2010年12月
2010年12月25日
8/22 益荒男を見ました。その11。
2010年8月22日にディファ有明で行われた
「益荒男-初陣」の観戦メモの続きです。
メインの試合の最終ラウンドの展開です。
その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
その4はこちら。
その5はこちら。
その6はこちら。
その7はこちら。
その8はこちら。
その9はこちら。
その10はこちら。


ラウンドガールを務める紅音ほたる。






3Rが始まってもローを蹴る我龍選手。
秀虎選手は組んで首相撲へと持ち込もうとするも
我龍選手が返して投げ解きブレイクに。





秀虎選手のミドルやジャブの攻撃に
ローキックを返して距離を保つ我龍選手。










向き合う秀虎選手に対して
我龍選手は両手を下ろしたノーガードの状態で
距離を取って顔を突き出す挑発的な構えを多用し始めます。
恐らくはスタミナが怪しくなってきたものと思われます。










前に出てパンチを放つ秀虎選手に対して
下がって打撃を外し始める我龍選手。
1Rには秀虎選手の攻撃にびくともしなかった我龍選手ですが、
3Rに入るとノーガードで間を置き始め、
ステップバックやスウェーバックで下がってパンチをかわし始めます。
対する秀虎選手は、1Rには必死に体を振って相手を崩そうとしていたのが嘘の様に
どっしり上体を安定させて構えてパンチを繰り出しています。








はっきり言って疲れ始めた我龍選手。
対する秀虎選手は相手の消耗に力が沸いたか攻勢を仕掛けます。
クリンチから首相撲を狙う秀虎選手。
しかしさすがに我龍選手も本職のキックでは
秀虎選手の組みにも負けずにしのぎ、決定打は与えません。
そしてそのまま試合終了のゴング。


秀虎選手も終盤に盛り返して攻勢を見せたものの、
我龍選手は決定打は与えずしのぎきりました。
ですので前半は圧倒的だった我龍選手が基本的には
試合を支配していた時間はずっと長いでしょう。
また秀虎選手の時間は優勢、であったのに対して
我龍選手が支配した時間は圧倒、そしてダウンも奪っています。
判定では我龍選手が3-0で勝利。
妥当なジャッジだったと思います。






正直、カードを聞いた時点では
我龍選手のほうが秀虎選手よりも断然格が上であり、
事実1Rではその力通りの差が試合内容となって現れました。
しかしスタミナが切れたとは言え、K-1選手の我龍選手に対して
終盤には盛り返すレベルにまで反撃を見せた秀虎選手。
さすがに我龍選手にビッグヒットを当てるには至りませんでしたが、
事実上無名と言って良い選手が
その存在を強烈に示す事には成功していたと思いました。
今回の秀虎選手は非常にすばらしかったと思います。
しかしながら、アウトサイダーでは最強レベルの秀虎選手の打撃を持ってしても、
メジャーのプロ選手と対戦すると、ここまでスキルの差がある、という事も
如実に示された試合だったとも思います。
実際に地下格闘技で戦う選手などは、
この試合の内容を見て、能天気に喜んではいけない、と思います。
むしろレベルの違いを痛感して、練習に励むべき試合であったと言えるでしょう。
こうして益荒男の第一回大会の全試合が終わりました。
現在の地下格闘技の状況を総括したような大会であり、
大会自体はなかなか面白く見ることができました。
一般人のお客さんはほとんど居なかったと思いますが、
出場選手の応援に駆けつけた人々で客席もほぼ埋まっている盛況であり、
大会としては成功だったと思います。
地下系の大会が好きな人であれば、
見て損は無いのではないでしょうか。

