2010年06月

2010年06月28日

6/20 THE OUTSIDER 第12戦を見ました。その2。 ジャイアンはリングスオランダだった。その光と影。

さて、今回10年6月20日のTHE OUTSIDER 第12戦の観戦記の続きです。

その1はこちら



■第5試合
 森素道 vs 剛田武



さて、続いての試合は


THE OUTSIDER SPECIAL入場曲_剛田武まずは剛田武選手が入場。
毎回おなじみとなった「俺はジャイアン様だ」を歌いながらの登場。
なぜか今回は、青いドラえもんと思われる人が居ます・・・
参考(曲)
Youtube「おれはジャイアンさまだ!(詳細に歌詞付)」

アウトサイダー12戦_入場曲_森素道森選手はThe Mad Capsule MarketsのPulseで入場。
セコンドにはストライプルのパンクラス・フライ級1位の
広瀬勲(Hirose Isao)選手の姿が見えます。
参考(曲)
Youtube「The Mad Capsule Markets - Pulse」




試合が始まるとスタンドでパンチで出る剛田選手。
森選手は打撃をガードしつつタックルで組み付きます。
差して圧力を掛ける森選手に剛田選手が押し込みロープへ。
コーナーでの四つ組みの状態となります。

組んだ状態から腰を落として大内刈りの投げを打つ森選手。
この投げに対して剛田選手はトップロープを抱えて投げを阻止します。

そのまま四つの状態で組む両選手。
テイクダウンを奪おうと崩しに入る森選手と
倒されまいと踏ん張る剛田選手。
しばらく組んだ状態で試合が進み時間が経過していきます。

そして崩しに行く森選手を、
ロープをつかんだ剛田選手が浴びせ倒して上に。
グランドで森選手が下となります。
しかしすぐに間髪入れずに森選手が剛田選手を返して上を取りに。
剛田選手は離れて立ちに行き、森選手が追って組み付き
スタンドでの組みの状態となります。

組んだ状態から、首相撲での膝蹴りを放つ剛田選手。
初弾が入り、続けて二発目を打つも森選手が蹴り足を抱えて
そのままタックルでテイクダウンを奪います。

下になった剛田選手は森選手の首に足を掛けて仕掛けを防ぐも
森選手に担がれて横倒しに。
剛田選手は起き上がって脇を差しに行き
両者片腕で脇を差した状態での競り合いとなります。
とにかく寝る事を嫌う剛田選手に対して
森選手は組んだ状態から後ろに寝て猪木アリ状態に。
剛田選手が上からパウンドを落としに行き1Rが終了となります。


2Rが始まるとスタンドでローキックやパンチなど打撃を繰り出す森選手。
剛田選手が応戦し左ストレートを打ち込むと
森選手は合わせて潜り込みタックルでテイクダウンを奪います。
グランドに詰めさせまいと蹴り上げを森選手に向かって乱打する剛田選手。
森選手は蹴り上げを捌いて上から押さえ込みに行き
パスガードでサイドポジション。そしてマウントを奪い取りに行きます。
剛田選手はもパワーでとにかく暴れて蹴り離し蹴り上げて
なんとか立ち上がる事に成功。

スタンドとなり、パンチの圧力で森選手をコーナーに詰める剛田選手。
組み膝を蹴り込んで引き込ませ剛田選手が上となります。
ガードポジションの森選手にパウンドを放つ剛田選手。
森選手はガードを固めてディフェンス状態となり
クリーンヒットは許さないものの剛田選手のパウンドの攻勢のまま
試合終了のゴングとなります。

判定となり、3-0で剛田選手に勝利が宣せられました。




まあ会場に居た人達の中で、
単なる不良の人たちとか、ライトな格闘技ファンの人は
普通に剛田選手が勝った、という感想だったと思います。
特にレフェリーが試合を中断してイエローを出したりした場面も無く、
アピールがあった訳でもないですから、
格闘技を実際に見ても意味の分からない人には、分からなかったと思います。

そして、会場に居た、格闘技選手やトレーナー、セコンドといった人、
さらに格闘技を見て分かるファンの方ならば、
恐らく気がついた人は何人もいたかと思います。


私は1R途中でむかっ腹が立ちました。
「ジャイアンうす汚ねえ」と。



私の見てる前でこういう事は許したくありませんので、
詳細に説明したいと思います。


まず結論から先に書くと、
剛田選手およびジャイアン陣営は、勝つ為に確信的に反則行為を行いました
そして、それを裏で画策し糸を引いた犯人は、この男です。


アウトサイダー12戦_高瀬大樹01
高瀬大樹。





まず、この話の前段階として、
09年9月に新宿FACEで行われたTRIBELATE vol.25から話したいと思います。

この大会のメインイベントは、
初代TRIBELATEウェルター級王者のベテラン長岡弘樹(Nagaoka Hiroki)選手に
THE OUTSIDER SPECIAL MVPの秀虎(Hidetora)選手が挑む試合でした。

試合内容の詳細はこちらに譲るとして、
簡単に説明すると、
ストライカーで寝技の得意では無い秀虎選手が
実績のある格上のグラップラー長岡選手と戦う手段として、
長岡選手のテイクダウン時に再三ロープを掴み倒されるのを阻止しました。
結果、1R前半は組み付く長岡選手と、
テイクダウンをロープ掴みで堪えてスタンドキープの秀虎選手という流れで
スタンドの組み合いで進みました。

結果長岡選手は1Rが終わる頃には消耗し、
格下の新人である秀虎選手とドローという結果となったのです。



この試合の、試合開始直前の秀虎陣営の写真がこちらです。
25セコンド

この写真を見ると、セコンドに高瀬大樹選手がいるのが分かります。


そうです。


秀虎選手は、ロープ掴みなど反則行為でグラップラー封じの作戦を実行しましたが、
その作戦を実際に伝授し、試合前にその行為を行う練習をつけたのが
他でもない高瀬大樹選手
だったのです。


総合格闘技において、ロープを掴んでテイクダウンを阻止するというのは
かなり悪質な反則です。

1試合で何百発も放たれる打撃と違って、
テイクダウンというのは1試合で両手両足の指より多いことはめったにありません。
なにせ1Rに数回攻防があるかが普通ですから。
つまり、一つのテイクダウンというのはそれだけ比重の重いものなのです。

2Rの試合でしたら、試合の四分の一くらい、体力精神力を使って奪えるのがテイクダウンです。
ロープを掴むという行為は、いわばその四分の一を一瞬で無かった事にする行為なのです。

ですから、DREAMやSRCなど、メジャー興行では
リングの四方にそれぞれサブレフェリーを配置しており、
試合中に選手がロープを掴んだ場合は即座に「ロープ掴むな!」と
掴んだ手を直接離させる訳です。
皆さんも何度となくこのシーンを見た事があると思います。


そして、「グラップリングキング」こと高瀬選手は
グラップラーですから当然、そんな事は百も承知をしています。
そして、グラップラーがやられたら嫌な事、
つまり自分がやられたら嫌な事を、指導する秀虎選手へと伝授した訳です。

もちろん通常の正当なグラップラーとの際の攻防もですが、
主に反則行為という形で。

具体的に言うと、一番主だったのはロープ掴みです。
とにかくストライカーがグラップラーにテイクダウンされるのは死活問題なので
ロープを掴んでテイクダウンを防げ、という指示が高瀬選手から出ていたのです。

当然ロープ掴みは反則です。
レフェリーも見つければ注意を行い、度重なる場合は警告のイエローを出したりします。
そこで戦略として、秀虎選手陣営は、レフェリーが警告を出す寸前までは
ロープ掴みを使いまくってテイクダウンを阻止し、
もう次に掴んだら警告が出て判定で不利になる、という所でパタッと
ロープつかみを止める、という作戦
に高瀬選手の指示で出たのです。
これで、少なくとも1Rの多くはテイクダウンを防ぐ事が可能となります。


そして試合の内容を見ていただければ分かりますが、
テイクダウンをロープつかみという反則で防がれた長岡選手は、
何度崩しても倒れない秀虎選手(ロープを掴んでいるから当然です)に消耗。
プライドから力を振り絞って2Rを戦うも
打撃に秀でた秀虎選手の攻撃に梃子摺り、
2R終了でドローという結果に終わったのです。

判定という結果は、長岡選手にとっては
格下の選手に危うく取りこぼしそうになったという
敗戦にも等しいものです。
そして、秀虎選手にとっては
日本のトップクラスのプロと互角に戦った、という実績を残し
自身の評価を急上昇させる結果となったのです。


以上が簡単な、TRIBELATE vol.25での試合の話です。
今回の森素道 vs 剛田武戦に一見何の関係もなさそうなこの試合、
実は非常に密接にリンクしているのです。



この、TRIBELATEでの長岡vs秀虎戦で
秀虎選手の作戦の糸を引いていた高瀬大樹選手は、
現在はヨハンボススポーツスクール(ボスジムジャパン)
総合格闘技の指導員を務めています。


そして、今回のアウトサイダーの試合に出場をした
剛田選手、そしてセコンドののび太とスネ夫は
このボスジムジャパンに所属をする選手達です。

そうです。
剛田選手は、乃木坂のボスジムジャパンで
高瀬大樹選手に総合の指導を受けているのです。



ここまで書けば皆さんもうお分かりですね。
今回の剛田選手も、この高瀬大樹選手の指導で
ロープ掴みの反則行為を主軸に立てて作戦を組んできた
のです。

冒頭に書いた今回の森素道 vs 剛田武戦の展開と、
TRIBELATEでの長岡vs秀虎戦。
もう一度試合展開をよく比べて見てください。

1R前半に使えるだけロープ掴みを使いていくダウンを防ぐストライカー。
テイクダウンがなぜか奪えず、何度もトライをして
1R終盤にやっとテイクダウンを奪えるグラップラー。
そして、1Rで消耗をしたグラップラーに、
ストライカーがスタンドで襲い掛かる2R。
細かい部分では当然違いはありますが、
大きな試合の展開が、ほぼ同様なのです。


こちらは試合序盤で投げでのテイクダウンに行った森選手を、
剛田選手がロープを抱えてテイクダウン阻止をしている写真です。
レフェリーが反則に反応している所までバッチリと写っています。
アウトサイダー12戦_森剛田_投げ1


さらに、私は当日試合直後に確認をしていますが、
剛田選手は試合の入場直前に、
ペットボトルの水を大量にかぶってびしょぬれの状態となって
リングへと向かっています。


大量の発汗などで濡れるとすべる状態となる事は
みなさんお分かりだと思いますが、
剛田選手は水をかぶる事によってそれに近い状態を作って試合に挑んだのです。
つまり、すっごい滑るよ



ここまで説明が長くなりましたが、
ご覧の通り、剛田選手は勝つ為に取れる手段を徹底的に取ってきました
ルール内の手段はもちろんですが、
反則にあたる行為についてもできる限り躊躇無く。


私は、格闘技の試合では
勝つ為にでき得る事は何でもやるべきだと思います。
ほとんどの格闘技をやっている選手が理解していると思いますが、
格闘技は勝たなければ意味が無いですし勝つ為にになんでもするべきです。

もちろん重大な反則は、相手に大怪我をさせてしまったり
格闘技を行う上で支障がありますから論外ですが、
勝つ為には多少のグレーな攻撃でも躊躇無く行うべきだと私も思います。
格闘技をやっている選手などでこの事に異論を挟む人はほとんどいないのではないでしょうか。

格闘技は、相手を叩き伏せて勝利を得る事を目的としているものです。
そのために生死を掛けてやっている、という事を理解していれば
おのずと皆同じ考えになると思います。


ですから、今回の剛田選手と陣営がとった手段について、
私は正しいとは思いませんが、悪いとは全く思わないのです。




しかし。




今回の剛田選手および剛田陣営も、
「勝つ為には、反則も含めて何でもやる」事が
格闘技として正しい、と信じてやったのだと思います。
勝ちを取りに行く姿勢こそが正しい、と。

私もその通りだと思います。
思います、が。

剛田陣営は、そういった行為を行った結果について、
果たして覚悟をしてやったのでしょうか。
私は、恐らくしていないと思います。


試合が終わった後、剛田選手は森選手に握手を求めてきたそうです。
反則をしてでも、何がなんでも勝ってやる、と覚悟をしてやった選手であれば、
恐らく試合後に相手に握手には行けないと思います。
それが握手に行けたのは、反則行為をやる事を甘く考えているからだと思うのです。


繰り返しますが、反則行為をしてでも勝ちたいという
その姿勢自体は私は否定しません。
それは格闘技をやっている選手であれば少なからず理解していると思います。

ですから、今回も選手の側からは、
「反則があったから負けた」などという声は聞こえてきません。

「汚い手、セコい手を使われても、負けは負け」
「それをやられても勝たなくてはならない」
と考えるのは多くの格闘技選手達の気質だからでしょう。


だからといって、
汚い手を使った相手にむかつかない選手はいないと思います。
選手だけではありません。
セコい手を使われた選手のセコンドや練習仲間、
そして応援する人達も腹が立ってしょうがないと思います。

負けは負け、しかし汚い野郎には反吐が出る。
当たり前の感覚だと思います。
そういった事を、剛田選手や剛田陣営は考え、覚悟をしてやったのでしょうか?

