な戦績】
06.10/14 第14回Spirit MC アマチュアリーグ大会
       ○イム・テヨン 1R 2分09秒 一本(三角絞め)
06.11/ 9 Spirit MC アマチュアリーグ大会
       ○キム・サンヤ 1R 一本(三角絞め)
07. 4/22 Spirit MC 11 
       ×カン・ギョンホ 2R 終了 判定(0-3)
07. 6/21 Spirit MC Interleague 6
       ○キム・スンファン 1R 1分13秒 一本(チョークスリーパー)
07. 8/19 Spirit MC 12
       ×キム・ナムソン 2R 終了 判定
07.10/ 3 Spirit MC 13 ウェルター級新人トーナメント8強戦
       ×キム・オクミョン 1R 1分52秒 KO(パンチ)
08. 1/20 Spirit MC 14
       ○ナム・キヨン(仁川大呼合気道) 1R 4分49秒 一本(腕十字)
08. 4/27 Spirit MC 16
       ×イ・ヒョンソク(大邱MMA) 1R 0分54秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
08. 8/31 Spirit MC 18
       ×チョン・ジンソク(清州ウルフマックス) 2R KO(パンチ)
09. 4/16 DEEP 41
       ×宮田和幸(BRAVE) 1R 2分31秒 一本(ワールドチョーク)
09. 7/23 戦極G!杯 韓国大会
 一回戦   ○イ・キルウ(チームパシ) 1R 1分52秒 一本(チョークスリーパー)
 決勝    ×チョ・ナムジン(パンクラスコリア) 2R 2分06秒 TKO(レフェリーストップ・踏み付け連打)



韓国・Spirit MCのアマチュアリーグでは
柔術ベースのグラップリングで一本勝ちを積み重ねて
8戦6勝2敗1分けの戦績を残したソ・ジェヒョン選手。

Spirit MC Interleague 6_ソ・ジェヒョン07年6月のSpirit MC Interleague 6では
キム・スンファン選手を相手に
グランドでバックを奪ってチョークスリーパーで
1R 1分13秒で一本勝ちを修めています。





08年1月のSpirit MC 14では
清州大呼合気道のナム・キヨン(Nam Gi Young)選手と対戦。
パンチで積極的に前に出るジェヒョン選手に対して
レスリングのできるナム選手は距離を取って返しのパンチを放つ戦法。
ラウンド中盤に組み合いからナム選手がテイクダウンで上になると
ナム選手はオープンガードからオモプラッタを繰り出します。
腕を抜いたナム選手が立ち上がって猪木アリに。
ジェヒョン選手は立ち上がるとスタンドパンチで前に出て
ワンツーをヒット。打撃戦で押し気味に試合を進めます。
ジェヒョン選手がタックルに行くと
ナム選手ががぶって上となり、圧力を掛けて腕十字を狙いに。
しかし腕を抜きつつ上を取り返したナム選手は
後ろ向きのマウントから腕十字で逆襲し、
そのまま左腕を伸ばしてナム選手がタップ。
1R 4分49秒で一本勝ちを修めています。
参考(試合映像)
cyworld「Spirit MC 14 ナム・キヨン vs ソ・ジェヒョン」


08年4月のSpirit MC 16では、
大邱MMAのイ・ヒョンソク(Lee Hyeung Seok)選手と対戦。
序盤から打撃ラッシュを仕掛けたヒョンソク選手が
飛び膝蹴りをヒットすると
グランドで上を取ってパウンドを連打。
ゾ・ジェヒョン選手は僅か54秒でTKO負けを喫しています。


08年8月のSpirit MC 18では、
新設されたライト級(62kg級)で
07年にパンクラス出場経験(1勝1敗)のあるチョン・ジンソク(Jung Jin Suk)選手と対戦。
打撃の得意なチョン選手を相手にスタンド打撃で挑むも、
ブラジリアン気味のハイとミドルキックを効果的に使う
ストライカーのチョン選手に押され気味に試合を展開。
途中チョン選手のローキックで二度のローブローで中断するも、
チョン選手が片足タックルで組み付き、
堪えるジェヒョン選手をテイクダウンします。
ジェヒョン選手はガードポジションを取り、動きが止まってブレイク。
スタンドの打撃戦へと戻ります。
チョン選手がスタンドで押し気味だったものの、
残り30秒のコールの後ジェヒョン選手が
コーナーにチョン選手を詰める事に成功。
ジェヒョン選手は一気にラッシュで畳み掛けます。
コーナーを背負ったチョン選手もウィービングをしながらパンチの連打を返して
激しいパンチの打ち合いを展開。
詰めて押すジェヒョン選手が首相撲へと行き
お互いに組み膝の打ち合いの中ゴングとなります。

2Rが始まると、向き合っての牽制戦から
チョン選手が右ローキックをヒット。
再びお互いにフェイントを掛ける牽制戦となります。
パンチで前に出たジェヒョン選手が、
奇襲気味に前蹴りを繰り出しヒット。
効いたチョン選手をジェヒョン選手はコーナーに詰め、
首相撲からの膝蹴りの連打を放ちます。

その後試合はスタンド打撃戦で展開。
ジェヒョン選手はチョン選手のパンチを浴びてKO負けを喫しています。
参考(試合映像)
cyworld「チョン・ジンソク vs ソ・ジェヒョン」




09年4月には、CMAの推薦を受けて
DEEP 41で宮田和幸(Miyata Kazuyuki)選手の対戦相手として
抜擢をされる事となります。

試合は開始と同時に、パンチで前に出て組み付くジェヒョン選手。
宮田選手は胴をクラッチして投げ、テイクダウンを奪います。
下になったジェヒョン選手は、
密着して下からの仕掛けを狙う展開。
宮田選手はしばらく密着を許すも、
立ち上がって空間を作りジェヒョン選手との距離を離すと
パウンドで圧力を掛けつつパスガードへ。
ジェヒョン選手は足を効かせてタックルの体勢に入るも
宮田選手ががぶってそのまま
得意のワールドチョークへの体勢となります。
足を絡められて首を絞められるジェヒョン選手。
なんとか堪えようとするも、
宮田選手がワールドチョークの体勢を解かず、
絞められ続けたジェヒョン選手はやむなくタップ。
1R 2分31秒で、ジェヒョン選手は一本負けを喫しています。
参考(試合映像)
Youtube「Jae Hyun So vs. Kazuyuki Miyata」



09年7月には戦極G!杯の韓国大会に出場。、

まず一回戦でイ・キルウ選手と対戦。
試合開始すぐにタックルで組み付いたジェヒョン選手は
キルウ選手が堪えてフロントチョークを狙うも
ジェヒョン選手がテイクダウンで上を取る事に成功。
グランドで圧力を掛けてバックを奪い、
チョークスリーパーを極めて
1R 1分52秒で一本勝ちを修めています。

そして決勝ではチョ・ナムジン選手と対戦。
スタンドでの牽制戦から、
ジェヒョン選手が放った右ミドルを
ナムジン選手が捕らえて抱え上げてテイクダウン。
サイドから上を取ります。
しかしジェヒョン選手が下から足を掬ってスイープし上に。
ラバーガードからオープンガードに戻し、
両者立ち上がってスタンドに戻ります。

スタンドでバックにつき、そのままグランドに持ち込み
バックをキープするジェヒョン選手。
試合は進みます。

2Rに入り、猪木アリ状態から
下のナムジン選手が蹴り上げて突き放そうとすると
ジェヒョン選手は跨いで後ろ向きのマウントを取り、
そのまま左足を取って膝十字を狙います。
起き上がって防御したナムジン選手が
そのまま上からパウンドを連打。
圧力を受けたジェヒョン選手は亀となり、
ナムジン選手はバックからがぶりの体勢になります。
グランドからタックルに入ったジェヒョン選手を
立って離れると上から踏みつけを連打。
まともに踏みつけられたジェヒョン選手を見て
レフェリーが試合を止め、2R 2分06秒で
ジェヒョン選手は敗れてバンタム級トーナメントを準優勝となっています。


しかし優勝をしたナムジン選手が個人的な事情で戦極第十陣の出場を辞退した為、
敗れたものの準優勝のジェヒョン選手は
繰り上がりで戦極第十陣の切符を手にする事となりました。



ジェヒョン選手は、基本的には柔術をベースとする選手です。
当然グランドでのサブミッションを得意としており、
アマチュア時代には一本勝ちを量産しています。

しかしその一方では、スタンドでも打撃で積極的に
パンチを放って前に出る選手でもあります。
打撃圧力はなかなかのものを持っており、
ストライカー相手に打ち勝つシーンを見せる程です。

韓国Spirit MCではアマチュアで連勝を重ねたものの、
プロに昇格してからは黒星が先行。
パンチの際にガードを下げる癖のせいか、
打撃戦で何度かKO負けを喫しています。

その為か、最近の試合では早々にタックルに行くシーンを見せるジェヒョン選手。
しかしながらスタンド、グランド共に侮れないスキルを持つ選手と言って良いでしょう。


恐らく小森選手とは、スタンド、グランド共に好勝負を展開できる選手であると思われます。
小森選手も日本の大会で実績を残す選手ですが、
ジェヒョン選手も韓国で経験を積んでいる選手であり、
勝負は予断を許さない展開となるでしょう。



戦極第十陣G杯_キム・キヒョン01大澤茂樹(Osawa Shigeki)選手と戦う
キム・ギヒョン(Kim Ki Hyun)選手は
1991年1月15日生まれで韓国・大田出身。
大田Infighter Gymに所属する選手です。



【総合格闘技 主な戦績】
第28回Spirit MCアマチュアリーグ
        ×イ・ジョンファ 一本(チョークスリーパー)
第30回Spirit MCアマチュアリーグ
        ×イ・ジョンファ 一本(クロスアームバー)
09. 7/23 戦極G!杯 韓国大会
 一回戦    ○ユン・ソンヒョン(パンクラスコリア) 1R 0分45秒 一本(アームバー)
 決勝     ○キム・ジンヒョン(SKアブソリュートコリア) 1R 4分58秒 TKO(セコンドのタオル投入)



高校時代に、PRIDEが流行ってグラップリングごっこをしていたギヒョン選手。
なかなかの強さを誇っており、学校では「ヒョードル」のあだ名が付くほどでした。
学校で敵がいなくなったギヒョン選手は、
格闘技ごっこがきっかけで、選手の道へと進む事となります。


Infighter Gymの主催者のキム・ソンテ氏を父に持つギヒョン選手は、
日本のキック団体で王者の経験のある父より
打撃技術を直接指導されています。

また、グランドではジムのコーチを務める
ソウル五輪レスリング銅メダリストの
イ・ジェソン選手の指導を受けています。

高校時代より総合でSpirit MCのリングに上がり
Spirit MC Amateur Leagueでの戦績は10戦8勝2敗。
順調に実績を積み上げる事となります。


こちらは昨年9月の、高校三年生の時に
打撃の練習を積む風景の映像です。
参考(映像)


またこちらは同じく昨年の6月に
ジムでグラップリングの練習を積む風景の映像です。
参考(映像)
cyworld「人生を楽しむことができるならばMAXのように」



09年7月の戦極G杯韓国大会では
一回戦でユン・ソンヒョン選手と対戦。
パンチで前に出て胴に組み付いたギヒョン選手は
腰投げでテイクダウン。
上のポジションを取ると、パスガードでマウントを取るやいなや
そのまま右腕を取って十字に。
裏十字からユン選手をひっくり返して極め、
1R僅か45秒で秒殺一本勝ちを修めています。


そして決勝では、キム・ジンヒョン選手と対戦。
スタンドでパンチで積極的に前に出るギヒョン選手。
ジンヒョン選手も返しのパンチで応戦するものの、
ギヒョン選手はミドルやハイキックなども繰り出し
圧力を掛けて勢い良く組み付きテイクダウンを奪います。
ジンヒョン選手が立てば、すぐに足を刈ってテイクダウンを奪うなど
積極的に攻め立てるギヒョン選手。

途中、猪木アリ状態で下になると、
ジンヒョン選手の上からのパウンドに防戦状態に。
しかし下から足を取って足関を狙いに行きます。
グランドで回転して防御するジンヒョン選手。
ギヒョン選手が足を取った状態の所で
何故かジンヒョン選手のセコンドがタオルを投入。
1R 4分58秒でギヒョン選手がTKO勝ちとなって
フェザー級トーナメントを優勝しています。


現在、戦極で活躍するジョン・チャンソン(Jung Chan Sung)選手は
キム・ギヒョン選手を評し
「キム・ギヒョンは打撃とグランドに全て優れている。
素直に私もキム・ギヒョンに勝てるとは大言壮語できない。
彼の成長は恐ろしい程だ。」
とコメントしています。
いわば、ギヒョン選手は「韓国のスーパー高校生」と言ったところでしょう。


打撃、グランド共にレベルの高いスキルを持つ
まだ10代のギヒョン選手。
韓国のスーパー高校生が、レスリングエリートの大澤選手を相手に
どのような戦いを見せるのかは非常に興味深いです。



戦極第十陣G杯_ベク・ウヒョン01臼田育男(Usuda Ikuo)選手と戦う
ベク・ウヒョン(Beak Woo Hyon)選手は
1985年1月7日生まれで韓国・大邱出身。
大邱異種格闘技アカデミーに所属する選手です。

キックと柔術をベースに持ち、
柔術では現在青帯を取得しています。


【総合格闘技 戦績】
09. 7/12 GRACHAN2
      ○臼井秀一(BLUE DOG GYM) 1R 4分10秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
09. 7/23 戦極G!杯 韓国大会
 決勝   ○パク・チョルヒョン(SKアブソリュートコリア) 1R 1分13秒 一本(チョークスリーパー)

  

09年2月のモートワン杯韓国柔術オープントーナメントでは
柔術青帯70kg級で優勝。

09年4月に行われた
韓国の第10回全国ブラジリアン柔術選手権では、
青帯レーヴィ級3位、青帯アブソルート級優勝という実績を挙げています。


戦極第十陣G杯_ベク・ウヒョン_グラチャン209年7月12日にディファ有明で行われた
GRACHAN 2ではBLUE DOG GYMの
臼井修一(Usui Shuichi)選手と対戦。
マウントからのパウンド連打を浴びせて
1R 4分10秒でTKO勝ちを修めています。
(左写真・マウントパンチを放つベク選手)



その10日後に行われた
09年7月23日の戦極G杯韓国大会では、
2名参加のトーナメント決勝で
パク・チョルヒョン選手と対戦。
左ミドルから前に出て組み付くベク選手に対して
パク選手は投げでテイクダウン。
上を取るも、そのままベク選手に横に返されてリバーサルされます。
ベク選手はパク選手のサイドからバックを取ると
グランドでマウントを奪うことに成功、
上からマウントパンチを浴びせます。
打撃を嫌い体を返して亀になるパク選手。
ベク選手はバックをキープしつつ
パウンドで圧力を掛けて最後はチョークスリーパー。
1R 1分13秒で一本勝ちを修めて
ライト級トーナメントを優勝をしています。


今回は相手が修斗新人王で世界ランカーの臼田選手ということで
ベク選手は苦戦が予想されます。
しかし、GRACHANで臼井選手をパウンドで葬った実力は侮りがたいだけに、
当日の試合ぶりを見守りたいと思います。



以上、戦極第十陣のオープニングマッチとして行われる
日韓戦の相手選手の紹介でした。

名前を知られていない選手ばかりですが、
その経歴を調べると、なかなか好試合が期待できそうなメンバーである事が分かりました。
あとは当日の会場で、試合を見ることを楽しみにしたいと思います。




