2010年04月

2010年04月29日

4/3 THE OUTSIDER 第11戦。今回も観戦しましたその8。

10年4月3日のTHE OUTSIDER 第11戦
観戦記の続きです。

その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
その4はこちら
その5はこちら
その6はこちら
その7はこちら



■第23試合
 和田周作 vs 黒石高大


二回戦も残り2試合となりました。

和田選手は選考試合で和術慧舟會の伊敷選手を三角絞めで消耗させてKO勝ち。
一回戦では花道選手のグラップリングに圧倒されるも
1Rを粘り切って花道選手を消耗させ2R早々に逆転のパウンドアウトを修めた選手です。
本来は空手ベースのキックボクサーですが、
グランドでの対応力を持つことは証明済みです。

対する黒石選手は主催者推薦で一回戦から登場。
一回戦ではボクサー手塚選手を相手に
打撃でも優位に立ってKO勝ち。
アウトサイダー参戦からメキメキと実力を伸ばしています。


まず黒石選手が黒い名前の染め抜かれた幟に囲まれて花道を入場。
対する和田選手も気合の入った表情で入場をしてきます。


試合が始まると和田選手はステップで距離を保ちながら左のインロー。
前に出てワンツーの黒石選手に前蹴りを放って距離を保ち
後ろ回し蹴りを上段に放って行きます。
パンチの打ち合いから黒石選手は
和田選手のパンチにタイミングを合わせて
両足タックルに入って見事にテイクダウン。
そのままマウントポジションを奪取する事に成功します。

マウントからのパウンドを放つ黒石選手。
和田選手はTKシザースで脱出を狙い
黒石選手はサイドから袈裟固めに移行して上をキープします。
やや崩れた形の袈裟固めで和田選手も左腕を
黒石選手の首に巻いて抵抗。
自ら立ち上がって黒石選手はスタンドへと戻ります。

両者スタンドに戻り打撃戦。
黒石選手が右ハイキックを繰り出すと
和田選手はブロックして逆に右ハイキック。
黒石選手もブロックからカウンターの右ストレートを返します。
ローキックの打ち合いで中間距離となると
和田選手は右後ろ回し蹴り。
黒石選手はこれをもぐってかわしてタックルに行きテイクダウン、
サイドポジションからパウンドで圧力を掛けてマウントを奪います。
和田選手がブリッジで返しに行くと
黒石選手は腕を取って下になりながら腕十字から三角を狙う構え。
ここでゴングとなり1Rが終了します。

ストライカー和田選手のパンチで黒石選手も少し顔から流血があるものの、
スタンドの打撃戦では黒石選手も全く遅れを取らず。
タックルを何度も綺麗に決めてグランドでは黒石選手の優勢でした。
1Rは黒石選手が取ったと見て良いでしょう。
黒石選手、既にちゃんとした総合格闘家です。


2Rが始まるとスタンドで勝負に出た和田選手が
ローキック、ハイキックとキックを連続で放って
右の後ろ廻し蹴りを放ちます。
黒石選手は下がってかわすとステップから返しのキック。
前に出た和田選手を両足タックルでテイクダウンします。

下になった和田選手は下からの腕十字。
黒石選手はリフトからのバスターで腕を引き抜き
両者スタンドへと戻ります。

スタンドでの打撃戦となるも
パンチを放ってくる黒石選手に対して
前蹴りを入れる和田選手。
蹴り飛ばされ下になった黒石選手へ
和田選手がグランドに詰めてパウンドに行くと
黒石選手は和田選手の右肩を突き足で蹴り離しに行きます。
しかし上からパウンドで攻勢を掛ける和田選手。
黒石選手も下から必死に抵抗し防御をするも
すでに体力を消耗したか、
和田選手のパウンドに押されて分が悪くなって行きます。
動きの落ちた黒石選手をパウンドで圧力を掛けながら
マウントを奪った和田選手。
上からマウントパンチを連打すると黒石選手は逃れられずパウンドを浴び
レフェリーが試合をストップ。
2R 1分53秒で和田選手のTKO勝ちとなりました。


いやあ、黒石選手、もうすっかり格闘技をやっている選手です。
毎試合かならず、前回の試合よりもスキルを伸ばしているのは
立派としか言い様がありません。
このペースで次回もスキルを伸ばすならば、
もう生半可に格闘技をやった程度の選手は成すすべなくやられてしまう事でしょう。


和田選手はトーナメントの試合では
ハイキックや後ろ廻し蹴りを何度も繰り出しており
キックの得意な空手家であることを十二分に見せています。

グラップラーにテイクダウンを奪われて度々下にされてはいますが、
下になっても折れず粘り強くしのぎ切り、
体力を切らす事なく戦い何度も逆転勝ちを修めて準決勝まで勝ちあがりました。
これは和田選手が格闘技の練習を地道に積んでいる事の証であり、
結果スタミナが切れず、結果逆転勝利を修める力があると言えると思います。


両選手ともに死力を尽くした非常にいい試合でした。



あとこの試合では、レフェリーが試合をストップして
黒石選手が敗れた瞬間に、客席から女物の靴が投げ入れられ、
和田選手の背中に当たるという事がありました。

敢えて書いておきますが、
靴を投げたのは黒石選手のお母さんです。


自身がよく知る選手がリングで戦う姿を見ると
入れ込む気持ちが全く違うのは、私もそうですし非常に良く分かります。
応援する選手が負ければこの上なく悔しいのは当たり前です。

ですが、靴を投げ入れる行為は駄目ですし全く肯定できません。
死力を尽くして戦った両選手に対する侮辱行為ですし、
本来は会場からつまみ出されるべき行為です。


何より、一生懸命練習をしてその成果を見せ付けた
黒石選手に対して、このような行為をする事は価値を貶めるだけで、
黒石選手がかわいそうですよ。
以後自重を希望します。




花道を帰ってきた黒石選手に、
おもわず私は拍手をしながら「ナイスファイト!」と声を掛けました。
第一戦の時の力から、ここまで上ってきた黒石さんは改めて素晴らしかったです。



■第24試合
 宮良好明 vs 幕大輔


さていよいよ二回戦の最終試合です。

宮良選手は選考試合で
地下格闘技の矢野選手をパウンドアウト。
一回戦ではスキルの高い島根選手と
打撃の打ち合いで合い打ちで打ち勝ってKO勝ちを修めています。
若い選手ながら、粘りと根性を試合で証明したストライカーが
優勝候補を相手にどこまでの力を見せられるのかが注目です。


対する幕選手はアウトサイダーの常連選手。
元々格闘技を経験している選手でしたが
アウトサイダー参戦でスキルを急速に伸ばし、
このトーナメントでは優勝候補と目されるまでとなった選手です。



試合開始のゴングが鳴ると、
幕選手は突如宮良選手に向かって猛然とダッシュ。
飛び膝で宮良選手へと飛び込みます。

幕選手の飛び込みを左にかわした宮良選手は
ロープにつっこんだ幕選手に右ストレートを叩きこみます。
さらに返しのパンチから、膝を着いた幕選手の顔面へ
強烈なサッカーボールキックを叩き込みます。

一旦はマットに落ちた幕選手ですが
そのまま動きは止まらず宮良選手の胴にしがみつき
そのまま胴タックルの形でテイクダウン。
倒された宮良選手は蹴り上げを打ちこんで突き放しに行くも
幕選手は足を払ってパスガード。
押さえ込み上をキープすると、グランドでタックルの体勢の宮良選手を
上からがぶって首を取ってコントロールし、
アナコンダチョークを仕掛けます。
宮良選手も堪えて抵抗してなんとかガードに戻すと
幕選手はサイドポジションへと移行。
パウンドとボディへの膝蹴りで圧力を掛けつつマウントポジションを奪います。
宮良選手は下からTKシザースで幕選手を押しのけると
ガードポジションとなった幕選手は下から腕を取って
アームバーから三角絞めへ。
宮良選手は上体を起き上がらせて逃れスタンドへと戻ります。

両者スタンドとなり、
幕選手が左フックを連打で打ちヒット。
返しのフックを宮良選手が放ってくると
幕選手はタックルでテイクダウンを奪い、
宮良選手の足を抱えて足関を仕掛けに行きます。
ここで1R終了のゴング。


1R最初の幕選手の突撃に対して
宮良選手は強力な打撃を叩き込み、幕選手はマットに一瞬崩れました。
後で聞いたところ、この打撃で幕選手はこの時記憶が飛んだそうです。

あわやというシーンでしたが、
幕選手は無意識に動きを止めずそのままタックルに入り、
以後はグランドで宮良選手を圧倒しました。

無意識の状態で体が動いたのは
厳しい練習を積んだ賜物以外の何物でもありません。
これは幕選手の実力と言って良いでしょう。
しかし宮良選手がここまでやり合ったのは私には予想外でした。



2Rが始まると、スタンド勝負の宮良選手が右ストレート。
幕選手は距離を取ってパンチのフェイントからタックルでテイクダウンを奪います。
これはロープに突っ込んでしまいレフェリーがブレイク。

打撃で勝負をした宮良選手は
パンチから飛び膝蹴りを繰り出しスタンドで攻勢を狙うも
幕選手がタックルで押し倒してテイクダウンを奪います。

下になった宮良選手は必死に蹴り上げて抵抗。
抑えに来た幕選手の首を取りフロントチョークを狙うも
幕選手が上で押さえ込みコントロール。
サイドからノースサウスチョークを狙う体勢へと入るも
宮良選手も抵抗して幕選手もパウンドで圧力を掛けるも
動きが止まりブレイクとなります。

スタンドで打ち合いに行き
宮良選手がフックを当てて幕選手が崩れて動きが止まり
追い討ちで右のサッカーボールキック。
蹴り足を取った幕選手がそのまま片足タックルでテイクダウンを奪うと
パスガードから上四方へと移行して
ノースサウスチョークを狙いに行きます。
宮良選手がブリッジで返して上になった所でゴング。

判定となり、幕選手が2-1のスプリットながら
勝利を修めて準決勝へと進んでいます。



幕選手はこのトーナメントでは
有力な三強の一人であり、優勝候補の一角と言って良い選手だと思います。
実際この試合でもグランドでは終始攻勢でした。

しかしながら、失礼ながら
宮良選手がここまで強くてやるとは思いませんでした。
基本的には幕選手が主導権を取って進めた試合内容でしたが、
1R最初と2R中盤、二度に渡って打撃で決定的なダメージを与えたのは宮良選手でした。
打撃とダメージを重視するジャッジであれば
宮良選手を支持する事も納得が行きます。

グランドでは常に幕選手が主導権を取り
キャッチに準じるシーンを何度も見せていただけに
私は幕選手の判定勝ちで良いと思いましたが、
宮良選手が強くて危険なファイターである事は十分に理解できました。
いやあ強くて驚いた



判定が読み上げられると、
勝者の幕選手は安堵からかマットに崩れ落ちて号泣。
マイクで「途中心が折れそうだった」と言っていたのは本心だったと思います。





以上で今回の全試合となります。

今回もこれまで出場経験のある選手、
新しく参戦をしてきた選手など様々な選手が戦いましたが、
きちんと準備をしてきた選手がやはり結果を残す傾向が強まってきました

刺青のたくさん入った不良の選手が
グランドで関節技を繰り出して一本勝ちを修める光景も
かなり馴染んできた
と思います。
非不良の格闘技経験者も、生半可な準備では
食われてしまうレベルにまで上がって来たと思います。


元々普通のアマチュア格闘技の大会でも、
出てくる選手は負けて悔しくて練習を重ねて
スキルを上げて強くなっていくのは全く変わりません。

普通のアマチュアの大会では、
よっぽど目立つ選手でなければ
名前が知られることはめったにありませんし、
そもそも一般の観客が見聞きする事は稀です。

ですが、アウトサイダーでは、
その露出の大きさから、
普通のアマ大会ではありえない、
選手の初期からの成長過程がリングで見られる事が
面白さの一つだと私は思っています。