また、そういった行為を行うことによって、
「剛田選手は試合で汚い手を使ってくる選手だ。」
という認識が、これから対戦する相手や
レフェリー、ジャッジなどにインプットされる、という事も覚悟の上で
さまざまな手を使ったのでしょうか?

剛田選手や陣営が所属するボスジムジャパンに対して、
「ボスジムジャパンはうす汚い手を使うジムだから気をつけろ」
という話が今後合言葉になるのは覚悟をしていたのでしょうか?



さすがにやられたのが二度目なので、
高瀬大樹選手の指導手引きで、
今回のセコいグラップラー対策が行われたのは疑う余地がありません。

格闘技の好きな人であれば
高瀬選手がこれまでどのような格闘技人生を送ってきたのか
多少はご存知だと思います。
今回のような行為を行った選手がどのような道を辿るのか、
その結果の見本が高瀬選手なのでは、と私は思いますがいかがでしょうか。



もちろんロープ掴みは反則行為ですし、
水をかぶって滑りやすい状態を作るなどのセコイ行為など
(もしかしたら他にも何かやっているかもしれませんが)はダーティですが、
反則負けを取られるまでには至っていません。

試合運営自体は公正に行われましたから、
私も今更結果を覆せ、などとは思いません。
思いませんしする必要も無いと思います。

ただ、この試合でこのような事があった、という事は
事実を明確にしておきたいのです。
悪いことをやった選手が、やった者勝ちにはしたくありませんので。

あいにく今回のアウトサイダーの試合内容を
報じたマスコミは、これらについて触れている所はありません。
ですので今回はここで明らかにしたいと思います。



実際、剛田選手は
グラップリングで上を行く森選手に対して、
ストライカーとしてとにかくテイクダウンを奪われない、
そして倒されても際の攻防でとにかく森選手を突き放して
すぐにスタンドに戻る、という事を実にしっかりとやっていました。
通常のルール内の攻防についても
とにかく際の攻防をよく対策しており練習していました

これだけの練習を積んでいたのですから、
反則行為が無くてもかなりいい試合になったと思います。
その場合はやはり森選手のほうが優位であった、とは思いますが
剛田選手も言う程簡単にはやられなかったと思うのです。

それだけに、剛田陣営の行為は残念でした。


そして個人的にはむかつきましたよ!
いくらオランダ系のジムだからって、
試合の戦法までリングスオランダ勢を引き継ぐこと無いだろうと。
 ※昔リングスで、オランダ選手達は体にオイルを塗ったりサミングしたり、
  とにかく反則行為で勝とうとする選手が大勢いたのです。




事実誤認や言い分がある方はこちらにメール
記事へコメントまで下さい。
誤りはいつでも訂正致します。






・・・・私も因果律に巻き込まれたらどうしよう。
ガクガクブルブル。




続きはその3へ。

2010年06月22日

6/20 THE OUTSIDER 第12戦を見ました。その1。

さて、今回10年6月20日のTHE OUTSIDER 第12戦。
佐野さんもトーナメントにエントリーしましたので
ディファ有明まで観戦に行きました。

まあ、今回も会場前に普通に居たんですが
いつも駐車場まで出てくる佐野さんは今回は外に現れず。
まあ、奴がいつもと違う事をするとろくな事がありません

奴はナチュラルが面白いんで、
自分で何か動くとすごくつまらないですし、
大抵裏目に出るという。


まあ、駐車場は各選手の応援団がごったがえしてました。
とにかく組織だった応援団が多い事多い事。

今回ははっきり言って、応援団をつれてこれる選手が優先して選ばれたのが
露骨に分かる選考とカード編成でしたのでしょうがないですが。


まあ、何にせよ、いつも通り中に入ってDVDとパンフを購入。
今回は減量中の為、ディファカレーはあきらめました・・・・



着席すると、同行の佐野応援団から
紙テープを配ることを強制?されてロビーへ。
しかし、今回のロビーは新規の応援団ばかりで
頼めそうな人が全く通りません。

佐野さんの道場の人を見つけたので
くま 「佐野哲也が不人気で全く紙テープが捌けません!だから投げて下さい。」
道場A「投げたくねーーー」
くま 「身内は強制です!」
道場B「・・・・(苦笑)」


その後佐野応援団が三枝選手に紙テープを頼むと
三枝「佐野くんはいいやー」と断られたり。


もてあました紙テープをぶら下げていると
目の前を野村剛史選手が通過。
くま「あ、野村さん、佐野哲也が不人気で捌けないんで、紙テープ投げて下さい(笑)」
野村「ああ、いいですよ。」
くま「マジですかー(爆笑)」

言うまでも無く、野村さんは、今回佐野さんが戦う
アパッチ選手の道場の人です(笑)


そんなこんなで、前田代表の挨拶が済んで大会が開始。



■第1試合
 松本峰周 vs 齋藤龍正


まずは75kg-70kgトーナメントの一回戦となります。

先に青コーナーの齋藤選手の入場。
前回同様に黒い特攻服を着ての登場です。

アウトサイダー12戦_入場曲_松本峰周松本さんはいつもの毛皮のコートを着て
ジュリアナ東京風味の入場。
相変わらずお姉さんが大勢同行します。
参考(曲)
Youtube「MAXIMIZOR - CAN'T UNDO THIS!! .avi」



試合が始まると距離を取って対峙する両選手。
ジャブを突いて距離を図る齋藤選手が
伸びのある右ストレートを打ち込むと
松本さんはダッキングでパンチを潜りながら胴に組み付き。
齋藤選手の両脇を差すとそのまま投げてテイクダウンを奪います。

シングルバックの体勢でバックを奪った松本さん。
齋藤選手は仰向けに返され松本さんはバックチョークを狙いに。
しかし齋藤選手はグランドで正しい方向へとまわって
半身で松本さんに圧力を掛け仰向けに向き直る事に成功し、
ハーフガードの体勢となります。
上になった松本さんはすぐに足を抜いてマウントポジションに。
マウントパンチを齋藤選手に浴びせかけて行きます。

しかし齋藤選手は松本さんがマウントパンチの瞬間を狙って
肩ブリッジでひっくり返す事に成功。
松本さんが下でガードポジションの状態となります。

ガードからヒップスローを繰り出す松本さん。
齋藤選手がこらえるとそのまま下からのキムラに移行するも極まらず、
脇を差してバックを奪う動きも成功しません。
逆に上からパウンドを放つ齋藤選手に対して
松本さんは離れて立ち上がり両者スタンドに。

スタンドになるとボクシングのできる齋藤選手が
ジャブからのワンツーで優勢に。
松本さんは組み付いてコーナーに押し込み組み膝蹴り。
これがローブローとなってしまい
試合が一時中断となります。


齋藤選手の金的ダメージ回復のインターバルとなり、
試合が再開。
松本さんが得意のフックを振り回して前に出るも
齋藤選手は落ち着いて下がって捌き返しの右ストレートを打ち込みます。
ここで1R終了のゴング。


恐らくは渾身の右ストレートを放ってくると思われた齋藤選手。
そのストレートをかわされ松本さんが簡単にグランドでバックを奪った時には
正直試合はもう終わったと思いました。

しかしながら齋藤選手、全くできないかと思われたグランドですが、
ある程度は練習をしていた様子であり、
正しい対処をして松本さんのグラップリングから逃れる事に成功をしていました。
こうなると練習不足の松本さん、
スタミナが切れて2Rは厳しい戦いになりそうです。


2Rが始まると、齋藤選手は右のローキック。
何発か続けて右ローを齋藤選手が蹴り込み松本さんの腿にヒットをします。
パンチを警戒せねばならない松本さんは
何発ものローをもらったものの
胴タックルで組み付いて横にさば折ってテイクダウン。
齋藤選手は下でガードポジションを取り、
松本さんが上のポジションからパスを狙うも
疲れたのか膠着状態となってしまいブレイクとなります。

スタンドとなり、松本さんはフックを振り回して前進。
しかしボクサーの齋藤選手には当然ブンブンフックでは通用せず
齋藤選手にパンチを捌かれて逆にワンツーを浴びる事となります。
何発もパンチを浴びる松本さん。

一旦距離が離れると松本さんは自分の頬を叩いて
効いていないことをアピール。
しかしボクシングのステージでは齋藤選手が完全に上回り
松本さんはがむしゃらに振ったフックを一発、乱戦で当てたのみでした。
組み付き脇を差した松本さん。
しかし組んだ状態でゴングとなり、試合が終了します。


1R序盤は完全に松本さんの主導権でしたが、
後半スタンドに戻って以降では
齋藤選手がボクシングで松本さんを上回ってパンチをヒット。
試合が終わるまで齋藤選手が主導権を握る事となりました。
結果判定は3-0で齋藤選手に凱歌。


エントリー写真でものすごいリーゼントで
前回初登場時にインパクトを残した齋藤選手。
今回の試合が、実質的にその実力を測る最初の場でした。

ボクシングのテクニックはやはりさすがというべきでしたが、
グランドでの基本的な対処ができているなど
きちんと総合格闘技を戦う上での準備をしていた事に驚きました。

これまで、何の準備のせずに勢いだけで出場をしてしまった選手は
何人もいましたが、齋藤選手は違っていました。
リーゼントでのセルフプロデュースやグランドでの対応など、
総合経験は浅いながらもきちんと考え準備をしていた選手でした。
結果、二試合続けて結果を出したのはお見事でした。


そして松本さんは、本来勝てたはずの試合でしたが
やはり練習不足ではダメでした。
練習ちゃんとやってくださいとしかいう事は無いです。



■第2試合
 山田史博 vs 堀鉄平


続いての試合はKRUNCHのエースだった山田選手と
アウトサイダーで名前を売った堀弁護士の一戦です。
ともにアウトサイダーでは知られている選手であるだけに
興味をひきつける一戦と言えるでしょう。

アウトサイダー12戦_入場曲_堀鉄平堀弁護士はアウトサイダー参戦当初に使っていた
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(Antonio Rodrigo Nogueira)選手の
入場曲「NO WAY OUT」での入場。
セコンドには堀弁護士のスポーツバーで働く
星野大介(Hoshino Daisuke)選手がついています。


試合が始まると向かい合った状態から
山田選手がタイミングをうかがいタックルに。
しかし山田選手がタックルで来る事の分かっている堀弁護士は
懐に入られる前に受け止めてタックルを切り、
そのまま押して山田選手の体を起こし
四つ組みでロープへと押し込みます。

そして足を掛けテイクダウンを奪いながらマウントを奪う堀弁護士。
下になった山田選手が嫌がり背中を向けると
堀弁護士はバックマウントに。
背後からの仕掛けを嫌った山田選手が
再び上を向いて堀弁護士のハイマウント状態となります。

しかし山田選手はタイミングとパワーで堀弁護士を崩して
マウント下から体を起こす事に成功。
そのまま起き上がって上を奪い返すことに成功します。
ガードポジションを取る堀弁護士。
間髪いれずに山田選手の右腕を取ると、
左足でオモプラッタを仕掛けます。
腕は足でロックされ、前転で逃れるまえに
堀弁護士に腰を抱えられてしまった山田選手。
すでにオモプラッタの形は完成しており、
あとは上から潰されてねじ利上げられたらジ・エンドの状態となります。

しかし山田選手は開いた左腕をマットについてパワーのみで起き上がり、
オモプラッタを掛けている堀弁護士をそのまま後ろに落として
逃れることに成功し、グランドで上となります。
上からパウンドを落とす山田選手。
離れて両者スタンドとなります。

向かい合ってお互いに蹴りを繰り出し
堀弁護士がタックルに行ったところでゴングに。


山田選手もグラップリングを得意とする選手であり、
試合では圧勝が多かったので
実際にどこまでのスキルがあるのかが非常に興味深い試合でした。
今回の堀弁護士はその査定にうってつけの相手でしたが、
蓋を開けてみると堀弁護士がグラップリングではかなり上を行っていました。
正直並みの選手であれば何本も取られた展開でしたが
山田選手のパワーはすばらしく、なんとか凌いだ1Rでした。


