2011年01月15日
11/27 VOLTAGE vol.1。紛れ込んで書いてみた その3。
さて、2010年11月27日にディファ有明で行われた
「VOLTAGE vol.1」の続きです。
その1はこちら。
その2はこちら。
■オープニングファイト 第2試合 ヘビー級(110kg) 3分2R
杉田匠(トライフォース スタイルズ・インフィニティ) vs 磯浩樹(横須賀総合格闘技道場DOBUITA)
杉田匠選手は1990年生まれで東京都千代田区出身。
柔道をベースとしている選手です。
水龍会を経て現在はトライフォース柔術アカデミースタイルズインフィニティにも所属。
スタンド、グランド、総合と幅広く格闘技の試合を経験しています。
【総合格闘技 戦績】
08. 2/ 3 第26回パンクラス・ゲート×2 ヘビー級(120.2kg未満)
×中村護(ALLIANCE-SQUARE) 1R 1分13秒 TKO
×染谷章太(バトラーツジム) 判定0-3
09. 8/20 THE OUTSIDER 第4戦
○雨宮禎 1R 2分58秒 一本(肩固め)
【柔術 戦績】
10. 4/29 トライフォース・チャレンジvol.3 白帯アブソルート級
○ボーダン・ダニエル(トライフォース青山) P6-0
【キックボクシング 戦績】
07. 2/18 KAMINARIMONワンマッチ大会 Bクラス
×内野一義(月心会) 判定0-3
07. 3/11 第95回新空手道交流大会 第18回全日本選手権大会K-2GP予選
【シュートボクシング 戦績】
08. 2/24 第2回全日本アマチュアシュートボクシング選手権東京大会 重量級 準優勝(4名参加)
一回戦 ○(対戦相手不明) TKO(2ノックダウン)
決勝 ×小澤陽一(高倉塾)
まず、杉田選手は打撃格闘技では
ある程度の実績を残している選手であり、
アマSBで準優勝をするなど
打撃スキルはなかなかの選手です。
一方グランドでは、柔道ベースながら
柔術では未だ白帯です。
打投極とオールラウンドで戦える選手ながら、
どちらかというと打撃の方がややスキルが高いのではないでしょうか。
一方の磯選手は1982年7月22日生まれで神奈川県横須賀市出身。
横須賀総合格闘技道場DOBUITAに所属する選手です。
磯選手は全くの格闘技素人の状態で道場に入門したのが
09年の8月という選手で、未だ格闘技暦は1年4ヶ月(試合当時)。
入門8ヶ月でプロになったという選手です。
【総合格闘技 戦績】
10. 3/ 4 八景フリーファイト 17 アマ修斗クラスDスーパーヘビー級
○クダ・ムテンダ(非公開) 判定45-39
10. 4/10 GRACHAN 4
○Mr.(坂口道場) 2R 判定3-0
10. 7/ 8 TRIBELATE vol.29 MMAヘビー級
○スチュワート・フルトン(スコットランド/フリー)TKO
アマチュア2戦をアマ修斗で勝利した磯選手は
10年4月に行われたDEEP系の格闘技イベント、GRACHANでプロデビュー。
坂口道場のMr.選手と対戦をしています。
試合はヘビー級ながらステップ、スイッチなどを使う磯選手が
ベタ足のメガトンスタイルのMr.選手を相手に
打撃戦で次々とパンチを当てて主導権を握り、
KOこそ奪えなかったものの
2Rを判定で圧勝しています。
参考(試合動画)
Youtube「grachan4 第九試合 磯浩樹 vsMr. 」
10年7月にはTRIBELATE vol.29で
スチュワート・フルトン(Stewart Fulton)選手と対戦。
フルトン選手は高田道場を経て、03年よりフリーでプロ選手として
活動を行っているベテランの古豪で
当然磯選手には格上の相手となります。
このフルトン選手を相手に磯選手は打撃で二度のダウンを奪い
見事にTKOで勝利を修めています。
これまではアマチュアでの活動がメインで
プロでの試合はこれが初めての杉田選手。
対する磯選手は格闘技キャリア自体は2年に満たないながらも
すでにプロで2戦をして実績を出しています。
キャリアの長いアマと、キャリアの短いプロ。
これはなかなか興味深い対戦です。