2009年08月23日

9/23 戦極第十陣。「マグロ一筋」泉浩選手総合参戦。

09年9月23日に埼玉コミュニティアリーナで行われる
戦極 第十陣において、
柔道五輪銀メダリストの泉浩選手が総合デビューをする事が
発表されています。

今回は、泉選手のこれまでの戦績などを
整理してみましたのでご紹介します。



泉浩_泉浩泉浩(Izumi Hiroshi)選手は
1982年6月22日生まれで青森県下北郡大間町出身。
(左写真・泉浩選手)
小学生時代には地元青森で大間誠心館道場で柔道を経験し、
中学進学時に、講堂学舎に入門するために上京。
弦巻中、世田谷学園高、明治大、旭化成
柔道を経験してきた柔道四段の柔道家です。

柔道では、アテネ五輪銀メダルをはじめとして
世界選手権優勝、講道館杯全日本体重別選手権優勝、
嘉納杯準優勝、全日本学生体重別選手権優勝など
数々の大会で優勝、準優勝の戦績を残している選手です。

柔道四段で組み手は左組手。
大外刈りを中心とした足技を得意としています。


【柔道 主な戦績】
09. 4/29 全日本柔道選手権
 一回戦    ×穴井隆将(天理大職) 6分 終了 優勢(警告)
09. 3/ 1 東京都柔道選手権 5位
 二回戦    ○坂本篤志(中央大) 優勢(注意)
 三回戦    ○鈴木龍(中央競馬会) 優勢(有効・内股)
 四回戦    ○川上智弘(國學院大) 判定(3-0)
 五回戦    ○高橋和彦(新日本製鉄) 一本(掬投)
 準々決勝   ×吉永慎也(新日本製鉄) 棄権
08.11/16 講道館杯全日本体重別選手権 100kg級
 一回戦    ○北見剛(東海大) 延長 判定(僅差)
 二回戦    ○楢崎誠(佐賀県警) 一本(合技)
 三回戦    ×猪又秀和(セコム上信越) 延長 一本(小外刈)
08. 8/13 北京五輪 90kg級
 一回戦    ○ダニエル・ケリー(オーストラリア) 延長1分11秒 GS(有効・大内刈)
 二回戦    ×アンドレイ・カズセナフ(ベラルーシ) 1分36秒 一本(朽木倒)
08. 4/27 アジア柔道選手権 90kg級 優勝
 二回戦    ○カラフ(ヨルダン) 一本(大内刈)
 三回戦    ○アリアエルデン(モンゴル) 一本(内股)
 準決勝    ○アランクロフ(タジキスタン) 優勢(指導)
 決勝     ○Khurshid Nabiev(ウズベキスタン)
08. 2/25 ドイツ国際 90kg級 優勝
07. 4/26 東アジア柔道選手権 90kg級 優勝
07. 4/ 6 全日本選抜柔道体重別選手権 90kg級 優勝
 一回戦    ○岩田勝博(兵庫県警) 一本(背負投)
 準決勝    ○西山将士(新日鉄) 延長 優勢(効果)
 決勝     ○今井敏博(綜合警備保障) 優勢(効果・谷落し)
08. 2/24 ドイツ国際 90kg級 優勝
 二回戦    ○Dominique Hischier(スイス) 一本(肩車)
 三回戦    ○Amar Benikhlef(アルジェリア) 一本(背負投)
 準決勝    ○Khurshid Nabiev(ウズベキスタン) 優勢(指導)
 決勝     ○Sergei Aschwanden(スイス) 一本(袈裟固)
08. 2/10 フランス国際 90kg級
 一回戦    ○Nicolas Brisson(フランス) 優勢(指導)
 二回戦    ×Sergei Aschwanden(スイス) 延長 判定
07.12/ 9 嘉納治五郎杯国際柔道 90kg級 準優勝
 一回戦    ○Nicolas Brisson(フランス)
 二回戦    ○R.サイドフ(ウズベキスタン) 延長
 準決勝    ○斎藤制剛(旭化成)
 決勝     ×イリアス・イリアディス(グルジア)
07.10/31 東アジア柔道選手権 90kg級 優勝
 決勝     ○バタイエ(モンゴル)
07. 9/14 世界選手権 リオデジャネイロ 90kg級
 二回戦    ○Hossein Ghomi(イラン) 優勢(指導・肩襟)
 三回戦    ×Ivan Pershin(ロシア)
07. 4/29 全日本柔道選手権 90kg級 5位
 二回戦    ○松崎建司(福岡県警) 判定(3-0)
 三回戦    ○工藤龍輝(総合警備保障) 判定(3-0)
 四回戦    ×井上康生(綜合警備保障) 一本(上四方固)
07. 3/ 4 東京都柔道選手権 5位
 準決勝    ×(相手選手不明) 棄権
07. 2/11 フランス国際 90kg級 3位
 二回戦    ○Pape Ousmane Ndiaye(セネガル) 一本(小内刈)
 三回戦    ○Elkhan Mammadov(アゼルバイジャン) 優勢(指導)
 準々決勝   ×Kasambi Taov(ロシア) 一本(袖釣腰)
 敗復1    ○黄禧太(韓国) 優勢(指導)
 敗復2    ○Roberto Meloni(イタリア) 一本(送襟絞)
 3位戦    ○デビッド・ペレス(スペイン) 一本(送襟絞)  
06.12/ 6 東アジア柔道選手権 90kg級 3位
 一回戦    ×マキシム・ラコフ(カザフスタン) 優勢(有効・隅返)
 敗復1    ○ヘ(中国) 一本(内股)
 敗復2    ○バトバヤル・アリウンエルデネ(モンゴル) 優勢(有効・朽木倒)
 3位戦    ○ソロビフ(タジキスタン) 1分25秒 一本(内股)
06. 4/29 全日本柔道選手権 3位
 二回戦    ○清家仁宏(松山刑務所) 一本(大内刈)
 三回戦    ○上口孝太(警視庁) 優勢(有効・小内巻込)
 準々決勝   ○穴井隆将(天理大) 優勢(技有・出足払)
 準決勝    ×鈴木桂治(平成管財) 優勢(ポイント0-3)
06. 9/17 世界柔道 90kg級
 準々決勝   ×Frederic Demontfaucon(フランス)
05. 9/ 9 世界選手権 カイロ 90kg級 優勝
 一回戦    ○マキシム・ラコフ(カザフスタン) 一本
 二回戦    ○黄禧太(韓国) 反則勝ち(黄の腕ひしぎ腕固めによる)
 準々決勝   ○ロバート・メローニ(イタリア) 一本
 準決勝    ○マーク・フィジンガ(オランダ) 一本
 決勝     ○イリアス・イリアディス(グルジア) 一本
05. 6/ 5 トレトリ国際 90kg級 優勝
 一回戦    ○シリシトリニ(イタリア) 一本(内股)
 二回戦    ○ヂィレオ(イタリア) 一本(体落)
 三回戦    ○ボリン(イタリア) 一本(背負投)
 準決勝    ○ソレイリ(イタリア) 一本(肩車)
 決勝     ○バッシュマン(ドイツ) 一本(肩車)
05. 4/ 3 全日本選抜柔道体重別選手権 90kg級
 一回戦    ○今井敏博(綜合警備保障) 優勢
 準決勝    ×飛塚雅俊(了徳寺学園) 優勢
05. 1/ 9 嘉納治五郎杯国際柔道 90kg級
 一回戦    ○アブドゥロ・タングリエフ(ウズベキスタン) 優勢(有効)
 二回戦    ○ホン・ソンヒョン(韓国) 優勢(有効)
 三回戦    ×ユーリー・リュバック(ブルガリア) 一本
 敗復2    ×石井慧(国士舘大) 棄権
04. 8/19 アテネ五輪 90kg級 準優勝
 二回戦    ○Sergei Kukharenka(ブルガリア) 0分10秒 一本(大外刈)
 三回戦    ○Dionysios Iliadis(グルジア) 1分24秒 一本(大外刈)
 準々決勝   ○エドアルド・コスタ(アルジェリア) 優勢(効果)
 準決勝    ○黄禧太(韓国) 優勢(効果)
 決勝     ×ズラブ・ズビャダウリ(グルジア) 3分03秒 一本(大外刈)
04. 4/29 全日本柔道選手権
 二回戦    ○大村昌弘(了徳寺学園) 総合勝
 三回戦    ○穴井隆将(天理大職) 一本(合技)
 三回戦    ×鈴木桂治(平成管財) 一本(払腰)
04. 2/ 8 フランス国際 90kg級 優勝
 二回戦    ○Alexander Borderieux(フランス)
 三回戦    ○キース・モーガン(カナダ)
 準々決勝   ○ペーター・カズンス(イギリス)
 準決勝    ○David Alarza(スペイン)
 決勝     ○Frederic Demontfaucon(フランス)
03.11/16 講道館杯全日本体重別選手権 90kg級 準優勝
 決勝     ○斉藤制剛(旭化成)
03. 4/29 全日本柔道選手権
 二回戦    ×篠原信一(天理大教) 判定(0-3)
03. 2/23 ドイツ国際 90kg級 準優勝
 二回戦    ○Thierry Mastenbroek(オランダ)
 三回戦    ○Hrvoje Panzic(クロアチア)
 準々決勝   ○Przemyslaw Matyjaszek(ポーランド)
 準決勝    ○David Alarza(スペイン)
 決勝     ×黄禧太(韓国)
03. 1/12 嘉納治五郎杯国際柔道 90kg級 準優勝
 二回戦    ○方穎麟(香港)
 /回戦    ○張峰偉(台湾)
 準決勝    ○ズラブ・ズビャダウリ(グルジア)
 決勝     ×矢嵜雄大(了徳寺学園)
02.11/16 講道館杯全日本体重別選手権 90kg級 準優勝
 決勝     ×筒井宏樹(平成管財)
02. 6/23 全日本学生柔道体重別選手権 90kg級 優勝
 決勝     ○宮城充宏(明治大)
02. 5/17 ワールドカップ ワルシャワ 90kg級 準優勝
 二回戦    ○Jacek Kuzminski(ポーランド)
 三回戦    ○Evgueni Chpaguine(ロシア)
 準々決勝   ○Ozgur Yilmaz(トルコ)
 準決勝    ○Anton Minarik(スロベニア)
 決勝     ×Sergei Kukharenka(ブルガリア)
02. 2/16 ワールドカップ レオンディング 90kg級 準優勝
 二回戦    ○Yiannis Tsaparas(ギリシャ)
 準々決勝   ○Christophe Humbert(フランス)
 敗復1    ○Sergei Mentshikov(ロシア)
 敗復2    ○Anton Minarik(スロベニア)
 敗復3    ○Henrik Hanzel(ハンガリー)
 3位戦    ×Park Sung Keun(韓国)
01.11/25 講道館杯全日本体重別選手権 90kg級 3位
01. 6/ 7 全日本学生柔道体重別選手権 90kg級 優勝
 決勝     ○奥島曜(龍谷大)
00.10/29 世界ジュニア選手権 90kg級
 二回戦    ×Ivar Berends(オランダ)
00. 9/10 全日本ジュニア体重別選手権 90kg級 優勝
 決勝     小野俊教(東海大)
00. /  全国高等学校柔道大会(インターハイ) 90kg級 優勝
 決勝     ○高山智宏(近大福山)
99. /  全国高等学校柔道大会(インターハイ) 81kg級 3位




04年8月のアテネ五輪では、
日本代表として柔道90kg級に出場。

一回戦では、前年の世界選手権3位の実績を持つ
ベラルーシのクレハンカ選手に
開始僅か10秒で大外刈りを決めて一本を取っています。

二回戦では、グルジアのイリアディス選手と対戦。
開始早々に払い腰で有効を奪われるも
55秒には大外刈りで投げて有効を奪い返します。
そして1分24秒には再度大外刈りを決めて一本。

三回戦ではアルゼンチンのコスタ選手と対戦。
一本背負いを何度も狙う泉選手は
組み手が不十分で投げが決まらず。
3分過ぎに、やっと背負いで投げるも効果止まり。
攻勢ではあったものの、効果による優勢勝ちで
準決勝進出を辛くも決めています。

準決勝では、韓国の黄禧太選手と対戦。
黄選手が序盤に投げや十字絞めを繰り出すも
泉選手が堪えて内股を繰り出します。
1分過ぎには泉選手が、2分過ぎには黄選手が
それぞれ指導を取られポイントイーブンに。
泉選手は5分頃に背負い投げで技有りを奪ってポイントをリードし、
そのまま逃げ切って決勝に進出をしています。

決勝では、戦極に参戦が発表されている
グルジアのズラブ・ズビャダウリ選手と対戦。
参考(試合映像)
Youtube「Zurab Zviadauri (GEO) - Hiroshi Izumi (JPN) [-90kg]」

お互いに様子を見るように試合が経過し、
2分30秒で泉選手が指導を取られポイントを失います。
3分過ぎに大外刈りを泉選手が繰り出すと、
ズビャダウリ選手は泉選手を抱え上げて畳に投げつけ一本。
泉選手は、大外返しで敗れて銀メダルとなっています。


05年9月にはエジプト・カイロで行われた
世界選手権では、90kg級に出場。

二回戦では韓国の黄禧太選手と対戦。
参考(試合映像)
Youtube「World Judo 2005 HWANG Hee Tae (KOR) VS IZUMI Hiroshi (JPN)」

開始すぐに黄選手が泉選手の右腕を取って
外巻き込みでグランドにもつれると、
黄選手はそのまま泉選手の腕に体を預けて腕ひしぎ腕固めで
泉選手の腕を曲げに行きます。
待てが掛かるも、腕を極められた泉選手は右腕を痛めて抱え、
競技の結果、黄選手に反則負けが宣せられる事となりました。

準決勝のマーク・フィジンガ(オランダ)戦。

フィジンガ選手の巴投げからの帯取り返しで
亀になった泉選手。待てでスタンドから再開されるも、
フィジンガ選手が潜り込んで朽木倒しを仕掛けると
泉選手は背中から倒れてしまい、
一本を奪われて二回戦敗退を喫しています。

決勝では、アテネ五輪81kg級金の
ブルガリアのイリアス・イリアディス選手と対戦。
参考(試合映像)
Youtube「Judo - World Championship 2005 Final -90 kg. - Hiroshi Izumi vs. Ilias Iliadis」

泉浩_05年世界選手権ポイントでリードを奪った泉選手は
小内刈りからの大内刈りで
イリアディス選手をひっくり返して一本。
見事世界選手権で優勝を飾っています。
(左写真・大内刈りで一本を奪う泉選手)







08年8月には、二度目の五輪出場となる
北京五輪の柔道90kg級に出場。

泉浩_北京五輪一回戦一回戦ではオーストラリアのケリー選手と対戦。
組み手で警戒するケリー選手に対して
泉選手は袖釣り込み腰、
内股、大内刈りなどを繰り出し攻勢に。
足技で攻め立てるも、ポイントを挙げられず
ゴールデンスコアの延長に突入します。
延長1分11秒で大内刈りを繰り出した泉選手は
有効を挙げて勝利。
延長優勢勝ちで辛くも二回戦に進出をしています。
(上写真・一回戦を戦う泉選手)

二回戦のアンドレイ・カズセナフ(ベラルーシ)戦。
参考(試合映像)
Youtube「[-90kg] Hiroshi Izumi (JPN) - Andrei Kazusionak (BLR) .wm」

泉浩_北京五輪二回戦カズセナフ選手の横捨て身や背負い投げなどで
劣勢であった泉選手は、待ての後の再開から、
組み手争いの後に
カズセナフ選手に腕を引かれて煽られ、
右足を取られて朽木倒しで後ろに倒され一本負け。
カズセナフ選手が次の三回戦で敗れた為、
敗者復活戦にも回れなかった泉選手は
二度目の五輪を二回戦敗退で終えています。
(上写真・朽木倒しで倒れる泉選手)