トーナメントが行われることで、
出場選手に明確な目標ができて選手達のレベルが上がる姿が見られるのは
個人的には非常に面白いと思っています。

リングで勝つことの難しさや、勝った時の喜びを知った姿を
また次の大会でも見られることを期待したいと思います。



ではまたおって(・∀・)/

2010年04月28日

4/3 THE OUTSIDER 第11戦。今回も観戦しましたその7。

10年4月3日のTHE OUTSIDER 第11戦
観戦記の続きです。

その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
その4はこちら
その5はこちら
その6はこちら



■第20試合
 山田史博 vs 松本峰周


さて続いての試合も、アウトサイダー常連選手同士の対戦です。


松本選手はご存知の通り「夜の代表取締役」。
当初はイロモノ臭をプンプンさせての登場でしたが
リングの上でそのグラップリング能力を披露。
実力者である事を証明してきた選手です。

対する山田選手は地下系格闘技でエース格として活躍をしてきた選手
タックルと十字を武器に数々の選手を葬ってきた選手です。

お互いにメインのスキルはグラップリングであるだけに
グランドでの攻防に目が離せない試合です。


まずは松本選手の入場。
前奏でいきなり、PRIDEのテーマ曲が場内に鳴り響きます。
これは相手の山田選手がこれまで入場で使っていた曲であり、
おそらく松本さんの挑発とあてつけだと思われます。

曲が変化すると、トレードマークともいうべき
毛皮のガウンを羽織った松本選手が、
派手なお姉さんを引き連れての入場。


対する山田選手は上に黒いISAMIのラッシュガードを身に付けての登場。
コールでもラッシュを脱がず、そのまま試合をする構えの様です。



スタンドで向き合う両選手。
松本選手がパンチを放って前に出ると
そのまま差して組みに。
山田選手は組みから低く潜ってタックルでテイクダウンを奪います。
下になった松本選手は起き上がりながら山田選手の左脇を差して抜けながら
スイープで返して上のポジションを奪う事に成功。
パウンドを浴びせかけ圧力を掛けます。
山田選手がオープンガードの状態で
ロープ際ではみ出しかけ動きも止まったために一旦ブレイク。

スタンドでの再開から松本選手が右ローキック。
山田選手は蹴り足を取ってテイクダウンに成功して上を取ります。
倒された松本選手は足を絡めてハーフガード。
パウンドで圧力を掛けながら、
絡められた左足を抜いてパスガードに成功すると
マウントポジションを奪取。
松本選手が下で半身で防御に行くと
山田選手は松本選手のバックを奪いに行き
バックマウントの体勢となります。
亀になる松本選手をバックからチョークを狙うそぶりを見せ、
左足を松本選手の腹へともぐりこませて
左腕を取り腕十字の体勢に。
右足を松本選手の首に掛けてそのまま取った右腕を伸ばし
裏十字の体勢に入ります。
松本さんはタップをせず、レフェリーが一本を取り試合をストップ。
1R 1分33秒で山田選手の一本勝ちとなっています。


最初のグランドでは、松本選手が返して上を取り
なかなか良い動きでしたが
スタンド再開以降は山田選手が上を取ると
松本選手はほぼ抵抗する事なく十字へと持ち込まれてしまいました。

両選手の実力的に、もう少し攻防があると思っていただけに、
あっさり山田選手がグランドで極めたのは驚きました。



トーナメント二回戦を前に休憩となり、
客席で佐野さんと並んで座っていると
私服に着替えた松本さんが背後から登場。

なんでも、試合前のガチスパーで
吉永選手にアバラをやられた傷が
最初に返した時にベキっといったそうで。

なるほど。
それを知ると確かに試合展開に納得が行きます。


松本さんもすぐにスイープをするなど
グランドの初手では負けていなかっただけに
怪我が無ければもう少し白熱したグラップリングが見られた事でしょう。
ですがまあ、格闘技に怪我はつきもので
どの選手も多かれ少なかれ抱えているものですから
今回の試合はきっちりと一本を取った山田選手を称えるべきだと思います。

山田選手の首を狙う選手は他にも居るだけに
今後トーナメントに出ると見られる山田選手が
どこまで勝ち上がる事ができるのか、非常に楽しみです。



■第21試合
 渋谷莉孔 vs 茂木浩明


さてここからトーナメントの二回戦が始まります。

まずは一回戦で山元選手に判定勝ちを修めた渋谷選手と
pero選手を寄せ付けずパウンドアウトした茂木選手の対戦。
多くの試合を戦っている渋谷選手との対戦は
茂木選手の実力の試金石としては十分だと思われます。


スタンドで右ローキック、左ミドルキックと蹴りを放つ渋谷選手。
茂木選手は左足を上げて蹴り足を防ぐ動きから
渋谷選手に組み付いて首を取り、首投げてテイクダウンを奪います。
レスラーらしくネッククランチで圧力を掛け
胸を合わせてサイドにポジションを移行する茂木選手。
見事なレスリングスキルでポジションを変えながら
渋谷選手を押さえ込み、渋谷選手は下で組み敷かれたまま
抵抗をするも全く逃れる事ができません。

なんとかガードポジションへと戻す渋谷選手。
茂木選手は立ち上がってガードから離れて猪木アリ状態に。
渋谷選手の両足を持った茂木選手は
そのまま前に出て渋谷選手をまたぎ逆エビ固めの形に入ります。


・・・強い。強すぎる。


逆エビの体勢でアキレス腱を固める茂木選手。
グランドで渋谷選手を圧倒する姿は
正直「陵辱」と表現して良い状態です。

なんとか足を抜いて逆エビから逃れる渋谷選手。
しかし茂木選手は上から渋谷選手の頭を取ってヘッドロック。
そしてパスガードからサイドポジションで押さえ込みます。
下で抵抗してなんとかマウントを奪われる事は防ぐ渋谷選手。
渋谷選手が逃れ行くと茂木選手も立ち上がり両者スタンドに。
スタンドで茂木選手がパンチを出し
渋谷選手が殴りかかって行ったところで1R終了のゴングとなります。


はっきり言って、1Rは茂木選手の独壇場でした。
レスリング12年の経歴がこれほど強いとは。
渋谷選手は何もできずにされるがままだったと言って良いでしょう。
見ていた人の多くが、茂木選手が
このままトーナメントの優勝を持っていくのではと思ったのではないでしょうか。



2Rが始まるとスタンドでキックを放ちスタンド勝負に出る渋谷選手。
しかし茂木選手も距離を取り、渋谷選手も組みを警戒して
牽制状態となります。
フェイントを掛けて胴に組み付き
胴タックルから首投げでテイクダウンを奪う茂木選手。
レスリングのボディコントロールでサイドを奪った茂木選手は
上からの攻め手が無くブレイクとなります。

スタンドで再開されタックルを狙う茂木選手。
渋谷選手は組みを伺う茂木選手に前に出て強襲でフックを叩き込みます。
パンチがあたりたたらを踏んだ茂木選手に
左ミドルキック、パンチと打ち込みラッシュの渋谷選手。
腰の引けた茂木選手に右ハイキックを放ってクリーンヒットをさせます。
パンチのラッシュを浴びせる渋谷選手に
茂木選手は完全に頭を下げ体をそむけて棒立ち状態。
打撃を浴びて茂木選手は完全に後ろを向き
体をくの字にしてふらつき戦意喪失状態となります。
明らかなスタンディングダウン状態となった為
ここでレフェリーが割って入って試合をストップ。

2R 1分26秒で渋谷選手が、ワンチャンスをものにして
見事な逆転KO勝利を修めることに成功しました。


すげえ!興奮した!



素晴らしい試合でした。
序盤から茂木選手のレスリング能力は突出しており、
渋谷選手は正直何もできませんでした。
見ていた誰もが、このまま茂木選手が圧倒して勝つと思った事でしょう。

しかし、2Rのブレイクまで何とかしのぎきった渋谷選手は
打撃をまとめて大逆転。漫画の様な逆転勝利を修めました。

グランドで逆エビを決められるまでされれば
大抵の選手は心が折れると思います。
それほど茂木選手のレスリングスキルはお見事でした。

しかしながら渋谷選手は粘り強く堪えしのぎ、
逆転勝利を修めることに成功したのです。
ただただお見事でした
この試合については賞賛の言葉しか私にはありません。



茂木選手の敗因は、レスリング以外のスキルが甘かった事に尽きると思われます。
レスリング12年の経歴が示す通りレスリング力では
トーナメント出場者の誰もが勝てないスキルを持っていました。
しかし、圧倒的なグランドでも極め技に欠けた為、
スタンド打撃で逆転を喫する事になったと思います。

正直、茂木選手におそらく極めは無いであろう事は予想していました。
その上で、茂木選手の組みから押さえ込みを返せる選手は
アウトサイダーにはそうそう居ないであろう事も。

また、今回の試合で気がついた方も居るかと思いますが
渋谷選手は関節が非常に柔らかい選手であり、
押さえ込みも猫やこんにゃくの様に逃れてしまう
サブミッションを取るのが実は非常に困難な選手なのです。
寝かせてしまえば勝てる、と安直に考える選手は
恐らくテイクダウンをしてから驚く事になるでしょう。

結果、渋谷選手の勝利となりました。
あきらめずに戦い勝利を手にした渋谷選手はもちろん、
茂木選手の強さも見ていた観客には印象に残ったと思います。
改めて、総合格闘技では打投極すべてが必要である事を再確認した次第です。


今回の敗戦で、おそらく茂木選手は
ウィークポイントを克服する練習をすると思います。
あの圧倒的なレスリング力ならば、少し付け加えるだけで
誰も勝てなくなる実力をつけてしまう事でしょう。
再登場が非常に楽しみな選手と言えます。



いやあ、それにしてもいい物見た。




■第22試合
 渡辺竜也 vs 松岡洋平


続いての試合です。

渡辺選手は一回戦で、優勝候補として有力だった
秋山翼選手にスプリットながら判定で勝利。
終わってみれば渡辺選手がレベルを上げた結果であったものの、
戦前の評価から見ればアップセットと言って良い勝利を挙げました。

対する松岡選手は、
選考試合でこのトーナメント随一のストライカー関谷選手を撃破。
一回戦では同じくトーナメント随一のグラップラーと目された
土橋選手を僅差ながら判定で破って勝ち上がりました。


お互いに申し分の無い結果を出して勝ち上がった
波に乗る選手同士の試合
両者ともストライカーであるだけに
白熱した試合が期待できそうです。



試合が始まり渡辺選手が前蹴り。
ブロックした松岡選手がパンチで前に出て
渡辺選手はジャブを突きながら後退して回り込みます。
しかし松岡選手は前進を止めずパンチの圧力で渡辺選手が後ろに転倒。
パウンドで詰めに来た松岡選手を
蹴り離して渡辺選手が立ち上がり突っ込むと
松岡選手はスタンドのまま渡辺選手の首を取り
フロントチョークでがぶりの体勢に。
すぐに離れて際にパンチを当てる松岡選手。
畳み掛けようと前に出た松岡選手に対して
渡辺選手はバックステップで距離を作って
カウンターの右ストレートを一閃。
顎にもらった松岡選手は方膝をついてしまいダウンに。
フラッシュ気味のダウンながら
1ノックダウン制の為レフェリーが試合を止め、
1Rわずか58秒での早期決着で渡辺選手が勝利を修めました。


