2011年01月15日
11/27 VOLTAGE vol.1。紛れ込んで書いてみた その4。
さて、2010年11月27日にディファ有明で行われた
「VOLTAGE vol.1」の続きです。
その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
オープニングファイト第2試合、
杉田匠(トライフォース スタイルズ・インフィニティ) vs 磯浩樹(横須賀総合格闘技道場DOBUITA)戦の
第2ラウンドの様子です。






2Rが始まると、1R同様にパンチ主体で攻め込む磯選手に対して
杉田選手はK-2やシュートボクシングなどで培った技術を生かし
右ミドルを蹴り込み蹴り技中心での攻めにシフトします。




得意のミドルキックを中心に、離れた距離から有効に蹴りを使って
磯選手のパンチのお射程外から攻撃を加える杉田選手。
1Rとは代わって杉田選手がやや主導権の展開です。






しかし磯選手もプロのプライドがあり
杉田選手に右フックを叩き込んで杉田選手を朦朧とさせるシーンも。








ローキックを織り交ぜる事で打撃で押し始めた杉田選手。
磯選手にはすでにやや疲れも見え、
これまでは下がってカウンターのパンチを入れていたのが
ただ下がるだけのシーンがだんだんと増えて行きます。
結果杉田選手は蹴りだけでなく、パンチを当てはじめる事に。




打撃で杉田選手が前に出て
だんだんと磯選手をロープへと圧力で押し込んで行きます。



杉田選手が両足タックルに行くも、磯選手は切って潰して
上からサイドポジションを奪います。




しかし杉田選手は下から左膝をねじ込んでオープンガードに戻す事に成功。




そしてクロスガードから、下からの腕十字を仕掛けてキャッチを奪います。





杉田選手が渾身で腕を極めに行くも、
磯選手は極まりかけた腕を堪えて上から強引に潰し、
危なかったもののなんとか極めから逃れてサイドポジションへとつきます。



そして磯選手が上からパウンドを狙ったところでゴング。




判定が読み上げられ、2Rで逆転攻勢に転じた杉田選手が
グランドでキャッチを奪ったこともあって判定で支持を得て勝利を修めました。
通常、100kg超のメガトンなカードは、
デブが二人、リングの中央で足を止めて殴りあうという
いわゆるメガトンファイトになりがちです。
しかしながら、まず磯選手はさすがプロで、
軽快にステップを使い技術を使ったパンチを見せてくれました。
対する杉田選手も、アマでの打撃ルールの経験が豊富なだけに
その巨体には似合わない、高い蹴りを駆使してくれました。
磯選手はアマから総合ルールでは無敗の選手で、
1年少々でプロまで昇格したという選手です。
殴り合いの下地はありそうですが、ジムの練習で見事に技術を見に着けています。
対する杉田選手は格闘技キャリア自体は磯選手よりも杉田選手の方が長く、
アマチュアで様々な格闘技を経験している選手です。
今回の試合では、パンチではプロの磯選手に押されたものの
キックを主体に戦法チェンジをして主導権を奪い返し、
寝技でキャッチを奪って見事に勝利をもぎ取りました。
キャリアの浅いプロを、長いアマチュアが倒すのは
どの格闘技でもたまにあるシーンですが
相手はプロなだけに、言うほど楽な事ではありません。
チャンスを見事に生かした杉田選手はお見事でした。


試合が終わり、リングインするラウンドガールのサービスショット(笑)