07年4月に行われた全日本選手権。
四回戦まで勝ち進んだ泉選手は井上康生(綜合警備保障)選手と対戦。
小内刈りで倒された泉選手は
そのまま井上選手に上四方固めで押さえ込まれてしまい一本負け。
敗れて5位となっています。
Youtube「kosei inoue vs. hiroshi izumi 2007 all japan」




07年12月の嘉納杯決勝では
ブルガリアのイリアス・イリアディス選手と対戦。
参考(試合映像)
Youtube「georgian wrestlers ilias iliadis ( zviadauri ) vs izumi」




こちらは、08年2月のドイツ国際の
81kg級決勝の映像です。
参考(試合映像)
Youtube「Judo Hamburg 2008: Izumi (JPN) - Aschwanden (SUI) [-81kg]」



09年4月には全日本柔道選手権に出場。
無差別での日本一を決めるこの大会で、
泉選手は一回戦で、優勝候補の穴井隆将(天理大職)選手と対戦をします。

泉浩_穴井試合では、泉選手が送り足払いで
有効のポイントを先取。
リードを許した穴井選手が攻勢に出て、泉選手が消極的の指導を取られます。
泉選手は体落としなどを積極的に仕掛けるも、
主審は二回目の消極的指導を与えて注意に。
さらに背負い投げなどを仕掛ける泉選手に対して
残り21秒の時点で主審は掛け逃げと取って再び指導。
合わせて泉選手は警告のポイントを取られてしまいます。
(上写真・穴井選手を足払いで転がす泉選手)
ポイントでリードを奪われた泉選手は
足技で攻めるも時間切れ。
泉選手はポイントで初戦敗退を喫してしまいます。

技でポイントを奪った泉選手に対して
穴井選手のポイントはすべて指導によるもの。
この指導については、多くの人が疑問を呈しており、
泉選手も試合後のコメントで
「いろいろ不満はある。穴井に勝たせたいみたい」
と語っています。

また、総合格闘技への転向について尋ねられた泉選手は
「(気持ちが)固まっていても、今はいえない」
断言を避けています。



08年11月には柔道全日本強化選手を外れた泉選手。
そして、09年6月7日の全日本実業団体対抗大会に出場した泉選手は、
試合後の取材「柔道最後の大会?そうですね。」
柔道現役引退を示唆しています。

09年6月19日に地元青森で行われた
後援会の慰労会で柔道現役引退を表明。
09年6月末には所属の旭化成を退社し、
09年7月7日に戦極への参戦記者会見を行って
総合格闘技へ転進と戦極参戦を発表しています。



泉選手は、現在プロレスラーとして活躍する
小川直也(Ogawa Naoya)選手とは
明大で後輩に当たります。

その為、泉選手はトレーニングの為に
神奈川・茅ヶ崎の小川道場を利用。
08年の北京五輪前には道場で壮行会を開いてもらうなど
小川道場とは密接な関係にありました。

現在は安生洋二(Anjo Yoji)選手の元で
トレーニングを行っているという泉選手。
総合転向からまだ日が浅いだけに、
今回は柔道のスキルのみで戦うと言っても過言ではないでしょう。

これまで、柔道から転向した
日本人メダリストは、概ね総合格闘技でもある程度の成果を挙げています。
それだけに、泉選手もある程度の戦績を残すことは期待して良いかと思われます。

柔道では、外国人メダリストも何人も総合に転向していますが、
日本人選手と違う点は、
先に柔道から転向した先達がいない点ではないでしょうか。
その為、外国人メダリストは、一から総合転向のノウハウを貯めなければなりませんでした。

その点、日本では
吉田選手、滝本選手などの金メダリストが
柔道からの総合転向のノウハウを貯めた結果、
後に続いた選手も徐々にトップクラスの活躍を始めている現在。
新たに総合転向をした泉選手の活躍には期待したい所です。

果たして9月のデビュー戦は
どんな相手で、どんな試合になるのか。
その戦いぶりに注目したいと思います。

2009年08月17日

8/9 THE OUTSIDER 第7戦。また見てきましたその5。

8/9にディファ有明で行われた
THE OUTSIDER 第7戦の観戦記の続きです。


その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
その4はこちら


■第23試合
三枝美洋 vs 野口聡


三枝選手は、千葉の暴走族出身の不良との事で、
スタンド、グランド共に高いスキルを持つ選手です。

スタンドでは、某キック団体のランカーとキックの試合で対戦し、
相手の前歯を折ってしまった
というエピソードを持ち、
グランドでもレスリングの猛者を投げてしまうスキルを持っています。
今回がアウトサイダーでは2戦目の為、
まだファンにはその実力が伝わっていませんが、
私は個人的には、今回のトーナメントの優勝の最右翼と見ている選手です。

対する野口選手は、
アウトサイダーでは2戦続けてスタンドの乱戦で敗れてしまった選手。
連敗ながらも、いづれの試合も逆転負けと言っていい内容で、
スタンドでの打撃は悪くない選手です。


試合が始まり、三枝選手がスタンドで前に出て右ストレート。
野口選手はパンチをかわして組み付くも、
三枝選手は組み膝を連続で繰り出します。
野口選手も膝蹴りを出して応戦するも
膝の手数は三枝選手の方が上回ります。
一旦離れる両者。

三枝選手がローキックを放つと
野口選手は胴に組み付き投げを打ち、
浴びせ倒すようにテイクダウンを奪います。
野口選手が上のポジションに。
しかし三枝選手は、すぐに下からスイープを仕掛けて
上のポジションを奪い返します。

野口選手は三枝選手の右足に組み付き脚を狙うも、
三枝選手は腰を突き出してディフェンスし、
サイドで膝立ちの状態に。
自らの左足は制された状態で、
三枝選手の足にしがみつく状態を強いられた野口選手に
上から三枝選手は強力なパウンドを浴びせかけます。
打たれるがままの状態となった野口選手を見て
レフェリーが試合をストップ。
1R 1分31秒で三枝選手がTKO勝ちを修めました。


野口選手は、これまでの試合でも打撃自体は悪くなく、
実際いづれも序盤は打ち勝っていました。
それだけに、並みの相手ならば勝つチャンスもあると思いますので
実際に野口選手も白星を欲して再度の出場をしたのだと思います。

ですが、今回は相手が悪すぎました。
私はこのカードを聞いた時に、
実力差が大きく、まず三枝選手の勝利は動かないと思いました。

トーナメントが進めば、三枝選手の実力は
嫌でも目の当たりにすることになると思います。
経歴、実力共にアウトサイダーでは
注目を浴びておかしくない選手ですので
次のトーナメント本戦の試合ぶりが楽しみです。



■第24試合
庵野隆馬 vs 花道


THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_庵野隆馬庵野選手は、チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」での入場。
参考(曲)
Youtube「ギザギザハートの子守唄 / チェッカーズ」




スタンドでサークリングしながらジャブを突き出す庵野選手。
花道選手がタックルに入ってテイクダウンを奪います。
ロープ際で庵野選手はロープを掴み外へとはみ出して逃れる行為があった為
レフェリーが試合を中断して口頭注意。
ブレイク中に花道選手の目の負傷のドクターチェックも行われます。

スタンドで再開されると打撃の交換の後、
花道選手はアームロックを狙うも、
庵野選手は下のポジションからまるで帯取り返しのような動きで
もぐる動きで花道選手を返して上を取り、マウントとなります。

マウントパンチを浴びせに掛かる庵野選手に対して、
下で花道選手が体を半身に返しながら脱出を試みると
庵野選手もマウントキープができず花道選手は立ち上がる事に成功。
すぐに組み付いて庵野選手をコーナーまで押し込み、
ブレイクとなります。

スタンドで再開され、
パンチを振るって前に出る庵野選手。
花道選手は打撃を嫌って避け再びタックルで庵野選手を押し込みます。
再びレフェリーがブレイク。

再開され、体勢を整えた花道選手がパンチで前に出て圧力を掛け、
打ち返してくる庵野選手をスタンドで前方から捕らえて
フロントチョークの体勢となります。
そのまま倒れこんでグランドでフロントチョークを極める花道選手。
堪える庵野選手もたまらずタップ。
レフェリーが止めると、庵野選手はなんとも悔しそうに表情を歪めます。
1R 2分33秒で花道選手が一本勝ちを修めました。


これまで豪腕フックを武器に打撃圧力の強い試合を展開していた花道選手。
対する庵野選手がどこまでやれるのか、と思っていましたが
スタンドでは互角に打撃戦を展開していました。


ちなみに勝った花道選手は、
佐野さんがリングで挨拶をして罵声を浴びて帰ってきた所に
「みんながアレコレ言うのは、君に期待しているからだよ。
どうでも良かったら、誰も何も言わないよ。」

自分がこれから試合だというのに暖かく励ましてくれたそうです。

うーんいい人だ。



■第25試合
堀鉄平 vs 野村剛史


The Outsider 第三戦_観戦記_入場曲_野村剛史野村選手はこれまでと同じ
映画「マトリックス」のテーマ曲である
Juno Reactorの「Navras」での入場。
参考(曲)
Youtube「Navras - Juno Reactor」

一方の堀弁護士は、
これまで使っていたノゲイラの入場曲ではなく
別の曲での入場でした。


試合が始まり、腕を前に突き出して組みに行く堀弁護士。
しかし野村選手は組むと堀弁護士をコーナーに押し込みます。
押し込んだ状態で動きが止まり、しばらくお互いの組みでの攻防となるも
動きが少なくレフェリーがブレイク。

再開されると堀弁護士が打撃の構えから
右パンチを繰り出して胴タックルに行くも
野村選手は受け止めて脇を差し、再びコーナーに押し込みます。
展開が進まず、再度レフェリーがブレイク。

スタンドで向き合う両者。
堀弁護士はこれまでの打撃を全くやらない戦い方とは違って
スタンドで構えて打撃の牽制戦に入ります。
お互いに向き合ってパンチを繰り出し牽制。

堀弁護士は野村選手に対して左インローをヒット。
野村選手にローのカットの様子が無く、
堀弁護士が連続で左インローを蹴り込みます。
しかし何発目かのローキックに対して
野村選手はカウンターで右ストレートを繰り出しヒット。
一発で首が飛んだ堀弁護士はスリップして後ろに倒れます。
詰めようとする野村選手に対して足を効かせて離し、
スタンドへと戻る堀弁護士。

スタンドでの打撃戦となり、
堀弁護士もパンチを繰り出して打ち合うも、
野村選手がフックを的確に当てて打撃戦では優位に。
たまらず堀弁護士が組み着くも
打撃圧力で押している野村選手は
逆に堀弁護士の上を取る事に成功します。

しかしさすがにグランドには自信のある堀弁護士。
同じくグラップラーの野村選手をスイープして
上のポジションを取り返します。
ニーオンザベリーの体勢から、
堀弁護士がパウンドを落として1Rが終了。

2Rが始まると
野村選手はフェイントを掛けて右ストレートをヒット。
組み付きに来た堀弁護士をコーナーまで押し込んで
ブレイクを呼び込みます。

再開されると、スタンド打撃では不利な堀弁護士は
タックルを連発して組み付き狙いに。
しかし野村選手はタックルを切って
離れ際に膝蹴りを入れたり、フックを打ち込み優勢に試合を進めます。
切れの落ちた堀弁護士のタックルに対して
野村選手は切ってバックに。
しかし堀弁護士は野村選手の足を取って反転して
グランドで上を奪いサイドポジション。
野村選手は下から堀弁護士の股を掬ってブリッジで返して上を取り返します。
下になった堀弁護士は、野村選手の脇を差してしがみつき。
野村選手は前腕で堀弁護士の顔を押し退け
上からパウンドを放って行きます。

下から起き上がりグランドでのタックルで押し倒して上を取る堀弁護士。
サイドポジションから、ニーオンザベリーとポジションを進めると
マウントを奪い取って上からパウンドを浴びせ掛けます。
しかしながら残り時間があと僅か。
野村選手はマウントを返せないものの
堀弁護士のマウントパンチをしのいでゴングに救われる形となりました。

試合は判定となり、2-1のスプリットで
野村選手が僅差の辛勝で、トーナメント本戦へと駒を進めました。


アウトサイダーでそれぞれ連勝を重ねている者同士の戦いは、
判定で野村選手に凱歌があがりました。

確かに野村選手はスタンドの打撃で優勢でしたし、
途中で堀弁護士をぐらつかせる場面を見せました。
ですので勝利の判定は全く問題無いと思います。

ですが、堀弁護士もラウンドの最後は
グランドで上を取ってパウンドを浴びせており、
特に2Rの最後の30秒はマウントで完全に主導権を握って
一方的に攻め立てるシーンを作りました。

仮に判定で堀弁護士の勝利となっても全く問題が無い、
それほどの僅差、というか差の無い試合でした。



■第26試合
山口剛 vs 吉永啓之輔


さて、メインイベントです。
この試合は、いろいろと書くことがありますが、
試合内容までを先に。


選手コールがされて、まずは山口ライト選手が入場。
山口ライト選手のセコンドには、
普段ライト選手が通うジムの先輩が2名付き添います。

この時に、花道を歩く山口選手に対して
花道付近に陣取っていた吉永応援団の一部が怒号の野次。
そして唾を吐き掛けたり、ビールを掛けようとしたりの行為がありました。


続いての吉永選手の入場。
吉永選手が花道に登場すると、
花道に向けて紙テープの山が投げ込まれます。

両選手がリングに上がって、それぞれ名前がコール。
吉永選手のコール時には、恒例となっている紙テープの山が投げ込まれます。

いつもならばコール時の同じタイミングに一斉に投げ込まれる紙テープ。
もちろん今回もコール時に投げ込まれたのですが、
テープを片付けている最中にも散発で紙テープが
エンドレスで投げ込まれていました。

この時、私は「いつもと投げ方が違うな」とは思っていたのですが、
今考えると、田舎の不良がいかにもやりそうな投げ方でした。


そして試合が開始。
ゴングが鳴ると吉永選手は、いつもと違い
猛然と山口選手に向かって殴りかかります。
山口選手は吉永選手のパンチに対して
右のカウンターをヒット。

しかし、吉永選手は構わず猛然とパンチを放ち、
山口選手は打ち合いで右ストレートをヒットさせます。

吉永選手は山口選手の首を取っての組み膝を連打し、
離れて左ミドルを蹴り込みます。
山口選手がパンチを返しに行くと、
吉永選手はかわして組み付き
前方からスタンドのまま首を取ってフロントチョークの体勢に。
そのまま絞め上げて山口選手からタップを奪い、
僅か19秒で吉永選手が一本勝ちを修めています。


しかし、吉永選手は
山口選手がタップをしてもチョークを解かず。
レフェリーが割って止めるまで
タップしている山口選手を絞め上げました。

この時、山口選手のセコンドは対応が遅れて
見ているだけの状態でしたが、
リング脇の、山口選手のチームのメンバーが
「離せ!」とリング脇から詰め寄ろうとしていたそうです。



試合自体は、まず打ち気にはやる吉永選手に
カウンターを入れた山口選手はお見事でした。
パンチでの乱打戦自体では、全く打ち負けておらず
むしろパンチを当てていました。

しかし、組み膝やキックを使い始めると
吉永選手はやはり上手く、
際を見極めて隙を突き、
一本を極めるチャンスを作り出し、しかも極めたのは素晴らしかったです。
試合内容自体は、メインを張る看板選手の重責を見事に果たした内容でした。