短時間ながら、強力なストライカー同士の試合は
非常に緊張感あふれる内容でした。

贅沢を言えば、トーナメントでの1ノックダウン制ではなく
通常のワンマッチルールで見たかった、と思える試合でした。


それにしても渡辺選手の打撃はヤバイ・・・
空手の打撃を生かした結果、縦拳のパンチが伸びて威力抜群でした。
「一撃空手王」の名前に恥じない空手ベースの打撃は
空手が強い事を改めて証明してくれました。
これまで空手で墓穴を掘った選手が何人も居ただけに
個人的には非常に喜ばしい限りです。



トーナメントの残り試合はその8へ。

2010年04月26日

4/3 THE OUTSIDER 第11戦。今回も観戦しましたその6。

10年4月3日のTHE OUTSIDER 第11戦
観戦記の続きです。

その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
その4はこちら
その5はこちら



■第17試合
 戸塚俊介 vs ウィンク鈴木


続いての試合です。


元々戸塚選手の相手には
第九戦に出場をしていた勇公選手が予定されていましたが、
勇公選手が怪我で欠場した為、急遽代役として
吉永選手のYMC栃木からウィンク鈴木選手が出場する事となりました。
YMC栃木の選手はどの選手もよく練習しているだけに
ウィンク鈴木選手も一定のレベルは保障された選手と思われます
セコンドにはTHE OUTSIDER 65-70kgトーナメント王者の吉永選手と
パンクラス・フライ級王者の清水清隆(Shimizu Kiyotaka)選手。


戸塚選手は第九戦に出場した選手。
両手ダラリのノーガードの構えが印象的だった選手です。
オーソドックスの相手の打撃を結構もらっていましたが、
和彫りの刺青の風貌そのままに根性と気迫を見せた選手です。



試合が始まると鈴木選手は前に出てローキック。
続けてワンツーで右ストレートを
ガードが低く半身の構えの戸塚選手のテンプルに叩き込みます。
崩れた戸塚選手の首を取って首相撲から膝蹴りを連打する鈴木選手。
そのまま首相撲から引き倒してマウントを奪うと
上からマウントパンチを連打。
レフェリーが試合をストップして
わずか35秒で鈴木選手のTKO勝ちとなりました。


元々戸塚選手の対戦相手であった勇公選手は
素人の松本選手と互角だった選手です。
この勇公選手との試合であれば、
戸塚選手は拮抗したかなりいい勝負ができたはずです。

しかし、代役で出場してきたのは
バリバリに格闘技を練習しているウィンク鈴木選手でした。

コンビネーション、首相撲と
格闘技経験の少ない選手には
かなり厳しい容赦の無いガチ攻撃で一気にマウントを奪ったウィンク鈴木選手。
不良にはかなり厳しい攻めでしたがお見事でした。
単純に格闘技の練習経験の差がそのまま出た試合でした。



■第18試合
 YUYA vs 蛯沢康仁


続いての試合です。


蛯沢選手はセコンドと共に入場。
陣営のTシャツには「U.K.R.」と金原弘光(Kanehara Hiromitsu)選手の
チーム名が入っています。
リングサイドには金原選手の姿も。

YUYA選手も仲間と共にリングへ入場をします。


YUYA選手が左ミドルキックからパンチ。
ロングフックからタックルに入ります。
後傾気味の構えで返しのパンチを放つ蛯沢選手は
タックルを切ってYUYA選手はマットに潰れるも
蛯沢選手はグランドに追わず離れてスタンドをキープします。

スタンドで回り込みながらジャブから大きな右フックを放つも
パンチの際に目をつぶってしまい、
リング中央で待ちの蛯沢選手にパンチで迎撃されてしまいます。
YUYA選手はローキックからフックを放つも肩にヒット。
蛯沢選手は右ストレートでのカウンター狙いで距離を取ります。
ローから胴に組み付き出て組みつき蛯沢選手をコーナーへと押し込むYUYA選手。
しかしスタンドのまま膠着してしまいブレイクとなります。

YUYA選手はスタンドでパンチキックを仕掛けて前に行くも
連打が無い為追いきれず返しのパンチを浴びて攻めあぐんでサークリングに。
蛯沢選手は徹底的にカウンター狙いの構えで
右ストレートやアッパーなど
返しのパンチを何発も当てるも全く詰めず
打撃戦で蛯沢選手が優位で展開するも、
お見合いを繰り返して時折パンチを交換する光景が続きます。

思わず私は「蛯沢!ビビらないで詰めろ!」
隣で佐野さんも「蛯沢前に出ろ!当たるぞ!」と叫んでしまいました。

タックルで組み付きに行くYUYA選手。
しかししがみついただけの状態で蛯沢選手に受け止められ
逆に首を取って蛯沢選手が押し倒しテイクダウン。
下になったYUYA選手は十字とも三角絞めともとれる体勢で
蛯沢選手の左腕を伸ばしに行くも
足のフックをしっかり掛ける事ができず極めには至りません。
立って逃れに行った蛯沢選手は腕を取られたまま上からパウンド。
YUYA選手は取った腕を離さずパウンドを防御できず浴びる状態となり、
レフェリーが試合をストップ。
1R3分ちょうどというほぼ終了のタイミングで
蛯沢選手がTKO勝ちを修めました。



YUYA選手は経歴に「キック1年、総合2年」とありましたので
それなりのスキルを持つ選手では、と期待をして見ていました。
ですが連打はワンツーが精一杯で、打ち合いで目を瞑るシーンが何度もあるなど
恐らく実際には、継続的にちゃんと練習を積んだのかは怪しいと思いました。


対する蛯沢選手はスタンドではキッチリとカウンターを入れ
スタンドでの主導権を握り空手の経歴が生きていました。
ですが恐らくグランドのスキルは付け焼刃と見られ、
その為が徹底して距離を取って接近戦を避けていました。

打撃で打ち勝っているにも関わらず、詰めに行かないのは
徹底して勝ちに行ったのだと思いますが、
決めに行く姿勢がほぼ見られなかったのは正直残念でした。


少々ストレスの残る試合展開でした。



■第19試合
 堀鉄平 vs 剛田武


次の試合は、それぞれアウトサイダーで活躍をしている選手同士の戦いで
ストライカー剛田選手にグラップラー堀選手という
対照的な選手の注目の試合となります。
体重的には剛田選手が重く、堀選手はやや上の階級での試合です。


OUTSIDER第8回_入場曲_剛田武剛田選手はいつもの「俺はジャイアンさまだ」での入場。
まずスネオが登場し、続いてのび太がマイクで熱唱のパフォーマンス。
トリでジャイアン選手が入場してのび太の頭をはたいてマイクを強奪。
意気揚々にマイクで歌いながらリングへと入場して行きます。
参考(曲)
Youtube「おれはジャイアンさまだ!(詳細に歌詞付)」


対する堀選手。
前回と同じくダンサーが花道でダンスを披露し、
両手で花道の方向を指差して堀選手を呼び込みます。

青い柔術着を着た堀選手が
トップロープを飛び越えて入場。
腰にはストライプ一本の入った紫帯が締められています。


試合が始まると両選手ともサウスポーの構え。
剛田選手がジャブで牽制をすると
堀選手が組み付く低めの構えから胴タックルで組みに行きます。
タックルを受け止めて組み膝を放つ剛田選手。
堀選手はロープへと剛田選手を押し込みます。
腰が重く、倒れずタックルを切りに行く剛田選手。
堀選手も首を取り組み付いたまま離れず、
胴に組み直してさば折りでテイクダウンに成功します。
グランドでマウントを奪った堀選手。
しかしロープに絡んでいる状態だったためレフェリーがブレイクを掛け、
スタンドでの再開となります。
有利なポジションを戻すレフェリングに
堀選手は思わず「えー」と困惑。

スタンドからすぐにタックルに行く堀選手に
アッパーを放って迎撃する剛田選手。
しかし堀選手は押し込み足を取ってテイクダウン。
剛田選手は立ち上がって逃れに行くも、
堀選手は逃さじと組んだまま離さず剛田選手のバックに回りこみます。
スタンドの剛田選手をバックからおんぶ状態に飛び乗り
チョークスリーパーを狙う堀選手。
剛田選手は背負った堀選手をコーナーへ押し付け
チョークを狙う腕を捌いての防御へ。
バックの堀選手はチョークのままグランドへと持ち込むも
ここで時間が切れて1Rが終了となります。

打撃勝負をしたい剛田選手に対して
堀選手は徹底的に組んでグランドへと持ち込む作戦。
タックル自体は剛田選手に受け止められて切られたものの
粘り強く押し込む堀選手が最終的にはテイクダウンを奪う展開で
グランドではさずがに堀選手の攻勢でした。


2Rが始まりジャブで圧力を掛ける剛田選手。
堀選手は剛田選手のパンチ攻勢にタックルへと行くも
剛田選手が両足を後ろに投げ出してタックルを切りがぶりに行きます。
切られた堀選手は足を絡めてガードポジションへ。
上から剛田選手はパウンドで圧力を掛けて行きます。
パウンドで勝負を掛けに行く剛田選手。
堀選手もパウンドの圧力に押されたものの
なんとか腕を抱えてガードの足を上げて
いわゆる四角に足でホールド。
三角絞めを伺う体勢となります。
剛田選手はそのまま堀選手を上から押し潰し防御。
堀選手の仕掛けを殺して上からコツコツパウンドを入れます。
パウンドの圧力から堀選手の足を払いかつぎパスを狙う剛田選手。
しかしさすがに紫帯の堀選手はパスを許さず
ガードに戻して腕を取りに行きます。
立ち上がって逃れスタンドに戻る剛田選手。

堀選手もスタンド戻りタックルを仕掛けるも
消耗でヘロヘロのタックルでは剛田選手に簡単に切られて組めず。
逆に突き放され転がされます。
スタンドでの攻防の中試合終了のゴング。

2Rでは堀選手の組みをしのいで上を取った剛田選手が
パウンドで攻勢を仕掛け堀選手がしのぐ展開となりました。

判定となり、3-0で堀選手が勝利。


ストライカーの剛田選手は
これまでの試合でもそうでしたが
序盤はグラップラーの組みに下になってしのぐ展開となりました。
しかしフィジカルが強く、ある程度のグランド防御のできる剛田選手は
劣勢ながらも極めはゆるさず。
アウトサイダーでは上位のグラップラーである堀選手の攻勢も
なんとかしのぎ切ることに成功しました。

堀選手は逆に、1Rでは腰の重い剛田選手を何度かテイクダウンする事に成功。
タックル自体の切れはさほどではないものの
組んで以降はやはり堀選手のステージでした。

これまでも前半はグラップリングをしのいで
後半の攻勢で逆転をする事の多かった剛田選手。
今回も堀選手の攻勢をしのぎ切って消耗させ、
2Rではフィジカル体力で上回って逆に主導権を取り返しました。

ですが2Rの試合では時間が足りず、
序盤に攻め込んだ堀選手がなんとか逃げ切り勝利を奪い取りました。
もし3Rの試合であれば、剛田選手が3Rに攻勢を掛けて
勝敗が逆転していた可能性は十分にある試合展開だったと思います。

グランドの対応力をどんどん伸ばしている剛田選手。
総合でもこの選手に勝つのは、今後更に厳しくなるでしょう。


堀選手は今回、通常の試合体重より上の体重リミットで
階級が上の難敵である剛田選手の試合を了承しての戦いでした。
強い選手を相手に不利な条件で結果を出した事はお見事でした。

さすが上位選手同士の戦いだけあって
なかなか見ごたえの有る好試合でした。



ワンマッチは残り1試合。
そしてトーナメント2回戦の戦いが始まります。

続きはその7へ。

2010年04月19日

4/3 THE OUTSIDER 第11戦。今回も観戦しましたその5。

10年4月3日のTHE OUTSIDER 第11戦
観戦記の続きです。

その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
その4はこちら


■第14試合
 高橋玲央 vs 開米智樹



さて、続いての試合はTHE OUTSIDER第3戦でメインで戦った
高橋レオ選手が久々の登場です。
毎回エントリーをしていた高橋選手は
重量級の選手が少ない事もあって久しぶりの参戦となりました。