まずは青コーナー杉田選手の入場。リングサイドで両手を合わせてリングインをします。









対する磯選手も、同じようにリングサイドで両手を合わせての入場です。
奇しくも巨体の両選手が同じように祈りを捧げてリングへと踏み込む事となりました。



両選手の名前がコールされます。
杉田選手のセコンドにはトライフォースの柔術家の姿。



磯選手のセコンドには、師匠の長岡弘樹(Nagaoka Hiroki)選手。


和田良覚レフェリーの注意の後に
握手をする両選手。



グローブを合わせると
まず磯選手が前に出て右ロー。
杉田選手も右ローを返し、
両選手パンチの打ち合いとなります。


ここで杉田選手が蹴ったローキックが、
磯選手にローブローとなり試合が一時中断に。






再開されると、磯選手がパンチで前に出て圧力を掛け、
杉田選手もやや下がりながら打撃で応戦をします。




磯選手のパンチに合わせて両足タックルに入る杉田選手。
しかし磯選手はタックルを切ってがぶりに行きます。
杉田選手ががぶられたまま立ちあがり、
スタンドでのがぶり状態でしばらく膠着状態に。









お互いに離れるとスタンドでの打撃戦に。
杉田選手がやや前に出ながらパンチを振るい、
磯選手は若干下がりながらパンチで応戦。
パンチは磯選手の方が当たっています。












ローキックを織り交ぜてパンチの打ち合いをする両選手。
アマチュアの打撃で実績のある杉田選手が崩しに行くも
プロの磯選手はなかなか崩れず、安定してパンチを打ち返してきます。
前に出る杉田選手のパンチがなかなか当たらず、
下がる磯選手のパンチがたびたび細かくヒット。





杉田選手は尚も前に出てパンチから攻めるも、
磯選手が巨体で捌いて反撃の右フックを叩き込みます。



そして杉ブロックしなが下がってかわしに行くも浅くヒット。
蹴った杉田選手は磯選手のブロックにバランスを崩してグランドに倒れ
猪木アリ状態となります。





すかさずグランドに詰める磯選手と、
エビで逃げに行く杉田選手。
杉田選手がガードに戻し磯選手の腕を抱えたところで
1R終了のゴングとなります。
ゴングを聞き「ニヤリ」とした表情をする磯選手が印象的です。
1Rはパンチのヒット数などから
やや磯選手が優位だったラウンドでしょうか。