さて、試合については以上の通りですが、
この試合では、試合後に若干物議を醸していますので、
それについて書きたいと思います。

書こうと思う事柄は2点。
 1、吉永選手がフロントチョークを、タップ後も解かなかった件
 2、吉永選手の応援団の行状について

以上となります。


まず1のタップの件について。
この点については、確かに好ましくない点はあるにせよ、
私は基本的には問題が無かった、と思っています。

カードエントリー時に、アウトサイダーでは
相手を挑発するコメントをするのが恒例となっています。
このコメントで、山口ライト選手は吉永選手に
「顎の打たれ弱い吉永さん」と挑発の文句をコメントしています。

吉永選手は、今は落ち着いているとはいえ、
元は暴走族の総長として鳴らしたバリバリのヤンキーだった選手です。
挑発をされて、根っこの魂が呼び起こされて激怒した事は想像に難くないでしょう。


また吉永選手は、打たれたり怒ったりすると
打ち合いをする癖がある選手です。

吉永選手自信もインタビューなどで
「打たれるとつい打ち合いをしてしまう」とコメントをしたりしています。

また例えば、佐野さんとの試合では、
佐野さんがミルコ張りに「立て」のアピールをした事で
吉永選手は「挑発をされた」と感じたのか、やはり怒っていたそうです。
試合ではその後、激しい打ち合いを挑んだのはご存知の通りです。


今回の山口ライト選手との試合では、
通常と違い、最初からバリバリの打ち合いモードで突っ込んだ吉永選手。
これは吉永選手が怒っていた何よりの証拠だと思います。



そしてフロントチョークでのタップについて。
確かに吉永選手は、山口選手がタップをしても
チョークを解きませんでした。

そして気がついたレフェリーが割って入ると、
吉永選手は、チョークを解いて離しています。

私は、レフェリーが割って止めた時点で離している事から、
一連の行為自体は問題が無い範囲であった、と考えます。


まず、試合中や試合前後の選手は、想像以上にアドレナリンが回って
興奮状態にあるものです。
例えば、普段人に対して絶対に暴言を吐かない、というか吐けない佐野さんですら、
試合直後のインタビューで
「吉永選手、秀虎選手、かっこいいですよね。
そういう選手を僕が倒すっていうのはどうですか?」

などと挑発的な台詞を口にしてしまうくらいです。
普段の佐野さんを知っている人間は信じられない、というか爆笑してしまう話です(笑)

ましてや、挑発コメントで怒っていた吉永選手、
絞めの最中に極度の興奮状態でタップに気がつかない事があってもおかしくは無い
と思います。


では吉永選手はタップに気がつかなかったのか。
これは本人しか分かりませんが、
気がつかなかったかもしれませんし、
気がついていた可能性も十分にあると思います。

試合直後の応援団の乱入に対して
吉永選手は「マナーを守れ!」と一喝しています。
この判断力があれば、タップに気がついていてもおかしくは無い、と思うからです。


では、仮に気がついていた、とした場合は問題があるのか。
私は、分かっていて絞めていたとしても問題は無かったと思っています。
理由は、レフェリーが分けた時点で離しているからです。


私は、いざリングに上がったならば、
相手が誰であれ、試合ならば相手を殺す気で戦うべきだと思っています。
対戦相手を打ち倒す気概の無い選手は、格闘技に向いていない、とすら思います。

無論、反則行為を行ってしまう事は論外で、
そういった行為は許される事ではありませんが、
ルールにのっとっている範囲であれば、
極論すれば勝つ為に何をしてもいいと思いますし、すべきだと思います。

ましてや、世の中には
偽装のタップをして技をと解こうとするマリーシアに溢れた選手も存在します。
だまされて相手に逃げられてしまう間抜けな行為は、
むしろ選手にとっては忌むべき事だと思います。


また、よく修斗での山本KID vs 勝田哲夫戦での
山本選手がゴング後もパウンドを止めなかった行為が引き合いに出されます。
しかし、吉永選手のケースと、山本選手のケースは全く違う事例です。

山本選手が処分を受けたのは、レフェリーがパウンドアウトで制止をしたにも関わらず、
尚もパウンドを打つのを止めず、引き離そうとしてもパウンドを打ち続けたからです。
これは例え選手が認識していなくとも悪質であり、
処分されても止むを得ないケースであると思います。

一方の吉永選手は、レフェリーの制止を振り切ってまで
山口選手をチョークで絞め続ける事はありませんでした。

以上に上げた理由から、
今回の吉永選手に処分されるべき事由は見あたらないと、私は考えます。


ただ、試合後に挨拶に「ありがとうございました」
挨拶に行った山口選手は
罵倒されたそうですから、
試合を切り離した部分で考えると、
吉永選手は、はっきり言って大分株を下げたのではないでしょうか。

まあ、試合の最後にあんな行為があった相手に
わざわざ試合のお礼を言う為に訪れるべきではなかった、とは私も思いますが、
山口選手は真面目で律儀な二十歳の青年ですので。


もちろん、タップをしているのに絞めつづけた事に
山口選手のセコンドや仲間が激怒するのは当然の話です。
ですが、それは試合自体とは切り離して考える別の話であり、
試合自体には何も問題は無かったと思います。

むしろ、今後のレフェリングでの対策などを考えるべき話ではないでしょうか。



次に、2の吉永応援団についてです。

まず最初に述べておきたいのは、
これまで会場に来ていた吉永応援団、
特に吉永選手のジムの関係者などは
非常にきちんとしている人達だという事です。

これらの人達は、ルールと節度を守って
これまで吉永選手を応援をしている人達ですので、
選手や他の観客に迷惑を掛ける様な事はしないであろう事をここに明記しておきます。


応援団が行った行為については、
私が確認を取ったものについては以下に列挙させて頂きます。

一、試合前に、山口選手がトイレに行った際に取り囲んだ行為。
 
 たまたま山口選手と、一部の応援団がトイレで遭遇した様子ですが、
 取り囲まれた山口選手は
 「真面目君はアウトサイダーに出んなよ!」など様々な罵声を浴びせかけられたそうです。

二、応援団が、パスが必要なバックステージにパス無しで突入。

 試合前に、ぞろぞろと押し寄せ、
 パスが無いのをとがめるセキュリティの制止を振り切って突入したそうです。
 試合前の準備をしている他の選手には当然迷惑な行為なのは言うまでもありません。
 
三、花道を入場する山口選手に対して、唾などを吐きかける行為。

四、観客席で暴れて、他の観客に怪我を負わせた行為。

 主に試合直後の、吉永応援団のリングへ向かっての
 雪崩れ込みなどで起こったものです。
 興奮した応援団の人間が、花道やステージ席で上から落下。
 下にいる無関係の観客の上に落ちる形となり、
 下敷きになった女性観客が打撲などの怪我を負わせています。
 また、インカムを投げ飛ばした者もおり、当たった男性観客が怪我をしています。
 私が知る限りでも女性2名、男性1名の計3名の観客が、無関係なのに怪我を負っています。



元々「不良」を一つのキーワードにしているアウトサイダーは、
選手や応援団のアウトローぶりを一つの売りにしている興行です。

相手選手に対して野次や罵声を飛ばしたり、の行為は
あって当たり前だと思います。
黒石軍団の乱入乱闘などはすでに風物詩化しており、
無い事は既に有り得なくなっています。

アウトサイダーは修斗ではありません。
格闘技である一方、
不良を売りにした選手が多数出場する
アウトローのイベントという性格を持つ以上、
ある程度の事は想定し、覚悟が必要なイベントであると思います。


という前提を考慮した上で、
吉永応援団の行為を考えると、
私の結論は「調子に乗りすぎ、言語道断」となります。


一、についてですが、
不良が集まるイベントですから、
罵声を浴びせられる事くらいは、あって当然とすら思います。
ですが、複数で囲む行為は、ダサい以外の何者でもありません。

仮に山口選手が実力で反撃をしたら、
おそらく囲んだ人間は誰も止められなかった筈です。
試合前の選手だから、手を出せない、と高を括ってやった安直な行為なのでしょう。
「真面目君は出るな」とかの台詞は
よっぽど真面目君にトラウマでもあるのかと思ってしまいます。
これは三についても同様です。


次に二、の行為についてですが、
吉永選手を応援する気持ちのヤンキーバージョンなのは分かりますが、
その行為自体はヤカラ以外の何者でも無いですね。

この行為自体はまだ、笑って許せる範疇だとは思いますが、
いちいち許していたら、会場の統制と安全が保てませんので
なんらかの警告か処分が必要なのではないでしょうか。


そして四。
これについては、もう出入り禁止レベルの話だと思います。
これまでも応援団の乱入は幾度もありましたが、
一般の観客に被害を出している行為は
全く言い訳のできない行為だと思います。
危険な集団であり、大会の運営に支障をきたす行為です。



2の冒頭で述べましたが、
本来の吉永応援団の人達は、非常にきちんとした人達です。
ですので、これは私の推論ですが、
今回は、これまでの応援団の人達とは別に、
吉永選手のアウトロー時代のつながりの人達がやってきた為に
起こった出来事なのだと思います。

これはその人達に伝えたいので書きますが、
あなた達の軽率な行為の数々で、
応援をされている吉永選手は今回大分評判を落としましたよ。


当然これらの事については、
他に書く人間はいないでしょうから、
私が裏を取って、書かせて頂きました。
問題点については、無かった事にされるのではなく、
しかるべき対処がされる事を希望します。


この件については、
反論や事実誤認などがあるのであれば、
こちらまでご連絡下さい。
訂正や追記を速やかにすることをお約束します。



まあ、私は一般人ですし、
正直田舎のヤンキーの集団は怖いです。
何されるか分からないですから。

なので、空に浮かぶB29に竹やりを突付くがごとく、
一言だけ書いておきます。


「お前ら迷惑だから、

もう二度と来んじゃ

ねえ!」





 私がもし消えてブログの更新とかが無くなったら、察して下さい・・・・






さて、今回は選手が一様にアグレッシブに戦ったおかげで
かなり面白い大会になったと思います。


メジャー興行の例でも分かりますが、
なんだかんだ言ってもやはりトーナメントは
緊張感を生んで面白い試合を量産しました。

10月の大会でも、是非とも
この面白さが繰り返される事を
楽しみに待ちたいと思います。


では。


またおって(・∀・)/

2009年08月16日

8/9 THE OUTSIDER 第7戦。また見てきましたその4。

8/9にディファ有明で行われた
THE OUTSIDER 第7戦の観戦記の続きです。


その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら


■第18試合
林"HITMAN"大輔 vs 片山聖


林ヒットマン選手はKRUNCHの看板選手。
柔道をベースに強力な打撃とパウンドを武器とする選手です。

対する片山選手は、秋山翼選手と同じ毛利道場の新鋭。
急遽トーナメントマッチへの参戦となったものの
そのポテンシャルにには期待をしたい選手です。


試合が始まるとスタンドから両者組み合いに。
林ヒットマン選手が大外刈りを仕掛けます。
片山選手が堪えると、林ヒットマン選手は
両足タックルの体勢で組む片山選手の首を抱えて
そのまま飛びついて胴に両足をフック。
フロントチョークの体勢で引き込む様にグランドへと持ち込みます。
グランドで絞めあげるも、これは極まらずレフェリーがブレイク。

スタンドで再開され、
パンチの牽制戦から林ヒットマン選手が前蹴り。
片山選手は返しの左ミドルキックを放ちます。
すると林ヒットマン選手は、
この左ミドルに合わせて左フックをカウンターで一閃。
片山選手はそのまま後ろに吹き飛ぶようにダウンを喫します。
詰めようとする林ヒットマン選手をレフェリーが止めて試合が終了。
41秒で林ヒットマン選手がKO勝ちを修めました。


林ヒットマン選手、
アウトサイダーではなかなか強力な勝ち方を見せ付けています。
一定のレベルの相手には、
自分の形で綺麗に決める力を持っているなかなか強い選手だと思います。

トーナメントを勝ち上がれば、
必然的に対戦相手のレベルは上がってきますので、
レベルの高い選手相手の場合に
林ヒットマン選手が果たしてどこまでやれるのか、という点が
非常に興味深く楽しみだと思いました。



■第19試合
鳥海誠 vs 幕大輔


さて、この試合は両選手ともに
総合格闘技の経験と技術を持ち
レベルの高い試合が期待できるカードです。


THE OUTSIDER第2回観戦_入場曲_幕選手は、師匠の桜井"マッハ"速人選手の入場曲、
THE HIGH-LOWSの「不死身のエレキマン」での入場です。
参考(曲)
Youytube「不死身のエレキマン」


試合が始まり、鳥海選手が牽制でジャブを突き出しミドルキック。
幕選手は左フックを繰り出すと胴タックルで組み付き
テイクダウンを奪います。
下になった鳥海選手はラバーガードの体勢に。
ラバーを解いて下から蹴り上げるも
幕選手はインサイドガードからパウンドを落とします。
そして仕掛けを狙う鳥海選手の脚を払った幕選手がパスガード。
サイドから上四方、そしてニーオンザベリーと
ポジションを奪い攻勢を掛けます。
鳥海選手は半身に防御して起き上がろうとし、
幕選手がバックを奪って攻め手を狙うも
動きが止まってブレイクに。

スタンドで再開され、鳥海選手が左フック。
パンチが当たって幕選手がスリップ気味に尻を着くも、
すぐに右ミドルを放った鳥海選手の
左足に組み付いてテイクダウンを奪います。
グランドで幕選手は、ガードの鳥海選手をパスして
マウントポジションを奪取。
パウンドを浴びせ、鳥海選手が体を返してバックマウントとなるも
バックから攻めあぐねる形となってブレイクとなります。

再開されると幕選手は両足タックルでテイクダウンを狙うも
鳥海選手は尻を着きながらも上から抱え込み
がぶる体勢でタックルを切ります。
動きが止まってレフェリーがブレイク。
スタンドで再開され、
幕選手は胴廻し回転蹴りを繰り出します。
鳥海選手が右フックを入れると同時に終了のゴング。


そしてラウンドのインターバルの間に
晴れ上がった幕選手の左目を見て
レフェリーがドクターを呼びチェック。
ドクターが試合の続行不可と判断をした為、
インターバル中にゴングが鳴らされ
鳥海選手がTKO勝ちとなりました。


ZSTなどで活躍をしている鳥海選手、
プロ戦績を持つ選手だけにそのスキルに期待をしましたが、
試合では劣勢のシーンが大半占めてしまいました。

幕選手にテイクダウンを奪われ、
特にグランドでは何度もパスをされポジションを奪われており、
一方的な劣勢状態と言って良かったと思います。

もちろん幕選手の左目の負傷は
鳥海選手の打撃が当たった結果ですが、
1Rのポイントを奪ったのはどう見ても幕選手だったと思います。


幕選手は、負傷で止むを得ないとはいえ
勝っている試合を落とす形になっただけに
またしても不運に見舞われてしまったと思います。

総合格闘家としてのスキルをこの試合で発揮していたのは
間違いなく幕選手の方でしたので、
是非ともまたの試合でポテンシャルを見せて欲しいと思いました。



■第20試合
浦野貴之 vs 辻真志郎


スタンドもグランドもできるトータルファイターの浦野選手。
前回は8秒という消化不良で終わってしまっただけに
今回はどのような試合になるのかが注目です。


試合が始まり、スタンドで辻選手が左のハイキック。
浦野選手はガードすると返しの左ミドルを打ち込みます。
辻選手はタックルで組み付き、横方向へと浦野選手をテイクダウン。
浦野選手はガードポジションを取り、
辻選手が攻められずブレイクとなります。

スタンドでの再開から、
浦野選手がパンチで前に出て攻勢に。
圧力に押される辻選手に組み付いた浦野選手が
テイクダウンを奪い、マウントを奪取します。
たすきに抱える辻選手に対して
浦野選手はベースを整えると
上からマウントパンチ。
辻選手は下から脚を上げてTKシザースを狙うも
脚が浦野選手には届きません。
マウントパンチを浦野選手が連打し、
一方的に打たれる辻選手を見てレフェリーが試合をストップ。
1R 1分17秒で、浦野選手が危なげなくTKO勝ちを修めました。