2Rがはじまるとパンチで前に出る山田選手。
堀弁護士はパンチをかわして胴タックルで組み付き
四つからのテイクダウンを奪ってサイドポジションに着きます。

サイドから腕を手繰り寄せてニーオンザベリーとなる堀弁護士。
山田選手が返しに行くとそのまま腕十字の体勢に入ります。
腕を引き抜いて逃れる山田選手。
堀弁護士はすぐにタックルで組み付きロープに押し込みます。
四つ組みとなり、倒されるのを警戒して頭の下がった山田選手に
堀弁護士が組み膝を入れます。
これで崩れた山田選手を堀弁護士がテイクダウン。
そのままマウントポジションを奪うと
上からマウントパンチを連打。
山田選手はもう抵抗する力が無いのか打たれるがままとなり
レフェリーが試合をストップし、
2R 1分51秒で堀弁護士の勝利となりました。


勝負が決まった瞬間に山田選手のセコンドが怒って乱入。
レフェリーとセキュリティが止めに入って
一時リング上が騒然となります。

これがこの日最初の乱入でした。
アウトサイダーでは、試合の前にはアナウンスで
「乱入など試合進行を妨害した場合、
協議の上で退場、選手の失格、勝利の取り消しなどが・・・」
と案内をしています。
ですが、この件で処分が下されたという話は、
少なくとも今の所は発表されてはいません。

この日は乱入が多い大会でしたが、
追ってこの件は書きたいと思います。


堀弁護士は柔術の実力を見せ付けた
鮮やかな試合内容の試合でお見事でした。
山田選手とのグラップリングの実力差を
まざまざと見せ付けたのはさすが
としか言い様がありませんでした。


まあ、このブロックはなぜか、
打撃を使わないグラップラーが勢揃いしており、
メンバーを見れば、堀弁護士を準決勝に勝ち上がらせる意図が容易に分かる山組みです。
個人的にはこういう作為が見えるプロテクトには乗れません・・・
同様の事をやりすぎて衰退したイベントは何個も見てきただけに、
同じ道を辿らない事を祈るばかりです。



■第3試合
 谷博幸 vs 渥美学


さて続いての試合は、
アウトサイダーでもおなじみの豪腕ストライカー、
斬刃拳の学コングこと渥美選手に
名古屋のTEAM WEEDから参戦のエース谷選手が挑む一戦です。


渥美選手は先月10年5月16日の黒王 Vol.1
Soldier Boy一樹選手と総合ルールで戦い
打撃による目尻からの出血でドクターストップ負けを喫したばかりです。
アウトサイダー第8戦から連敗中なだけに
ここで白星が欲しい所です。



試合が始まると、渥美選手は豪腕を奮ってパンチの連打で突進。
谷選手はガードを固めながら下がって渥美選手の猛ラッシュをいなし、
フックを振る渥美選手にカウンターの右ストレートを叩き込みます。

カウンタを浴びてほぼダウンで崩れた渥美選手。
谷選手はグランドに詰めバックを奪います。
ここで渥美選手がカウンターで鼻血が出ている為
一旦中断してドクターチェックに。

グランドで渥美選手がバックを奪われた状態から再開となり、
亀になって防御をする渥美選手に
まずはチョークスリーパーを狙う谷選手。
しかし渥美選手の亀が固いと見るや、
バックマウントから渥美選手の左腕を取りに行きます。
そしてバックからのヤスケビッチ式回転十字を繰り出す谷選手。
一旦体を浮かされた渥美選手が堪えようとすると
谷選手は取った左腕をそのまま伸ばして裏十字の体勢に入ります。
渥美選手は豪腕で堪えようとするも
すでに腕を伸びきっており、セコンドがタオルを投入。
1R 1分10秒で谷選手が鮮やかな一本勝ちを修めています。


渥美選手の試合スタート時のラッシュは
迫力満点でさすがでした。
分かっていても対戦したくなくなる破壊力がありました。

ですが、谷選手は冷静にそのラッシュを受け止めて
カウンターを叩き込み、その豪腕を見事止めて見せました。
そしてグランドでは亀取りの回転十字で鮮やかに一本勝ち。
試合が短く、まだその片鱗しか見せていませんが
スタンド、グランドを共にこなせる実力がある事は
十分に分かる試合ぶりでした。
これはかなり強い選手です。


■第4試合
 菱沼郷 vs 曽根修平


アウトサイダー12戦_入場曲_曽根修平曽根選手は打撃スキルがすばらしい選手で
これまでの試合でもパンチで相手選手を翻弄。
入場曲はこれまでと同じ
Limp Bizkitの「Rollin'」です。

参考(曲)
Youtube「Limp Bizkit - Rollin' (Air Raid Vehicle)」


outsider第6回_入場曲_入場曲_菱沼郷対する菱沼さんは第二回の尻タップ連発が嘘のように
アウトサイダーで3連勝。
着実に勝ち方を覚えて実力をつけています。
いつもの通り今回も青い柔道着を着ての入場。
入場曲は今回も、秋山成勲(Akiyama Yoshihiro)選手の入場曲である
タイム・トゥー・セイ・グッバイでした。
参考(曲)
Youtube「タイム.トゥ.セイ.グッバイ Time To Say Goodbye - Sarah Brightman」


個人的には、この山組みであれば
曽根選手の準決勝進出も十分有りえる、と思っていました。
ですので試合の行方は非常に興味深いところでした。


試合が始まると、菱沼さんはサイドステップで左周りに
リングをサークリング。
曽根選手はリング中央で菱沼さんを方向を向き様子を伺います。
しばらく牽制状態で菱沼さんがサークリング。
曽根選手はジャブ、ロー、ワンツーと
放って菱沼さんを詰め、菱沼さんは返しのパンチを放って逃れ
再びサークリングへと戻ります。

何度目かの曽根選手が打撃で前に出ると
菱沼さんの返しのパンチとの交錯で
足を滑らせてスリップ。
すかざず菱沼さんはグランドに詰めると
曽根選手の首を取ってがぶり、ブラボーチョークの体勢に入ります。
そしていったんがぶり返しで曽根選手を投げると
そのまま菱沼さんは裏返るようにスピニングチョークの体勢に入ります。

すげえ、菱沼さんがちゃんとレスリングをやっている・・・

首を極められかけた曽根選手は
絞めを緩める為に反時計回りにグランドをまわり、
菱沼さんは絞めを強めて逃さじと同じくグランドを回る
追いかけっこの状態となります。

絞めが極まらず動きが止まり、
膠着状態となった為にレフェリーが一旦ブレイク。
スタンドに戻されると、
曽根選手が前蹴りからワンツー、ロー、膝蹴りと
得意の打撃で攻勢を仕掛けます。
菱沼さんは亀のように固めたガードから右フックを打ち返し。
打撃で前に出る曽根選手を
菱沼さんは引き込みながら下から、まるでケンドーカシンの様に
飛びつきながらの腕十字を仕掛けます。
まさか菱沼さんが飛びつき十字をするとは曽根選手も思っていなかったのか
そのまま体を返されてしまい普通の腕十字の体勢となります。
右腕を伸ばされながらも、左腕で懸命にかぶりを振って
極まっていない事をアピールする曽根選手。
しかし曽根陣営からタオルが投げ込まれてしまい、
1R 3分ちょうどで菱沼さんのTKO勝ちとなりました。


菱沼さんは、亀のように顔の前でガードを固めて
相手の打撃をしのぐ戦法は、依然変わってはいませんでした。
しかしながら、これまでの相手打撃に蹂躙される菱沼さんと比べて、
今回は防御を固めて返しのパンチを打つ戦法、と見えるまで
かなり余裕が出てきた様子でした。
菱沼さんは苦手のスタンド打撃対策をちゃんと練習してきた様です。

また、グランドではこれまでの柔道ベースの技術だけではなく、
がぶり返しで投げたりスピニングチョークまで見せるなど
レスリングの練習をかなり積んだ事が分かる動きでした。

これまでの菱沼さんの勝ち星は
ラッキーでたまたま勝ってしまったものが多かったのも事実でしたが、
今回の勝利は菱沼さんが自分で手繰り寄せた勝利と言って良いと言えるでしょう。
ここまで実力を積み重ねた菱沼さんはお見事でした。

しかし曽根選手が負けるとは思わなかった・・・・




続きはその2へ。

2010年06月21日

6/20 THE OUTSIDER 第12戦テンプレその3。

さて、10年6月20日のディファ有明、
THE OUTSIDER 第12戦の試合の見所のテンプレートの続きです。

その1はこちら
その2はこちら


■第21試合
 矢野優二郎 vs 小林裕

□矢野優二郎(Yano Yujiro)
FROM/千葉
AGE/28
身長/163[cm]
『格闘技歴』
THE OUTSIDER 1戦1負
ブラジリアン柔術 1年半
総合格闘 1年半
元・船橋夜櫻會四代目総長
■THE OUTSIDER 戦績 0勝1敗
 第10戦 ×宮良好明 2R 0分38秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)


□小林裕(Kobayashi Yu)
FROM/東京
AGE/32
身長/165[cm]
『格闘技歴』
空手 1ヶ月 総合格闘 1ヶ月
ラーメン二郎 10年
元・第六代宇田川警備隊幹部


矢野選手は柔術をベースとする選手。
ZSTのアマグラップリングなどで経験を積み
地下格闘技・武将で総合格闘技を経験している選手。

対する小林選手はその詳細は不明。
不良選手であるからには殴り合い自体は慣れていると思われる。
また、不良は喧嘩の為に何らかの格闘技をやっている事が多く
小林選手にも恐らく何かの経験はあるのか。


矢野選手のこれまでの試合を見ると、
基本的には積極的には打撃戦に行かず、タックルで組み付く事が多い。
しかし矢野選手のタックルは試合ではかなりの確率で首を取られており
取られた首ば抜けずに苦戦するのがこれまでのパターンとなり
地下格闘技では数戦して全敗というレコード。

しかし小林選手は不良だけに打撃オンリーと見られる。
よほど強力な打撃を小林選手が持っていれば
打撃のステージだけで決着が付く可能性はある。
だが基本は必ず組み付く展開になると思われ、
経験者の矢野選手は未経験の小林選手には
さすがにグランドでは圧倒するか。


■第22試合
 江田雄一 vs 大山勇樹

□江田雄一(Eda Yuichi)
FROM/東京
AGE/29
身長/175[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 1勝1敗
 第3戦 ×吉永啓之輔 1R 1分30秒 一本(腕十字)
 第10戦 ○レイ 2R 判定(3-0)
懲役6年


□大山勇樹(Oyama Yuki)
FROM/東京
AGE/33
身長/170[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 1勝2敗
 第7戦 ×清水征史郎 2R 1分07秒 一本(腕十字)
 第8戦 ×渋谷莉孔 2R 終了 判定(0-3)
 第10戦 ○人間ターミネーター 2R 1分46秒 TKO(レフェリーストップ・戦意喪失)
総合格闘 8ヶ月
少年院2回 刑務所2回


江田選手は打撃のセンスがかなりある選手で、
きちんと格闘技を練習した期間はまださほど長くな無いものの
当て感と打撃の吸収力は、指導したトレーナーも感心したほど。

一方の大山選手はたゆまず鍛え上げたその筋肉を武器に
気迫で生み出す圧力が武器の選手。

お互いに不良同士であるだけに気合は十分。
するとスタンドの打ち合い勝負となると見られるが、
打撃スキルに関しては江田選手の方が上と見られる。

グランド技術に関してはお互いに似たようなレベルと見られ
あっても上からのパウンド程度か。
ただ、大山選手のパワーは同レベルならば十分に脅威。

打撃に分のある江田選手が基本的に優位に試合を進めると見られる。


■第23試合
 庵野隆馬 vs 清水征史郎

□庵野隆馬(Anno Ryuma)
FROM/神奈川
AGE/30
身長/172[cm]
茅ヶ崎連合第十二代目総長
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 2勝1敗
 第7戦 ×花道 1R 2分33秒 一本(フロントチョーク)
 第9戦 ○立花栄祐 2R 2分12秒 TKO(レフェリーストップ・パンチ連打)
 第11戦 ○RYUYA 1R 1分31秒 一本(三角絞め)
総合格闘


□清水征史郎(Shimizu Seisiro)
FROM/千葉
AGE/33
身長/173[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 3勝1敗
 第2戦 ○川口浩史 1R 1分20秒 TKO(2ノックダウン・左フック)
 第4戦 ×加藤友弥 2R 0分36秒 TKO(2ノックダウン・スタンドパンチ連打)
 第7戦 ○大山勇樹 2R 1分07秒 一本(腕十字)
 第9戦 ○中澤達也 1R 2分06秒 一本(腕十字)
総合格闘