まずは開米選手の入場。
プロフィールでは総合7年の経験を持つという開米選手。
試合の記録などは見当たらない為詳細は不明ですが
7年練習をしている選手であれば
かなり強いであろう事が予想されます。


対する高橋選手の入場。
プロで活躍をする総合選手達が周囲にいる高橋選手。
アウトサイダーにエントリーし続けて
出場の機会をうかがっていただけに、
練習を積んでスキルが上がっている事を
期待せざるを得ません。


花道を登場すると、後ろには
雨宮選手、家崎選手の重量級アウトサイダー二人。
さらには津田沼道場のプロ選手である星野大介(Hoshino Daisuke)選手の姿。

花道で円陣を組む選手とセコンド。
すると・・・・星野選手だけ花道横にアウトしていきました。


客席で。
くま「えー。星野選手が指示出すんじゃないんだ・・・」
佐野「あー・・・ほんとだ。」
くま「ねー。」



試合が始まり対峙する両選手。
開米選手が左のミドルを蹴り込みます。
ワンツーを中心にミドルキックを織り交ぜ前に出る開米選手。
対する高橋選手もパンチで応戦して打ち合います。
開米選手が打撃の手数と正確性で上回り
高橋選手のパンチは当たらず。
打撃圧力で開米選手が押す展開となります。
下がって距離を空け返しのパンチを打つ高橋選手。
開米選手の圧力に腰が引け気味です。

攻勢から右ストレートをテンプルに打ちこむ開米選手。
クリーンヒットされた高橋選手は動きが止まったものの
必死にパンチを返しに。しかし気力で返すパンチは
左右の大振りフックの連打となり、開米選手には当たりません。

ストレート系のパンチを打つ開米選手に対して
がむしゃらにフックを振り回す高橋選手は半ばフォーム無視。
当然開米選手のパンチが打ち勝ち、
高橋選手は打撃圧力に押されてロープからコーナーに詰められます。
頭を下げてガードを固める体勢の高橋選手にラッシュ仕掛ける開米選手。
高橋選手もなんとかパンチを返そうとするも
頭を下げた盲パンチ状態では当たるはずも無く
一方的に開米選手のパンチラッシュ状態となります。
パンチを浴びて背中を向けた瞬間を見て
レフェリーが高橋選手にスタンディングダウンを宣告。


再開されると開米選手が右のミドルキックからパンチで前に。
高橋選手は下がって距離を開け、開米選手が詰める展開。
コーナーに詰められ逃げ場を失った高橋選手は
打撃をしのごうとタックルに行くも
クワガタタックルで開米選手にいなしてかわされ
高橋選手はマットに転倒してしまいます。

立ち上がった高橋選手にスタンドでパンチラッシュを仕掛ける開米選手。
高橋選手はすでに腰が後ろに引けた状態で
ガードを上げながらステップで下がる、というより既に逃げ回る状態。
下がって下がって、途中にはバスケのピボットのように
くるりと回転して背を向ける動きが入ります。
足で追いかけてパンチを放つ開米選手。
ロープを背負った高橋選手に
開米選手の右ストレートが入って
高橋選手が前にうずくまるように倒れた所で
レフェリーが試合をストップ。
1R 2分21秒で開米選手が2ノックダウンでのKO勝ちを修めました。




さすが総合7年と経歴に書くだけあって
開米選手のパンチはきちんとストレート、ワンツーと的確でした。

高橋選手も最初はストレートを繰り出していましたが
相手の圧力を受けると頭から飛んでしまうのか
がむしゃらにフックを振り回す状態となってしまいました。


もちろん圧倒的な打撃スキルの差があれば
一発を浴びてすぐに試合は終わってしまうと思います。
また、腰を引いて基本逃げる相手をKOするのは
なかなか骨の折れる作業であるのは事実です。

しかし、ある程度立ち続けられる相手との打ち合いでしたから
スタンド打撃のスパーをきちんと積んでいれば
少なくとも正対して打ち合う事はできたのでは
、と思いました。

試合を見る限りでは、高橋選手の練習は足りていなかった様です。
もちろん開米選手が強かった、というのはあると思いますが、
やはり継続的に練習を積まなければ当然勝つことはできません。

おそらく練習を積む環境はあると思うだけに
もったいないな、と思いました。
少なくとも前にアウトサイダーで戦った時から
あまり進歩をした印象は無かったです。


開米選手はお見事でした。
次に格闘技経験のある選手と戦った時に
どこまでスキルを見せるのかが楽しみです。



■第15試合
 RYUYA vs 庵野隆馬


つづいての試合は、非常にいいキャラクターを持っている
「ジャパニーズヤンキー」庵野選手が登場です。
対するは新潟・喧嘩一からの刺客、RYUYA選手。
格闘技をやっている不良同士の対戦となります。


まずは庵野選手が入場。
白い特攻服にねじり鉢巻姿で
かなり陽気なコテコテヤンキースタイルでの登場です。
足にはシューズを着用。


対するRYUYA選手は大勢の不良を引き連れて花道に登場。
地下格闘技のトーナメントで準優勝をしたり
アマ修斗で試合を行うなど格闘技の練習をしている選手の様です。



スタンドで構える両選手。
庵野選手はサウスポーのワンツーで
左ストレートをヒットします。
ミドルキックを返すRYUYA選手に
庵野選手はタックルで組み付き。
RYUYA選手は庵野選手の頭を右腕で抱えて
ヘッドロックの体勢を取ります。
頭を抱えられた庵野選手はそのまま
グランドに潰れるように持ち込んでヘッドロックを防御。
ガードポジションを取ります。
下からガードからの三角絞めを繰り出す庵野選手。
これがRYUYA選手にがっちりと極まります。
パンチを打つなどしばらくRYUYA選手は抵抗するも
庵野選手が絞め上げるとたまらずタップ。
1R 1分31秒で庵野選手が三角絞めでの一本勝ちを修めています。


庵野選手は元々持っているスタンドスキルで
小気味良くパンチを繰り出し、
オープニングヒットでRYUYA選手を眼窩底骨折させました。
練習していない選手のパンチは威力が無い為
何発当たっても大きな怪我には至らなかったりしますが、
庵野選手の破壊力は一発でダメージを与えました。

グランドのスキルも試合毎に進化している様子で
ヤンキー系のキャラとは裏腹に
一戦一戦着実にスキルを伸ばしている試合ぶりはお見事でした。


リングでマイクを持った庵野選手は
「アイ・アム・ジャパニーズヤンキー!」



■第16試合
 中根佑太 vs 一文字蛍


次の試合では、現役漫画家の一文字選手が登場です。
果たして漫画家さんの強さはどの程度なのでしょうか。

私は経歴を見る限り、
漫画家さんは全く総合というかフルコンタクトの試合には対応できないと
見ていましたので、怪我をせずに
無事にリングを降りられるのかが心配でした。
多分漫画家さんは、自分の空手が全く通用しない事を理解していないだろうな、と。



まずは一文字選手の入場。
セコンドにはいかにもアキバ系な人が二人います。

赤いタオルを頭からかぶって花道を登場した一文字選手。
歩きながらかぶったタオルを下ろすと
ロングタオルが特撮ヒーローのマフラーのごとく巻かれていました


対する中根選手の入場。
普通にセコンドを伴っての入場です。
肩には和彫りの刺青が。


リングアナの選手コール。
一文字選手がコールされると
まるで仮面ライダーのごとく腕を斜めに突き出し
大きく回して変身ポーズのような動きで決めポーズを取ります。


試合が始まりゴング。
一文字選手が前に出て「ヤー」と掛け声を掛けながら右回し蹴り、左足刀と連打。
中根選手は右の蹴りをブロック、左の蹴りをかわすと
そのままカウンターで右ストレートを叩き込みます。

綺麗にクリーンヒットし、一文字選手は
棒の様に真後ろに倒れ受身も取らず後頭部をマットに強打
追い討ちを掛けようとする中根選手をレフェリーが制止して
即座に試合をストップ。
中根選手がわずか5秒で、ワンパンチKOで勝利を修めました。


・・・・思っていた通りだ(笑)


一文字選手はハッと我に返ると
飛び起きて空手の残心のような動きから中腰で外連味たっぷりの決めポーズ
まだやれるとのアピールをします。

しかし当然試合が続行される訳も無く、
一文字選手はリングを後に。
花道を引き上げて来る顔は、
無念さと照れ笑いが入り混じったような表情でした。



私も伝統空手の経験がありますので良く分かります。
伝統空手しかやってない選手が総合で勝てるわけありません
総合と伝統空手は全くの別競技なのですから全く当たり前の話です。
恐らく一文字選手は打撃スパーすらやらずにリングに上がってきたであろうと
私は思っていましたが、試合を見て「ああやはり」と思いました。


遠い距離からいきなり蹴りを繰り出すのは
顔面の殴り合いに慣れていないから
パンチの届かない遠くから攻撃しているだけです。

そして普通のキックボクシングでも
いきなり大きなミドルキックやハイキックを蹴っても当然ブロックされます。
だからフェイントやコンビネーションをキックボクサーは駆使する訳です。

そして、ローキックやミドルキックを蹴った際に
カウンターでパンチを貰いやすいのは常識です。
ですから蹴り足の引きや、タイミングを考えて蹴る訳です。
不用意に蹴ればカウンターを貰って当たり前です。


今挙げた事は、コンタクト打撃競技をやっている人なら
誰もが知っている基本的な事柄であり、
打撃スパーを経験すれば初日で理解できる事でしょう。
その事を理解していないから、一文字選手はああいった攻撃になった訳です。
つまり、一文字選手はグローブをはめての打撃スパーをした事が無いという事です。

直接打撃の当たるルールにも関わらず、スパーもせずにリングに上がった一文字選手。
恐らく自分が大好きなヒーローになれると思って試合に出たのでしょう。
勘違いをして、試合を舐めてリングに上がったと言って良いと思います。

対戦した中根選手は、
所属するジムで連日ガチスパーを重ねてきたという触れ込みの選手。
つまり、経験者と未経験者が対戦したという事であり、
一文字選手は秒殺されて当たり前です。



恐らく一文字選手は、あまりの早いストップに
試合の負けは認めるものの、自分はまだやれたと思っていると推測されます。
ですが、断言しますが、
たとえあそこで試合が再開されたとしても、
同様にパンチを浴びて5秒が10秒になっただけだと思います。
今のままでは絶対に総合格闘技で通用する事はありません


横で試合を見ていた佐野さんは
「あー、早いなー。起きたんだからやらせてあげりゃあいいのに・・・」
と呟いていました。
この意見は、私は正しくもあり、間違っているとも思います。

一文字選手、蹴り自体は綺麗なフォームでした。
また、体もきちんとシェイプされており、
ある程度鍛えてあるのは分かりました。
せっかく決意をして試合に出てきたのですから、
納得するまでやらせてあげたい、という気持ちは
特に選手であれば良く分かる気持ちだと思います。

また、納得の行かないストップによって、
一文字選手が再び試合に出ようと思うことは十二分に考えられます。
その時は恐らく、今回の問題点を理解せずに
同様の状態で再度出てきてしまう事を予測するのは容易ではないでしょうか。


一方、安全を考えれば、
あそこで止めたのは非常に妥当だと思います。
パンチを浴びて棒のように倒れてマットに後頭部を強打。
これを止めなければ、選手の安全を守るレフェリーの存在意義が問われるからです。


今回の大会でもパンチで眼窩底骨折をした選手もおり、
それは以前の大会でも同様の大怪我を負った選手は存在します。
打撃のスパーをちゃとやってない状態では
当然寝技の練習をしてきたとは思えませんし、
試合で腕や足を折られる怪我を負ってもおかしくありません。
ダウンでマットに頭を強打するようでは
意識不明の状態に陥っても全くおかしくありません。