浦野選手、まったく一方的に勝利を修めてしまいました。
あっけなさ過ぎて観客が置いて行かれるくらい強かったです。

どれくらい強いかというと、
佐野さんに「浦野選手とやればいいじゃん」と私が言うと、
「ふざけんな」としか言わない位です(笑)

トーナメントを勝ち進めば、相手も勝ちあがったレベルの高い強者と当たりますから、
そうなれば浦野選手の強さはおのずと観客に伝わるのではないでしょうか。

個人的には、強い選手が何故か評価されない
アウトサイダーのファンの空気に若干疑問を感じますが。



■第21試合
川端修平 vs 後藤英二


THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_後藤英二後藤選手は「エキセントリック少年ボウイ」での入場。
参考(曲)
Youtube「エキセントリック少年ボウイ」



川端選手はセコンドも無く一人で入場し、
一人で自コーナーへと着き、
自分で水の入ったペットボトルをコーナーに置きます。

ここでリングアナが、
川端選手がファールカップ不着用の為
装着に一度戻る事をアナウンス。
川端選手はそそくさと花道を戻って行きます。


ファールカップ着用の為後藤選手は自コーナーで待機。
リング南側では、サブレフェリーが二人でなにやら話しをしています。
そして一人のサブレフェリーが、セコンドのいない川端選手のコーナー下に。
川端選手がコーナーに置いたペットボトルを
コーナーポストの後ろに邪魔にならないように位置を直す姿を見て、
私はなんとも侘しさを感じました


存外に早く、川端選手が戻ってきて試合が開始。
後藤選手が飛び込み組み合いに。
レスリングの経験のある川端選手はサイドに着きテイクダウンを狙うも
後藤選手は川端選手の頭を抱えてヘッドロックの体勢を取ります。
川端選手は頭を抱えられた状態でバックに。
そのままの状態でしばらく動きが止まってブレイクとなります。

スタンドで再開されると両者向き合って牽制状態。
打撃の届かない位置での牽制のキックを繰り出し合います。
前に出て組みに来た後藤選手にパンチを放ち、
ミドルキックを繰り出す川端選手。
組み合うと川端選手はサイドに回りこみ、
後藤選手が腕を首に廻すと暫くその体勢で動きが止まり、
川端選手がそのままの体勢で引き倒すようにグランドに。
後藤選手は首を取ったまま下となります。
頭を抜いた川端選手がマウントからバックを取ります。
しかしほとんど攻め手の無いまま、
後藤選手が体を上らせて逃れる動きに合わせ
川端選手はサイドに移行。
膠着状態となりブレイクとなります。

スタンドでの再開で見合った両者。
後藤選手が前に出てパンチを放つもすべってしまい、
川端選手が上から詰めた所で1Rが終了します。

2Rに入ると、再びスタンドでの向き合う牽制戦。
川端選手がキックから右パンチを当てると
後藤選手は左足を取って片足タックルに。
川端選手が尻を着いて下となるも、
リバーサルをして上を取り返します。
亀になって防御の後藤選手。
バックをキープするも攻め手が無く、ブレイクとなります。

スタンドでの再開から、川端選手が首を抱える体勢となるも
後藤選手が投げでテイクダウンを奪い上に。
しかし川端選手はサイドから回り込んで後藤選手のバックを奪い取ります。
うつぶせで体が伸びた状態にされる後藤選手。
川端選手はそのままチョークスリーパーの体勢に入るも
後藤選手も抵抗して絞めが極まりません。
川端選手はバックのまま体を返しつつ
後藤選手の顔面を絞めフェイスロックに。
レフェリーが試合を止めて
2R 2分36秒で川端選手が一本勝ちとなりました。


お互いに打撃よりも組みを得意としている様子で、
スタンドでの打撃はほとんどが牽制状態でのやり取りとなったこの試合。
組んだ後も基本的にはお互いのバックボーンの動きが大半を占めて
決着にはたどり着きそうも無いポジションを奪う神経戦となってしまいました。

レスリングという裸の競技をバックに持つ川端選手が、
まさしくレスリングのボディコントロールで
試合自体は優位に展開。
しかし、打撃も極めも無い展開で
膠着状態が多発する事となってしましました。



■第22試合
金島欣和 vs 三河寛安


三河選手は「ヒロ三河」のリングネームで
地下格闘技で快進撃を続ける選手。
千葉のローカル大会で地元ジムの選手を相手に戦っていた時代から
通産7年以上の試合経験を持つ選手です。

現在は「武将」などを中心に活動する三河選手。
喧嘩大会での試合がベースですが、
そのスキルは決して喧嘩オンリーでは無い選手です。


花道を、地下格闘技「武将」のメンバーと共に入場する三河選手。
武将の米山代表がセコンドに着きます。
入場曲も「武将」のテーマソングで、
武将の旗と共に登場。

対する金島選手はアウトサイダーで3戦3勝を挙げており、
組みからグランド、そしてグラップリングを得意とする選手です。
打撃の好きなファンには物足りない印象を与えますが、
そのポジションを奪う力は強力であり、
結果グラップリングも強いというなかなか強力な選手です。


試合が始まると
三河選手はパンチから前蹴りで前に。
金島選手は両足タックルに入ってテイクダウンを奪います。
ガードポジションを取る三河選手。
金島選手は腕を振りかぶる様なパウンドで圧力を掛けます。
パウンドを放つ金島選手と、しのぐ三河選手。
金島選手はパウンドで隙を作ると三河選手の足を越えパスガードをします。
しかし立ち上がって逃れる三河選手。
間髪入れずに金島選手が組み付くと
三河選手は頭を抱えて押し潰してのテイクダウンを奪います。
しかし金島選手はボディコントロールで頭を抜いてするりとバックに。
背後から腕を巻きつけチョークを狙います。

バックをとられた三河選手はそのまま立ち上がって
ロープ際でおんぶの状態に。
そしてなんと、そのままロープの間から
金島選手を背負ったまま転落をして逃れようとします。

金島選手が下の状態で、エプロン際のテーブルの上に両者が転落。
試合が一時中断となります。
金島選手が背中を強打した為、回復の為に1分間のインターバルが取られる事に。


インターバルが明けて試合が再開。
パンチを振るって前に出る三河選手に対して
金島選手は両足タックルへ。
三河選手は受け止めつつ金島選手の首を取って
フロントチョークを狙う体勢となるも
金島選手も極めさせず動きが止まってブレイクに。
スタンド再開からすぐに金島選手がタックルでテイクダウンを奪い、
上からパウンドで圧力を掛ける中1Rが終了となります。

2Rが始まると
三河選手は希望するスタンドでの打ち合いへ。
しかし金島選手がパンチを見てすぐタックルに入り、
三河選手が切りに行くも金島選手の圧力でテイクダウンとなります。

1Rから打撃に付き合ってもらえず
テイクダウンされ続けた為、リング北方に集まる
武将応援団がエキサイト。
リングの金島選手に向かって
「男らしく戦えコラア!!」
「殺すぞ!」
「立てやオラァ!」
などと激しい怒号が浴びせ掛けられます。

グランドで上を取っている金島選手は
パスガードをしてサイドポジションを取りマウントに。
三河選手は下になるも、体を半身に返して暴れ
尋常では無い力で起き上がる事に成功します。

しかし金島選手はすぐに三河選手に組み付き
投げを打って再びテイクダウン。
上から押さえ込み、パウンドを浴びせて再度マウントを奪取。
暴れて逃れようとする三河選手を
今度は体の上部に上ってしっかりとマウントで押さえ込むと
上からマウントパンチを連打。
レフェリーが試合を止めて、
2R 2分23秒で金島選手がTKO勝ちを修めています。

すると、金島選手にグランドでの戦いを強いられた為か
すでにヒートアップしていた武将応援団が
エキサイトしてリングへ雪崩れ込みに。

しかし、事前に乱入もあると警戒していたセキュリティが
素早く止めに入った為、早めに混乱を収拾する事に成功しました。

金島選手は勝利のマイクでは
かなり疲れた様子。
三河選手のパワーは尋常ではなかったとの事でした。


三河選手、やはりただの喧嘩屋ではありませんでした。
グランドコントロールでは金島選手が上回ったものの、
下から起き上がるパワーはとんでもなく、
並みの相手ならばグランドキープをさせずに起き上がれる力を持っていました。

これだけのパワーがあれば、
並みのグラップラーでは抑えきれず、
地下格闘技でスタンドやパウンドで相手を次々に葬り去ったのも
納得できる力を持つ選手でした。


しかし、「この試合絶対に勝ちたい」と試合前に語っていた金島選手は
自分の得意なステージに相手を引きずりこむ事に成功。
終始試合の主導権を握り続けて勝利を修めました。
やはり、戦う本人は大変でしょうが
相手が強ければ強いほど光る選手だと思いました。

金島選手に勝つには、純粋にグランドのポジション取りで優位に立つ事が必要であり、
対戦相手にとっては、かなりのグランドの修練が必要な難敵であると
改めておもった次第です。


総合格闘技は、スタンド、グランドなどすべての局面でのスキルを争う競技です。
グランドの展開が趣味ではない人は、押さえ込み系のグラップラーを嫌い悪く言う人がいますが
私はそれは間違いであると明確に思います。

もちろん自分の趣味で、
スタンドが好きならスタンドに拘れば良いとは思いますし、
それは自由です。

ただ、仮に漬け込まれて負けたのであれば、
それは唯単純に、跳ね返す練習が相手より足りなかった、力不足なだけだと思います。
どうしてもスタンドに拘りたいのであれば、
相手にグランドに持ち込ませないスタンドキープ力を持てば良いだけの話であり、
至極単純な話であると思うのです。
それでもごちゃごちゃ言う人は男らしくないな、とも。


まあ、たとえば柔術の試合は
やってる人が見てもつまらない事が多かったりするので
気持ちは分からなくは無いですが(笑)



さて、残りはあと4試合。
続きはその5にて。


2009年08月15日

8/9 THE OUTSIDER 第7戦。また見てきましたその3。

8/9にディファ有明で行われた
THE OUTSIDER 第7戦の観戦記の続きです。


その1はこちら
その2はこちら


■第12試合
学金狗 vs 佐野哲也


さて、休憩が明けて佐野さんの試合の順番です。


当初の予定であれば、
我々佐野応援団はメチャメチャ緊張する予定でしたが、
すでに佐野さんの試合が無い事は分かっていたので
お菓子を食いながらだらけて見守ります。


そしてリングアナがコール。
前回は「リアル ジンダイ ユウ」とコールされましたが
今回はちゃんと「リアル カミシロ ユウ」と呼ばれました。

THE OUTSIDER第四戦_入場曲_佐野哲也佐野さんの入場曲「バトルクライ」が場内に鳴り、
花道になんとも言えない表情の佐野さんが登場。
参考(曲)
Youtube「バトルクライ − BUMP OF CHICKEN」


・・お、試合コスチュームを着て登場するのか。
挨拶だけなので、てっきり私服での登場かと思っていました。


佐野さんは、花道で土下座しまくり
リングインしてからリングでも土下座してます。
回数を数えたら、土下座17回

でも、こんな状況でも
リング中央で風香シャドーだけはしっかりやってました


THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_学コング対する学コング選手が、
試合スパッツ一丁で佐野さんよりマッチョな体で登場。
入場曲はパチンコの「CR花の慶次〜斬」より
角田信朗の歌う「よっしゃあ漢唄」でした。
参考(曲)
Youtube「角田信朗 //よっしゃあ漢唄 (CR花の慶次 -斬-)」

学コング選手は、せっかく入場の為に
エントリー写真で被っていたお面を持ってきたのに、
残念ながら今回使うチャンスがありませんでした。
ちなみにあのお面な何なのか、
学コング選手自身も知らないそうです・・・



まあ、佐野さんが
「マナコンさんとお客さんごめんなさい」しか頭に無い事は
我々は良く分かっていましたが、
リングアナが試合中止のアナウンスをすると
好カードを期待していた観客からは
「えーー!!」との声が。

綱川ドクターがリングインして説明を行います。
場内からは野次が。

そしてマイクを渡される佐野さん。
「ごめんなさい。今日はすいませんでした。
今回70Kgで出ようと思ったのが・・・・
(観客の野次に)いや、もういいです。
何を言っても言い訳なので。
次、機会があれば。もうないかもしれなけれど。
すいませんでした。(深々と頭を下げる)」


場内観客からは、野次、野次、野次。

学コング選手にマイクが渡ると、
「今日、試合できなくて残念ですが、
ドクターの判断なので仕方がないです。
それとさっきから何か言ってるヤツがいるけれど
言いてえことがあるなら上がって来い。
俺はいつでもやってやる。」


うーん、学コング選手、
実に気持ちのいい選手です。

アウトサイダーのどの選手に聞いても、
私は斬刃拳の選手の悪口を聞いた事がありません。
「斬刃拳の人達はきもちがいい。」
口を揃えて言っていましたが、
やはりその通りでした。


退場で、ロープを上げて佐野さんを通す学コング選手。
佐野さんは学コング選手に
「減量大変だったよねー」と声を掛けられたそうです。

お互いに苦しい減量を経て
楽しみにしていた試合だけに、
なんとも言えない心境だったとは思いますが、
学コング選手の漢が上がったことだけは良かったと思いました。


しかし佐野さん、
検査の時に目がスイミングアイしてただけなんじゃ(以下略



■第13試合
武井勇輝 vs 寺西飛翔


寺西飛翔ことツバサ選手は
ヒカル選手と同じマッハ道場からの選手。
同じ北海道出身で、ヒカル選手に先駆けてマッハ道場の内弟子になるなど
いわばヒカル選手とは兄弟のような選手です。

なのでファイトスタイルも似た印象の選手、と言えば分かりやすいでしょうか。


試合が始まり、パンチで前に出るツバサ選手。
武井選手は低く片足タックルに入ってテイクダウンを奪います。
足で蹴り離して立ち上がる事に成功するツバサ選手。
両選手スタンドに戻ります。

しかし武井選手はすぐに両足タックルで再びテイクダウンに。
倒されたツバサ選手は膝を効かせてディフェンスしようとするも、
武井選手が上から脇を差してコントロールの体勢となっており、
ハーフで足を絡めるツバサ選手を
素早く足を抜いてパスし、サイド、ニーオン、マウントと
手早くポジションを進めます。

下になったツバサ選手はブリッジを繰り返して
脱出を試みるも、武井選手は上でベースをしっかり取って逃れる事を許さず。
マウントパンチで圧力を掛けます。

そしてマウントパンチを連打で浴びせ、
打たれるツバサ選手を見てレフェリーが試合をストップ。
1R 1分08秒でTKO勝ちを修めています。


恐らく、スタンド打撃か、下攻めを武井選手が選択していれば
もっと拮抗した戦いになっていたと思いますが、
テイクダウンからの上攻めを選択した武井選手は、
自分の優位なステージで
グラップリングでの実力の差を見せつけました。

ツバサ選手は自分の形にはめれば強力な力を発揮する選手で
まだ18才と若いだけに、かなり有望な選手であることは間違いありません。
今回は完敗でしたが、
名前を覚えておいて損は無い選手であると思いますので
今後の活躍に期待をしたい所です。



■第14試合
滝本光成 vs Ryuji


前回KO負けを喫したものの、
折れずに再出場をしてきた滝本選手。
対するRyuji選手は35才ながら
プロフでは格闘技の経験のある選手。
そのスキルがどれほどの物かは興味深い所です。