ジャパニーズヤンキー庵野選手は
スタンドではパンチを得意とする選手。
アウトサイダー出場後は柔術の練習を積み
グラップリングのスキルもみるみる上達をしている。

一方の清水選手は
打撃ではどちらかというとキックを得意とする選手。
グラップリングではオーソドックスながら
一通りの技術ができ、上からも下からも対応ができる。

スタンドのステージでは
庵野選手のパンチが当たるシーンもあるやもしれないものの
基本的には拮抗した展開が予想される。

組んでグランドになった場合、
庵野選手も経験の割りにはセンスがあるものの
清水選手のグラップリング能力は
ボンズ加藤選手を押した事からも、その高さは証明済み。
上からも下からも極めを持つだけに
庵野選手はグランドでは苦戦が予想される。


■第28試合
 吉永啓之輔 vs 野村剛史

□吉永啓之輔(Yoshinaga Keinosuke)
FROM/栃木
AGE/27
身長/181[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 8勝2敗
 第1戦 ○浦野貴之 1R 1分58秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
 第2戦 ○中村淳平 1R 0分50秒 一本(三角絞め)
 第3戦 ○江田雄一 1R 1分36秒 一本(腕十字)
 第4戦 ×佐野哲也 2R 2分59秒 TKO(レフェリーストップ・鉄槌連打)
 SPECIAL×秀虎 1R 1分04秒 KO(左ストレート)
 第7戦 トーナメント予選 ○山口ライト剛 1R 0分19秒 一本(フロントチョーク)
 第8戦 トーナメント一回戦 ○モルトマン 1R 1分52秒 一本(三角絞め)
 第8戦 トーナメント二回戦 ○三枝美洋 2R 1分44秒 一本(三角絞め)
 第9戦 トーナメント準決勝 ○武井勇輝 1R 0分37秒 KO(左膝蹴り)
 第9戦 トーナメント決勝 ○佐野哲也 2R 0分36秒 TKO(2ノックダウン・膝蹴り)
総合格闘
THE OUTSIDER 65-70kgトーナメント
初代チャンピオン


□野村剛史(Nomura Tsuyoshi)
FROM/福岡
AGE/33
身長/172[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 7勝1敗
 第1戦 ○奥川光典 1R 1分15秒 一本(チョークスリーパー)
 第2戦 ○岩本一貴 1R 0分56秒 一本(腕十字)
 第3戦 ○大谷匡弘 2R 0分12秒 KO(右オーバーフック)
 SPECIAL ○佐藤拳真朗 1R 1分20秒 一本(腕十字)
 第7戦 トーナメント予選 ○堀鉄平 2R 終了 判定(2-1)
 第8戦 トーナメント一回戦 ○金島欣和 2R 終了 判定(0-3)
 第8戦 トーナメント二回戦 ○鳥海誠 1R 0分20秒 KO(右フック)
 第9戦 トーナメント準決勝 ×佐野哲也 1R 2分57秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
総合格闘


共に過去、クチビル佐野哲也に敗北を喫した経験のある同士の試合。
佐野さんにどちらが勝つか聞いてみたが、
書くと角が立つのでここでは秘密(笑)

吉永選手は長い手足を武器に
グランドでは主に下攻めからのサブミッションを得意とする。
スタンドでもそのリーチを生かし
オーソドックスなワンツーからの打撃はなかなか強力。

一方の野村選手。
グラップリングの技自体はクラシカルながら
その精度は非常に高く、安定したグランド能力を持っている選手。

スタンドでもKOを何度か奪ってはいるものの、
基本的には組む為の打撃がメインであり、
グラップラーと言って良い選手である。


スタンドでは吉永選手が打撃スキルで優位か。
野村選手は組み付きたいところだが
吉永選手のリーチのあるパンチと距離を取るミドルキックを
かいくぐって組み付くのはなかなか骨が折れる作業。

そしてテイクダウンを奪えて上を取っても
吉永選手は下をむしろ得意としているだけに
一進一退のグランド戦が展開されると見る。

基本的には佐野哲也戦の結果が、
この試合の有利不利の度合いと一致しそう。




以上ご参照ください。
これから会場で試合見てきます。


6/20 THE OUTSIDER 第12戦テンプレその2。

さて、10年6月20日のディファ有明、
THE OUTSIDER 第12戦の試合の見所のテンプレートの続きです。

その1はこちら。


■第13試合
 高垣勇二 vs 岩間美伸

□高垣勇二(Takagaki Yuji)
FROM/神奈川
AGE/26
身長/173[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 3勝4敗
 第1戦 ○中村啓紀 1R 1分36秒 一本(フロントチョーク)
 第2戦 ×秋山翼 2R 判定(0-3)
 第4戦 ○栗山圭吾 2R 判定(3-0)
 SPECIAL ×小林聖人 2R 判定(0-3)
 第7戦 ○玉井智浩 1R 0分49秒 一本(腕ひしぎ三角固め)
 第9戦 ×樋口武大 2R 0分14秒 一本(チョークスリーパー)
 第10戦 × トーナメント予選 ○渡辺竜也 1R 2分02秒 KO(右フック)
ストリートファイト


□岩間美伸(Iwama Yoshinobu)
FROM/東京
AGE/35
身長/167[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 0勝0敗1分
 第4戦 △野中"ドラエモン"康弘 2R 判定(0-0)


高垣選手はその格闘技センスのみでの戦いで
数々の強豪選手を相手に好勝負を繰り広げた看板選手。
パンチをスウェーでかわすスキルは一級品。

対する岩間選手は杉並軍団からの出場で、
第4戦では九州の格闘技選手を相手にドローを演じた。


岩間選手の過去試合を見る限り、基本的にはスタンドの選手。
高垣選手は自分より身長の高い相手だとスウェーが効かず苦手な面があるが
岩間選手は6cm低く、パンチ主体と見られるので問題無さそう。

アウトサイダーでの試合だけで判断をすると
スタンド打撃で高垣選手がパンチをかわしまくって
優位に試合を展開しそう。
岩間選手が再登場に向けてどれだけ準備を積んだかによっては
逆転の可能性もあるが、基本は高垣選手が優位か。


■第14試合
 小澤彪人 vs 植田雄太

□小澤彪人(Ozawa Ayato)
FROM/神奈川
AGE/18
身長/175[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 1勝0敗1分
 第8戦 △マシアス 2R 終了 判定(0-1)
 第9戦 ○魔王超狼 1R 2分59秒 TKO(主催者のタオル投入)
総合格闘


□植田雄太(Ueta Yuta)
FROM/静岡
AGE/18
身長/176[cm]
『格闘技歴』
THE OUTSIDER 3戦2勝1負
総合格闘
■THE OUTSIDER 戦績 2勝1敗
 第9戦 ○城戸健太 1R 1分32秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第10戦 ×島根豊 1R 1分33秒 一本(チョークスリーパー)
 第11戦 ○中村潤 1R 2分46秒 一本(チョークスリーパー)


小澤選手はアグレッシブなスタンドファイトが持ち味の
ストライカー選手。

対する植田選手は不良系選手ながら
ジムでグラップリングを練習しておりグランドができる選手。

お互い10代で向こうっ気が強く、アグレッシブな面白い試合が期待できそう。
序盤は熱い打ち合いとなると見るも
小澤選手は組み以降のスキルが無く、
グランド技術を持つ植田選手がグラップリングのステージでは圧倒するか。


■第15試合
 小林功介 vs 統好

□小林功介(Kobayashi Kosuke)
FROM/愛知
AGE/30
身長/164[cm]
『格闘技歴』
数日


□統好(Munetaka)
FROM/神奈川
AGE/28
身長/175[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 0勝1敗
 第9戦 ×曽根修平 2R 1分37秒 TKO(2ノックダウン・右ストレート)


名古屋TEAM WEEDから参戦の小林選手。
格闘技の試合経験は先月の1試合のみだが、
喧嘩の経験が豊富な様子で
試合でも臆することなく打ち合い勝利を得ていた選手。

対する統好選手も不良系選手で
前回試合でも殴り合いを挑んだものの
相手が悪かった為、ポテンシャルは試合ではまだ出し切れていないか。

両者共に不良系なだけに
グランド展開は一切無いスタンドでの打ち合いで試合が進むと見られる。
格闘技経験の無い両者の戦いだけに
勝負はやってみなければ誰にも分からない。


■第16試合
 HIBIKI vs 松木集

□HIBIKI(ヒビキ)
FROM/鹿児島
AGE/31
身長/178[cm]
『格闘技歴』
柔道10年
ブラジリアン柔術紫帯
コパ・パラエストラ・サウス・ジャパン
2009青メジオ・アブソ 優勝
グラップリング・オープントーナメント鹿児島80kg 優勝


□松木集(MAtsuki Ashimu)
FROM/青森
AGE/20
身長/169[cm]
『格闘技歴』
柔道 8年 ファイトクラブ 3戦3勝
極真空手 3年


松木選手は青森ローカルのクラブファイトで戦う選手。
柔道の体幹を生かし空手の打撃で勝負するタイプか。

しかしHIBIKI選手もベースは柔道。
柔術では紫帯を取得しており、
グラップリングのステージでは圧倒的な実力差を見せ付けると見る。


松木選手はスタンドでアグレッシブに打ち合い
パンチを当てるのが唯一の勝機か。
しかしHIBIKI選手に一度捕まってしまえば
後はHIBIKI選手の独壇場になると見られる。


■第17試合
 樋口武大 vs 関谷勇次郎

□樋口武大(Higuchi Takehiro)
FROM/東京
AGE/22
身長/175[cm]
『格闘技歴』
THE OUTSIDER 2戦2勝
ボクシング 1年 総合格闘 3年
■THE OUTSIDER 戦績 2勝0敗
 第6戦 ○玉井智浩 1R 1分39秒 TKO(マウントパンチ連打)
 第9戦 ○高垣勇二 2R 0分14秒 一本(チョークスリーパー)


□関谷勇次郎(Sekiya Yujiro)
FROM/静岡
AGE/26
身長/163[cm]
『格闘技歴』
THE OUTSIDER 3戦1勝2負
斬刃拳
■THE OUTSIDER 戦績 1勝2敗
 第4戦 ○クロダマン 1R 2分39秒 KO(左フック)
 SPECIAL ×金島欣和 1R 2分10秒 TKO(マウントパンチ連打)
 第10戦 ×松岡洋平 1R 0分50秒 KO(右ストレート)


アウトサイダーが誇る超ストライカー関谷選手。
スタンド打撃のみであればアウトサイダーでは
パウンドフォーパウンドと言っても良いスキルの有る選手。
パンチは破壊力も抜群。

対する樋口選手は打投極の全てができる総合選手。
スタンド、グランド共にレベルが高く
アウトサイダーで現在彼より強い選手は思い当たらない。

関谷選手はグランド技術がほぼ無く当然スタンド勝負。
一方の樋口選手は、さすがに打ち合えば分が悪いものの
打撃戦をある程度関谷選手と戦えるスキルはある。
そしてグランドになれば、樋口選手のグラップリングスキルは
柔術紫帯選手をしのいでしまう程度の実力がある。

関谷選手のパンチが当たって逆転の可能性はあるが、
基本、総合ではそのスキル差は歴然で樋口選手の優位は動かないか。


■第18試合
 マシアス vs 飯田健夫

□マシアス(Macias)
FROM/東京
AGE/20
身長/163[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 0勝0敗1分
 第8戦 △小澤彪人 2R 終了 判定(0-1)
ストリート キック
元・大田連合三代目


□飯田健夫(Iida Tateo)
FROM/北海道
AGE/19
身長/178[cm]
『格闘技歴』
柔道 キックボクシング


マシアス選手はキックがベースのストライカーであり、
基本的に打ち合いを挑んでくる選手。

対する飯田選手は、柔道で培ったフィジカルをベースに生かし
打撃でも恐らくその体幹の強さは生きて圧力があると見られる。
実際KRUNCHでは強い選手を相手にトーナメントを勝ち上がっており
総合でもある程度の実力は証明している選手。

スタンドのステージではマシアス選手のキックスキルが生きると見られるが、
恐らくマシアス選手がグランドをちゃんと練習した形跡は無い。
組んでからは飯田選手に分があると見られ、
マシアス選手は苦しい戦いになるか。


■第19試合
 魄夜 vs 達志

□魄夜(Takuya)
FROM/埼玉
AGE/23
身長/170[cm]
『格闘技歴』
空手 7年
第10回、11回全日本グローブ空手
交流試合 優勝
フルコンタクト空手交流試合 優勝