途中、更新をすることが出来なくなって
かなり間が開いてしまいましたが、
何とか最後まで書くことができました。
元々速報的な性格はほとんど持たせていないブログですので
間が開いた事自体は問題ないのですが
さすがに今回は空きすぎですわ・・・・
まあ、資料として残れば自分的には問題無いので
今後もニッチな情報をメインに更新はマイペースで続けます。
暇な肩は適度にご覧下さい。
またおって(・∀・)/
「益荒男-初陣」の観戦メモの続きです。
メインの試合の最終ラウンドの展開です。
その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
その4はこちら。
その5はこちら。
その6はこちら。
その7はこちら。
その8はこちら。
その9はこちら。
その10はこちら。
ラウンドガールを務める紅音ほたる。
3Rが始まってもローを蹴る我龍選手。
秀虎選手は組んで首相撲へと持ち込もうとするも
我龍選手が返して投げ解きブレイクに。
秀虎選手のミドルやジャブの攻撃に
ローキックを返して距離を保つ我龍選手。
向き合う秀虎選手に対して
我龍選手は両手を下ろしたノーガードの状態で
距離を取って顔を突き出す挑発的な構えを多用し始めます。
恐らくはスタミナが怪しくなってきたものと思われます。
前に出てパンチを放つ秀虎選手に対して
下がって打撃を外し始める我龍選手。
1Rには秀虎選手の攻撃にびくともしなかった我龍選手ですが、
3Rに入るとノーガードで間を置き始め、
ステップバックやスウェーバックで下がってパンチをかわし始めます。
対する秀虎選手は、1Rには必死に体を振って相手を崩そうとしていたのが嘘の様に
どっしり上体を安定させて構えてパンチを繰り出しています。
はっきり言って疲れ始めた我龍選手。
対する秀虎選手は相手の消耗に力が沸いたか攻勢を仕掛けます。
クリンチから首相撲を狙う秀虎選手。
しかしさすがに我龍選手も本職のキックでは
秀虎選手の組みにも負けずにしのぎ、決定打は与えません。
そしてそのまま試合終了のゴング。
秀虎選手も終盤に盛り返して攻勢を見せたものの、
我龍選手は決定打は与えずしのぎきりました。
ですので前半は圧倒的だった我龍選手が基本的には
試合を支配していた時間はずっと長いでしょう。
また秀虎選手の時間は優勢、であったのに対して
我龍選手が支配した時間は圧倒、そしてダウンも奪っています。
判定では我龍選手が3-0で勝利。
妥当なジャッジだったと思います。
正直、カードを聞いた時点では
我龍選手のほうが秀虎選手よりも断然格が上であり、
事実1Rではその力通りの差が試合内容となって現れました。
しかしスタミナが切れたとは言え、K-1選手の我龍選手に対して
終盤には盛り返すレベルにまで反撃を見せた秀虎選手。
さすがに我龍選手にビッグヒットを当てるには至りませんでしたが、
事実上無名と言って良い選手が
その存在を強烈に示す事には成功していたと思いました。
今回の秀虎選手は非常にすばらしかったと思います。
しかしながら、アウトサイダーでは最強レベルの秀虎選手の打撃を持ってしても、
メジャーのプロ選手と対戦すると、ここまでスキルの差がある、という事も
如実に示された試合だったとも思います。
実際に地下格闘技で戦う選手などは、
この試合の内容を見て、能天気に喜んではいけない、と思います。
むしろレベルの違いを痛感して、練習に励むべき試合であったと言えるでしょう。
こうして益荒男の第一回大会の全試合が終わりました。
現在の地下格闘技の状況を総括したような大会であり、
大会自体はなかなか面白く見ることができました。
一般人のお客さんはほとんど居なかったと思いますが、
出場選手の応援に駆けつけた人々で客席もほぼ埋まっている盛況であり、
大会としては成功だったと思います。
地下系の大会が好きな人であれば、
見て損は無いのではないでしょうか。
途中、更新をすることが出来なくなって
かなり間が開いてしまいましたが、
何とか最後まで書くことができました。
元々速報的な性格はほとんど持たせていないブログですので
間が開いた事自体は問題ないのですが
さすがに今回は空きすぎですわ・・・・
まあ、資料として残れば自分的には問題無いので
今後もニッチな情報をメインに更新はマイペースで続けます。
暇な肩は適度にご覧下さい。
またおって(・∀・)/
8/22 益荒男を見ました。その10。
2010年8月22日にディファ有明で行われた
「益荒男-初陣」の観戦メモの続きです。
やっと最後の試合を書くことが出来ました。
誰か私に時間下さいよ・・・・
その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
その4はこちら。
その5はこちら。
その6はこちら。
その7はこちら。
その8はこちら。
その9はこちら。
■第26試合 75kgリミット キックルール 初代益荒男キックボクシングタイトルマッチ 3分2R
我龍真吾(ファイティングマスター) vs 秀虎(AK)
我龍真吾選手は、「喧嘩師」として有名なK-1選手ですので
今さら説明は不要でしょう。
第2代WMAF世界ミドル級王座、初代M-1ミドル級王座、
J-NETWORKウェルター級王座、日本ライト級王座(新日本キックボクシング協会)など
数々のベルトを獲得してきたキックボクサーであり、
その実力は疑うべくもありません。
対する秀虎選手は福岡県出身。
格闘技エリートの弟がいる環境で育った秀虎選手は、
弟とは違う道の格闘技を志してシュートボクセジャパンに加入。
その打撃センスを開花させ、アマチュア時代から
アマ打撃格闘技でも優勝候補と目され注目されたという選手です。
どのくらい注目されていたかというと、
アマ時代に出場した某全日本選手権で
「関係者から優勝候補に挙げられていた○○(秀虎選手の本名)が初戦で敗れる波乱が起こった。」
と書かれたほどでした。
しかしさすがに、キックボクシングルールでは
メジャーの舞台で活躍をしている我龍選手が優位なのは火を見るより明らかです。
はたしてどのような試合となったのでしょうか。