滝本選手がミドルからパンチを放って組み付きに。
組み膝を入れた滝本選手が首投げを放ってテイクダウンを狙うも
Ryuji選手は堪えて滝本選手の上になります。
滝本選手はすぐに起きてRyuji選手の首を取ってフロントチョーク。
そのまま引き込んで極めようとするも
極まらずRyuji選手が堪えて首を抜く事に成功します。
猪木アリ状態となる両選手。
滝本選手が蹴り上げでの攻撃を狙うと
スタンドのRyuji選手がグランドの滝本選手にキックを放ち、
レフェリーが割ってブレイク。
Ryuji選手に口頭注意を与えます。

再開されると、滝本選手が右ミドルから左ハイキック。
このハイが空振りとなって滝本選手は倒れて下となってしまいます。
上からRyuji選手が詰めてパウンドを放ちます。
滝本選手は下から十字を狙い、
Ryuji選手が逃れると蹴り上げ。
両選手が離れた為、レフェリーがブレイクを掛けます。

スタンドで再開されると
滝本選手がパンチを振るって前に。
パンチがあたり、滝本選手は組み膝を織り交ぜラッシュを仕掛けます。
Ryuji選手もフックを振り回して反撃。
滝本選手はバックブローを何度も連続して放ちます。

両者組み合い、滝本選手が首投げに行くも
Ryuji選手が潰して上に。
上からパウンドを放つRyuji選手に
滝本選手が下から腕を取りに行き1Rが終了となります。

2Rが始まると
滝本選手が右ハイキック。
Ryuji選手が左右のフックを振るい前に出ます。
滝本選手もパンチで応戦し打撃戦に。
クリンチからの組み膝を織り交ぜて
ラッシュを仕掛ける滝本選手に対して
Ryuji選手は打ち負けてほとんど手が出なくなり
ガードを固めて防戦一方の状態となります。
滝本選手のラッシュを見守っていたレフェリーが試合をストップ。
2R 0分51秒で滝本選手のTKO勝ちとなっています。


前回の試合ではパンチの打撃勝負を挑むも
打ち負けてしまった滝本選手。
今回は組み膝を織り交ぜて打撃で優位に立って
見事勝利を修めました。

対するRyuji選手はキックの経歴があるとの事で
打撃スキルを期待しましたが、
滝本選手に打ち負けて敗れてしまいました。



■第15試合
黒石高大 vs 間野征尋


さて、注目の「Mr.OUTSIDER」黒石選手の登場です。
大人気の黒石選手、
入場で姿を現すと場内からは大歓声が上がります。

私の目の前の席に座っていた義道会の皆さんは
試合直前に一斉に席を立ってリングの近くに移動


試合が始まるも、今回は黒石さんは突撃せずに
冷静に距離を取って向き合います。
両選手パンチでの打撃戦に。
間野選手がパンチを放って前に出るも、
黒石さんはなんとパンチに合わせてカウンターを放ったり、
パリーで払ってワンツーで打ち返すなど
きちんとしたボクシングを展開します。

打撃戦の後に接近した両選手が組みとなるも、
黒石さんは間野選手の頭を両手で押し下げ、
もつれて間野選手が上となったものの
すぐに体を入れ替えて黒石さんがグランドで上を取る事に成功します。

立ち上がった黒石さんは
上からパウンドを落として圧力を掛けると、
間野選手の股の間に膝を押し入れてプレッシャー。
黒石さんの圧力に間野選手はオープンガードで
両足を大きく開脚した状態で仕掛けを狙う様子を見せます。
しかし構わず上からパウンドで圧力を掛ける黒石さん。
思わず間野選手は体を返して逃れようとします。

すぐにグランドに詰めた黒石さんは
半身の間野選手の背後から、左腕を取り制しながら一気にバックへ。
間野選手を仰向けに返してバックをキープする事に成功します。

後ろから首に左腕を巻いてチョークスリーパーの体勢に。
客席から通路に出ていた義道会のみなさんがリングに向かって
「殺せ」コールを連呼し、場内も大歓声となります。
足でフックをされ、チョークスリーパーで絞め上げられ
間野選手はたまらずタップ。
1R 1分29秒で黒石さんが一本勝ちを修めました。

平レフェリーがストップを掛けた瞬間
義道会の皆さんと会場の観客が大爆発。
そして喜びの義道会のみなさんが
リングへ紙テープを投げ込み、そしてなだれ込みます。

リングの上はおなじみの義道会雪崩れ込みでもみくちゃとなるも、
場内の観客もみなさん何故か一様に嬉しそうな顔に。
とうとう黒石さんが初勝利を挙げました。


黒石さんがマイクを持ち、
「お疲れ様です。横浜の黒石です。」と挨拶。
場内が固唾を呑んで見守る中、
「これまで、横浜の伝統に泥を塗った気がして、悔しくて・・・」
思わず黒石さんは涙声となります。

「今日は俺の友人のために、追悼の試合のためにやったんで、
その試合で勝てたのは嬉しい限りです。」

と、友人の遺影を手に語る黒石さん。
最後に
「横浜のみんな、大好きだよ!」と絶叫して
場内は大拍手となりました。


第一戦の第一試合を飾った黒石さんは、
格闘技の匂いの全く無い喧嘩ファイトで戦っていました。
2秒の秒殺負けを喫しても腐る事無く
格闘技の猛練習を積んだ黒石さんは、
3月の両国大会では、
格闘技経験者を相手に渡り合うまでに成長。
誰が見ても分かる努力の結果を見せてくれました

そして今回の大会では
訓練されたスキルを発揮し、見事な勝利を修めてくれました。

もちろん、くやしい気持ちがその原動力にあったでしょうが、
結果を出すまでやり遂げたその努力は、尊敬に値します。

黒石さん、初勝利おめでとうございました。
何故か自分の事の様に嬉しかったです。



■第16試合
モルトマン vs 神風飛丸


神風選手は、第2回大会以来すべての大会に出場をしている選手。
対するモルトマン選手は
先月のKRUNCH第4戦で山田史博選手に一本負けを喫して以来
中1ヶ月での出場となります。


神風選手が右ローキック。
モルトマン選手が返し
神風選手が両足タックルに入ると
モルトマン選手は尻餅を着くように
テイクダウンを奪われます。
ガードを取り、しがみついてホールドするモルトマン選手。
神風選手は上からコツコツとパウンドを放つも
膠着状態となってブレイクとなります。

スタンドで再開され、
前に出た神風選手がパンチをヒットし、
続けて右ローキックを放つも
かすった所をモルトマン選手が右フックを打ちヒットします。
打たれて体をそむけた神風選手はタックルに入るも、
モルトマン選手に首を押し下げられ
顔を手で制されて切られてしまいます。

しがみついた状態の神風選手のサイドに
座った体勢で着いたモルトマン選手は
そのまま神風選手のバックに回ると
仰向けに返してチョークスリーパーの体勢に。
崩れ気味の体勢ながら喉元に腕がめり込み神風選手がタップ。
1R 1分45秒でモルトマン選手が一本勝ちを修めています。


グラップラー神風選手とストライカーのモルトマン選手の対決となったこの試合。
試合後のマイクでモルトマン選手自身が語っていた通り、
基本的にモルトマン選手自体はグランドは得意ではない選手です。

対する神風選手は、グラップリングのスキルがメインの選手。
しかし試合はストライカーがグラップラーに絞めで一本勝ち、という
結果となっています。

神風選手はこれまでの試合と比べても
体が動いておらず、切れも無かった様子です。
これは明らかに、練習をしていない事が原因とひと目で分かるものでした。


試合は水物ですし、死力を尽くしても結果の出ない事もあります。
それは勝負ですからしょうがない事だと思います。

私は試合に向けて、神風選手にどのような事情があったのかは知りません。
ですが、申し訳ないのですが
練習をしないで試合をすれば、負けて当たり前ですし
はっきり言って論外だと思います。


特に今回は、ワンマッチの出場を望みながら
人数の枠で、カードから漏れたエントリー選手が大勢いました。
その中で、神風選手はワンマッチからトーナメントに移行して
出場をしました。

アウトサイダーという大会の特性上、
初めて出る選手が格闘技のスキルを身につけていない状態で試合に出るのは
止むを得ない事だと、私は思っています。
試合を経験して、今後格闘技に目覚めて練習をしてくれればいいと。

しかし、神風選手は他のアマチュアの試合にも出場をしている
格闘技を練習している選手です。


私は、試合に向けて努力をする選手が好きですし、尊敬します。
ですので基本的に選手を悪く言うのは嫌いです。

ですが、私にも一つだけ、嫌いな選手がというものがあります。
それは、ろくに練習もしない選手です。


あえて言いますが、神風選手、今回は試合に出るべきじゃなかったのではないですか?
黒石さんの努力の結果を見た直後だけに、その思いは尚更でした。

次があるならば、自身のポテンシャルを最大に発揮できる
コンディションを作ってくる事を希望します。
あと、死力を尽くして勝利を手にしたモルトマン選手はおめでとうございました。



■第17試合
岸野雄一 vs 神田雄太


岸野選手は、「顔面美容整形」の中村俊太選手と同門の選手。
アマチュア総合のイベントなどで試合経験を積んでいる選手です。

一方の神田選手はトンパチな匂いを感じさせる
なかなか良い雰囲気を持った選手。
抜群の身体能力を持っています。
しかしその肉体は鳶職で鍛えられたものであり、
格闘技の経験は全くありません。


試合が始まると、神田選手はゴング&ダッシュ。
面食らった岸野選手の首を押さえて膝蹴りを連打し、
パンチを放って行きます。
ゴングで飛び込む選手は沢山いますが、
迫力でたじろがせたのはさすがです。
まさに喧嘩殺法。

しかし試合経験豊富な岸野選手は組み付いてテイクダウン。
サイドポジションを奪うも、
神田選手は強引に立ち上がります。
がぶられた状態の神田選手は強引に組んで
首投げを放つも、岸野選手に投げを残されて
逆に岸野選手に飛びつかれてバックを奪われます。
暴れるように逃れようとする神田選手に対して
おんぶの状態でチョークスリーパーの体勢に入る岸野選手。
そのまま神田選手の膝がマットにつくと
キャメルクラッチの様に神田選手の体を反り返らせて
そのままチョークを極めます。
レフェリーが試合をストップ。
岸野選手が58秒で一本勝ちを修めました。


神田選手は、なかなか面白いキャラクターで
まさに「生きのいい不良」という感じでした。
試合でもキャラに違わず、
スタンドでは飛びかかり、グランドでは暴れるという
ある意味期待を裏切らないファイトを展開してくれました。

さすがに格闘技が全く無しでは、
総合の試合では経験者の岸野選手には歯が立ちませんでしたが
素材としては十分なだけに、
是非とも格闘技の練習をして活躍をしてほしいものです。



トーナメントの続きはその4へ。

2009年08月13日

8/9 THE OUTSIDER 第7戦。また見てきましたその2。

8/9にディファ有明で行われた
THE OUTSIDER 第7戦の観戦記の続きです。


その1はこちら



■第7試合
五十嵐充 vs 赤石明幸


THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_五十嵐充五十嵐選手はプロレス研究会らしく、
タイガーマスクを被っての登場。
入場曲は、NOAHの本拠地ディファ有明で、
三沢光晴選手の入場曲「スパルタンX」でした。
参考(曲)
Youtube「三沢光晴の入場曲『スパルタンX』」

五十嵐選手はリングインするとトップロープに登り
場内の観客を喜ばせます。

THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_赤石明幸対する赤石選手は
小泉今日子がフィンガー5をカバーした
「学園天国」での入場です。
参考(曲)
Youtube「学園天国 小泉今日子」


試合が始まると、ロープに飛んだ五十嵐選手。
赤石選手が左右のパンチで前に出て、組み合いとなり
首投げでテイクダウンを奪います。

下になった五十嵐選手はエビを使って離れて立ち上がり
両選手スタンドに。
すぐに赤石選手が組み付いて再びスタンドレスリングとなり
赤石選手が首を取ってフロントチョークの体勢でグランド上を取ります。

マウントからアームロックを仕掛ける赤石選手。
五十嵐選手は脇を締めて防御の体勢を取ると
かなり柔軟に体を折り曲げてTKシザースに。
赤石選手の体に足を掛ける事に成功して
回転エビ固めのように返す事に成功し、
マウントから脱出をします。
THE_OTIDSIDER_第7戦_TK
(上参考写真・TKシザース→回転エビ固め)
バランスを崩された赤石選手はすぐに起き直り
五十嵐選手がガードポジションに。
そのまま五十嵐選手はハイガードからラバーガードの体勢になります。

しかし赤石選手はラバーを返して上から押さえ込み。
すぐに上四方に移行して押さえ込むも、
展開が無くブレイクが掛けられます。

スタンドでの再開で打撃戦となり
五十嵐選手が打ち合いで優位となりパンチをヒット。
打たれた赤石選手は組み付いてテイクダウンを奪うも、
赤石選手の鼻血を見てレフェリーがブレイク。
ドクターチェックとなります。

試合が再開されると赤石選手はパンチラッシュで前に。
組み付くと五十嵐選手を押し倒すようにテイクダウンして
上を奪うもレフェリーがブレイク。
再度赤石選手の鼻血でドクターチェックとなります。

しばらく診察の後にレフェリーが手をクロス。
1R 2分51秒で、ドクターストップにより
五十嵐選手の勝利が宣せられました。


赤石選手は柔道で国体に出場
数々の柔道大会で優勝した経験を持つ選手です。

五十嵐選手も戦極のトライアウトで
体力テストをパスしたフィジカルを持っていますが、
やはりスタンドレスリングでは柔道の実績の違う
赤石選手が終始優位でした。

五十嵐選手もパンチで攻勢のシーンを作るも、
基本的にはグランドで常に赤石選手が優位に試合を展開していました。


それだけに、勝っている試合をドクターストップで落とした
赤石選手も残念でしょうし、
勝った五十嵐選手も納得はしていない様子でした。

勝利のマイクで五十嵐選手は
「赤石選手とても強いし、残念なので、
この結果は認めたくないのでもう1回ここでやりましょう。」
とアピール。

さすがプロレス研究会だけあって
五十嵐選手もマイクのつぼを心得た選手でした。



■第8試合
清水征史郎 vs 大山勇樹


先に入場をした大山選手。
風貌通り度胸が据わっているのか
笑顔でリラックスした表情でリングインをします。

THE OUTSIDER第2回観戦_入場_清水清水選手はこれまでと同じ、
Destunoの「LOCO POR VIDA」をオリジナルアレンジした曲で入場。
参考(曲)
Youtube「DESTINO (LOCO POR VIDA)」


試合が始まると清水選手は
フックから左ミドルを放ち、組み付いて
組み膝を打ち込みます。
胴にクラッチした清水選手がコーナーへと大山選手を押し込むと
組み倒してのテイクダウンを奪います。

しがみついて防御をする大山選手に対して
清水選手は上からパウンドで圧力を掛けつつパスガード。
グランドそ知らない大山選手はポジションを進められて
清水選手にマウントを奪われます。

マウント下の大山選手はTKシザースでの脱出を試みるも
ベースを保って清水選手は上をキープ。
上から腕に足を掛けてV2アームロックの体勢に。
しかし筋力のある大山選手がパワーで逃れる事に成功して
両者スタンドへと戻ります。