ラウンドインターバルのラウンドガール。
■渡辺萌依子
http://ameblo.jp/mekosanblg/
■桜井ちえ
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary_list&target_c_member_id=172
いろんな人の趣味で、無駄にレベルが高いです・・・・
写真はクリックすると大きくなるので、勝手にご覧ください。
2Rは続きのその4へ。
「VOLTAGE vol.1」の続きです。
その1はこちら。
その2はこちら。
■オープニングファイト 第2試合 ヘビー級(110kg) 3分2R
杉田匠(トライフォース スタイルズ・インフィニティ) vs 磯浩樹(横須賀総合格闘技道場DOBUITA)
杉田匠選手は1990年生まれで東京都千代田区出身。
柔道をベースとしている選手です。
水龍会を経て現在はトライフォース柔術アカデミースタイルズインフィニティにも所属。
スタンド、グランド、総合と幅広く格闘技の試合を経験しています。
【総合格闘技 戦績】
08. 2/ 3 第26回パンクラス・ゲート×2 ヘビー級(120.2kg未満)
×中村護(ALLIANCE-SQUARE) 1R 1分13秒 TKO
×染谷章太(バトラーツジム) 判定0-3
09. 8/20 THE OUTSIDER 第4戦
○雨宮禎 1R 2分58秒 一本(肩固め)
【柔術 戦績】
10. 4/29 トライフォース・チャレンジvol.3 白帯アブソルート級
○ボーダン・ダニエル(トライフォース青山) P6-0
【キックボクシング 戦績】
07. 2/18 KAMINARIMONワンマッチ大会 Bクラス
×内野一義(月心会) 判定0-3
07. 3/11 第95回新空手道交流大会 第18回全日本選手権大会K-2GP予選
【シュートボクシング 戦績】
08. 2/24 第2回全日本アマチュアシュートボクシング選手権東京大会 重量級 準優勝(4名参加)
一回戦 ○(対戦相手不明) TKO(2ノックダウン)
決勝 ×小澤陽一(高倉塾)
まず、杉田選手は打撃格闘技では
ある程度の実績を残している選手であり、
アマSBで準優勝をするなど
打撃スキルはなかなかの選手です。
一方グランドでは、柔道ベースながら
柔術では未だ白帯です。
打投極とオールラウンドで戦える選手ながら、
どちらかというと打撃の方がややスキルが高いのではないでしょうか。
一方の磯選手は1982年7月22日生まれで神奈川県横須賀市出身。
横須賀総合格闘技道場DOBUITAに所属する選手です。
磯選手は全くの格闘技素人の状態で道場に入門したのが
09年の8月という選手で、未だ格闘技暦は1年4ヶ月(試合当時)。
入門8ヶ月でプロになったという選手です。
【総合格闘技 戦績】
10. 3/ 4 八景フリーファイト 17 アマ修斗クラスDスーパーヘビー級
○クダ・ムテンダ(非公開) 判定45-39
10. 4/10 GRACHAN 4
○Mr.(坂口道場) 2R 判定3-0
10. 7/ 8 TRIBELATE vol.29 MMAヘビー級
○スチュワート・フルトン(スコットランド/フリー)TKO
アマチュア2戦をアマ修斗で勝利した磯選手は
10年4月に行われたDEEP系の格闘技イベント、GRACHANでプロデビュー。
坂口道場のMr.選手と対戦をしています。
試合はヘビー級ながらステップ、スイッチなどを使う磯選手が
ベタ足のメガトンスタイルのMr.選手を相手に
打撃戦で次々とパンチを当てて主導権を握り、
KOこそ奪えなかったものの
2Rを判定で圧勝しています。
参考(試合動画)
Youtube「grachan4 第九試合 磯浩樹 vsMr. 」
10年7月にはTRIBELATE vol.29で
スチュワート・フルトン(Stewart Fulton)選手と対戦。
フルトン選手は高田道場を経て、03年よりフリーでプロ選手として
活動を行っているベテランの古豪で
当然磯選手には格上の相手となります。
このフルトン選手を相手に磯選手は打撃で二度のダウンを奪い
見事にTKOで勝利を修めています。
これまではアマチュアでの活動がメインで
プロでの試合はこれが初めての杉田選手。
対する磯選手は格闘技キャリア自体は2年に満たないながらも
すでにプロで2戦をして実績を出しています。
キャリアの長いアマと、キャリアの短いプロ。
これはなかなか興味深い対戦です。
まずは青コーナー杉田選手の入場。リングサイドで両手を合わせてリングインをします。
対する磯選手も、同じようにリングサイドで両手を合わせての入場です。
奇しくも巨体の両選手が同じように祈りを捧げてリングへと踏み込む事となりました。
両選手の名前がコールされます。
杉田選手のセコンドにはトライフォースの柔術家の姿。
磯選手のセコンドには、師匠の長岡弘樹(Nagaoka Hiroki)選手。
和田良覚レフェリーの注意の後に
握手をする両選手。
グローブを合わせると
まず磯選手が前に出て右ロー。
杉田選手も右ローを返し、
両選手パンチの打ち合いとなります。
ここで杉田選手が蹴ったローキックが、
磯選手にローブローとなり試合が一時中断に。
再開されると、磯選手がパンチで前に出て圧力を掛け、
杉田選手もやや下がりながら打撃で応戦をします。
磯選手のパンチに合わせて両足タックルに入る杉田選手。
しかし磯選手はタックルを切ってがぶりに行きます。
杉田選手ががぶられたまま立ちあがり、
スタンドでのがぶり状態でしばらく膠着状態に。
お互いに離れるとスタンドでの打撃戦に。
杉田選手がやや前に出ながらパンチを振るい、
磯選手は若干下がりながらパンチで応戦。
パンチは磯選手の方が当たっています。
ローキックを織り交ぜてパンチの打ち合いをする両選手。
アマチュアの打撃で実績のある杉田選手が崩しに行くも
プロの磯選手はなかなか崩れず、安定してパンチを打ち返してきます。
前に出る杉田選手のパンチがなかなか当たらず、
下がる磯選手のパンチがたびたび細かくヒット。
杉田選手は尚も前に出てパンチから攻めるも、
磯選手が巨体で捌いて反撃の右フックを叩き込みます。
そして杉ブロックしなが下がってかわしに行くも浅くヒット。
蹴った杉田選手は磯選手のブロックにバランスを崩してグランドに倒れ
猪木アリ状態となります。
すかさずグランドに詰める磯選手と、
エビで逃げに行く杉田選手。
杉田選手がガードに戻し磯選手の腕を抱えたところで
1R終了のゴングとなります。
ゴングを聞き「ニヤリ」とした表情をする磯選手が印象的です。
1Rはパンチのヒット数などから
やや磯選手が優位だったラウンドでしょうか。
ラウンドインターバルのラウンドガール。
■渡辺萌依子
http://ameblo.jp/mekosanblg/
■桜井ちえ
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary_list&target_c_member_id=172
いろんな人の趣味で、無駄にレベルが高いです・・・・
写真はクリックすると大きくなるので、勝手にご覧ください。
2Rは続きのその4へ。