まずは秀虎選手の入場。
なかなか気合の入った表情で、丹精なマスクもあり
雰囲気のある登場です。







対する我龍選手は、プロとしてK-1で活躍する選手であるだけに
すでに入場シーンは見る者にとってはお馴染みです。
特攻服をまとったヤンキー丸出しの入場シーンは、
見るものに楽しさとワクワク感を非常に与えてくれます。

試合前のレフェリーの注意時に、
秀虎選手に思いっきりメンチを切りまくる我龍選手。
これが無いと我龍選手の試合は始まりません。







まずはお互いにスタンドで向き合ってのパンチの打ち合い。
秀虎選手は精悍な風貌で、またアマでは並ぶ者の無い打撃技術のある選手です。
しかし当たるのは見るからにヤンキーでしかない我龍選手のパンチ。
秀虎選手は序盤から必死に体を振り、我龍選手が受けて立つ形になります。
プロでの実績から当然分かってはいた事ですが、
改めてK-1まで上がるプロの我龍選手の凄さが分かる展開でした。
「あの秀虎が・・・」と、
プロの強さを見て頭を抱えるアウトサイダーは大勢いるんじゃないでしょうか(笑)








そしてスタンドでのパンチの打撃戦。
秀虎選手も積極的に打撃で前に出て打ち合って行きますが、
気の強い我龍選手も当然ボコボコと打ち返してパンチを振るいます。
さすがにレベルは低くない秀虎選手のパンチも小さく何度も当たりますが、
それ以上に我龍選手のパンチがまともに秀虎選手に当たる方が多く、
クリンチのもみ合いから打撃戦、といった展開が繰り返されます。


そして何度かの打撃の打ち合いが交錯した後に
前に出た秀虎選手に我龍選手のパンチがクリーンヒット。
秀虎選手は後方に倒れてダウンを奪われます。

自分のセコンドに向かって「無理無理」と一瞬、弱気な素振りを見せた秀虎選手。
対する我龍選手はベロを出して観客へダウンのアピールをしています。










試合が再開され、対峙の両者。
ダメージのある秀虎選手は前に出て我龍選手のパンチの距離を潰し、
クリンチからの攻め手を狙う構えか。
しかし我龍選手は肩や腕で秀虎選手を突き放して行きます。
接近戦ではお互いに膝蹴りも交錯。









距離が離れての打ち合いとなり、ストレートが放てる距離に。
さすがにまともなパンチの打ち合いでは
プロ経験豊富な我龍選手が技術では上であり、
秀虎選手も積極的にパンチを放つも
我龍選手のパンチ圧力にどんどん後退させられてコーナーへと詰められます。