スタンドで打撃戦を挑む大山選手。
清水選手はキックを有効に使ってラッシュを仕掛け
左パンチをヒット。
打撃戦の中ゴングとなります。

2Rが始まるとスタンドでの打撃戦に。
清水選手のキックに合わせて
大山選手が右パンチを放ち
清水選手も返しに右ストレート。

打撃勝負の大山選手が右パンチを振り回すも
清水選手が距離を保って打ち合います。
胴タックルでテイクダウンを奪う清水選手。
すぐにマウントを奪取すると
上から左腕を取ってマウント十字へ。
大山選手は腕をクラッチして堪えようとするも
清水選手は落ち着いて大山選手の左肘を手前に引き、
クラッチの力を入らなくして右腕を一気に伸ばして腕十字の体勢に入ります。
腕が伸びるとレフェリーは即座に試合をストップ。
清水選手が2R 1分07秒で腕十字での一本勝ちを修めました。


大山選手も雰囲気があって
見事に鍛えられた肉体でしたが、
やはり基本は喧嘩ベースの選手でした。

グランドではもちろん、スタンドでも
清水選手が終始優位に試合を進めての一本勝ち。
その実力を見せながらも
試合後のマイクの佇まいも謙虚で渋く、
人柄をうかがわせました。



■第9試合
高垣勇二 vs 玉井智浩


抜群のセンスで見る者を唸らせ人気の高垣選手。
対する玉井選手とは
共にアウトサイダーのリングで
小林聖人選手に敗れたという共通点があります。


試合が始まると
高垣選手がダッシュから飛び膝蹴り。
玉井選手のボディへとヒットすると
組み付いて、跳び付くように三角絞めの体勢へと入ります。
両膝を着いた状態で三角に捉えられた玉井選手は
パンチで抵抗をすると、立ち上がって三角絞めの防御をします。

三角絞めは足で作った絞めの空間を狭めて極める技であり、
立ち上がるのはこの空間を狭める事を困難にする防御で
ベーシックなディフェンスでもあります。

しかし、玉井選手はさらに体をひねって頭を抜きに掛かるも、
高垣選手は三角のクラッチを解かず、
取っていた腕を離さず引き続けていた為
腕ひしぎ三角固めへと移行します。
高垣選手が体を反らせ、綺麗に腕が極まると
レフェリーがすぐにストップ。
高垣選手がわずか49秒で秒殺一本勝ちを修めました。


いやいや、高垣選手、呆れる位のセンスです。
脱帽しました。



■第10試合
吉眞一仁 vs 剛田武


THE OUTSIDER SPECIAL入場曲_剛田武ジャイアン選手は今回もジャイアンのテーマ曲
「おれはジャイアンさまだ!」での入場。
今回は、カラオケで自分で歌ったのか
エコーが効きまくりでした。
参考(曲)
Youtube「おれはジャイアンさまだ!(詳細に歌詞付)」


試合が無くなり、アップの必要の無くなった佐野さんは
選手パスを下げた一観客になって我々の横で観戦。
吉真選手が入場すると「吉真〜〜!」と叫ぶ佐野さん。
そしてジャイアン選手が入場すると「ジャイア〜ン!」と叫んでいます。

思わず「両方コールすんな!お前どっちの応援なんだよ」と聞くと
佐野さんは「いや両方応援してるんだよ。」とかぬかしてました。


試合開始と同時に吉真選手が突っ込んで飛び膝。
これは空中に飛ぶと相手はパンチの的をしぼりづらく、
また万一当たっても威力も半減する事から
グラップラーが間合いを詰めるのによく使う戦法です。

剛田選手は左ストレートで迎撃するものの、
吉真選手はそのまま突っ込んで組み付き、
クリンチで対応しようとする剛田選手を押し倒してテイクダウンを奪います。
下になった剛田選手は、ハーフガードで吉真選手の首を抱えてホールド。
吉真選手も思うように動きがとれずブレイクとなります。

再開されると、吉真選手が牽制のパンチから
再度飛んで組み付き投げに。
しかし剛田選手が体を入れ替えてグランドで上となります。
すぐに立ち上がって逃れる吉真選手。

スタンドとなり、組み付きロープに押し込む吉真選手。
剛田選手も首相撲の形を取って対抗し、
スタンドレスリングとなります。
膠着状態となってレフェリーがブレイク。

スタンドで再開されると打撃戦になり、
剛田選手のインローがローブローとなって
口頭注意が与えられます。

再開されると、打ち合いとなって
吉真選手が右パンチをヒット。
詰めに出た吉真選手に対して
剛田選手が左パンチから右フックをクリーンヒット。
「ポン!」という音と同時に
ストンと吉真選手が膝を着いてそのままダウンを喫し
レフェリーが試合をストップ。
1R 2分16秒で剛田選手のKO勝ちとなっています。


やはり組み付きを狙ってきた吉真選手。
体重が重いことも手伝ってか
試合では組みで優勢でした。

一方の剛田選手は足りないグランドスキルを
戦略でカバーした結果、
前回に続いて逆転勝ちと言っていい勝利でした。

剛田選手は、その打撃スキルの見事さと身体能力はもちろんですが、
何よりも、自分と相手にできる事、できない事を良く把握して、
勝つ為にはどうしたらいいのか、という点を考えて試合をしていると思います。
もちろんその戦略を実行できる剛田選手にも感心させられますが、
きっと良いセコンドがついているんだと思います。

ジャイアン選手、ジャイアンの癖に中身は出来杉君でした。



■第11試合
渋谷莉孔 vs 中澤達也


さて、ワンマッチの最終試合です。


まずは中澤選手の入場。
特攻服でリングインをした中澤選手、
さすが俳優というべきか、舞台慣れをしている様子で
リングの上でも堂々として客席に笑む余裕があります。

そしてリングでシャドー。
なかなか素早く鋭いシャドーです。


THE OUTSIDER SPECIAL入場曲_渋谷莉孔渋谷選手はいつもの入場曲
「TOKYO RAVE」での登場。
参考(曲)
Youtube「TOKYO RAVE 2007」


試合が始まり、ローキックを蹴り合う両者。
打ち合いから中澤選手がハイキックを放つも
渋谷選手はかわして、キックでふらつく中澤選手に組み付きます。

脇を差して組んだ渋谷選手。
外掛けでテイクダウンを奪って上のポジションを取って
上から雄叫びを上げながらパウンドで圧力を掛けに行くも
中澤選手はしがみついて防御。
隙を見て渋谷選手を蹴り離して立ち上がる事に成功します。

スタンドでパンチで前に出る中澤選手。
渋谷選手は自分の距離を保ち前足でローキックを放ちます。
ローを連発で蹴る渋谷選手。
中澤選手はパンチで前に出るものの
渋谷選手が組み付き組み膝。
膝蹴りの連打に、中澤選手も組み膝で対抗します。
膠着と見たレフェリーがブレイク。

離れてのスタンド再開で
渋谷選手は引き続き前足ロー。
中澤選手の手数が減ると右ハイキックを繰り出します。
続けて右フックを当てて組み付き差す渋谷選手。
外掛けで押し倒してテイクダウンすると
すぐにマウントを奪取して
上からマウントパンチを放ちます。
中澤選手はなんとか粘って返そうとするも
グランドスキルが無ければ当然マウントは返せず、
渋谷選手のパウンドを浴びる事となります。
レフェリーが試合をストップ。
1R 2分41秒で渋谷選手のTKO勝ちとなっています。


私の聞いた話によると、
中澤選手は渋谷選手の試合を見て、
勝てると踏んで指名をしたとの事でした。

実際中澤選手はシャドーも早く様になっており、
スタンド打撃にはある程度の自身を持っているであろう事が伺えました。

しかし渋谷選手は、打撃レベルの高い内藤選手、高田選手という
プロキック経験者を相手に判定まで持ち込んだ選手です。

加えて、ある程度のグランドスキルをも持っている選手ですので、
私は正直、総合では中澤選手には勝ち目は無いと思っていました。


実際の試合でも、
まず打撃の局面で渋谷選手が圧力で上回っており、
グランドではやはり中澤選手にはほぼスキルが有りませんでした。

素人相手ならともかく、
経験者を相手に、キックボクシングだけで勝てるほど
総合格闘技は甘くはありません。

前の試合で、同様にグランドスキルを持たない剛田選手が
きちんと戦略を練って連勝を重ねただけに、
一層見込みの甘さが浮き出た試合である、と思いました。


ただ、爽やかなルックスに舞台度胸と
活躍をすれば脚光を浴びそうなキャラクターの選手であり、
打撃自体は悪くなかった選手であるだけに
今度はきちんと総合の練習をして
再び挑戦をしてほしいと思いました。



ここでワンマッチの全カードが終わり、
後半のトーナメントマッチを前に休憩となります。



続きはその3へ。

2009年08月11日

8/9 THE OUTSIDER 第7戦。また見てきましたその1。

さて、8/9にディファ有明で行われた
THE OUTSIDER 第7戦の観戦記です。



電車に乗って国際展示場駅へと向かい、
道中で携帯を開いていると佐野さんのブログに


計量は69.10kgでパス



ドクターチェックで引っかかりました。

試合ないかも




との記事が。







もしかしてステがばれたのか?


メールを打つも、スルーされたので
まったりと臨海線でディファへと向かいます。



今回は駐車場が1時半まで開かないので
1時半きっかりに到着します。

駐車場の入り口で、セキュリティをやっていた
トオル選手とSEIKEN選手の中の人に挨拶。


ディファのベンチ付近には、
見覚えのあるスイミングアイTシャツの姿が見えます。


佐野「おまいら、すいませんでした。」
欠場情報がガチである事を確認してしまいました。

なんでも、計量が終わって
リングチェックで、学生プロレスの五十嵐選手と
プロレスをして遊んでいる所に
「佐野選手来て下さい!」と運営の人に呼ばれて、
行ったら綱川ドクターと前田代表が居たそうです。


佐野「マナコンさんに、めちゃくちゃ睨まれました。
   でも、2分後には握手してくれました。」


・・・マナコン選手の気持ちも、佐野さんの心境も痛いほど良く分かります。


なので、みんなで
「だからステロイドはやめろと言ったのに。」
「止めたんですが聞かずに打ってました・・・」
「佐野ス哲也ですね。」
などと佐野応援団は暖かい言葉を掛けて慰めます。

そこに佐野さんのセコンドがやってきて
「すいません、うちの佐野がステ使っちゃって・・・」と。



入り口の金属探知機のところで、
見覚えのあるセキュリティを見つけてテンカオを食らわす私。

入場をしてパンフとDVDを購入して
客席へと向かいます。


我々の眼の前二列には、
「義道会」の金文字が入ったTシャツの黒石軍団の皆さんが。
どうやら私は、義道会の集団の真後ろの席を取ってしまった様です。


・・・・・。

一同沈黙する中で
大会が始まります。


■第1試合
比夏瑠 vs 秋山翼


アウ観_入場_秋山翼まずは秋山選手の入場。
今回もいつもと同じLinkin Parkの「Faint」での入場です。
参考(曲)
Youtube「Linkin Park - Faint (Official Music Video) (HD) (lyrics in description)」


THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_ヒカル対するヒカル選手は
今回も師匠の桜井"マッハ"速人選手のDEEPでの入場曲、
THE BLUE HEARTS「シンデレラ 〜灰の中から〜」での登場です。
参考(曲)
Youtube「シンデレラ(灰の中から)」

ちなみにヒカル選手は、先月のKRUNCHでも
この曲で入場していましたが、CDは茨城の近所のレンタル屋で借りたやつでした。

ヒカル選手の後ろには、
マッハ道場の旗と、地下格闘技チーム「邪異暗達」の旗が。


前回大会でMVPを受賞したヒカル選手。
試合が始まる両者牽制状態で向き合うも、
すぐにヒカル選手がハイキックをかまして先制をします。

秋山選手は自コーナー付近でスウェーでかわすと、
ヒカル選手の胴に胴タックルで組み付き脇を差します。
秋山選手の顔を押して組み合うヒカル選手。
お互いにテイクダウンを狙いスタンドでの組み合いの後に
秋山選手が組み倒してテイクダウンに行きます。
しかし首投げ気味にヒカル選手も対抗して
グランドで上を取ったのはヒカル選手。
上からパウンドを浴びせに行くと、
秋山選手は足を取りに行く姿勢を見せます。
離れるヒカル選手に、秋山選手も立ち上がりスタンドに。

スタンドでヒカル選手が打ち合いを挑むも
秋山選手が再び胴タックル。
テイクダウンを警戒してかヒカル選手は腰を引き気味で
脇を差す秋山選手に抵抗。
秋山選手もなかなかテイクダウンを奪えません。
組み合いでの両者の膝蹴りの打ち合いで、
秋山選手の打撃がローブローとなり一時中断のブレイク。

スタンド再開から、ヒカル選手は
得意のブラジリアンキックの左ハイやバックスピンキックを繰り出すも
秋山選手は徹底して胴タックルで組み付き。
ロープにヒカル選手を押し込みます。
しかしテイクダウンを奪えずスタンドでの相撲に。
秋山選手は離れて際に左右のパンチを放ちます。


2Rが始まるとヒカル選手はキックを放って行くも
秋山選手が左パンチから胴タックル。
横に組み倒してテイクダウンに成功します。
ヒカル選手はガードポジション。

秋山選手がパウンドで圧力を掛けながら
ハーフ、マウントとポジションを奪取。
ヒカル選手は密着して防御しようとするも
秋山選手がマウントを維持しつつ引き離してパウンドを浴びせます。
しがみついてブレイク狙いたいヒカル選手。
しかし秋山選手がマウントパンチを連打で浴びせると
レフェリーが試合をストップし、
2R 1分29秒で秋山選手がTKO勝ちを修めました。



ヒカル選手は若くアグレッシブな選手ですが、
またその若さ故に積極さが、得意の打撃などに偏重して
裏目に出る事もあると私は思っていました。

一方の秋山選手は
アマ修斗を始めとしてアマの試合で経験と勝利を重ねている選手であり、
アウトサイダーのこの階級では、
何人かの選手が卒業をした今はまごう事無きトップファイターと言って良いでしょう。


ヒカル選手は、間違いなく有望な選手であるだけに
経験と練習を積んで穴の無い選手への成長を期待したいと思いました。

また、秋山選手はアウトサイダーでは
どの試合でも見せ場を作って勝利を重ねているのはお見事であり、
勝ち上がれば必然的にあるであろう厳しい拮抗した戦いで
どのような試合を見せるのかが非常に期待できると思った次第です。



■第2試合
モンキー・B・コージ vs ポピュラー加藤


The Outsider 第三戦_観戦記_入場曲_中西孝路モンキー選手は今回も
TOM CATの「Tough Boy」での入場。
参考(曲)
Youtube「TOM*CAT - Tough Boy」



典型的なストライカーvsグラップラーの一戦。
スタンドで打撃の構えのモンキー選手に対して
加藤選手はタックルを伺うような構え。
お互いに牽制し合いながらリングを回りジャブを突き出します。

そして加藤選手がパンチを放ち前にでた瞬間、
モンキー選手がカウンター気味に右フック。
「ボスン!」という音が場内に響き渡り、
クリーンヒットを浴びた加藤選手はそのまま横に崩れ落ちます。
即座にレフェリーが試合をストップ。
モンキー選手がわずか17秒で、
パンチ一発のKO勝利を修めました。


キックボクシング(空手)とレスリング。
お互いにレベルの高い格闘技の技術を身につけた選手同士の一戦ですが、
誤解を恐れずに言えば、
総合では素人同士の戦いだと私は思っていました。

特に加藤選手については、今年2月のアブダビ予選の試合を見た感想として
「レスリングそのまま」という印象でした。
なので、恐らく打撃もまず無いであろうと。

タックルのあるフリーではなく、
グレコの選手である加藤選手。
そしてモンキー選手は決める打撃を持つ選手です。

なので、恐らく加藤選手が
モンキー選手の打撃を浴びる公算が大きい、
とは思っていました。

しかしながら打撃一発で決めたモンキー選手は
お見事としか言い様がありませんでした。



■第3試合
沼尻和之 vs 轟木秀恒


THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_轟木秀恒轟木選手は
大河ドラマ「武田信玄」のオープニングテーマでの入場。
参考(曲)
Youtube「1988年度 (NHK大河劇):武田信玄 Opening (HQ)」


沼尻選手の入場のセコンドには、
幕大輔選手の姿が。
「プロ格闘家とガチスパー 5回」というのはもしかして・・・?