出場を決意すれば、誰でも出場ができる。
それがアウトサイダーの一つのコンセプトでもあります。
意を決して格闘技の試合に臨む心意気自体は、私は賞賛します。
ですが、防具無しでパウンドまで許されるプロ並の危険なルールでの試合であり、
場合によっては障害の残る大怪我を負う危険も十分に有ることは
最低限理解した上で試合に臨んでほしい、と改めて思いました。

何にせよ、大怪我をせずにリングを降りられた事自体は幸いでした。
もし次に試合をするならば、きちんと総合の準備をして出て欲しいものです。



続きはその6へ。

2010年04月17日

4/3 THE OUTSIDER 第11戦。今回も観戦しましたその4。

10年4月3日のTHE OUTSIDER 第11戦
観戦記の続きです。

その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら


■第10試合
 宮永一輝 vs 三枝美洋


三枝選手は65-70kgトーナメントの二回戦で
吉永啓之輔選手と互角の戦いを繰り広げて
一躍ファンに認知をされた選手。
スタンド打撃、グラップリング技術共に
高いスキルを持つ総合力の高い選手です。

佐野さんが初めてアウトサイダーに出場する時に、
私が佐野さんに、負ける可能性のある選手として挙げたのが
浦野貴之選手と、この三枝選手でした。


アウトサイダー第11戦_入場曲_宮永一輝対する宮永選手はジムの打撃インストラクターを務めるほど
スタンド打撃を得意とする選手
グラップリングの技術はまだまだこれからと言ったレベルですが
補って余りある打撃スキルを持っています。
入場曲はThe Gameの「It's Okay(One Blood)」。

参考(曲)
Youtube「The Game - It's Okay (One Blood) ft. Junior Reid」



試合が始まり三枝選手が左右のパンチで前に出ると
宮永選手はスゥエ−バックで打撃をかわします。
三枝選手はすかさず宮永選手を引き込み
左腕を取って下から腕十字の体勢に。
宮永選手が両手をクラッチして防御すると
三枝選手はそのまま横三角絞めへと移行をします。
宮永選手が抵抗して両者動きが止まりブレイクに。

スタンドで宮永選手が打撃で前に出たところを
三枝選手が胴に組み付き差してテイクダウン。
マウントを奪った三枝選手はマウントパンチで
宮永選手が半身になるとバックを奪って腕十字を仕掛けます。
腕を引き抜き防御しパウンドに行く宮永選手。
三枝選手は横三角絞めへと移行をして
宮永選手の動きを止めるとボディにパンチを打ち込みます。
ここで1Rが終了。


宮永選手は打撃で勝負をしたい所だったでしょうが
三枝選手は立ちも得意。
グランドの展開に持ち込まれると、
紫帯クラスの実力は優にある三枝選手に対して
白帯の宮永選手は防戦一方。
終始三枝選手のグランドでの攻勢で1Rは進みました。


2Rが始まると宮永選手が右ミドルキック。
三枝選手が前に出てワンツーを打ち込むと
宮永選手は捌きつつ前蹴りを出すも
三枝選手もステップで避けスタンドでの組みに。
上を取った三枝選手はオモプラッタを仕掛けます。
なんとか極めさせまいと堪える宮永選手を
三枝選手は上を取りマウントポジション。
宮永選手がパウンドを嫌い亀になって防御となると
三枝選手はバックマウントからのパウンドを打って
チョークスリーパーを狙います。
絞めから逃れる宮永選手を逃さず再度マウントに捕らえる三枝選手。
上からマウントパンチの連打を落とすと
レフェリーが試合をストップし、
2R 1分32秒で三枝選手のTKO勝ちとなっています。


宮永選手はストライカーとしてスキルを持つ選手で
パンクラスのネオブラにも出場をしている選手です。

しかし、津田沼勢は不良系の選手ながら
どの選手も打撃、寝技のスキルを満遍なく持つ選手ばかり。
恐らくスタンドのみで勝負をしても三枝選手は打ち負けなかったと思います。
総合格闘技では打極投すべてのスキルが必要とされ、
総合力を持つ三枝選手が勝ったのは
スキルを考えれば妥当な結果だったと思います。



■第11試合
 八巻健二郎 vs 菱沼郷


続いての試合は「栃木のラストエンペラー」菱沼さんの試合。
アウトサイダーで勝利を重ね始めた菱沼さんが
アウトローを相手にどのような試合をするのかが楽しみな試合です。


outsider第6回_入場曲_入場曲_菱沼郷菱沼さんは青い柔道着での登場。
入場曲は秋山成勲(Akiyama Yoshihiro)選手のテーマ曲、
Sarah BrightmanのTime To Say Goodbye。
参考(曲)
Youtube「サラ・ブライトマン『Time To Say Goodbye(2003Version)』」


対する八巻選手は頭にタオルをかぶって花道を登場。
雄たけびを上げるとオラオラ歩きでリングへ向かい、
自コーナーへの菱沼さんへオラオラと突っかかります。
菱沼さんは背を向けて一切八巻選手の方を見ず。



試合が始まると八巻選手がダッシュ。
飛び前蹴りで突っかかります。
菱沼さんがかわすと八巻選手はそのままロープに突っ込み絡まってしまいます。
詰めた菱沼さんが上からパウンドを連打。
向き直って行こうとする八巻選手の首を取った所で
レフェリーが場外転落の恐れからブレイクを掛けます。
ここで、菱沼さんのパウンドで鼻血の出た八巻選手にドクターチェック。

スタンドで再開されると
八巻選手は近寄りスタンドで圧力を掛ける菱沼さんに前蹴り。
リングを下がりながら前蹴りで距離を取ろうとします。
菱沼さんは前蹴りをかわすと蹴り足を取って
引きずり込みグランドへ。
右脇に抱えた状態で足を取る菱沼さんは
そのまま足を絡めないアキレス腱固めを仕掛け、
左に返りながら極めを強めます。
裏返しになりアキレス腱固めで絞め上げる菱沼さん。
八巻選手は防御を知らない為根性で堪えるも
様子を伺っていたレフェリーが
八巻選手がタップをしない為試合をストップ。
1R 1分51秒で菱沼さん一本勝ちとなっています。


八巻選手のファイトスタイルは喧嘩そのものでした。
喧嘩の場数はともかく、格闘技のスキルは見ていてもほぼ無く
気合と根性で戦う選手でした。

菱沼さんは地道に練習を積んで勝ち星を挙げている選手だけに、
格闘技の素人相手では結果は順当と言えるでしょう。



■第12試合
 齋藤龍正 vs ペドロ・ドラガオン・木村



続いての試合は、とんでもないリーゼントでエントリーをした齋藤選手と
いかにも日系ブラジル人といったペドロ・ドラガオン・木村選手の対戦。
かなり異色の対決となります。


まずはペドロ選手がリングイン。
柔術とムエタイを経験しているというプロフィールから
かなりの実力を持つ選手かもしれない、と
期待を抱かせます。

対する齋藤選手は黒い特攻服で登場。
エントリー写真とは違い髪を下ろしており
普通のお兄さんの様に見えます。
花道で円陣を組んでリングイン。
プロフィールではボクシング経験を持つ選手の様です。


試合が始まるとスタンドで向き合う両選手。
ペドロ選手はやや後傾のスタイルで構えじわりと前に出ます。
すると齋藤選手が勢い良く踏み込み
左ジャブをボディへ放って
間髪居れずに顎へ右ストレートを打ちこむワンツー。
のびやかに放ったパンチが綺麗にヒットし「バチン」と乾いた音が響きます。
ペドロ選手はパンチを浴びて真後ろにそのまま倒れダウン。
レフェリーは即座に試合を止め、
齋藤選手がファーストコンタクト一発で
わずか4秒でのKO勝利を修めました。


マイクで「すげぇ強いと思って、捨て身でいこうと思った」と語った齋藤選手。
トランクスに「捨て身」の文字を入れての試合でしたが、
まさしく捨て身で思いっきりの良いワンツーを放った結果、
おそらく様子を見ようとしていたペドロ選手が
まともにパンチを浴びてしまいました。

ボクシングを練習しているという齋藤選手。
ジャブを下に打って上にストレートというコンビネーションは
お見事という他はありませんでした。

経歴でしか判断できませんが、
おそらくグランドの展開になれば柔術を経験しているペドロ選手に
齋藤選手は蹂躙されていた可能性は高いと思います。

技術を持った選手が腹を決めて迷わず打った打撃が
思わぬ結果を生み出しました。



■第13試合
 中村潤 vs 植田雄太


次の試合は、18歳と20歳という若い選手同士の対戦です。


まずは植田選手の入場。
セコンドには、先ほど試合を終えたばかりの
同じジムの宮永選手の姿が。


対する中村選手は花道で円陣を組んでの入場。
パキパキに鍛えられたグッドシェイプな肉体は
明らかにストライカー系と見える鍛え方です。
スパッツの尻には「D2」の文字が。



試合が始まり向き合う両選手。
中村選手がローキックを続けて蹴りスタンドで勝負に。
小さくジャンプしてのスーパーマンパンチを放つと
組み合いとなります。
植田選手は組み止めると逆に右足を内掛けしながら
右腕で中村選手の首を取って引き込みフロントチョークの体勢に。
極まらないと見るやすぐに首を離し
ガードの左足を上げて中村選手の右脇を煽り、
右手で頭を抱えて三角絞めへと移行をします。
中村選手が逃れに行き両腕が三角の内側に入り防御となり、
植田選手もハイガードのような体勢となって
両選手動きが止まります。レフェリーがブレイク。

スタンドで中村選手がローキックを放つと
植田選手は蹴り足を取ってテイクダウンに成功します。
ハーフマウントで上を取った植田選手。
中村選手は左腕で首を抱えてフロントチョークに行くも
植田選手が上で首を抜きます。
中村選手が退かれようと体を半身にしたのを逃さず
植田選手がバックを奪ってがらあきの首に腕を掛けチョークスリーパーの体勢に。
中村選手の体を伸ばしてバックから絞め上げると
たまらず中村選手がタップ。
1R 2分46秒で植田選手の一本勝ちとなっています。



中村選手はやはりストライカーだった様子で、
グランドでは植田選手の攻めをしのぐことで精一杯でした。
打撃戦であれば中村選手は間違いなく練習を積んだ肉体をしており
相応の力を発揮したと思いますが、
グランドでの防御がまだ甘かった様子でした。

植田選手は逆に中村選手の打撃を捌いて
見事にグランドで一本を奪い取りました。
若い選手だけに、これからどれだけ強く成長するのかが楽しみです。



続きの試合はその5へ。

2010年04月16日

4/3 THE OUTSIDER 第11戦。今回も観戦しましたその3。

10年4月3日のTHE OUTSIDER 第11戦
観戦記の続きです。

その1はこちら
その2はこちら



■第7試合
 黒石高大 vs 手塚勇太


続いての試合は、脅威の進化をしている
アウトサイダーの看板選手、黒石さんの試合です。


対する手塚選手は前回の選考試合
空手経験を持つ相手のミドルをカウンターの右ストレート一発で
わずか8秒でKO勝ちを修めた選手。
ボクシングの技術が身についているのは間違い無いと見られます。


OUTSIDER第8回_入場曲_黒石高大名前の入った幟を引きつれ入場の黒石選手。
これまでのヤンキー風オラオラ入場から、
今回は落ち着いた感じでの入場です。
入場曲はいつもの
ZEEBRA featuring AKTIONの「Neva Enuff」。