□達志(Tasshi)
FROM/東京
AGE/35
身長/188[cm]
『格闘技歴』
総合格闘 1年(金原道場)


魄夜選手はグローブ空手、キックがベースの選手。
レベルの高い練習相手に囲まれており
打撃に関してはある程度の実力を発揮すると見られる。
グランドをどれだけ練習しているかがポイント。

対する達志選手は格闘技の試合記録が無く
どれほどのスキルがあるのかは詳細不明。
UKR所属ということから、組みメインの総合スタイルと予想する。


恐らくスタンドでは魄夜選手が優位に試合を展開するか。
達志選手は組み付いて打撃を封じに来ると予想するも
魄夜選手の打撃を被弾しそう。
グランドに持ち込めば展開は逆転されそうだと思われ
勝負の行方は予断を許さない。


■第20試合
 吉真一仁 vs 間宮晃仁

□吉真一仁(Yoshima Kazuhito)
FROM/栃木
AGE/32
身長/175[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 1勝1敗
 第6戦 ○今井寿 1R 0分49秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
 第7戦 ×剛田武 1R 2分16秒 KO(右フック)
総合格闘


□間宮晃仁(Mamiya Akihito)
FROM/北海道
AGE/27
身長/180[cm]
『格闘技歴』
自己流格闘技 8年


吉真選手は鍛え上げた肉体の圧力が強く
組み力の強力な選手。
グラップリングのスキルも有る程度持っている。

対する間宮選手は詳細は不明だが、
北海道の団体、道志が代表として送り出す選手だけに
相応の実力はある選手と見られる。

吉真選手は多少は打ち合うものの基本は組みに来ると見られる。
間宮選手のスキルが不明だが、
スタンドのステージで圧倒しなければ吉真選手に組み敷かれては不利か。



続きはその3へ。

2010年06月20日

6/20 THE OUTSIDER 第12戦テンプレその1。

さて今回も、10年6月20日にディファ有明で
THE OUTSIDER 第12戦が行われます。

今回のTHE OUTSIDERでは、
各地方で地下格闘技が次々と立ち上がり、
またこれら地下格闘技の団体チームを取りまとめようという
新興勢力まで現れた事を受けてか、
様々な地下格闘技興行の代表を集めたような大会となりました。

その大会の、試合の見所ポイントを
テンプレートとしてまとめましたので
ご参照頂ければ幸いです。


■第1試合
 松本峰周 vs 齋藤龍正

□松本峰周(Matsumoto Minechika
FROM/栃木
AGE/30
身長/170[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 3勝3敗
 第3戦 ○岩本一貴 2R 判定(3-0)
 第4戦 ○下中雅也 1R 2分14秒 KO(マウントパンチ連打)
 SPECIAL ○佐藤隆 2R 2分21秒 一本(チョークスリーパー)
 第6戦 ×佐野哲也 1R 1分24秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第8戦 ×沼尻和之 2R 判定(1-2)
 第11戦 ×山田史博 1R 1分33秒 一本(腕十字)
総合格闘


□齋藤龍正(Saitou Tatsumasa)
FROM/埼玉
AGE/21
身長/180[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 1勝0敗
 第11戦 ○ペドロ・ドラガオン・木村 1R 0分04秒 KO(右ストレート)
ボクシング


実力者ながら、あいかわらず練習量が少ない松本さん。
思ったよりは練習をしているものの、足りていないか。

対する齋藤選手は前回はまさかのワンパンチKOを修めたものの、
やはりそのスキルはボクシングのみと見られ、
グランドは恐らく全くできないか。

齋藤選手が勝つには再びパンチを当てるしかないが
前回で手の内は明かされているだけに二度目を厳しいか。
試合は松本さんがテイクダウンを奪った瞬間に決着がつくと思われる。


■第2試合
 山田史博 vs 堀鉄平

□山田史博(Yamada Fumihiro)
FROM/神奈川
AGE/22
身長/169[cm]
『格闘技歴』
格闘技戦績 14戦13勝1敗
■THE OUTSIDER 戦績 2勝1敗
 第4戦 ○土屋クレイジー 1R 0分32秒 一本(腕十字)
 第6戦 ×剛田武 2R 判定(0-2)
 第11戦 ○松本峰周 1R 1分33秒 一本(腕十字)
総合格闘


□堀鉄平(Hori Teppei)
FROM/東京
AGE/34
身長/176[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 5勝2敗1分
 第1戦 ○齋藤匡彦 1R 0分15秒 一本(腕十字)
 第2戦 ○山口ライト剛 1R 1分00秒 一本(腕十字)
 第3戦 ━加藤紘也 堀選手の負傷により中止
 第4戦 ○加藤紘也 2R 1分16秒 一本(三角絞め)
 第7戦 トーナメント予選 ×野村剛史 2R 判定(1-2)
 第8戦 ×アパッチ小次郎 2R 判定(0-3)
 第9戦 △伊澤寿人 2R 判定(1-0)
 第10戦 ○☆MAMORU☆ 1R 1分14秒 一本(チョークスリーパー)
 第11戦 ○剛田武 2R 判定(3-0)
ブラジリアン柔術 紫帯


山田選手はタックルからのポジショニングとテイクダウン、
そして腕十字を得意とする選手。
対する堀弁護士は柔術の技術で勝ち星を挙げている選手。

お互いにグラップリングと柔術という
グランドでの戦いを得意としている選手同士の戦い。
ポジションも共に上攻めを狙いたい同士。
テイクダウンの無い堀弁護士に対して
山田選手はタックルという得意な武器があり、
上のポジションを取るのは山田選手か。

またスタンドでの打撃も両者ともに無い同士だが、
ローキックしかない弁護士に対して
山田選手は一通り使うことができスタンドでは優位か。

寝技の技術とバリエーションでは
ベーシックな技術の山田選手に対して堀弁護士の方が多彩で上。

グラップラー同士の戦いであり、
基本的には寝技で上回る堀弁護士が優位も、
上記の通り、山田選手にも優位な要素が多く
勝負は拮抗する事が予想される。
個人的には判定の確率9割を超えると予想。


■第3試合
 谷博幸 vs 渥美学

□谷博幸(Tani Hiroyuki)
FROM/愛知
AGE/31
身長/176[cm]
『格闘技歴』
総合格闘 1年半
ファイトクラブ(大阪) 優勝
強者(大阪) 1勝 ケンカ祭(岐阜) 1勝
夜王(名古屋) 1勝 KRUNCH 1勝
その他地下格闘技多数参戦 全8勝


□渥美学(Atsumi Manabu)
FROM/静岡
AGE/25
身長/170[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 3勝1敗
 SPECIAL ○吉田傑 1R 0分19秒 KO(右ストレート)
 第7戦 トーナメント予選 ○佐野哲也 不戦勝(佐野のドクターストップによる)
 第8戦 一回戦 ○林ヒットマン大輔 不戦勝(林選手が会場に来れず欠場)
 第8戦 二回戦 ×佐野哲也 1R 1分40秒 KO(右ハイキック)
斬刃拳 3年
3POUND



谷選手はグラップリングシュートボクサーズで技術を学ぶ選手であり、
スタンド、グランド共に相応のスキルを持つ選手。
総合では地下格闘技の戦績ながら8勝1分というスコアを残している。

特に今年3月に対戦した中臣隼選手は
講堂学舎出身の柔道エリート上がりの選手であり、
この選手と延長Rまで戦ってドローという結果は
谷選手の総合での実力を証明している。


対する学コングこと渥美選手。
豪腕を生かした脅威の圧力を持つストライカーであり、
その凶器とも言えるラッシュは対戦相手を恐怖に陥れる。
打撃の得意な選手でも対戦を嫌がる恐ろしい選手。

しかし典型的なブンブン丸タイプの選手でもあり、
序盤の猛ラッシュを凌がれてしまうと
以後実は攻めあぐんでお見合いのシーンが多く見受けられる選手でもある。

グランドの技術も基本的には無いと言って良い選手であり、
パワーと豪腕パウンドを除け寝技の武器は無い。


谷選手は格闘技のスキルがある選手なので
渥美選手の序盤の猛攻を凌ぐだけの力はあると見る。
すると以後、スタンド、グランドが共にできる谷選手が優位。
危険な渥美選手のスタンドと勝負するよりは
グランドに持ち込んで仕留める作戦を取るか。


■第4試合
 菱沼郷 vs 曽根修平

□菱沼郷(Hishinuma Goh)
FROM/栃木
AGE/31
身長/171[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 3勝2敗
 第1戦 ×藤井大督 2R 1分30秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第3戦 ×高田敬久 2R 判定(0-2)
 第6戦 ○花道 1R 1分53秒 KO(右ストレート)
 第9戦 ○バイソン・マモル 1R 1分46秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第11戦 ○八巻健二郎 1R 1分51秒 一本(アキレス腱固め)
柔道 総合格闘


□曽根修平(Sone Shuhei)
FROM/福岡
AGE/26
身長/176[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 2勝0敗
 第9戦 ○統好 2R 1分37秒 TKO(2ノックダウン・右ストレート)
 第10戦 ○塩島寛人 1R 2分24秒 TKO(2ノックダウン・スタンドパンチ連打)
総合格闘


アウトサイダー参戦以来、練習を積んできた菱沼さん。
柔道をベースとした組み力のベースを生かして
自身の勝ち方を覚え、勝ち星を重ね始めた。

しかしながら参戦当初からスキル自体はさほど変化はしておらず、
打撃スキルはほぼ無いと言って良い状態。
被弾をしてもとにかく組み付いてテイクダウンを奪い
押さえ込んで上からパウンドを浴びせる戦法に頼らざるを得ない状態。

一方の曽根選手は正統派の打撃が切れる選手であり、
そのストライキングスキルはかなり高い。
そして、アウトサイダーでは必要が無かったため見せていないが
実はグランドスキルも相応の物を持っているとの情報あり。


菱沼さんの勝機はとにかく組み付いて押さえ込むしかないが、
まず組み付くまで曽根選手の打撃をかなりもらう事は避けられず、
場合によっては打撃のみで終わらせられる可能性も小さくは無い。
そしてテイクダウンを奪った場合でも
グラップリングのスキルのある曽根選手が相手では
立ち上がられてしまう可能性が大きい。

したがってスタンドで曽根選手が優位に試合を進め
菱沼選手は打撃で火達磨になる公算が大きいと見る。


■第5試合
 森素道 vs 剛田武

□森素道(Mori Motomichi)
FROM/東京
AGE/30
身長/172[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 1勝0敗
第9戦 ○能仁 1R 2分44秒(マウントパンチ連打)
第6回アマチュアリングス
80kg級 優勝


□剛田武(Gouda Takeshi)
FROM/神奈川
AGE/21
身長/177[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 3勝2敗
 SPECIAL ○能仁 1R 1分58秒 TKO(ジャッジのタオル投入)
 第6戦 ○山田史博 2R 判定(2-0)
 第7戦 ○吉眞一仁 1R 2分16秒 KO(右フック)
 第8戦 ×中村トッシー 1R 1分26秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド)
 第11戦 ×堀鉄平 2R 判定(0-3)
J-GROW アマチュア全国大会
L.ヘビー級 優勝



剛田選手はキックボクシングのスキルが高い
典型的なストライカーで、
フィジカルを生かしたパワーが有る選手。
グラップリングもジムで高瀬大樹選手の指導を受けるなど
総合参戦以降徐々にスキルを伸ばしている。

一方の森選手はかつてリングスの本戦に出場をしたプロ経験のある選手。
かつてコンバットレスリングで
村濱天晴、花井岳文に次々と一本勝ちをして
決勝では修斗世界王者になった菊池昭と互角に渡しあった経験があり、
アウトサイダーのレベルでは組み技では間違いなくトップ。

純粋なストライキングスキルでは剛田選手が優位であり、
剛田選手が勝つには打撃を当てるしかない。
しかし堀弁護士にテイクダウンされる状態では
森選手のテイクダウンを逃れるのはまず不可能か。
一旦森選手が上を取った場合、剛田選手のパワーを以ってしても
ブレイク以外ではまず逃れる事はできないと見る。
また、剛田選手の下からのホールドも森選手には全く通用しないか。

基本的に森選手の優位は動かず。
剛田選手は1ノックダウンルールを生かして
パンチを当てるしか勝機は無いが、可能性は小さく
剛田選手は三連敗の可能性大。


■第6試合
 椎名武雄 vs 田柳真樹

□椎名武雄(Shina Takeo)
FROM/東京
AGE/22
身長/172[cm]
『格闘技歴』
総合格闘 半年
HEARTS CRUSH MVP受賞


□田柳真樹(Tayanagi Masaki)
FROM/東京
AGE/32
身長/180[cm]
『格闘技歴』
柔道 12年(3段)
キックボクシング 3年
高校柔道 全国ベスト16