試合が始まると轟木選手はいきなりビッグブーツ(ジャンプしての前蹴り)。
沼尻選手がかわすも、轟木選手はビッグブーツを連発して飛び込みます。

轟木選手がタックルに行くも、沼尻選手は落ち着いて切り、
離れ際に右パンチ。
轟木選手はまたも飛び蹴りの後に
滅茶苦茶なフォームでのパンチを振り回してラッシュを仕掛けます。
しかし沼尻選手は距離を取ってパンチを見切っており、
必死に振り回す轟木選手のパンチは全く当たりません。
スタンドでの打撃戦も、
どちらかというと振り回し突っ込む轟木選手を
沼尻選手がパンチを放ちつつ捌く展開が続きます。

セコンドの幕選手の「自分から行け!」との声が聞こえる中、
沼尻選手がタックルに行くも
もつれて轟木選手に押し潰され下に。
しかし轟木選手に上からの展開が無くブレイクとなります。

普通これだけ滅茶苦茶な攻撃をする選手は
ガス欠で失速するものですが、
トライアスロンで鍛えている轟木選手は衰えず。
再開されると再び前蹴りで飛び込み、
パンチを振り回してタックルに行くも
沼尻選手はバービーで切ります。

ここでレフェリーがブレイクを掛け、
轟木選手のトランクス掴みに対して口頭注意を与え再開。
尚もグルグルパンチで突っ込む轟木選手に
パンチを打ち込み投げでテイクダウンを奪って
サイドポジションからパウンドを連打。
轟木選手が暴れてもがき脱出を試みる中1Rが終了します。


2Rが始まると轟木選手がタックル。
沼尻選手は組み止めて組み膝を放ちます。
これが轟木選手にローブローで入ってしまい
試合が一時中断。
インターバルが取られます。

再開されて轟木選手が片足タックル。
沼尻選手が潰すと組み膝からパウンドを連打。
グランドで轟木選手のバックを奪うと
チョークスリーパーの体勢に入ります。
がっちり極まって轟木選手がタップ。
2R 0分47秒で沼尻選手が一本勝ちを修めています。


戦前は沼尻選手の試合記録が見当たらず、
はたしてどれだけのスキルを持つのか不明でしたが、
いざ試合を見ると明らかに沼尻選手は格闘技の練習を積んだ選手でした。

逆にアマ修斗の戦績のある轟木選手は、
驚くほどの喧嘩ファイトで、スタミナは異常にある選手でした。


沼尻選手はマイクで、
「本当はアバラ骨折しているんですよ」とコメント。
エントリー時のコメントでは、秀虎選手との対戦を希望していた沼尻選手、
はたして万全の状態ならばどこまでのスキルがあるのか
見てみたいと思いました。



■第4試合
落合洋俊 vs 出田源貴


さて、帝王出田選手に
初参戦の落合選手が挑む重量級の一戦です。


試合が始まり、スタンドで向き合う両選手。
まずは出田選手がローキックを放ちます。
そして左右のパンチを放つ出田選手に対して、
落合選手はカウンターで右ストレートをヒットします。

打たれた出田選手は
ローからパンチで打ち合いを挑むも、
落合選手は思いのほかコンパクトなパンチで迎撃。
なんとアウトサイダーの帝王出田選手が
スタンドパンチの打ち合いで打ち負けるというシーンとなります。
落合選手が打撃スキルで出田選手を上回るという
予想外のシーンに場内観客からはどよめきと歓声が。

打たれた出田選手は
ローからのパンチと対角線のコンビネーションを狙うも
落合選手はコンパクトに左右のフックを放ち
右フックがヒットして出田選手がダウンを奪われます。

出田選手は打たれて鼻血となりドクターチェック。
ドクターストップが掛かってしまい、
1R 1分21秒で落合選手がTKO勝ちを修めています。


アウトサイダー最強と言われた出田選手が
まさかのKO負けを喫したことにより、
場内は落合選手に大歓声となります。



戦前には、落合選手の戦績が見当たらず、
柔道ベースの選手であると思っていましたが、
いざ蓋を開けると鮮やかなボクシングテクニックを披露してくれました。

実際は落合選手がスキルで上回っての勝利でしたが、
アウトサイダー的には大番狂わせと言って良いと思います。
出田選手は残念でしたが、
こういった番狂わせは大歓迎です。

落合選手、お見事でした。
興奮しました。



■第5試合
能仁 vs 矢口剛


頭にトライバルのタトゥーを入れた能仁選手。
両国大会では剛田を相手に
劣勢の中最後まで立ち続けた選手です。


試合が始まると能仁選手が飛び出してフック。
打ち合いから一旦両者距離を取り、
リングを回っての牽制戦となります。

フックを奮って前に出る能仁選手。
しかし矢口選手も打ち合いに応じると
逆にパンチの連打の圧力で能仁選手を下がらせて
ロープ際まで詰め寄ります。

さらにパンチを浴びせかける矢口選手に対して
能仁選手は左フックをカウンターでヒット。
矢口選手は膝を突いてマットにダウン。
そのまま這いつくばった状態の矢口選手を見たレフェリーが
詰めようとする能仁選手を止めて試合をストップ。
能仁選手が1R 0分52秒でKO勝ちを修めました。


能仁選手、基本は喧嘩ベースの選手だと思いますが
他の地下格闘技で選手のセコンドに着くなど
おそらく最近は練習をする環境にあると思われます。

喧嘩ファイター同士の対戦ながら、
両国という大舞台を経験した成果か、
能仁選手は終始冷静に戦った様子でした。



■第6試合
梅田悠介 vs 鈴木尚一


THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_鈴木尚一鈴木選手はDJ OZMAの「超!」での入場です。
参考(曲)
Youtube「超!DJ−OZMA」



対する梅田選手は
学ランのズボンを履いて入場。
自コーナーで雄叫びを上げ、
そのまま試合をするかのごとく、いつまでもズボンを脱ぎません。

いきなり余談ですが、今年の2月、
佐野さんがアマチュアシュートボクシング関東大会に出場し、
学コング選手もエントリーをしていたのですが、
この大会には梅田選手もおり、
とてもにぎやかにハイテンションでした。
その様を見ていた佐野さんのセコンド陣は大爆笑をしていました・・・・



試合が始まると
前蹴りからパンチで鈴木選手に襲い掛かる梅田選手。
腕を鈴木選手の首に巻いてパンチの連打に行くも
鈴木選手が頭を振って巻かれた腕ごと投げるようにもつれてグランドとなります。
上からパウンドを放つ鈴木選手を
梅田選手は蹴り上げて離し両者スタンドに。
胴に組み付いた鈴木選手はバックを奪いに行き
押し倒す様にテイクダウンを奪います。
しかしグランドでは展開が無くレフェリーがブレイク。
スタンドで再開されるとすぐに
梅田選手が殴りかかるも
鈴木選手は投げてテイクダウンを奪います。
しかし梅田選手が下からホールドして防御し、
ここでも展開が無くブレイクとなります。

再開されると梅田選手は飛び膝で飛び込み
鈴木選手がかわして腰を取って投げてテイクダウン。
グランドで首を抱えて押さえ込みます。
抱えられたまま梅田選手が立ち上がりゴングとなります。

2Rが始まり、
突進して殴りかかる梅田選手。
鈴木選手は首を抱えて首投げを狙うも
首が抜けて潰れて梅田選手が上のポジションに。
マウントとなり、鈴木選手は下からしがみついてパウンドを防ぎます。
梅田選手が引き離しにかかってパウンドを落としに行くも前傾で距離が近く、
肘打ちの連打のようになってしまいレフェリーがブレイクを掛けます。
梅田選手に肘打ちでイエローカード。

スタンドで再開され、飛び膝で飛び込む梅田選手に
鈴木選手がパンチで迎撃。
梅田選手がラッシュを仕掛けると
組み膝を喰らった鈴木選手を
猛然とパンチラッシュでコーナーに詰め、
右のパンチがヒットしたところでレフェリーが試合をストップし、
2R 2分6秒で梅田選手のTKO勝ちとなっています。

しかし梅木レフェリーが止めても
梅田選手はパンチラッシュを止めず、
しまいには梅木レフェリーのバックを何故か奪ってしまいます。

勝利のマイクで梅田選手は
「なんじゃおりゃ! 不良どももっと気合い入れろ!」と絶叫。


梅田選手、K-1甲子園の予選に出場した経歴から
打撃スキルを期待しましたが、
荒削りな打撃で気合で圧力を掛ける
まるで暴風雨の様なファイトスタイルでした。

アグレッシブな選手と聞いていましたが、
2月に見たハイテンションそのままで試合をしていて
ある意味驚きました。


いやぁ高校生凄いわ。



続きはその2へ。

2009年08月10日

8/2 戦極第九陣。 主に戦極G!杯についてその2。

09年8月2日にさいたまスーパーアリーナで行われた
戦極第九陣を見てきました。

戦極G!杯の続きです。

その1はこちら


■臼田育男(木口道場) vs 安藤晃司(和術慧舟會東京本部)

P1140688P1140689
P1140691
セコンドには門脇英基(Kadowaki Hideki)選手、外山慎平(Toyama Sinpei)選手、
中原太陽(Nakahara Taiyo)選手、宮澤元樹(Miyazawa Motoki)などの姿が。


安藤選手は講道館の春日柔道クラブで柔道を経験。
中村K太郎(Nakamura K-Taro)選手や外山選手、宮澤選手とは元同門に当たります。

その後和術慧舟會東京本部で総合を学び、
CAGE FORCEなどで活躍をしている選手です。


安藤選手の戦極G!杯一回戦の模様はこちら。

■戦極G!杯 ライト級一回戦
 ○丸山航平(SKアブソリュート) 1R 3分20秒 TKO(レフェリーストップ・スタンドパンチ)

スタンドで素早いパンチで牽制し合う両者。
丸山選手がパンチで前に出ると
安藤選手は下がって捌きながらパンチを返します。

次第に安藤選手がワンツーでスタンド優勢となり
丸山選手をコーナーまで打撃圧力で下がらせます。
左右のパンチラッシュを延々と続ける安藤選手に
丸山選手はガードを上げて防戦一方の展開に。
コーナー、ロープを背負ってガードを固めて全く手が出ない丸山選手に
安藤選手がラッシュを続けるとレフェリーが試合をストップ。
1R 3分20秒で安藤選手がTKO勝ちを修めています。



P1140693P1140694
対する臼田選手の入場。
セコンドの列には大石真丈(Oishi Masahiro)選手の姿も見えます。


臼田選手は北佐久農から拓大とレスリングを経験。
02年大学グレコ選手権66kg級優勝、02年全日本大学選手権グレコ66kg級優勝、
02年世界学生選手権66kg級3位などの戦績を残しています。

木口道場に入門して総合を学んだ臼田選手は
08年の修斗新人王を獲得しており、
プロ修斗ではこれまで4戦4勝。
09年7月の修斗世界ランキングでは世界7位にランクされています。


臼田選手の戦極G!杯一回戦の模様はこちら。

■戦極G!杯 ライト級一回戦
 ○岡澤弘太(AXIS一宮/チームZST) 1R 4分08秒 TKO(レフェリーストップ・グランド膝蹴り)

試合が始まり、スタンドで向き合う両者。
お互いに距離を取った状態での牽制戦が続きます。

牽制の神経戦が続いたラウンド後半。
臼田選手が右ジャブから左ストレートを放つと
岡澤選手にヒットして岡澤選手はマットに。
すぐに起き上がり、グランドに詰めにくる臼田選手を
仰向けで足を利かせて突き放し猪木アリ状態となります。

岡澤選手の両足を掴んだ臼田選手は足を払って
飛び込みパウンドに。
岡澤選手が起き上がるとがぶりの体勢と取ります。
一旦離れて猪木アリ状態に戻るも
臼田選手はインサイドガードに飛び込み
再びパウンドで攻勢に。
がぶっての膝蹴りを入れるなど
臼田選手が優位の状態で1R終了のゴングとなります。

2Rが始まりスタンドでの牽制戦を行う両者。
岡澤選手がタックルに入るも
臼田選手が切ってバックに回ります。
すぐに岡澤選手はマットに転がり足を利かせて突き放して
両者スタンドに。
スタンドで岡澤選手がローを放ち
両者距離を取っての牽制戦となり
臼田選手がローキックを続けて打ち込みます。

下がって打撃を捌くも、臼田選手のローで足が流れ始めた岡澤選手。
ローで足が大きく跳ね上がるようになります。
岡澤選手はタックルに行くも臼田選手が切ってがぶり、
そのままがぶり膝を連打。
レフェリーが試合を止めて臼田選手が
2R 4分18秒でTKO勝ちとなっています。



P1140696P1140698
P1140699P1140700
P1140701P1140702
P1140705P1140706
P1140707
スタンドで向き合う両選手。
お互い中間距離で向き合い、前傾の構えの臼田選手が
前に出てローやパンチを放つと
安藤選手は組み付きを警戒しているのか
後傾の構えでパンチを返して臼田選手を突き放し、
再び両選手が距離を取って対峙するという展開となります。

P1140708P1140709
P1140710P1140712
P1140713P1140714
臼田選手が打撃で前に出て組みに行くも
安藤選手は接近されるとパンチで突き放して距離を。

P1140719P1140721
P1140722P1140723
P1140726P1140728
P1140729P1140730
P1140732P1140734
P1140735P1140736
P1140737
リング中央で待ちの構えの安藤選手の周りを
臼田選手は回りこみながらローキックを蹴りこみ
パンチを放って行きます。
安藤選手は応戦のパンチが主で基本前にはでない展開で
1Rは終始スタンドのまま終わります。


P1140739



P1140740P1140741
P1140742P1140743
P1140744P1140745
2Rも中央の安藤選手に
臼田選手が回りこみながらローを蹴り込む展開。
前傾で隙あらば飛び込む構えの臼田選手に対して
安藤選手はローを喰らったせいか1Rにも増して待ちの構えで
前には出られず応戦のみとなります。

P1140746P1140747
P1140748P1140749
P1140750P1140752
ハイキックを放つなど攻撃を見せる臼田選手と
応戦のワンツーを返す安藤選手。

P1140753P1140755
P1140758P1140759
P1140761P1140762
P1140764P1140768
P1140769P1140771
P1140772P1140773
P1140774P1140775
P1140776P1140778
P1140779P1140780
P1140782
2Rも臼田選手が回りながら打撃を打ち込み
安藤選手が待ちで応戦する展開のまま終了。
グランドの展開は無くスタンドのまま試合が終了しています。

P1140785
判定となり、終始打撃で圧力を掛け続けた臼田選手が
判定3-0で勝利。
戦極G!杯ライト級優勝を飾っています。

P1140786


その後の本戦の様子は、
こちらこちらなど
各所で紹介されてますのでそちらを見て下さいね。


では。

総アクセス数
  • 累計:

訪問者数

    Recent Comments
    Recent TrackBacks
    【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」 (【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」)
    10/11 THE OUTSIDER第8戦。トーナメントとか見ましたその3。
    【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」 (【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」)
    10/11 THE OUTSIDER第8戦。トーナメントとか見ましたその3。
    【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」 (【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」)
    10/11 THE OUTSIDER第8戦。トーナメントとか見ましたその3。
    【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」 (【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」)
    10/11 THE OUTSIDER第8戦。トーナメントとか見ましたその3。
    • ライブドアブログ