参考(曲)
Youtube「Neva Enuff - ZEEBRA featuring AKTION」



試合が始まりスタンドでステップで周りながら対峙する両選手。
スタンドで手塚選手が左ジャブを振りボクシングで前に出ると
黒石選手は連打の中のジャブを一発貰いながらもパンチで応戦。
手塚選手のジャブを右手でパリー(パンチを手のひらで払う)して
左足から両足タックルに入ってテイクダウンを奪います。
倒されながらもフロントチョークに捕らえる手塚選手。
黒石選手は首を取られたままサイドポジションから
マウントへと移行をするも、手塚選手は取った首を離しません。
真正面から一生懸命首を極めようとする手塚選手。
黒石選手がマウントのまま動きが止まり、
レフェリーがブレイクを掛けスタンドに戻ります。

スタンドで左ハイキックを放つ黒石選手。
手塚選手がワンツーを打ち込むと
黒石選手は右パンチを左で払い右のカウンターを打ち込みヒットします。
さらにパンチの連打で前に出る手塚選手を
黒石選手は両足タックルでリフトしながらテイクダウン。
手塚選手は再び倒されながらも左腕で首を捕らえるも
今度は黒石選手が首を抜き、
手塚選手のガードポジションとなります。

インサイドガードからパウンドを落とす黒石選手。
手塚選手が立ち上がり離れに行くと
黒石選手は右のキックで追い討ちを掛けます。
これが手塚選手にローブローとなり試合は一時中断。
黒石選手はニュートラルコーナーで待機となります。

ここで試合を見ていた佐野さんが
「総合だー。普通の総合の試合だー。」とポツリ。


再開されるとボクシングで前に出る手塚選手に
黒石選手は左ジャブから右のローキックを蹴り込み足を止め、
右のハイキックを首筋にヒット。
さらに前出てきた手塚選手に右ストレートをクリーンヒットして
崩れる手塚選手にさらにパンチを連打。
グランドに落ちた手塚選手を上からパウンドで
追い討ちを掛けたところでレフェリーが試合をストップし、
1R 2分50秒で黒石選手が見事なKO勝ちを修めました。


いやあ、黒石選手は毎回進化していますが、
またまた更に進化をしていました

ここ何試合かはスタンドでワンツー主体で
果敢に打ち合う黒石さんでしたが、
今回はパンチをパリーで払って返しを叩き込み、
パンチとキックで対角線コンビネーションまで繰り出していました。

打撃の防御はサンドバッグを打つだけでは身につきません。
対人練習、スパーリングをしないと覚えられない物です。
喧嘩で培ったであろう殴り合いの度胸は最初から持っていましたが、
打撃でディフェンスとコンビネーションが出る様になりました。
つまり、ちゃんと練習を積んだという事です。

総合の試合とはいえ、プロライセンスを持つボクサーに
打撃でKOを奪ったのは見事としか言い様がありません。

いやあ立派だ。



■第8試合
 島根豊 vs 宮良好明


次の試合は、個人的にその実力に興味があった島根選手が登場です。

島根選手はキックボクシングのストライカーと見ていましたが、
初登場の第9戦では足をフックせずにフロントチョークを極め快勝。
アウトサイダーでは多くの選手が素人フロントチョークで全く極まらない中、
正しい方向へと絞め上げて一本を奪っています。

前回選考試合ではチョークスリーパーを極めて勝利。
元々はキックで実績を持つ選手だけに
18歳ながら私は島根選手をトーナメントのダークホースと目していました


対する宮良選手も一回戦をパウンドアウトで勝利したものの
テイクダウンを何度も取られてマウントも取られ、
返しはシザースやフロントチョークといった
比較的に格闘技スキルの低い選手が多様しがちな技だった為、
正直私は島根選手が優位であろうと思っていました。



まずは青コーナーから宮良選手が入場。


対する赤コーナーより、島根選手が入場。
入場曲が流れ始め・・・・・

島根選手猛ダッシュ。
ダダダと花道を駆け抜けて自コーナーまで。
入場曲は、まだイントロが終わってないのにもう入場が済んでしましました・・・

思わず私は横の佐野さんに、
くま「ほら佐野さん、入場で無駄なシャドーとかしてないで、
   少しはあの島根君の男らしい入場を見習えよ(笑)」




試合が始まり打ち合う両選手。
島根選手の右ストレートを額でブロックし、
右フックを島根選手のテンプルに打ち込む宮良選手。
島根選手はふらつきを見せながらも
右ストレートから組みに行きます。

宮良選手はテイクダウンを許さず
両者離れ再び打ち合いに。
お互いの右パンチが相打ちの様に当たって
島根選手はスタンドで宮良選手の横に組み付きます。
ここで島根選手の鼻血の為ドクターチェックで一時中断。

再開となり、島根選手が宮良選手のサイドに
スタンドで組み付いた状態から試合がリスタート。
島根選手がタックルで組み付き押し込みます。
マウントを奪う島根選手。
下になった宮良選手はTKシザースでマウントから脱出。
両選手が崩れてスタンドへと戻ります。

まるで「一、二の三」で殴り合うかの様に
ノーガードで打ち合う両選手。
リーチがやや長い宮良選手のパンチが先に当たって
被弾した島根選手は右へ膝からダウン。
レフェリーストップで
宮良選手が1R 1分57秒で一本勝ちを修めています。



正直、個人的には驚きました。
島根選手はスタンド、グランド共に技術が有ると思っていましたので
ここで打ち負けて敗れるとは微塵も思っていなかったからです。


宮良選手、まず空手ベースの様で打撃が思った以上に良い選手でした。
もちろん島根選手も悪くは無かったのですが
先にパンチを当てていたのは宮良選手でしたし
リーチと思い切りの良さが印象的でした。

そして何よりも、宮良選手はフィジカルが強かったです。
体も柔らかい選手で、鍛えられた選手でした。

グラップリングはノーギ系のそれで、
正直まだまだ発展の余地があると思いましたが
総合的に宮良選手は強い選手で、
その強さは個人的には予想外でした。



■第9試合
 角田智康 vs 幕大輔


大会前のある日、ある地下格闘技関係者と雑談をした時の話です。
ある人「アウトサイダーに出る角田って選手、武将に出てましたよね?」
くま 「え?あの兄弟でエントリーした選手ですか?」
ある人「ああ、やっぱり。間違い無い。強いですよ。」
くま 「ボクシングベースでしたよね確か。グランドはどうです?」
ある人「スタンドもグランドも両方できます。
    地下格闘技では他(の選手)より頭一つ抜けて強かったですよ。」


この話を聞くまで私は、角田選手は
単なるボクシング経験のある不良の人かと思っていました。
いやあ、消化試合かと思いきや、俄然面白いカードになってきました。


まずは幕選手の入場。
大きなフラッグが二枚先導。
一枚目は「邪異暗達」、二枚目は「マッハ道場」と書かれています。
セコンドには中村トッシー選手が。


対する角田選手は、前回の選考試合
わずか8秒でワンパンKO勝ちを修めている選手です。
冒頭に書いた通り、地下格闘技ではエースクラスの実力者とのこと。



試合が始まると幕選手はすぐにパンチで前に出ながら胴タックル。
角田選手をリフトしてマットに叩き付ける様にテイクダウンを奪います。
サイドポジションを取る幕選手。
マウントを奪いに言った所で角田選手が
タイミング良く立ち上がり逃れようとします。
角田選手の首を取って首投げで引き倒す幕選手。
そのまま右からの袈裟固めの体勢となります。
セオリー通りブリッジを効かせて袈裟から逃れようとする角田選手を
左腕を足で挟み込みVクロスアームロックを狙う体勢に。
角田選手の腕を殺して防御の出来ない状態にした幕選手は
上からパウンドを連続で落とします。
当然角田選手は腕が抜けず防御のしようが無く
レフェリーが試合をストップ。
1R 1分26秒で幕選手のTKO勝ちとなりました。



幕選手、危なげ無い試合運びでした。
地下格闘技の「秘密兵器」を相手に
テイクダウンからがっちり固めてパウンド葬。
試合が終わるまで、秘密兵器を秘密のままで終わらせました
ノーダメージでの横綱相撲で強い相手を下したのは
まったくお見事と言う他ありません。



ここのところアウトサイダーには
地下格闘技の選手やローカルイベントからの刺客が
何人も参戦をしてきています。

ですが、東京・武将ですとエース・ヒロ三河選手を始め
今回のトーナメントでは矢野優二郎選手や脇清和選手も敗退。
新潟・喧嘩一武道会のRYUYA選手も敗れています。

当初参戦してきたKRUNCHのエース級選手こそ勝ったものの、
以後は軒並み、地下ローカル系選手は返り討ちに遭っているのが現実で、
勝ったのは名古屋・神風POUNDERSの大倉利明選手くらいです。

改めてアウトサイダーのレベルが上がっている事を実感し、
また初期から参戦している
九州・天下一武道会系の選手のレベルの高さを再確認した次第です。



続いての試合はその4へ。

2010年04月12日

4/3 THE OUTSIDER 第11戦。今回も観戦しましたその2。

10年4月3日のTHE OUTSIDER 第11戦
観戦記の続きです。

その1はこちら




■第4試合
 土橋政春 vs 松岡洋平



さて、続いての試合です。


松岡洋平選手は選考試合
今回のトーナメント一のストライカーと目されていた
関谷勇次郎選手を相手に開始50秒でストレートでKO勝ち。
一躍浮上をしてきた選手です。

対する土橋選手は今回のトーナメントでは
一番のグラップリング技術を持つと目される
選手。
風貌とは裏腹に高いスキルを持っています。

典型的なストライカーvsグラップラーの対決。
お互いに自分の得意なステージで戦いたいだけに
緊張感のあふれる好試合が期待できそうです。


まずは松岡選手が入場。
セコンドにはアパッチ選手と野村選手がついています。


対する土橋選手の入場。
スモークの炊かれる花道に登場したのは
ファールカップ一丁の土橋選手。
同じくブリーフ一丁の奴隷を馬にしての登場です。

入場のイメージはこちら。
アウトサイダー第11戦_土橋_豚00

なんでも、デトロイト・メタル・シティの「資本主義の豚」を
イメージしてるそうですよ。

なんでも、まわりにはマッチョで刺青の入った豚しかいなくて
いい豚の人選に苦労してたそうです。



花道で豚にスパンキングをする土橋選手。
豚の首には、先日取得した自身の新品の柔術の紫帯を。
ちなみに帯には「二穴同時」の刺繍が入っています・・・

なので、こちらもコンセプトに合わせて
以下の薄汚ねえ声援を。
アウトサイダー第11戦_土橋_豚01



試合が始まると、松岡選手がワンツーから膝蹴りで攻勢に。
土橋選手は打撃をくぐってタックルでテイクダウンを奪います。
しかし松岡選手は倒されながらも土橋選手の首を取って
フロントチョークの体勢に。

しかし自身もフロントチョークを得意とする土橋選手は
首を取られた状態ながら極めは許さず。
松岡選手が取った首を離さず、
しばらくチョークの状態で試合が進みます。
上から土橋選手はパンチや肘打ちで圧力。
極まらないと見たレフェリーがブレイクを掛けます。

スタンドに戻る両選手。
土橋選手がローキックから前蹴りを放つも
スタンド打撃戦で松岡選手がパンチで攻勢。
打撃に押された土橋選手は再びタックルでテイクダウンを奪い
グランドに持ち込みます。

サイドポジションを取った土橋選手に対して
松岡選手は亀の体勢に。
バックを取った土橋選手は上から腕十字を仕掛けます。
裏十字の体勢となり腕が伸びるも松岡選手が腕を引き抜き脱出。
松岡選手はグランドの土橋選手にパウンドを落としに行きます。