我龍選手に詰められ、思わず両足タックル的な動きの出てしまう秀虎選手。





お互いパンチの上にローキックも蹴り合って
打撃戦を繰り広げ、秀虎選手もK-1選手を相手に攻防を見せます。

距離を詰めない秀虎選手を
ベロ出し挑発する我龍選手。



パンチの打ち合いで、秀虎選手が右に左に大きく頭を振って崩しを狙い
我龍選手は上体を安定させて迎え撃つ様にパンチを当てる展開で1Rが終了。




ラウンドインターバルとなります。






2Rが始まると、秀虎選手はセコンドの指示なのか、
パンチで前に出ると組んで首相撲へと持ち込む作戦に。
さすがに総合選手でもある秀虎選手は組み力においては
我龍選手といえども侮れないでしょう。
首相撲から逃れる我龍選手に秀虎選手がしがみついたままブレイクに。










再開され、前にでてクリンチを狙う秀虎選手。
我龍選手は右ローと前蹴りで距離を詰めさせず離れる作戦を取ります。
蹴り足を取って組み付き首相撲に持ち込む構えの秀虎選手。








前蹴りから前に出てパンチでプレッシャーを掛けに行く我龍選手。








そして右のローキックを蹴ってペースを掴もうとするも、
オーソドックスな攻撃となり
秀虎選手が我龍選手の攻撃に対応し始めて
ローの蹴り足を取りに行ったり、カウンターのパンチを放つなど
反撃が目立ち始めます。