敗れて OTZ の状態の磯選手。


勝利者の撮影で、経験のあるボディービルのポージングを取る杉田選手。


そして勝利者のマイクを取る杉田選手。

「今まで、アウトサイダーとか、アマの大会でやってきて、

「VOLTAGEはプロの興行ということで、
今までプロは女性としか肌を合わせた事が無くって・・・

「今回プロと肌を合わせてみて、やっぱりプロはすげえなと。
ありがとうございました。」
ここまででオープニングファイトの2試合が終わります。
次の試合からは本戦試合となります。
つづきはその4へ。
「VOLTAGE vol.1」の続きです。
その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
オープニングファイト第2試合、
杉田匠(トライフォース スタイルズ・インフィニティ) vs 磯浩樹(横須賀総合格闘技道場DOBUITA)戦の
第2ラウンドの様子です。
2Rが始まると、1R同様にパンチ主体で攻め込む磯選手に対して
杉田選手はK-2やシュートボクシングなどで培った技術を生かし
右ミドルを蹴り込み蹴り技中心での攻めにシフトします。
得意のミドルキックを中心に、離れた距離から有効に蹴りを使って
磯選手のパンチのお射程外から攻撃を加える杉田選手。
1Rとは代わって杉田選手がやや主導権の展開です。
しかし磯選手もプロのプライドがあり
杉田選手に右フックを叩き込んで杉田選手を朦朧とさせるシーンも。
ローキックを織り交ぜる事で打撃で押し始めた杉田選手。
磯選手にはすでにやや疲れも見え、
これまでは下がってカウンターのパンチを入れていたのが
ただ下がるだけのシーンがだんだんと増えて行きます。
結果杉田選手は蹴りだけでなく、パンチを当てはじめる事に。
打撃で杉田選手が前に出て
だんだんと磯選手をロープへと圧力で押し込んで行きます。
杉田選手が両足タックルに行くも、磯選手は切って潰して
上からサイドポジションを奪います。
しかし杉田選手は下から左膝をねじ込んでオープンガードに戻す事に成功。
そしてクロスガードから、下からの腕十字を仕掛けてキャッチを奪います。
杉田選手が渾身で腕を極めに行くも、
磯選手は極まりかけた腕を堪えて上から強引に潰し、
危なかったもののなんとか極めから逃れてサイドポジションへとつきます。
そして磯選手が上からパウンドを狙ったところでゴング。
判定が読み上げられ、2Rで逆転攻勢に転じた杉田選手が
グランドでキャッチを奪ったこともあって判定で支持を得て勝利を修めました。
通常、100kg超のメガトンなカードは、
デブが二人、リングの中央で足を止めて殴りあうという
いわゆるメガトンファイトになりがちです。
しかしながら、まず磯選手はさすがプロで、
軽快にステップを使い技術を使ったパンチを見せてくれました。
対する杉田選手も、アマでの打撃ルールの経験が豊富なだけに
その巨体には似合わない、高い蹴りを駆使してくれました。
磯選手はアマから総合ルールでは無敗の選手で、
1年少々でプロまで昇格したという選手です。
殴り合いの下地はありそうですが、ジムの練習で見事に技術を見に着けています。
対する杉田選手は格闘技キャリア自体は磯選手よりも杉田選手の方が長く、
アマチュアで様々な格闘技を経験している選手です。
今回の試合では、パンチではプロの磯選手に押されたものの
キックを主体に戦法チェンジをして主導権を奪い返し、
寝技でキャッチを奪って見事に勝利をもぎ取りました。
キャリアの浅いプロを、長いアマチュアが倒すのは
どの格闘技でもたまにあるシーンですが
相手はプロなだけに、言うほど楽な事ではありません。
チャンスを見事に生かした杉田選手はお見事でした。
試合が終わり、リングインするラウンドガールのサービスショット(笑)
敗れて OTZ の状態の磯選手。
勝利者の撮影で、経験のあるボディービルのポージングを取る杉田選手。
そして勝利者のマイクを取る杉田選手。
「今まで、アウトサイダーとか、アマの大会でやってきて、
「VOLTAGEはプロの興行ということで、
今までプロは女性としか肌を合わせた事が無くって・・・
「今回プロと肌を合わせてみて、やっぱりプロはすげえなと。
ありがとうございました。」
ここまででオープニングファイトの2試合が終わります。
次の試合からは本戦試合となります。
つづきはその4へ。