しかしグランドスキルで上回る土橋選手は
下からねちっこく松岡選手を捕らえてリバーサル。
返された松岡選手は下から蹴り上げで突き放しに行きます。
即座に飛び込むようにパウンドを打ちながら
右足を取ってアキレス腱固めを仕掛ける土橋選手。
上体を起こしてパンチで抵抗しようとする松岡選手に対して
土橋選手は膝十字に変化してパンチの射程から外れます。
ここでゴングが鳴り1Rが終了。

ラウンド前半はフロントチョークの膠着状態で進み、
スタンド打撃のステージでは松岡選手が押していました。
しかしスタンドで有効な攻撃は無く、
後半のグランドのステージではほぼ土橋選手の独壇場でした。
私は1Rで有効なコントロールをしたのは土橋選手と見ますので
1Rは土橋選手を支持します。



2Rが始まるとスタンドで勝負を掛けたい松岡選手が
ストレートからハイキック。
土橋選手が合わせてタックルでテイクダウンを奪います。
しかしロープ際ではみ出そうになりレフェリーがブレイク。

スタンドで再開されると
土橋選手はすぐにタックルに入り、
松岡選手が堪えると引き込み足を取ってアキレス腱固めへ。
起き上がって松岡選手がパウンドを落とし
土橋選手に動かれると首を抱えて押さえ込もうとします。
グランドを警戒しすぐに離れて立ち上がる松岡選手。
土橋選手は間髪居れずに足に食らい付きタックルに行きます。
ねちっこく押し倒す事に成功した土橋選手。
松岡選手は亀になり、土橋選手がバックを取るも
なんとか振り落として松岡選手が逃れスタンドに戻します。

スタンドですぐにタックルに行く土橋選手。
しかし体力を消耗したか土橋選手はタックルのスピードが落ちており
松岡選手が腰を引いてタックル潰し防御。
離れると松岡選手は得意のスタンドで
ローキックからパンチをヒットします。
なんとか得意のグランドに持ち込もうとタックルに行く土橋選手。
しかし既にヘロヘロと言って良い状態で
松岡選手にタックルを受け止められてしまいテイクダウンが奪えません。

スタンドで向き合い、打撃を放つ松岡選手と
組みに行く土橋選手。
半ば牽制状態のまま試合終了のゴングが鳴ります。


これもなかなか微妙な判定となりました。
判定のポイントをどこに置くかで
どちらが勝ってもおかしく無い内容
だと思いました。
リングアナの発表は2-1のスプリットで松岡選手の勝利。



個人的には、グランドで常に
コントロールをしていたのは土橋選手でしたし、
松岡選手はスタンドで押していたものの
決定的なシーンは作れていなかった為
土橋選手が勝ったかなと思いました。

しかし1R前半は、極まっていないとはいえ
松岡選手がフロントチョークの体勢で試合が進みましたし、
2R後半には土橋選手は体力を消耗して半ばガス欠状態でした。
このあたりの印象は悪く取られてもやむを得ません。

重ねますが、スプリット判定が示す通り
互角の試合でしたのでどちらが勝ちになってもおかしくはありませんでした。
ここは厳しい練習をしてスタミナ気力で上回った
松岡選手を賞賛したいと思います。



花道を引き上げてきた松岡選手陣営に
フェンスから顔を出して佐野さんが声援を送るも
九州陣営は華麗に佐野さんをスルー。



■第5試合
 比夏瑠 vs 井上潤一


続いての試合はトーナメントのリザーブマッチとなります。

未だ明確にリザーブマッチの勝者、つまりリザーバーが
どのようなルール規定で扱われるのかが明示されていない為、
個人的にはリザーバーの扱いに正直疑問が残ります。

実際65-70kgトーナメントでは
準決勝で負傷欠場の恐れのある選手がいましたが、
欠場した場合に代わりに出場の話があったのは
リザーバーではなく、その選手に敗れた選手でした。

事前に規定を明示しなければ、
トーナメントに出場している選手の不信感を招くだけだな、
などと改めて思いながら選手入場を待っていましたが・・・



リングアナのコールで、本来は後から入場である
赤コーナーの比夏瑠選手が先に呼ばれます。

THE_OTIDSIDER_第7戦_入場曲_ヒカル桜井"マッハ"速人(Sakurai "Much" Hayato)選手の
DEEP出場時の入場曲である
THE BLUE HEARTSの「シンデレラ 〜灰の中から〜」が流れます。
参考(曲)
Youtube「シンデレラ(灰の中から)」

花道を走って比夏瑠選手が登場。
しかしその手にはグローブがされておらず
バンテージのみの状態です。


あれ?



場内には、対戦相手の井上選手が負傷により棄権した為
比夏瑠選手が不戦勝となる旨の発表。



・・・・
試合見たかった。
まあしょうがないか。

横で佐野さんが
「しかし試合しない子だなあ・・・」とボソリ。



■第6試合
 花道 vs 和田周作


ストライカーながら選考試合で総合選手を三角絞めで消耗させて
勝利を奪っている和田選手。
一方の花道選手はアウトサイダーではゴリゴリの打撃試合を繰り広げるも
前回の選考試合では、ベースである柔術の技術を披露して勝利。
続いての試合は、一回戦屈指の好勝負が期待できそうな組み合わせです。


まずは和田選手の入場。
セコンドには前回大会で勝利を修めた
曽根修平選手が付いています。


OUTSIDER第8回_入場曲_花道対する花道選手は毎回使用している
ATOMIC BOYSの「TSUBASA-WO-KUDASAI」での登場。






試合が始まるとパンチを放つ和田選手に
花道選手が両足タックルに入ってテイクダウン。
グランドで和田選手をかつぎパスでパスガードすると
サイドポジションを奪いますが
ロープからはみ出そうな位置でレフェリーのブレイクが掛かります。

スタンド再開で和田選手が前蹴りを蹴り込んで行くと
花道選手は蹴り足を取るように組みに。
和田選手が足を取って花道選手が倒されるも
下からスイープを決めて花道選手が上を奪い返します。

マウントポジションを奪った花道選手。
和田選手は下から花道選手を押しのける様に逃れて
立ち上がりに行くも花道選手が逃さじと腰にタックルで組み付き
再度テイクダウンを奪ってサイドポジションに。
和田選手は下で足を効かせてポジションを戻そうと試みるも
花道選手はサイドをチェンジして上をキープ。
必死に花道選手の首に足を絡めて防御する和田選手を
上四方で花道選手が押さえ込みます。

上四方から和田選手の左腕を取ってアームロックを極めに行く花道選手。
しかし極め切る前にゴングが鳴って1Rが終了となります。

和田選手の打撃をどこまで花道選手がしのげるか、と思っていましたが、
蓋を開けてみれば1Rは花道選手が
グランドでほぼ終始主導権を取り続けて攻勢。
半ば圧倒と言っても良い内容でした。


2Rが始まるとハイキックを放つ花道選手。
和田選手がフックで前に出ると
合わせて花道選手が見事なタイミングでタックルに入ります。
しかしテイクダウンは奪ったものの
倒しきれずに崩れて横倒しとなる両選手。
首を取りながら倒れた和田選手が
そのまま花道選手の上に覆いかぶさる様に乗ってマウントに。
和田選手が上からマウントパンチを浴びせかけると
花道選手は抵抗するも力は残っておらず打たれるがままに。
レフェリーが試合を止めて
2R 27秒で和田選手のTKO勝利となりました。


これまでアウトサイダーでは
見事な打撃でスタンドで戦う姿を見せていた花道選手。
その姿から、彼が柔術家であるとは誰も思わなかったと思います
私も初めて聞いた時には失礼ながら嘘だと思いました・・・

しかしこのトーナメントが始まると
花道選手はこれまで見せなかったグランドスキルを披露。
前回試合でその片鱗を見せて勝利を修めました。

そして今回の試合では、
和田選手を最後の瞬間までは圧倒。
恐らくあのまま行けば悪くても大差の判定で花道選手が勝利をしていたと思います。


花道選手の敗因は、過酷な減量による
スタミナの消耗にあったと思います。

恐らくは結果を残す為に期してトーナメントに出場をした花道選手。
その減量によって、地元では車の運転中に気を失ったほどだったそうです。

そして試合では圧倒的な内容で勝負を進めながら、
最後のタックルで力尽きたのか潰されてしまい、
逆転負けを喫する事となりました。


その気概と根性は驚愕に値すると思います。
これだけの意思を持つ選手であれば間違いなく強い選手になると思いました。
ですので今後は、コンディションを維持できる階級での
活躍を期待したいと思います。



トーナメント一回戦は残り3試合。
続きはその3へ。

2010年04月11日

4/3 THE OUTSIDER 第11戦。今回も観戦しましたその1。

さて、久々に土曜日開催となった
10年4月3日のTHE OUTSIDER 第11戦

何故か前日、ディファの隣で仕事をしていた私は
二日連続で有明コロシアムの前を通過しています。

「明日、あっちの方にはガラの悪い奴が大勢たむろってますから
行かないほうがいいですよ。」
とまわりには注意しておきましたが、
案の定の集団が集ってます。

・・・まあ、私は慣れてるからいいんですが。


とりあえず、階段前にいた佐野さんを見つけたので
後ろからこっそり近寄ってバックチョーク。


さすがに回数を重ねたので
落ち着いて開場を待ち、中へと入ります。

思えば最初の頃は不良の皆さんの真っ只中に切り込むことが新鮮で
見るものが一々新鮮でしたが、空気にすっかり慣れたので
気楽に入場をします。

いつも通りパンフとDVDを購入して座席に。
今回は北側の花道フェンスのすぐ脇の席を取れたので、
佐野さんを意図的にフェンス脇の席へ。

案の定、後で公式ページの写真を見たら、
ことごとくマスクをした佐野さんが写ってました(笑)


舞台の袖を見ると酒井さんの姿が。
佐野さんが見つけて近寄り話をしています。

私も近寄り、「ちゃんとセコンドしないと怒られますよ(笑)」と言うと
酒井さんは「怒られない様に頑張ります(笑)」と微笑。



という所で大会が開始。
前田代表の挨拶が始まります。

前田「6月から70-75kg級トーナメントを、10月の大会ではZSTとの対抗戦、
   そして日米安保50周年として米軍との対抗戦を行いたいと思います。」

それを聞いて客席で。
くま「おい佐野さん。トーナメントでトッシーさんとかとやるのと、
   ZSTのプロとか米軍とやるのとどっちがいい?」

佐野「・・・・僕もう出るのやめよう・・・」
くま「安心しろ。きっと勝手にカード組まれてるから。
   選考試合、佐野vs中村トッシーとかカード発表に載ってるから勝手に(ニヤニヤ)」

佐野「・・・・」

おまえ70-65kgトーナメントの時もそんな事言ってて結局出ただろ。




■第1試合
 渋谷莉孔 vs 山元寿


さて、オープニング一回戦が始まります。
65kg以下トーナメントの一回戦です。

山元選手は一回戦の相手の比夏瑠選手が計量をパスできず不戦勝
対する渋谷選手は本戦推薦出場で共に今回がトーナメント初試合となります。


アウトサイダー第11戦_入場曲_山元寿まずは山元選手の入場。
空手着を着用しての登場です。
セコンドにはリアルサラリーマン酒井さんと
クローラー梅木さん。
入場曲は映画「ベスト・キッド」のサントラから
Joe EspositoのYou're The Bestでの登場です。
参考(曲)
Youtube「Joe Esposito - You're the Best Around」

先日、そのセコンドぶりを佐野さんに怒られて
一部で大きな反響のあった梅木さんが
今日はどんなセコンドぶりを見せるのか、
個人的に別の意味で注目でした(笑)


アウトサイダー第6戦_入場曲_渋谷莉孔対する渋谷選手がいつもの「TOKYO RAVE」での入場。
私の同行者が、「今回渋谷選手、55秒で登場しましたよ!」とコメント。
おお、いつもより早くなってる。
参考(曲)
Youtube「TOKYO RAVE 2007」