秀虎選手がペースを掴み始め、
この試合初めてと言って良い、自分のペースで
ストレートを叩き込んで圧力を掛け攻勢に。

















さすがに我龍選手は老獪に秀虎選手に決定打は与えないものの
疲れが見え始めたのか、秀虎選手も我龍選手の圧力に負けなくなり始めて
序々にスタンドでの打撃戦が拮抗し始めます。
打撃戦で両者対峙のまま2R終了のゴングとなります。
3Rはその11にて。
次で完結です。
「益荒男-初陣」の観戦メモの続きです。
やっと最後の試合を書くことが出来ました。
誰か私に時間下さいよ・・・・
その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
その4はこちら。
その5はこちら。
その6はこちら。
その7はこちら。
その8はこちら。
その9はこちら。
■第26試合 75kgリミット キックルール 初代益荒男キックボクシングタイトルマッチ 3分2R
我龍真吾(ファイティングマスター) vs 秀虎(AK)
我龍真吾選手は、「喧嘩師」として有名なK-1選手ですので
今さら説明は不要でしょう。
第2代WMAF世界ミドル級王座、初代M-1ミドル級王座、
J-NETWORKウェルター級王座、日本ライト級王座(新日本キックボクシング協会)など
数々のベルトを獲得してきたキックボクサーであり、
その実力は疑うべくもありません。
対する秀虎選手は福岡県出身。
格闘技エリートの弟がいる環境で育った秀虎選手は、
弟とは違う道の格闘技を志してシュートボクセジャパンに加入。
その打撃センスを開花させ、アマチュア時代から
アマ打撃格闘技でも優勝候補と目され注目されたという選手です。
どのくらい注目されていたかというと、
アマ時代に出場した某全日本選手権で
「関係者から優勝候補に挙げられていた○○(秀虎選手の本名)が初戦で敗れる波乱が起こった。」
と書かれたほどでした。
しかしさすがに、キックボクシングルールでは
メジャーの舞台で活躍をしている我龍選手が優位なのは火を見るより明らかです。
はたしてどのような試合となったのでしょうか。
まずは秀虎選手の入場。
なかなか気合の入った表情で、丹精なマスクもあり
雰囲気のある登場です。
対する我龍選手は、プロとしてK-1で活躍する選手であるだけに
すでに入場シーンは見る者にとってはお馴染みです。
特攻服をまとったヤンキー丸出しの入場シーンは、
見るものに楽しさとワクワク感を非常に与えてくれます。
試合前のレフェリーの注意時に、
秀虎選手に思いっきりメンチを切りまくる我龍選手。
これが無いと我龍選手の試合は始まりません。
まずはお互いにスタンドで向き合ってのパンチの打ち合い。
秀虎選手は精悍な風貌で、またアマでは並ぶ者の無い打撃技術のある選手です。
しかし当たるのは見るからにヤンキーでしかない我龍選手のパンチ。
秀虎選手は序盤から必死に体を振り、我龍選手が受けて立つ形になります。
プロでの実績から当然分かってはいた事ですが、
改めてK-1まで上がるプロの我龍選手の凄さが分かる展開でした。
「あの秀虎が・・・」と、
プロの強さを見て頭を抱えるアウトサイダーは大勢いるんじゃないでしょうか(笑)
そしてスタンドでのパンチの打撃戦。
秀虎選手も積極的に打撃で前に出て打ち合って行きますが、
気の強い我龍選手も当然ボコボコと打ち返してパンチを振るいます。
さすがにレベルは低くない秀虎選手のパンチも小さく何度も当たりますが、
それ以上に我龍選手のパンチがまともに秀虎選手に当たる方が多く、
クリンチのもみ合いから打撃戦、といった展開が繰り返されます。
そして何度かの打撃の打ち合いが交錯した後に
前に出た秀虎選手に我龍選手のパンチがクリーンヒット。
秀虎選手は後方に倒れてダウンを奪われます。
自分のセコンドに向かって「無理無理」と一瞬、弱気な素振りを見せた秀虎選手。
対する我龍選手はベロを出して観客へダウンのアピールをしています。
試合が再開され、対峙の両者。
ダメージのある秀虎選手は前に出て我龍選手のパンチの距離を潰し、
クリンチからの攻め手を狙う構えか。
しかし我龍選手は肩や腕で秀虎選手を突き放して行きます。
接近戦ではお互いに膝蹴りも交錯。
距離が離れての打ち合いとなり、ストレートが放てる距離に。
さすがにまともなパンチの打ち合いでは
プロ経験豊富な我龍選手が技術では上であり、
秀虎選手も積極的にパンチを放つも
我龍選手のパンチ圧力にどんどん後退させられてコーナーへと詰められます。
我龍選手に詰められ、思わず両足タックル的な動きの出てしまう秀虎選手。
お互いパンチの上にローキックも蹴り合って
打撃戦を繰り広げ、秀虎選手もK-1選手を相手に攻防を見せます。
距離を詰めない秀虎選手を
ベロ出し挑発する我龍選手。
パンチの打ち合いで、秀虎選手が右に左に大きく頭を振って崩しを狙い
我龍選手は上体を安定させて迎え撃つ様にパンチを当てる展開で1Rが終了。
ラウンドインターバルとなります。
2Rが始まると、秀虎選手はセコンドの指示なのか、
パンチで前に出ると組んで首相撲へと持ち込む作戦に。
さすがに総合選手でもある秀虎選手は組み力においては
我龍選手といえども侮れないでしょう。
首相撲から逃れる我龍選手に秀虎選手がしがみついたままブレイクに。
再開され、前にでてクリンチを狙う秀虎選手。
我龍選手は右ローと前蹴りで距離を詰めさせず離れる作戦を取ります。
蹴り足を取って組み付き首相撲に持ち込む構えの秀虎選手。
前蹴りから前に出てパンチでプレッシャーを掛けに行く我龍選手。
そして右のローキックを蹴ってペースを掴もうとするも、
オーソドックスな攻撃となり
秀虎選手が我龍選手の攻撃に対応し始めて
ローの蹴り足を取りに行ったり、カウンターのパンチを放つなど
反撃が目立ち始めます。
秀虎選手がペースを掴み始め、
この試合初めてと言って良い、自分のペースで
ストレートを叩き込んで圧力を掛け攻勢に。
さすがに我龍選手は老獪に秀虎選手に決定打は与えないものの
疲れが見え始めたのか、秀虎選手も我龍選手の圧力に負けなくなり始めて
序々にスタンドでの打撃戦が拮抗し始めます。
打撃戦で両者対峙のまま2R終了のゴングとなります。
3Rはその11にて。
次で完結です。