HEARTS CRUSHのエース椎名選手。
パワーオブドリームを中心にスポセンなどで練習を積んでいる選手。
レスリングをベースとしたスタイルで
スタンド打撃も相応に得意な様子。

対する田柳選手は柔道ベース。
キックボクシングとグラップリングも
道場で相応に積んでいると見られ
グラップリングでは今成正和の指導を受けている。

両選手共に総合の試合の経験自体はほとんど無い為
実際の試合でどのようにポテンシャルを発揮できるかは
いまいち不透明な部分がある。

スキル的には椎名選手が上から押さえパウンド攻撃、
田柳選手は下から柔道的に足を利かせてスイープという展開か。

双方共に、打投極の全てを一通りできそうなだけに
甲乙つけがたい白熱した好勝負が期待できそうか。


■第7試合
 佐野哲也 vs アパッチ小次郎

□佐野哲也(Sano Tetsuya)
FROM/静岡
AGE/28
身長/177[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 5勝2敗
 第4戦 ○吉永啓之輔 2R 2分59秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第6戦 ○松本峰周 1R 1分26秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第7戦 トーナメント予選 ×学金狗 不戦敗(佐野のドクターストップによる)
 第8戦 トーナメント一回戦 ○浦野貴之 2R 判定(2-1)
 第8戦 トーナメント二回戦 ○学金狗 1R 1分40秒 KO(右ハイキック)
 第9戦 トーナメント準決勝 ○野村剛史 1R 2分57秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第9戦 トーナメント決勝 ×吉永啓之輔 2R 0分36秒 TKO(2ノックダウン・膝蹴り)
THE OUTSIDER 65-70トーナメント
準優勝
アマチュアシュートボクシング
関東大会 04' 08' 09' 優勝


□アパッチ小次郎(Apache Kojiro)
FROM/福岡
AGE/34
身長/167[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 4勝1敗
 第1戦 ○梅原直紀 2R 判定(3-0)
 第2戦 ○武井勇輝 1R 1分48秒 TKO(2ノックダウン・パンチ)
 第3戦 ○ピロシ 2R 判定(2-0)
 第4戦 ×加藤友弥 1R 1分45秒 TKO(レフェリーストップ・首相撲膝蹴り連打)
 第8戦 ○堀鉄平 2R 判定(3-0)
総合格闘


アパッチ選手は打撃スキルの突出したストライカーで、
ボクシングスパーでは東洋太平洋ランカーとやり合う実力を持つ選手。

対する佐野さんは、アマチュアSB優勝3回も
道場に指導に来た中村K太郎選手に練習を見られ、
「あの人(佐野さん)本当に試合に出てるんですか?」と
確認されてしまった打撃スキルを持っている。


恐らく佐野さんがアウトサイダーに初出場した
第4戦当時にアパッチ選手と対戦していれば惨敗を喫したと思われる。
しかしあれから1年半、無駄に豪華な練習環境で過ごした佐野さんは
今ならアパッチ選手と勝負になるか。



■第8試合
 舘野智良 vs 石野潤一

□舘野智良(Tateno Tomoyashi)
FROM/栃木
AGE/25
身長/176[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 1勝0敗
 第10戦 ○沼尻和之 1R 2分06秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
格闘彫師とガチスパー


□石野潤一(Ishino Jyunichi)
FROM/群馬
AGE/28
身長/176[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 1勝1敗
 第8戦 ×大倉利明 1R 1分04秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
 第10戦 ○今井寿 1R 0分24秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)


館野選手は恐らく打撃のベースは空手。
グラップリングで同門の松本峰周さんから腕十字でタップを奪う実力の持ち主。

対する石野選手はグローブ空手がベースの選手。
寝技のスキルは基本的には無いと見る。


石野選手が勝つには打撃のみで圧倒できる相手であることが必須条件だが
館野選手は総合格闘技に対応できる選手。
持つ武器にハンデが有る様なもので
館野選手の優位は動かない試合と見る。


■第9試合
 比夏瑠 vs 渡辺竜也

□比夏瑠(Hikaru)
FROM/茨城
AGE/18
身長/168[cm]
『格闘技歴』
総合格闘
■THE OUTSIDER 戦績 2勝2敗
 第6戦 ○松岡洋平 2R 0分52秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
 第7戦 ×秋山翼 2R 1分29秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
 第10戦 トーナメント予選 ×山元寿 不戦敗(比夏瑠の体重オーバーにより失格)
 第11戦 リザーブマッチ ○井上潤一 不戦勝(井上の負傷による棄権)


□渡辺竜也(Watanabe Tatsuya)
FROM/静岡
AGE/21
身長/169[cm]
『格闘技歴』
THE OUTSIDER 8戦6勝2負
総合格闘 空手 柔術
■THE OUTSIDER 戦績 5勝2敗
 第2戦 ○中村啓紀 0分32秒 一本(フロントチョーク)
 第4戦 ○内藤"マゾヒスト" 2R 1分17秒 KO(パウンド連打)
 SPECIAL ×キングミダラ 1R 2分16秒 一本(チョークスリーパー)
 第8戦 ×北郷祐介 1R 2分47秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
 第10戦 トーナメント予選 ○高垣勇二 1R 2分02秒 KO(右フック)
 第11戦 一回戦 ○秋山翼 2R 判定(2-1)
 第11戦 二回戦 ○松岡洋平 1R 0分58秒 KO(右ストレート)


お互いに空手がベースの打撃を持つストライカー同士の対戦。
共にグランドの戦いはあまり得意とはしておらず、
両者共にスタンドでの打ち合いを希望し挑むと思われる。
比較的パンチの渡辺選手、キックの比夏瑠選手というところか。

比夏瑠選手は柔道の経験からスタンド組みで
投げでのテイクダウンを奪うスキルを持っている。
だがグラップリングのスキル自体は攻守共にあまり無く、
グランドでの攻撃はパウンドくらいか。

一方の渡辺選手もグランドのスキルは無かった為
これまではブリッジでの鉄砲返ししかできなかったが
連敗を機にグラップリングの練習を積んだ跡が見られ
相手の攻撃を凌いで逃れる程度のスキルは身に付いている。

打撃戦では甲乙つけがたく予断を許さない試合。
本来ならばテイクダウン能力のアドバンテージで
比夏瑠選手がスキル的にはやや優位なはず。

しかし比夏瑠選手は練習嫌いで、
しっかりと練習を積んできた渡辺選手とは
積み重ねたものに決定的な差が生まれていると見られる。

練習量の差のみを理由として、
渡辺選手が有利に試合を進めると見る。


■第10試合
 和田周作 vs 幕大輔

□和田周作(Wada Shusaku)
FROM/福岡
AGE/28
身長/169[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 3勝0敗
 第10戦 トーナメント予選 ○伊敷安史 1R 2分10秒 KO(左膝蹴り)
 第11戦 一回戦 ○花道 2R 0分27秒 TKO(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
 第11戦 二回戦 ○黒石高大 2R 1分53秒(レフェリーストップ・マウントパンチ連打)
総合格闘 2年


□幕大輔(Maku Daisuke)
FROM/茨城
AGE/26
身長/168[cm]
『格闘技歴』
■THE OUTSIDER 戦績 5勝3敗1分
 第2戦  ×中村俊太 2R 判定(0-2)
 第3戦  ○綿引亜蘭 1R 0分12秒 一本(チョークスリーパー)
 第4戦  ○"リアルネットカフェ難民"佐藤 2R 判定(3-0)
 SPECIAL ×中村俊太 2R 0分53秒 TKO(レフェリーストップ・打撃連打)
 第7戦 トーナメント予選 ×鳥海誠 1R 終了 TKO(ドクターストップ・幕の眼窩底骨折の疑い)
 第8戦  △秋山翼 2R 終了 判定(1-0)
 第10戦 トーナメント予選 ○五十嵐充 1R 1分03秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第11戦 一回戦 ○角田智康 1R 1分26秒 TKO(レフェリーストップ・パウンド連打)
 第11戦 二回戦 ○宮良好明 2R 判定(1-2)
総合格闘



和田選手はキックではプロレベルの選手にも勝てるスキルを持つ選手。
特に蹴り技を得意としており「蹴り技の貴公子」の異名は伊達ではない。

一方の幕選手はアウトサイダー出場でレベルを上げ
一躍トップグループにまで上って来た選手。
フィジカルの強さが尋常ではなく、そのトップキープ力は脅威そのもの。


和田選手はスタンドでは多彩なスキルを持ち有利も、
スタンドレスリングでのスキルがほぼ無いと言って良い選手。
これまでの試合を見る限り、幕選手のテイクダウンを防ぐことはほぼ無理か。
シザースがメインの返しでは到底幕選手を返すことはできず、
和田選手は下のポジションで劣勢を強いられる戦いが続くと見られる。


■第11試合
 広川健信 vs 古口信太郎

□広川健信(Hirokawa Kenshin)
FROM/東京
AGE/25
身長/182[cm]
『格闘技歴』
キックボクシング 1年半
柔術 半年 空手2年
クラブファイト 3勝1分
アマチュアキックボクシングKAMINARIMON 09' 全日本大会 準優勝


□古口信太郎(Furuguchi Shintaro)
FROM/福岡
AGE/27
身長/167[cm]
『格闘技歴』
酔拳 5年
00' 極真空手九州高校生大会 優勝



広川選手はKAMINARIMON全日本準優勝の実績が示す通り
ステップの得意なストライカー選手。
クロスポイント吉祥寺で練習を積んでおり、
組みでもある程度の対応力を見せている選手。

対する古口選手は空手ベースのアウトロー。
幼少から学んだ空手の打撃と、
現場で鍛えた職人パワーがそのスキルのベースと見られる。


おそらく古口選手は打撃オンリーのスキルと見られる。
広川選手もストライカーながら、
アマの現役選手であり、組み技にも多少対応できると見られる事から
スキル的に広川選手の優位は動かないと見られる。



続きはその2へ。

2010年06月16日

6/20 SRC13。 ドミニカの医学生、オマール・デ・ラクルーズ選手。

オマール・デ・ラ・クルーズ_top
10年6月20日に両国国技館で行われる
SRC 13で、ウェルター級トーナメントが行われることが発表されており、
日本の中村K太郎(Nakamura K-Taro)選手の一回戦の相手として
オマール・デ・ラ・クルーズ選手が戦う事が発表されています。

今回はこのデ・ラ・クルーズ選手について
どのような選手であるのかをご紹介したいと思います。




オマール・デ・ラ・クルーズ_顔オマール・デ・ラ・クルーズ(Omar de la Cruz)選手は
1979年11月5日生まれでドミニカ共和国サントドミンゴ出身。
Fight Training Academyに所属する選手です。
(左写真・デ・ラ・クルーズ選手)
デ・ラ・クルーズ選手は、普段は学生であり、
サントドミンゴ自治大学(Universidad Autonoma de Santo Domingo)の
医学部で学ぶ医学生です。


オマール・デ・ラ・クルーズ_師匠デ・ラ・クルーズ選手は
16歳より学んでいるテコンドーでは黒帯四段を取得し、
01年に22歳で始めたブラジリアン柔術では、
ベーリンギ柔術系のマリオ山崎門下であり
ドミニカ唯一の黒帯であるアブラハム・タバー(Abraham Tabar)の元で学んで
09年8月に柔術茶帯を取得しています。
(左写真・柔術師匠のアブラハム・タバー選手)


こちらはデ・ラ・クルーズ選手の
テコンドーでのスパーリング風景です。
参考(映像)
Yoputube「pelea de examen claudio guzman 5to dan con omar de la cruz」

そしてこちらは、ホナウド・ジャカレイ(Ronaldo "Jacare" Souza)選手との
セミナーでのグラップリングスパーの様子です。
参考(映像)
Youtube「Jacare in San Diego with Omar de la Cruz - BJJ Gracie Jiu-Jitsu grappling」

映像を見ていただければ、
デ・ラ・クルーズ選手のベースとなるテコンドーと柔術、
それぞれの競技で高い実力を持つ事がお分かり頂けると思います。



現在所属するFight Training Academy
ドミニカで唯一の総合ジムであり、
このジムは07年にデ・ラ・クルーズ選手が自ら創設したジムです。
自身のジムのほか、デ・ラ・クルーズ選手は
サントドミンゴの4つのジムで練習を積んでいるそうです。