赤コーナーを見ると、梅木さんが真顔でセコンド。
山元選手がコールされると、酒井さんはリングエプロンから降り、
梅木さんは酒井さんに言われて気がつきリング下に降ります。
佐野「あ、梅木さん酒井さんに注意された。」



試合が始まり、渋谷選手がサウスポーから右のローキック。
山元選手はパンチで前に出ます。
ボクシングをする山元選手に対して
渋谷選手はキックを使いキックボクシング。
山元選手がパンチで出ると渋谷選手の首を取って
もつれる様にテイクダウンを奪います。
袈裟で押さえ込む山元選手に対して
渋谷選手は逃れて立ち上がりスタンドに。

山元選手はパンチで前に出ると
キックボクシングで対抗する渋谷選手の首を取り
首投げを放ってテイクダウンへ。
しかし渋谷選手が投げをバックから潰して上を奪います。
亀になって防御する山元選手に
バックマウントからパウンドを打つ渋谷選手。
しかしブラインドパンチが禁止の為攻めあぐみ
チョークを狙うも膠着でブレイクとなります。

スタンドでの再開から片足タックルに行く渋谷選手。
山元選手は渋谷選手の首を取ってフロントチョークを狙います。
しかし渋谷選手はスタンドで堪えて両者組み合いに。
首相撲から山元選手は組み膝を繰り出しフックを打ち込みます。
スタンドで組む展開の中1Rが終了。
1Rは甲乙付け難い互角の戦いで終わります。


2Rが始まると渋谷選手が前に出て
パンチから右ハイキック。
山元選手はパンチで前に出て押し返し
渋谷選手はキックを連打して応戦します。
膝蹴りがヒットしてよろめいた山元選手を
押し倒す様にテイクダウンをした渋谷選手が上のポジションに。
渋谷選手がバックを奪うも山本選手を攻めあぐんで
レフェリーがブレイクを掛けます。

スタンドで再開され、山元選手はボクシングで前に。
渋谷選手はタックルでテイクダウンを奪い
上のポジションからパスを狙いハーフマウントを奪取。
山元選手は体を返して亀となり、
渋谷選手がバックマウントのポジションとなります。
ここで渋谷選手に鼻血が見られ、
両者のドクターチェックの為一時中断となります。

バックマウントから再開されると
渋谷選手はバックグラブの体勢を取り
バックチョークを極めに行きます。
しかし山元選手が抵抗して極めきれず
バックの体勢で試合が経過。
そのままゴングとなり試合が終了します。

判定となり、2Rにグランドでバックから攻めた
渋谷選手が判定3-0での勝利。


ボクシングの山元選手とキックの渋谷選手という
ストライカー同士の試合は、
グランドでの練習量で上回った渋谷選手が
極められなかったものの主導権を取って勝利を挙げました。

山元選手はスタンドでは押す場面も度々見られるなど
ボクシングテックニックは見事でしたが
仕事が忙しくグランドの練習が足りず
グランドでは亀の防御がメインとなってしまったのが敗因でしょう。
ブラインドパンチがOKのルールであれば
試合は途中で決まっていたかもしれません




試合が終わり、自コーナー付近で
山元さんのケアに勤しむセコンド。
酒井さんに付き添い梅木さんもせっせと働いています。

佐野「おー、梅木さんがちゃんとセコンドしてる。」
くま「言われて変わったのは凄くいいことだー。
   こういうの見ると書いて良かったよ、まったく。」


佐野さんが今回の梅木さんのセコンド姿を見て褒めてました。



■第2試合
 茂木浩明 vs pero


茂木選手は前回の試合で
対戦相手の脇清和選手が試合前に会場から逃亡してしまった為、
一回戦を不戦勝での勝ち上がりとなりました。
「レスリング12年」という経歴だけに
かなりのレスリングテックニックが見込めそうであるだけに
そのポテンシャルにはおおいに期待が持てそうな選手です。
入場曲は、途中でドラクエの音に変わるRemix曲で登場。


対するぺロ選手は第2戦で杉並軍団から出場。
土橋選手を相手になかなかの粘りを見せた選手です。
本来茂木選手の相手は友田選手でしたが、
友田選手が練習での眼窩底骨折の為欠場。
代替でのトーナメント出場となります。
本来は50kg台の選手であり、トーナメントでは体格でやや不利
そして最近は不良系選手は苦戦をしているだけに
ここでどれだけの不良の意地を見せられるのかに期待です。



茂木選手はレスリングシューズを着用しての登場。
試合が始まると両選手が向き合ってジャブでの牽制状態となります。
しばらく両者の牽制戦の後、茂木選手が組み付き首を取ると
首投げで綺麗に投げてテイクダウンを奪います。
袈裟固めで押さえ込む茂木選手。
ぺロ選手の左腕を足で挟み込みVクロスアームロックを狙う体勢に入ります。
足でアームバーを極めに行く茂木選手に対して
ペロ選手は根性で堪えて抵抗。
茂木選手はマウントポジションへの移行を狙います。
しかしペロ選手が足を絡めてハーフガードに。
上から茂木選手はパウンドを落とします。

パウンドを浴びて防戦一方のペロ選手を
パンチの圧力でマウントを奪った茂木選手がマウントパンチを連打。
打たれるがままのペロ選手を見たレフェリーが試合をストップし、
1R 1分48秒で茂木選手のKO勝ちとなっています。


茂木選手、組んでの力が圧倒的で
ほぼノーダメージでの完勝でした。
やはりレスリング力は伊達ではなくお見事でした。

ペロ選手も練習を積んでの登場だったと思いますが、
本物のレスラーが相手では、
かなり本格的に格闘技をやっている選手でなければ
対抗するのは正直無理です。

はたして茂木選手は総合の経験者を相手に
どれだけのポテンシャルを見せるのか。
その点に非常に興味が沸いた試合でした。



■第3試合
 渡辺竜也 vs 秋山翼



続いての試合は一回戦屈指の好カードです。

アウ観_入場_秋山翼まずは秋山選手がいつものLinkin Parkの「Faint」で登場。
参考(曲)
Youtube「Linkin Park - Faint」



対する渡辺選手も入場。
私の横で佐野さんが「僕は渡辺君を応援するよ。渡辺ーー!!」


試合が始まりスタンドで向き合う両選手。
秋山選手が左インローを蹴ると渡辺選手も返しのローを。
前に出てフックを打ちながら秋山選手が胴に組み付きます。
組みに反応して下がり足を後方に踏ん張りテイクダウンを防ぐ渡辺選手。
秋山選手も腕のクラッチを解かず逃れようとする渡辺選手に食らいつきます。
一旦離れる両者。秋山選手はしつこく2回目のタックルに入り
今度は渡辺選手に尻餅をつかせるようにテイクダウンを奪います。

押さえ込んでパスをしサイドポジションを奪う秋山選手。
しかし渡辺選手はエビで空間を作って
秋山選手との間に自分の膝をねじ入れて
ガードポジションへと戻す事に成功。

おー。渡辺選手がエビをした
セコンドからも寝技の指示が飛んでおり、
渡辺選手が弱点のグランドを強化してきた様子が見て取れます。
ガードからすぐに秋山選手を蹴り離して立ち上がる渡辺選手。

スタンドとなり、渡辺選手を前に
強力な打撃を警戒してか、見合う秋山選手。
フックで前に出てローキックを蹴るも
渡辺選手がカウンターのパンチを放って来るので
容易に組みの間合いまで近寄れません。
凶悪なパンチを持つ渡辺選手のスタンドでの圧力はかなり強い様です。
逆に渡辺選手が足を使ってパンチで前に出て、
下がって距離を取る秋山選手。

スタンドでの打撃の打ち合いで
渡辺選手の蹴りとパンチの防空圏に梃子摺るも
胴タックルに組み付きに行く秋山選手。
渡辺選手はテイクダウンをされるも
グランドで固められる前に離れて立ち上がります。
タックルで追い討ちを掛けてテイクダウンを狙う秋山選手。
バービーでがぶって潰し、渡辺選手はテイクダウンを許しません。
ここで1Rが終了。
最初のラウンドは拮抗した展開でした。


2Rが始まると秋山選手が左インローから
ロー、フックと前に。
しかし渡辺選手はローにカウンターの右ストレートを被せて
パンチで攻勢に出ます。
打撃をかいくぐって胴に組みリフトに行く秋山選手。
渡辺選手は体を浴びせて逆に秋山選手を潰して
グランドで上のポジションを奪い取ります。
すぐさま離れてスタンドとなる渡辺選手。
猪木アリ状態でレフェリーのブレイクが入ります。

ここで秋山選手が渡辺選手のパンチで鼻血がでておりドクターチェック。
私の横で佐野さんが「・・・秋山選手やばいな・・秋山選手の応援しようか・・」


再開されると、尚も左インローで入る秋山選手に
カウンターの右をあわせる渡辺選手。
秋山選手はなんとかスタンドで距離を詰めたいものの
組みを警戒して距離を取りパンチを打つ渡辺選手に
見合う状態でたたらを踏んで両者牽制状態となります。
渡辺選手のワンツーに合わせて食いつき
テイクダウンを奪う秋山選手。
渡辺選手は下のポジションで秋山選手の攻めを粘り
隙を突いて立ち上がってスタンドに戻します。

スタンドで強烈な右ストレートを叩き込む渡辺選手。
秋山選手も打撃を返しながらなんとか組もうと
お見合い状態から隙を突きタックル。
最後にテイクダウンを奪って上を取った所で
試合終了のゴングとなります。


うーん。これはかなり難しい判定だ・・・
どちらを勝ちに取ってもおかしくないな・・・


判定の結果の発表に、固唾を呑む両選手。
リングアナが「2-1で・・・・勝者渡辺!」

腕を上げられながら両手を突き上げ喜ぶ渡辺選手。
秋山選手は「ぐあー!」という顔でマットに座り込み顔を覆います。



多くの人が思っていた通り、
私もこれまでの試合内容などから
秋山選手が普通に渡辺選手を封じてグランドで勝つと思っていました

しかし、これまでグランドで常に上を取られると
渾身のブリッジからの鉄砲一発オンリーだった渡辺選手が
グランドでエビからガードに戻したりと
かなり寝てからの攻防を練習してきた事が見て取れました

これまでの敗戦の悔しさから練習を積んだのでしょうが
アウトサイダー無敗の秋山選手を相手に
練習の成果を出して結果を残したのは素晴らしいです。

グランドでしのぐ力をつけた事で
スタンドでの威力や身体能力が生き、
結果秋山選手を打撃で押し、スタンド組みでも
気持ちが乗ったのか身体能力が生きて防御に成功していたのは
お見事としか言い様がありません。


これは教えてあげなくては、と
病院送りになっている大根さんに
「渡辺くんが秋山に勝ちましたよ。」とメール。

しばらくしたら「マジですか!」と返事が来てました。
大根もびっくり。

休憩の時にたまたま渡辺選手がいたので
「大根が(秋山選手に勝ったと聞いて)『マジですか!』と言ってましたよ」
伝えると渡辺選手は
「あの時の僕じゃあないんで。」とキッパリ。


カッコいい。




続きの試合はその2へ。

総アクセス数
  • 累計:

訪問者数

    Recent Comments
    Recent TrackBacks
    【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」 (【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」)
    10/11 THE OUTSIDER第8戦。トーナメントとか見ましたその3。
    【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」 (【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」)
    10/11 THE OUTSIDER第8戦。トーナメントとか見ましたその3。
    【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」 (【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」)
    10/11 THE OUTSIDER第8戦。トーナメントとか見ましたその3。
    【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」 (【パック】「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック」+「3週間以内にキャバ嬢を落とす魔法のテクニック(上級者編)」)
    10/11 THE OUTSIDER第8戦。トーナメントとか見ましたその3。
    • ライブドアブログ