【総合格闘技 戦績】
07. 3/10 Alianza National Full Contact 1
      ○セス・ホーン 2R 4分38秒 一本
07. 5/12 MMAC: The Revolution
      ×マルセロ・ブリトー(Universidade da luta) 3R 終了 判定(1-2)
08. 3/22 Total Combat 27
      ○アーロン・バリオス 3R 終了 判定(3-0)
08. 8/ 8 Alianza National Full Contact 2
      ○ジェイソン・ポーター 1R 1分16秒 一本(腕十字)
09. 4/10 Bellator Fighting Championships 2 ウェルター級トーナメント
 一回戦  ○ヴィクター・メザ(Southwest MMA) 3R 終了 判定
09. 5/15 Bellator Fighting Championships 7
 準決勝  ○デイブ・メネー(Menne Combat Academy) 1R 3分19秒 TKO(右ストレートからパウンド連打)
09. 6/19 Bellator Fighting Championships 11
 決勝   ×ライマン・グッド(Team Tiger Schulmann) 1R 1分23秒 TKO(パウンド連打)
    ※ウェルター級トーナメント準優勝
10. 4/17 C3 Fights: Knockout-Rockout Weekend 2
      ○プリンス・マクレラン 2R 1分30秒 TKO(パウンド連打)



07年3月にドミニカで行われたローカルイベント
Alianza National Full Contactで総合プロデビュー。
セス・ホーン(Seth Horn)選手を相手に
2Rにチョークスリーパーを極めて一本勝ちを修めています。
参考(試合映像)
Youtube「ANFC 1 - Omar de la Cruz V.S Seth Horn」

オマール・デ・ラ・クルーズ_ブリット07年5月にはアメリカのワシントンDCで行われた
Mixed Martial Arts Championshipに出場。
前年8月に日本のMARSで
瓜田幸造(Urita Kozo)選手、
金原弘光(Kanehara Hiromitsu)選手を
立て続けに秒殺一本で下した
ムンジアル3位の実績を持つ黒帯柔術家、
マルセロ・ブリット(Marcelo Brito)選手と対戦し、
3Rをフルに戦ってスプリット判定で惜しくも敗れています。


08年8月にはドミニカで行われた
Alianza National Full Contact 2で
ジェイソン・ポーター(Jason Potter)選手と対戦。

試合が始まるとパンチで前に出たポーター選手が
そのまま組み付いて押し倒してテイクダウン。
デ・ラ・クルーズ選手はハーフガードを取ります。
右手で上からパウンドを浴びせるポーター選手に対して
デ・ラ・クルーズ選手はポーター選手の腕をホールドして防御。
脇を差してフルガードへと戻します。
ガードから下からの腕十字を仕掛けるデ・ラ・クルーズ選手。
ポーター選手は左腕を取られたまま持ち上げて
デ・ラ・クルーズ選手をマットに叩き付けて外そうとします。
しかし叩き付けられながらデ・ラ・クルーズ選手は
取った左腕を伸ばして裏十字の体勢でマットに着地。
落ちた衝撃でポーター選手の腕が極まってしまい
レフェリーが試合をストップ。
1R 1分16秒でデ・ラ・クルーズ選手が
腕十字による一本勝ちを修めています。
参考(試合映像)
Youtube「ANFC 2 Omar De La Cruz」



09年4月にはBellator Fighting Championships 2で
ウェルター級トーナメントに参戦。
一回戦でSouthwest MMA所属の総合無敗である
ヴィクター・メザ(Victor Meza)選手と対戦をします。

試合が始まるとスタンドでパンチを放ち対峙する両者。
打ち合いメザ選手がパンチを浴びた所で
デ・ラ・クルーズ選手が胴に組み付きそのまま押し倒してマウントを奪います。
バックを奪いに動くデ・ラ・クルーズ選手に対して
メザ選手は下から体を起こして立ち上がり
そのままデ・ラ・クルーズ選手を抱え上げバスターで叩き付けます。
ガードポジションを取るデ・ラ・クルーズ選手。
上からパウンドを落とすメザ選手に対して
デ・ラ・クルーズ選手はガードポジションで
下から腕十字の体勢に。
メザ選手が腕を極められまいと左右に動いてポイントをずらし、
一旦はデ・ラ・クルーズ選手に体を倒されるも
再度起き上がる事に成功し
腕を取られたまま持ち上げてマットに叩き付けて
取られた腕を引き抜く事に成功します。
そのままメザ選手は上から押さえ込みに行くも
下からデ・ラ・クルーズ選手がグランドでのタックルに。
メザ選手はじわじわと押し倒されて
フックガードの体勢となるもそのままマウントを奪われます。
バックを奪うデ・ラ・クルーズ選手。
しばらくメザ選手がバックを取られた状態で試合が進むも
メザ選手が体を返して向き直り上になる事に成功。
デ・ラ・クルーズ選手はガードポジションとなります。
上からパウンドを狙うメザ選手に対して
下から抱えて防御をするデ・ラ・クルーズ選手。
メザ選手は立ち上がってのパウンドを放つなどするも
デ・ラ・クルーズ選手は下から巧みに防御をし、
隙をついてオモプラッタを仕掛けます。
なんとか前転をして逃れるメザ選手。
デ・ラ・クルーズ選手はサイドポジションで押さえ込み
上から仕掛けを狙うもここでゴングとなります。

2Rが始まりパンチから左ミドルを蹴り前に出るデ・ラ・クルーズ選手。
組み付き押し込むとメザ選手が首相撲からの膝を繰り出すも
デ・ラ・クルーズ選手も首相撲で応戦。
投げ捨ててメザ選手のバックを奪います。
デ・ラ・クルーズ選手が亀の状態のメザ選手を
仰向けに返してバックをキープ。
メザ選手の防戦状態で試合が進みます。
バックをキープするデ・ラ・クルーズ選手と亀でしのぐメザ選手。
お互いに細かい攻防でしのぎを削っているものの
バックの攻防で動きが少なく見えて観客のブーイングが飛びます。
結局そのままバックの攻防で2Rのゴングに。

3Rが始まるとジリジリと間を詰めて飛びつくメザ選手。
デ・ラ・クルーズ選手は首相撲に受け止め
組み膝を入れながら前に押し込みます。
しかしメザ選手が首相撲でデ・ラ・クルーズ選手を崩して
グランドでがぶって上のポジションに。
デ・ラ・クルーズ選手が押し込みながら立ちに行くと
メザ選手はデ・ラ・クルーズ選手の顔面に膝蹴り。
これが3点ポジションでの蹴りの反則となり
回復の為に試合が一時中断となります。

試合が再開され、メザ選手がパンチで前に出ると
デ・ラ・クルーズ選手は勢いで尻餅。
しかしデ・ラ・クルーズ選手はすぐに起きて組み付きリカバーをし
メザ選手をテイクダウンして上のポジションを取ります。
サイドポジションで押さえ込むデ・ラ・クルーズ選手。
一旦メザ選手はハーフガードに戻すも
デ・ラ・クルーズ選手は上をキープして再びサイドを奪います。
グランドの攻防に飽きた観客からブーイング。
しばらくデ・ラ・クルーズ選手のサイドの状態が続いた後
レフェリーがブレイクを掛けスタンドに戻されます。

再開されいきなり右ハイを蹴るメザ選手。
デ・ラ・クルーズ選手が蹴り足を取り倒し
メザ選手がバランスを保って首相撲攻防となるも
デ・ラ・クルーズ選手が小外掛けでテイクダウンを奪います。
ハーフマウントで押さえ込むデ・ラ・クルーズ選手。
メザ選手が下でエビで隙間を作って立ち上がる事に成功し
デ・ラ・クルーズ選手が下になった所に
パウンドを浴びせに行くもここでゴング。
判定となり、終始優位を保ったデ・ラ・クルーズ選手が
判定3-0で勝利を修めています。
参考(試合映像)
Youtube「Victor Meza vs Omar De La Cruz -- Round 1 -- 4/10/09」
Youtube「Victor Meza vs. Omar De La Cruz -- Round 2 -- 4/10/09」
Youtube「Victor Meza vs. Omar De La Cruz -- Round 3 -- 4/10/09」


09年5月のBellator 7では
トーナメント準決勝で初代UFCミドル級王者である
デイブ・メネー(Dave Menne)選手と対戦。

オマール・デ・ラ・クルーズ_メネー試合が始まりパンチで前に出るメネー選手に対して
デ・ラ・クルーズ選手は下がって受け止め四つに。
メネー選手が組み膝を繰り出し圧力を掛けながら
小外掛けでテイクダウンを奪います。
グランドで亀からがぶられたデ・ラ・クルーズ選手は
そのまま引き込むようにクロスガードの体勢に。
メネー選手はインサイドガードから
コツコツとパウンドで圧力を掛けます。
ホールドをして防御をするデ・ラ・クルーズ選手。
立ってパウンドを打ちおろすメネー選手を一旦グランドに引き戻した後
立ち上がる事に成功し、スタンドに両者戻ります。

パンチで前に出るデ・ラ・クルーズ選手。
下がりながら打ち合うメネー選手に
デ・ラ・クルーズ選手の左パンチがクリーンヒット。
効いたメネー選手がふらついた瞬間に
組み付いてテイクダウンでデ・ラ・クルーズ選手が上となります。
オープンガードを取るメネー選手。
デ・ラ・クルーズ選手は立ち上がって打ちおろしのパウンドを落とし、
メネー選手は足を効かせて防ぐも
二発目の打ちおろしパウンドがクリーンヒット。
メネー選手は起きてローシングルのタックルでしがみつき、
デ・ラ・クルーズ選手が足を抜いて両者スタンドとなります。

スタンドでハイキックを入れるデ・ラ・クルーズ選手。
前に出てワンツーを放つと右ストレートが綺麗にヒットして
メネー選手が後ろに尻餅をついてダウン。
レフェリーが即座に試合を止めて
1R 3分19秒でTKO勝ちを修めています。
参考(試合映像)
Youtube「Omar de la Cruz VS Dave Menne」



09年6月のBellator 11では
ウェルター級トーナメント決勝として
ライマン・グッド(Lyman Good)選手と対戦。
試合はスタンドから組み合い
グッド選手が押し込んでテイクダウン。
そのまま金網まで更に押し込んで行きます。
クロスガードを取るデ・ラ・クルーズ選手。
グッド選手をホールドしてパウンドを封じます。
しかしグッド選手は上のポジションで左右に体を振りながら
パウンドを落として行き、徐々にデ・ラ・クルーズ選手にヒット。
次第にパウンドが当たり始め、
デ・ラ・クルーズ選手は左右に体を振って必死に防御をします。
しかしグッド選手のパウンドのクリーンヒットが増え、
一方的にパウンドを落とす状態に。
レフェリーが試合を止め、1R 1分23秒で
デ・ラ・クルーズ選手はTKO負けを喫しています。
参考(試合映像)
Dailymotion「GooCru bel11」




デ・ラ・クルーズ選手はテコンドー出身ながら
総合のスタンドではやはり蹴りに頼るスタイルでは無く
普通にパンチを主体に戦っています。
ただ、打撃の間合いはやはり接近戦のブルファイトでは無しに
距離を取ったキックも放てる間合いで戦う事が多い様です。

接近した場合は打ち合いではなく、
四つかクリンチで組み付く場合がほとんどの様子です。
タックルの場合もいわゆるレスリングタックルではなく、
胴タックルを使うことがほとんどです。


グランドでは基本的には上攻めを好むタイプの様です。
サイドポジションを中心とした押さえ込みはうまく、
柔術茶帯だけあって相手をコントロールする力は高い様です。

また、時折ある下になるシーンでは
下からの腕十字やオモプラッタなどを仕掛けており、
柔術家だけに下のポジションでの不安もありません。
総合格闘技ではいわゆるトリッキーな技は見せておらず、
ファンキーなルックスとは裏腹に
どちらかというと堅実とも言えるファイトスタイルで戦う選手の様子です。



今回デ・ラ・クルーズ選手と対戦をする
中村K太郎(Nakamura K-Taro)選手は
アームドラッグとバックチョークの名手として知られた選手で
UFC参戦まで実に総合15連勝という実績を持つ選手です。

グラップリングでは双方それぞれ高いスキルを持っており
かなり白熱をしたグランド攻防が期待できそうです。


ベラトールのトーナメント準優勝で
一躍その名前を売ったデ・ラ・クルーズ選手。
中村K太郎選手は四つ組は柔道出身で得意の上
グラップリングで高いスキルを持つだけに
デ・ラ・クルーズ選手のファイトスタイル的には
あまり相性が良いとは言えません

はたしてK太郎選手得意のチョークスリーパーを
デ・ラ・クルーズ選手は食らってしまうのか。
それとも飄々と上をキープして勝利を挙げるのか。
両者の相性的には膠着するシーンも予想はされますが、
K太郎選手がバックを奪いに来るところに
デ・ラ・クルーズ選手も柔術茶帯の実力で抵抗が期待できるだけに
アグレッシブな試合内容を期待したいところです。


はたしてデ・ラ・クルーズ選手は
初登場の日本のリングでどのようなポテンシャルを見せるのか。
まずは20日の結果を待ちたいと思います。


参考
squabbles.com「Omar De La Cruz - Rocketing to the Top」


2010年06月06日

6/20 SRC13。名前に似合わぬ実力者、ヤスベイ榎本選手とは。

ヤスベイ榎本_top
10年6月20日に両国国技館で行われる
SRC 13で、菊田早苗(Kikuta Sanae)選手の対戦相手として
スイスのヤスベイ榎本選手が対戦する事が発表されています。

日本では正直無名であるヤスベイ選手が
どのような選手であるのかを今回はこちらでご紹介したいと思います。




ヤスベイ榎本_顔ヤスベイ榎本(Yasubey Enomoto)選手は
1983年12月15日生まれでスイス・チューリッヒ出身。
日本人の父とペルー人の母を持つという日系人選手です。

スイスのチューリッヒにあるジム
Fight Worldに所属していたヤスベイ選手。
実兄で自身もMMAファイターである
フェリペ榎本(Felipe Enomoto)選手が昨年チューリッヒに「エノモト道場」を開設した為
ヤスベイ選手も兄の道場の所属選手となっています。


こちらはヤスベイ選手の試合の
ハイライトシーン集の動画です。




【総合格闘技 戦績】
06. 2/18 S-1 European Championship Fight Night
      ○Vlajko Perovic(German Top Team) 2R 判定
07. 6/30 Fists of Fury 4 "Rebirth"
      ○Farbod Fadami (Gracie Barra Caveirinha Koln)
07. 7/14 Fight Club Extreme
      ━Leo Negao(Carlson Gracie) ノーコンテスト
08. 5/ 3 Hell Cage Championship 1
      ○Danny Doherty(アイルランド) 2R 一本(腕十字)
09. 3/ 7 Cage Fighters Championships 5
      ○Henrique Santana(Team Titan) 3R 判定
    ※CFC世界ウェルター級王座獲得
09. 6/13 Art of Fighting 3 "Rumble at Robarts 3"
      ×Tyler Stinson(Team Punisher) 3R 1分59秒 TKO(パウンド連打)

【グラップリング 主な戦績】
05. 9/24 Ultimate Grappling Challenge ? 87.9kg以下級 優勝
 決勝    ○Jean-Marie Lagier(スイス)
06.10/ 7 Ultimate Grappling Challenge ? 87.9kg以下級 準優勝
 決勝    ×Patrick De Caro(Brazilian Top Team)
07. 1/20  ADCC Germany Trials 2007 87.9kg以下級 準優勝
 決勝    ×Daniel Dowda(ポーランド) ポイント判定
08.12/20 2008 FILA World Grappling Championships 80kg級(48名参加)
09. 1/  Nevertap Asia 2009 ライトヘビー級 優勝
       ○リカルド・ベック 1分00秒 一本(肩固め)
       ○ウィクター・スゥヴェンソン 1分57秒 一本(ヒールホールド)
       ○マイク・セントクレール 0分55秒 一本(腕十字)
 決勝    ○ヨハン・アンダーソン 0分18秒 一本(フロントチョーク)
         無差別級 優勝
 決勝    ○アレックス・ブレゾヴィック

【キックボクシング 主な戦績】
06. /  W.F.C. Muay Thaiスイス王者
08. 2/ 8 I.K.B.O Thaiboxing世界王者
08. 6/23 Fight Night
      ○Blerim Rashiti



06年2月に、スイスのキックイベント
S-1 European Championshipで行われた総合ルールの試合で総合デビュー。
ジャーマン・トップチームのヴライコ・ペロビク(Vlajko Perovic)選手と戦い
2R判定で勝利を挙げて総合デビュー戦を飾っています。

07年6月にはドイツ・シュトゥットガルトで
ドイツ士道館の主催で行われたイベント
Fists of Fury 4 "Rebirth"に出場し
グレイシーバッハのドイツ人柔術家
ファルボド・ファダミ(Farbod Fadami)選手に勝利。

続く07年7月にはイギリスの格闘技イベントFight Club Extreme
カーウソン・グレイシー所属の柔術世界王者
レオ・ネガオ(Leo Negao)選手と試合が組まれたものの、
ネガオ選手の減量が間に合わずノーコンテストとなっています。

08年5月にはチェコの総合イベント
Hell Cage Championshipに出場。
アイルランドのダニー・ドハーティ(Danny Doherty)選手と対戦。
2Rに下からの腕十字を極めて見事一本勝ちを修めています。


ヤスベイ榎本_CFC_0109年3月のCage Fighters Championships 5では
ブラジルの柔術黒帯、ヘンリケ・サンタナ(Henrique Santana)選手と対戦。
サンタナ選手がテイクダウンを奪ったものの
ヤスベイ選手は下からラバーガードを展開。
柔術黒帯のサンタナ選手に対して1R終了間際には
三角絞めをほぼ極めかけて絞め上げます。

2Rにはバックマウントからの肘打ちで
優勢を保ったヤスベイ選手。
3Rに入るとキムラを仕掛けてマウントを奪うなど
優位に試合を展開し、
判定で勝利を修めています。




09年6月のArt of Fighting 3では
ドイツのストライカー、テイラー・スティンソン(Tyler Stinson)選手と対戦。

スティンソン選手は先日4月のBellator FC 15では
日本でもおなじみになったダン・ホーンバックル(Dan Hornbuckle)選手に
三角絞めで敗れています。

圧力の大きいスティンソン選手に3Rに捕まったヤスベイ選手は
上からのパウンドを浴びてしまいレフェリーが試合をストップ。
3R 1分59秒でTKO負けとなり総合初黒星を喫しています。



こちらは07年1月に行われた
ADCCドイツ予選(ADCC Germany Trials 2007)の決勝の映像です。
ヤスベイ選手はダニエル・ダウワ(Daniel Dowda)選手と対戦。
ポイント差で敗れて優勝を逃していますが
拮抗した戦いを繰り広げています。


映像を見れば分かる通り、
ヤスベイ選手は飛びつきの十字や三角、
ラバーガードなどを駆使してかなりこなれた
テクニカルなグラップリングを披露しています。



こちらは09年1月にタイで行われた
Nevertap Asia 2009というグラップリング大会の映像です。

ライトヘビー級(93kg)では
まずリカルド・ベック(Richard Beck)選手を
1分ちょうどで肩固めでタップを奪い一本勝ち。
参考(試合映像)
Youtube「Nevertap Asia 2009 - 93kg - Richard Beck vs. Yasubay Enemoto - Light-Heavyweight 」

続いてガードポジションで粘る
ウィクター・スゥヴェンソン(Wiktor Svensson)選手には
パスガードを試みて梃子摺ると見るや足を取ってヒールホールドを極め
1分57秒でタップアウトの一本勝ち。
参考(試合映像)
Youtube「Nevertap Asia 2009 - 93kg - Wiktor Svensson vs. Yasnbey Enomoto - Light-Heavyweight」

マイク・セントクレール(Mike St. Claire)選手との試合では
開始早々に飛びつき十字を仕掛けて腕を取り、
そのまま裏十字の体勢で腕を極めて55秒で一本勝ち。
参考(試合映像)
Youtube「Nevertap Asia 2009 - 93kg - Mike St. Claire vs. Yasnbey Enomoto - Light-Heavyweight」

ヤスベイ榎本_Nevertap Asia 2009決勝では
ヨハン・アンダーセン(Johan Andersson)選手に
いきなり飛びついてフロントチョークを極め引き込み、
そのまま絞め落としてしまい18秒で一本勝ちを修め
見事トーナメントを優勝しています。
(左写真・Nevertap Asia 2009入賞者)



参考(試合映像)
Youtube「Nevertap Asia 2009 - 93kg - Johan Andersson vs. Yasnbey Enomoto - Light-Heavyweight」


無差別級では決勝でアレックス・ブレゾヴィック(Alex Berezovik)選手と対戦。
参考(試合映像)
Youtube「Nevertap Asia 2009 - Yasubey Enomoto vs. Alex Berezovik - Open Weight」

飛びついて引き込みフロントチョークで
わずか15秒で秒殺勝利を挙げて無差別級を優勝しています。



ヤスベイ榎本_IKBO06年にはW.F.C. Muay Thaiスイス王者、
08年2月にはI.K.B.O Thaiboxing世界王者など
キックボクシングでタイトルを獲得しているヤスベイ選手。
そのキックのタイトルとベルトを巻いた写真などから
菊田選手の対戦相手としてカードが発表された時には
ヤスベイ選手は
キックボクサーとして日本のファンに認識をされました。
(左写真・IKBOでタイトルマッチを戦うヤスベイ選手)

しかしヤスベイ選手が公表した戦績によると
総合5勝1敗、キック7勝2敗、ボクシング1勝、
そしてグラップリングと柔術では98戦90勝8敗となっています。
どう見ても一番やっているのが寝技なのは一目瞭然です。
グラップリングでの動きを見ても
上攻め、下攻めを共に苦にせず仕掛けており、
飛び着き技も十八番とするなど寝技はむしろ得意といえるレベルと言えます。

また、総合での戦いぶりを見ても、
柔術黒帯や柔術世界王者を相手に
スタンド打撃ではなく、寝技で勝負に行って、
しかも勝利を修めています。
冒頭のハイライト映像ではほとんどがスタンド打撃とパウンドの映像だっただけに
非常に打撃の印象が強いですが、
はっきり言いますが、ヤスベイ選手はストライカーというよりは
基本的にはグラップラーと認識をするべきだと言えるでしょう。



確認できるヤスベイ選手のグラップリングの試合では
ヤスベイ選手は鮮やかに秒殺勝利を重ねています。
ですが、相手との力の差があればグラップリングでは案外簡単に勝負がついてしまうので
相手選手の力量を把握せずに実力を鵜呑みにするのは危険です。

ですが、元々欧州のグラップリングは
米国西海岸と並んで非常に高いレベルにありますので
ADCCでも国内予選を通過して欧州予選へと進出できるヤスベイ選手は
相応の一定レベルのグラップリング能力があると見て良いと思います。



ヤスベイ選手と対戦をする菊田早苗(Kikuta Sanae)選手は
ご存知の通りアブダビの世界大会で優勝をした実績を売りとしている選手です。
ですが、アブダビ優勝は01年4月のことで、当時からはもう9年も経っています。

主宰するGRABAKAにはレベルの高いプロ選手が大勢いますので
菊田選手も練習を積めてそれなりのレベルは保てているとは思いますが、
技術レベルの進化の早いグラップリングで
9年前の実績のみでは正直冠は無いのと同じと言って良いでしょう。


さらに、ヤスベイ選手は06年のデビュー以降
総合では6戦を経験しています。
対する菊田選手は総合40戦近いキャリアの大ベテランながら
06年以降の総合試合数はわずか3戦です。
ブランクと言っても良い試合間隔は、
ヤスベイ選手の総合格闘技キャリアを相手にしても
菊田選手が優位を保っているとは言えないのではないでしょうか。

加えて、菊田選手は基本的にはグラップラーであり、
培った経験などから安定した戦いを見せてはいるものの
スタンド打撃のレベル自体は高い選手ではありません。
キックのタイトルを持つヤスベイ選手と比べた場合、
純粋な打撃のみではヤスベイ選手が優位と言わざるを得ません。



総合のキャリアだけを比べると
ヤスベイ選手は菊田選手の咬ませ犬の様な印象を与えるでしょう。
ですが、そのスキルを確認してみると、
菊田選手が総合格闘技で戦うには決して安くは無い相手なのではないでしょうか。

進化した現代のグラップリングのできるヤスベイ選手のスキルを、
9年前の世界王者は往年の力量を保って受けきる事ができるのか。
必然的にグラップリングで勝負をせざるを得ない菊田選手は
もしその実力が錆びていた場合、打つ手が無くなってしまいます。


大ベテランの菊田選手が今でも世界王者の実力を見せることができるのか。
はたまた技術進化の波に飲まれて消えてしまうのか。
実力再査定ともいえる実はシビアなこの試合の行方が
はたしてどのような結果になるのかが今から楽しみでなりません。

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